用語解説
レバレッジとは「てこの原理」を意味する投資用語で、少ない資金で大きな取引を行う仕組みのことです。物理の世界でてこが小さな力で重いものを動かせるように、投資においても元手資金の数倍から数十倍の金額で取引することが可能になります。
代表的な例として、信用取引では委託保証金の約3.3倍まで、FXでは最大25倍まで(日本国内で個人の場合)の取引が認められています。先物取引やオプション取引でも同様にレバレッジを活用できます。このレバレッジ効果により、投資家は限られた資金でも大きな利益を狙うことができます。
しかし、レバレッジは利益だけでなく損失も拡大させる両刃の剣です。予想と反対に相場が動いた場合、元手資金を上回る損失が発生する可能性もあります。そのため、レバレッジを利用する際は、リスク管理を徹底し、自身の資金力に見合った取引規模を維持することが重要です。