2024年株価値上がり率ランキング【東証グロース】
※1 ランキング企業=ログミーFinanceに掲載された銘柄のみ(一部企業名は略称)※2 値上がり率=2023年終値と2024年12月25日終値から算出した年間株価値上がり率
順位 | 値上がり率(%) | 証券コード | 企業名 | 12月25日終値(円) |
---|---|---|---|---|
1 | 200.1 | 3300 | アンビション DX HD | 2,230 |
2 | 188.2 | 6574 | コンヴァノ | 2,000 |
3 | 163.2 | 7097 | さくらさくプラス | 1,921 |
4 | 136.7 | 9343 | アイビス | 3,685 |
5 | 133.3 | 7378 | アシロ | 1,689 |
6 | 116.2 | 3474 | G−FACTORY | 735 |
7 | 115.6 | 5259 | BBDイニシアティブ | 1,199 |
8 | 107.4 | 6026 | GMO TECH | 8,440 |
9 | 98.2 | 9556 | INTLOOP | 6,430 |
10 | 94.8 | 4416 | True Data | 892 |
11 | 76.6 | 6562 | ジーニー | 1,683 |
12 | 75.6 | 5532 | リアルゲイト | 2,470 |
13 | 65.7 | 2997 | ストレージ王 | 951 |
14 | 65.1 | 5026 | トリプルアイズ | 1,101 |
15 | 63.7 | 7157 | ライフネット生命保険 | 1,924 |
16 | 60.2 | 5138 | Rebase | 1,362 |
17 | 56.1 | 3497 | LeTech | 1,386 |
18 | 51.9 | 7695 | 交換できるくん | 3,185 |
19 | 45.0 | 4476 | AI CROSS | 1,838 |
20 | 44.1 | 4258 | 網屋 | 3,320 |
21 | 39.2 | 4011 | ヘッドウォータース | 11,040 |
22 | 39.0 | 4256 | サインド | 1,091 |
23 | 34.4 | 5029 | サークレイス | 613 |
24 | 28.1 | 4255 | THECOO | 633 |
25 | 27.0 | 7343 | ブロードマインド | 1,317 |
26 | 25.8 | 4477 | BASE | 307 |
27 | 24.8 | 7345 | アイ・パートナーズフィナンシャル | 563 |
28 | 23.5 | 5586 | Laboro.AI | 909 |
29 | 23.1 | 6545 | インターネットインフィニティー | 475 |
30 | 20.8 | 5025 | マーキュリー | 615 |
東証グロースで上位5位にランクインした銘柄の株価上昇要因
1位 アンビションDX HD (3300)の主な株価値上がり要因
8月の決算説明で以下のポイントを発表しました。
大幅な増配の発表:2025年6月期の配当を前期比68円増の105円(普通配当55円、記念配当50円)に引き上げることを発表しました。これにより配当利回り(予想)が2.35%から9.88%に大幅に上昇しました。
好調な業績:2024年6月期の決算で売上高が前年比16.1%増、営業利益が70%増、経常利益が69.1%増、当期純利益が70.4%増と、すべての指標で過去最高の業績を達成しました。
積極的な成長戦略:主力の賃貸DXプロパティマネジメント事業と売買DXインベストメント事業の営業利益が大幅に増加し、管理戸数の増加と高い入居率、外国人契約者数の増加などが好調な業績に寄与しています。
11月の発表も株価を押し上げる要因となったようです。
好調な業績:2025年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常損益が15.1億円の黒字に転換し、前年同期の2.3億円の赤字から大幅に改善しました。売上営業損益率も前年同期の-2.6%から10.6%へと急改善しています。
通期業績予想の上方修正:2025年6月期の連結業績予想を上方修正し、売上高532.9億円(前期比26.7%増)、営業利益35.3億円(同29.3%増)、経常利益31.0億円(同23.7%増)、当期純利益22.8億円(同39.1%増)と、大幅な増収増益を見込んでいます。
積極的な株主還元:2025年6月期の年間配当予想を前期比68円増の105円(普通配当55円、記念配当50円)に引き上げることを発表しました。これにより配当利回り(予想)が大幅に上昇しています。
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2位 コンヴァノ(6574)の主な株価値上がり要因
前年比増収と営業黒字化達成:2月の決算説明で、人流の回復と顧客単価向上の施策等が寄与して前年比増収、営業黒字化達成。戦略的投資を加速させることを発表しました。
筆頭株主の株譲渡先が安定保有方針:4月には筆頭株主の青木氏が保有する株式(72%)を資産管理会社NTに譲渡したと発表し、株価が上昇。NTは純投資目的で経営には不参加の方針を示し、大量売却への懸念が後退したことが好感されました。
業績の改善:8月の決算説明で、2025年3月期第1四半期の業績が改善し、売上高が前年同期比7.4%増の7億円となったことを発表しました。
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3位 さくらさくプラス(7097)の主な株価値上がり要因
株主優待制度の新設:12月12日の取引終了後、200株以上を保有する株主に対し年2回、各1万円分のQUOカードを贈呈する株主優待制度の新設を発表しました。
高い株主還元率:新設された株主優待により、12月12日時点で200株保有時の配当と株主優待を合わせた総合利回りが12.21%に達するという記事も出て、13日からぐんと株価が上がりました。
積極的な増配:2025年7月期の配当を前期比20%増の24円に増配する予定を発表しました。これは4期連続の増配となります。
これらの株主還元強化策が投資家に好感され、12月12日の発表後、さくらさくプラスの株価が急騰しました。
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4位 アイビス(9343)の主な株価値上がり要因
大幅な増収増益達成を発表:2月の決算説明にて、「ibisPaint」のサブスクリプション売上が、2022年度の1.9億円から、2023年年度は66.5パーセント増の3.3億円となるなど大幅な増収増益を発表しました。
業績の大幅な上方修正:8月の決算説明でも、2024年12月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を47.9億円(前期比17.3%増)、営業利益を11.6億円(同2.7倍)に引き上げました。
積極的な株主還元:また、2024年12月期の配当予想を30円から40円に増額し、前期比185.7%増となる大幅増配を発表しました。
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5位 アシロ(7378)の主な株価値上がり要因
業績の大幅な上方修正:9月13日に2024年10月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を45.2億円(前期比41.4%増)、営業利益を2.4億円(同4.6倍)に引き上げました。メディア事業が想定以上に好調だったことが要因です。
積極的な株主還元:9月30日に2024年10月期の年間配当を22.84円とする予想を発表しました。これは前期の13.61円から大幅な増配となり、投資家の関心を集めました。
通期業績の黒字転換と増配:12月13日に2024年10月期の連結最終損益が1.4億円の黒字(前期は1200万円の赤字)に転換したことを発表。同時に年間配当を24.18円に増額し、2025年10月期も33.9円への増配を予定していることを明らかにしました。個人投資家・機関投資家合同IRセミナーでも、2025年10月期予算の目標を売上収益は63.3億円、営業利益は12.7億円に上方修正することを発表しました。
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本記事の掲載内容は株価上昇時の振り返りで、最新の情報ではありませんのでご注意ください。
年明けには、東証プライム市場、スタンダード市場のランキングも発表予定です。お楽しみに!