用語解説
VIX指数は「Volatility Index」の略称で、シカゴオプション取引所(CBOE)がS&P500を対象としたオプション取引のボラティリティを基に算出・公表している指数です。投資家の将来に対する不安や警戒感を数値化したもので、「恐怖指数」とも呼ばれています。
通常は10~20の範囲で推移し、20を超えると市場の強い警戒感を示すとされています。
数値が高いほど投資家の不安心理が高まっていることを意味し、相場の先行き不透明感を表す重要な指標として活用されています。
日本市場には同様の指標として日経平均VIがあり、日経平均先物とオプションの価格から算出されます。
また、VIX指数に連動するETFも上場されており、投資家がボラティリティを取引対象とすることも可能となっています。