用語解説
配当とは、企業が稼ぎ出した利益を株主に分配することです。株主は、利益配当請求権に基づき配当を受け取ることができ、権利確定日における株主名簿に記載されている者のみが受け取る権利を持ちます。配当は株主が保有する株数に比例して分配されます。
配当の種類
配当には主に以下の種類があります。
普通配当:通常の事業活動による利益を分配するもの
特別配当:特別な利益が出た際などに実施するもの
記念配当:創業50年や上場20年などの節目に行うもの
普通配当は年1回か2回が一般的ですが、四半期ごとに配当する企業もあります。配当は企業の方針によって異なり、必ず行われるものではなく、赤字の場合や成長投資を優先する方針の場合は配当が行われないこともあります。
配当を中断していた企業が再開することを「復配」、配当額を増やすことを「増配」、減らすことを「減配」、配当を出さないことを「無配」といいます。復配や増配のニュースは株価にプラスに、減配や無配転落のニュースはマイナスに作用する傾向があります。