用語解説
デリバティブは「金融派生商品」とも呼ばれ、株式や債券、為替などの原資産から派生して生まれた金融商品の総称です。英語の「derive（派生する）」に由来し、原資産の価格変動に連動してその価値が決定されます。
主な種類には先物取引、オプション取引、スワップ取引などがあり、これらを組み合わせた複合商品も存在します。
デリバティブの特徴は、原資産そのものを保有せずにリスクのみを分離して取引できることです。これにより価格変動リスクのヘッジや投機的な高収益追求が可能となります。少額の資金で大規模な取引ができるレバレッジ効果により、ハイリスク・ハイリターンの投資手段として活用されています。一方で複雑な仕組みのため、高度なリスク管理技術と十分な理解が必要な金融商品です。