株式会社アシロ個人投資家向けIRセミナー
中山博登氏(以下、中山):株式会社アシロ代表取締役社長の中山です。本日も第2四半期決算説明会をご覧くださいまして、誠にありがとうございます。また、アーカイブもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
さっそく決算プレゼンを開始します。私のプレゼンは非常に短いですので、今日これからでも質問を数多く送っていただけたらうれしいと思っています。よろしくお願いします。
25年10月期2Q マネジメントメッセージ
中山:マネジメントメッセージの部分で私が追加してご説明するのは、派遣事業の売却に関しての補足です。
弊社が今後予定している大きな構造改革において、AIを中心に事業を営むという決断をしました。その中で、売却したヒトタスという人材派遣事業が、どうしてもAIの活用や活用できる領域、そしてAIの活用によって競争優位性を作ることが非常に難しいと判断しました。そのため、選択と集中という観点から派遣事業を売却するに至ったということです。
売上が思ったより伸びなかった、事業成長が見込めないというよりは、そうした事業の選択と集中が我々の意思決定として大きな軸となっています。
それ以外に関してはスライドに記載のとおりですので、省略します。
25年10月期2Q マネジメントメッセージ ー3Q以降の見通しー
中山:第3四半期以降の見通しに関するメッセージは、スライドに記載のとおりです。我々もすでに流行などという次元ではなくなってきていると感じています。
スライドに記載のとおり、全領域にAIを活用しきっていかないと本当に取り残されるという危機感を持って、抜本的に事業構造を含め変えていく必要があると判断しています。AIをフル活用していく企業に変わっていくのだという意思決定を行っています。
既存の業務フローの改善や既存商品のブラッシュアップのようなことをすでに実施しています。今期中に我々独自のAIプロダクトもローンチできる見込みで進んでいます。なんとか今期中に我々らしいAIプロダクトもお見せできればよいと思っています。
今後に関しても、基本的にはAIが絡むか絡まないかによって、その事業領域に進出していくのか、していかないのかという判断にはなっていくかと思います。したがって、基本的にAIがまったく絡まない領域に関しては、基本的には我々が事業として戦略的に進出していくことは、あまりなくなっていくかと思います。
CONTENTS
中山:サマリー等についてご説明します。まず3点、お詫びがあります。
1点目が前期、第2四半期中に私の株式の持分に関して、リリース等に誤った情報が出たことをお詫び申し上げたいと思っています。
2点目は、抜本的なAI活用によって第1四半期にかなりの期待値を持っていただいて、第2四半期はなおいっそう変えていく、期待してほしい、というご説明を差し上げた点です。
もちろん抜本的に変えていますし、AIもフル活用しています。しかし、おそらく投資家さまからすると、AIを活用していくのだと言っているのはわかるが、実際収益にどうやってつながるのか、あるいは、どのようなプロダクトで、どのように成長を牽引していくのかが、わかりづらかったと思います。
実際のところ今回の決算発表で、我々はAIを活用して、このように収益につなげていくのだという、収益のところまでセットでご説明を差し上げるはずでした。しかし、諸事情により諸々の進捗が遅れた部分もあり、第2四半期の決算にAIと数字の部分を絡めてご説明するところまで間に合わなかったという点をお詫びしたいと思います。
同時に、AIと収益とがまだ絡まずに、今回の決算の数字が出てきています。まだ新しいことが絡んできていない段階で、この数字が出ていることに関しては、ご期待いただいてもよいのかと思っています。
すみません、3つ謝ることがあったのですが、3点目を忘れてしまいました。大事なお詫びですので、思い出したら、あらためてお詫びします。いったん、次に移ります。
荒井沙織氏(以下、荒井):では、続いてお願いします。
事業内容(事業分類)
中山:既存事業はスライドに記載のとおりで、前回と同様なのですが、AIに関しては、スライドの左側にあるように、すでに全領域で現場ではかなり活用されてきています。
事業内容(収益構成比)
中山:売上と営業利益の構成比率です。売上と営業利益のところにHR事業が加算されてきているのが大きな変化なのかと思っています。
ビジネスモデル
中山:ビジネスモデルはスライドに記載のとおりです。
25年10月期2Q(25年2月-25年4月)決算サマリー
中山:売上収益です。営業利益率はスライドに記載している数字になっており、もう少し高めることができたのではないかという反省を感じています。
25年10月期2Q(25年2月-25年4月)事業別サマリー
中山:事業別サマリーです。売上収益はともに順調に拡大しています。しかし、よいことばかりお伝えしても仕方がありませんので、少しだけネガティブなことをお伝えさせていただきます。
派生メディアの部分で、AIにおける検索エンジンの変化という現象がかなり頻繁に起こっています。リーガルメディアの領域ではあまり大きく影響を受けていないのですが、派生メディアの自然検索で、若干AIにおける検索結果の要約のようなものが発生するようになってきています。
現状、実態としてその影響を懸念しているというわけではないのですが、これまでとかなりルールが変わってきている点で、今後我々も少し注視していかなければいけないことは、一応ご説明しておきます。
なお、全社ではYoYで減っているのですが、これは前期に投資的な開発や第2四半期の減損といった、全社的なコスト増加が発生したためです。
ただAIのプロダクト開発などに確実に注力しており、投資も着実に進めている中で、この売上・利益水準を保てているという点は、ご理解いただけたらと思っています。
25年10月期 通期予算に対する進捗率
中山:通期予算に対する進捗です。悪くない進捗ですし、上方修正してもおかしくないような数字となってきています。
これまでの我々の収益の立て方で言うと、第1四半期から第2四半期にかけて数字が上がっていく一方、我々の会社の歴史上、第2四半期から第3、第4四半期がやや下がる傾向にはあるものの、上期と下期を比較して、下期が上期に大幅にショートするといったことはなかなか起こりづらいことを考えると、上期と同等レベル、あるいは、それ以上の売上および利益が生じてもおかしくない状況ではあります。
しかし、なぜ上方修正しないのかをお伝えすると、保険新商品の販売の時期が未確定であるという点にあります。
また、保険新商品を販売できる時期によって、備金がいつ発生するかが不確定要素としてまだ残っているという点を鑑みて、予算は変更していません。しかし、保険を除くメディアやHRという事業に関しては、これまでの実績どおりいけば、上期と同等か同等以上に売上や利益が出ても別におかしくないかと思っています。
なお、売上収益が上方修正されて、営業利益も上方修正された場合、配当がどのようになるかを、追記としてご説明しておきます。
基本スタンスとして、配当性向30パーセントを上場来継続しています。そのため、営業利益が上方修正されれば、もちろん配当も上方修正されることになるかと思いますので、ご期待いただければと思っています。
売上収益(事業別 四半期推移)
中山:売上収益は、YoYでかなり伸ばせているという状況です。特にリーガルメディアの高価格帯の商材が、我々が思った以上にニーズが強く、ここが我々の想定よりも大きく数字に反映されてきているところです。
営業利益(四半期推移)
中山:営業利益率の数値は第1四半期と同等程度出せたはずではないかと思っていますので、ここは反省する点と感じています。
コスト構造(四半期推移)
中山:先ほどご説明したYoYでのコストに関する部分です。全体として上がっていますが、確実に投資もできています。よって、コストを無理やり下げて営業利益を出したわけではありません。
25年10月期 2Q事業ハイライト
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
収益モデル及び主要KPI
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
収益モデル及び主要KPI
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
収益モデル及び主要KPI
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
収益モデル及び主要KPI
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
連結四半期決算(PL)
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
連結四半期決算(BS/CF)
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
弁護士数の増加による市場拡大
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
インターネット広告市場の拡大
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
企業内弁護士数の増加
中山:スライドに記載のとおりですので、ご覧ください。
新ASIROに込めた想い
中山:ロゴが変わりました。
荒井:新しくなり、さらに格好よくなりましたね。前のロゴも私は非常に好きだったのですが、なにか動きが出ましたね。
中山:ありがとうございます。AI企業への挑戦という意味で、「ASIRO is All In on AI.」としています。AIを善導していく社内外に対するメッセージも込めて、ロゴを変更しています。
また、投資家さんは誰も気づかれていないかもしれないのですが、ホームページのリニューアルも本日の決算発表の直前に実施しています。格好よくなっていますので、ご覧いただけたらうれしく思います。
新しいロゴで心機一転、AIを中心に引き続き成長を継続できればと考えていますので、みなさまもご期待いただければと思っています。私からのプレゼンは以上です。
荒井:ありがとうございました。ロゴといえば、中山社長はロゴ入りのTシャツ姿などのイメージがありますが、今日はまっさらな状態ですね。
中山:そうですね。新ロゴに変わったものの、新ロゴのTシャツがさすがに間に合わなかったため、今回は真っ白です。何ものにも染まっていない状態で来たのですが、次回の第3四半期の決算発表会では、新ロゴのTシャツを着て挑めるのではないかと思っています。
荒井:白黒なのか色が入るのか、そのあたりも楽しみにしています。
質疑応答:新中期経営計画の達成確度について
荒井:「新中期経営計画について、中山社長として達成確度はどの程度あるのでしょうか?」というご質問です。
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