ログミー IR Meet 2026夏 開催レポート 前編
会場参加者の3割超が運用額5,000万円以上!「ログミー IR Meet 2026夏」開催レポート
運用額5,000万円以上が3割超 「ログミー IR Meet 2026夏」開催レポート
2026年6月20日(土)、ログミーFinanceは個人投資家向けハイブリッドイベント「ログミー IR Meet 2026夏」を、渋谷ストリームホールおよびオンラインで開催しました。
第7回となる今回は、会場参加枠を当初の150名から175名へ増枠。上場企業4社によるIRセミナー、9社の企業紹介ブース、投資系インフルエンサーによるスペシャルステージ、アフターパーティを通じて、企業と個人投資家がリアルに対話する一日となりました。
本記事では、当日のプログラムや参加者属性、登壇企業・出展企業との対話の様子をお届けします。
参加申込者の9割以上が20代から50代の現役世代
会場参加申込者の年齢層は40代が最多となり、20代から50代の現役世代が全体の9割以上を占めました。資産形成や投資判断の中心を担う世代から、リアルイベントへの高い関心が寄せられたことがうかがえます。
また、会場参加申込者の株式運用額では、5,000万円以上の投資家が全体の33.3%を占めました。企業との直接対話に高い関心を持つ、資産規模の大きい個人投資家からも多くのお申し込みをいただきました。

STF氏×ちょる子氏のスペシャル対談!「2026年を勝ち抜く投資戦略」

来場者から大きな関心が寄せられたスペシャルステージでは、個人投資家のSTF氏とちょる子氏が登壇しました。現下の難しい相場環境における投資スタンスや、2026年を勝ち抜くための戦略について語っていただきました。
会場限定のプログラムとして実施された本ステージでは、投資判断の考え方や銘柄を見る際の視点など、個人投資家にとって実践的な内容が多く語られました。参加者からの関心も高く、会場全体が熱気に包まれるセッションとなりました。
なお、STF氏とちょる子氏によるスペシャルステージの詳細は、後編記事で一部をレポートする予定です。
※スペシャルステージは会場限定コンテンツのため、アーカイブ配信はございません。
上場4社が登壇、成長戦略と事業の現在地を個人投資家に説明
IRセミナーでは、イーレックス(9517)、ユーグレナ(2931)、TORICO(7138)、ギークス(7060)の上場企業4社が登壇しました。各社の経営陣が、事業環境や中長期の成長戦略、株主還元方針などについて説明し、会場・オンラインの個人投資家から寄せられた質問にも回答しました。
2030年度に税引前利益250億円から300億円へ 蓄電池・バイオマス発電・海外事業で成長を描く

登壇:イーレックス株式会社 常務取締役 田中稔道氏
第1部では、イーレックスの常務取締役・田中稔道氏が登壇しました。同社は「AI時代の電力不足解消と脱炭素に貢献する会社」として、創業事業である電力小売に加え、国内バイオマス発電、バイオマス燃料、海外発電事業を展開しています。電力小売では年間約40億キロワットアワーを販売し、売上はおよそ900億円規模となっています。
セッションでは、ゲストとの対談を通じて、AIの進展に伴うデータセンター需要の増加や、今後の電力需要拡大を見据えた同社の成長戦略が深掘りされました。同社は、供給力不足と脱炭素の流れが続くなか、蓄電池事業、バイオマス発電事業、海外事業を成長ドライバーに位置付けています。蓄電池事業では2028年度に100メガワットを取扱電源とすることを目指し、JR東日本とのコーポレートPPAやデマンドレスポンスにも取り組んでいます。
また、対談ではバイオマス発電や海外事業の展開についても話題が広がりました。バイオマス発電では、既存発電所で約350メガワットの電力を供給しているほか、2029年度の運転開始を目指す112メガワット規模の新潟バイオマス発電所についても紹介されました。海外事業では、ベトナムやカンボジアで発電所開発を進めています。既存事業の販売量を着実に伸ばしつつ、蓄電池、データセンター向け電力供給、バイオマス発電、海外事業を成長領域とし、2030年度に税引前利益250億円から300億円を目指す方針が示されました。
▶ 記事全文はこちら:イーレックス(9517)、既存事業の着実な成長に加え、蓄電池等のアグリゲーション事業や海外事業での展開を目指す
EBITDA3倍・営業黒字30億円回復、2030年に売上高1,000億円を狙うV字回復企業

登壇:ユーグレナ 取締役 代表執行役員 Co-CEO 兼 財務担当 若原智広氏/取締役 代表執行役員 Co-CEO 兼 人事担当 兼 ヘルスケアBtoB国内営業・新規領域担当 植村弘子氏
第2部では、ユーグレナの取締役 代表執行役員 Co-CEOである若原智広氏と植村弘子氏が登壇しました。新経営体制から2年が経過するなか、EBITDAは2023年12月期比で3倍、調整後EBITDAマージンは9ポイント上昇して14%へ改善し、2025年12月期には初配当も実現したという収益改革の成果が共有されました。
ゲストとの対談では、同社が掲げる2030年12月期の売上高1,000億円・EBITDA160億円という目標に向けて、どのように成長を描くのかが掘り下げられました。ヘルスケア領域ではBtoB、海外展開、慢性腎臓病領域を成長ドライバーに位置付けています。また、バイオ燃料事業では、2028年稼働予定のマレーシア商業プラントを軸とした今後の展開が説明されました。
質疑応答では、ブランド戦略、バイオ燃料の損益分岐点、特許取得による収益向上、コンパニオンアニマル向けの商品開発など、幅広いテーマについて議論が交わされました。会場・オンラインから寄せられた質問も交えながら、収益改革の進捗と今後の成長可能性について、投資家目線での対話が展開されました。
▶ 記事全文はこちら:ユーグレナ(2931)、新経営体制から2年 収益改革で黒字定着へ向け成果 2030年に売上高1,000億円・EBITDA160億円を目指す
販管費2億6,000万円削減で下半期黒字化、イベント事業は海外展開を加速
登壇:TORICO 代表取締役 安藤拓郎氏/TORICO Ethereum CEO 尾下順治氏
第3部では、TORICOの代表取締役・安藤拓郎氏とTORICO Ethereum CEO 尾下順治氏が登壇しました。同社は、コミックEC事業、イベント事業、暗号資産事業の3つを展開しています。コミックEC事業では「漫画全巻ドットコム」「ホーリンラブブックス」「まんが王」の3つのECサイトを運営し、紙コミックに特化した事業を続けている点が特徴です。
ゲストとの対談では、紙コミック市場の縮小や大型ヒット作品に恵まれない環境のなかで、同社がどのように収益体質の改善を進めてきたのかが語られました。不採算サービスの終了、不採算店舗の閉店、広告費や倉庫オペレーションの見直し、人員配置の最適化など、コスト削減を徹底。その結果、販管費全体で前期比2億6,000万円の削減を実現し、前期下半期には黒字化を達成しました。
今後の成長ドライバーとして位置付けるイベント事業についても、対談の中で詳しく紹介されました。「マンガ展」ブランドでは、IPを活用した展示、コラボカフェ、限定グッズ販売などを展開しており、台湾での興行成功を踏まえ、今後は海外展開を加速する方針です。また、暗号資産事業ではイーサリアムの保有・運用を開始しており、運用益を既存事業へ還元するほか、中長期的にはブロックチェーン関連技術を活用した新たな事業機会の創出も視野に入れています。構造改革を終えた今期からは「稼ぐフェーズ」へ移行し、コミックEC事業で安定的に利益を創出しながら、イベント事業や海外事業を成長ドライバーとして育てる方針が示されました。
▶ 記事全文はこちら:TORICO(7138)、販管費2億6,000万円削減で下半期黒字化達成 イベント事業は海外興行を加速し「稼ぐ」フェーズへ
IT人材領域への再集中で営業利益はV字回復、AI・AX人材需要を捉え今期10億円台へ
登壇:ギークス 代表取締役CEO 曽根原稔人氏/取締役CFO 佐久間大輔氏
第4部では、ギークスの代表取締役CEO・曽根原稔人氏と取締役CFO・佐久間大輔氏が登壇しました。同社は国内IT人材事業、海外IT人材事業、Seed Tech事業を展開しており、前期ベースで売上高260億円、そのうち国内IT人材事業が全体の63パーセントを占める主力事業となっています。
ゲストとの対談では、同社が再び注力する国内IT人材事業の強みや、AI・AX時代における人材需要の変化について深掘りされました。同事業では、24,000名のITフリーランスデータベースを保有し、企業が必要な時に、必要な人材を、必要な期間だけ活用できる「ダイナミックアサイン」の仕組みを提供しています。足元では、コーディングを行うプログラマー案件が減少する一方で、PM・PMO、コンサルタント、AI駆動開発に関わる人材ニーズが高まっており、上流工程へのシフトが進んでいると説明されました。
業績面では、スマートフォン向けゲーム開発子会社の売却を経て、IT人材領域へ再び集中する方針を明確化。Launch社やNTTグループ向け人材派遣会社のM&Aも進めたことで業績は回復し、今期は営業利益10億円台に達する見通しです。また、2027年3月期は1株あたり32円の配当を予定し、配当性向は50パーセントを目安とする株主還元方針も示されました。対談を通じて、事業ポートフォリオの再構築と株主還元の両面から、同社の再成長シナリオが確認されました。
▶ 記事全文はこちら:ギークス(7060)、日本をDX・AXでアップデート IT人材領域への再集中により営業利益はV字回復・今期は10億円台を見込む
IRセミナーだけじゃない ― 企業紹介ブースでの“直接対話”も好評

ログミー IR Meetの特徴である企業紹介ブースでは、IR担当者や経営陣と個人投資家が直接対話しました。決算説明資料だけでは伝わりにくい事業内容の説明や、オンラインでは聞きにくい踏み込んだ質問について、各ブースで長時間にわたり意見交換を行う様子が見られました。
| 証券コード | 企業名 |
|---|---|
| 9246 | プロジェクトホールディングス |
| 5957 | 日東精工 |
| 5027 | AnyMind Group |
| 6914 | オプテックスグループ |
| 462A | FUNDINNO |
| 8771 | イー・ギャランティ |
| 365A | 伊澤タオル |
| 6460 | セガサミーホールディングス |
| 7138 | TORICO |
ブース展示企業とゲストとの対談は、書き起こし記事として公開しています。あわせてご覧ください。
- プロジェクトホールディングス(9246):AI導入支援を追い風に AI人材採用と現場知の知能資産化で単価引き上げへ
- 日東精工(5957):AIデータセンター向け特殊ねじが急伸 独自特許品を軸に国内外の需要取り込みを目指す
- AnyMind Group(5027):アジア全域でクロスボーダー支援を展開 創業以来、売上総利益の平均成長率は約38%と高水準を維持
- オプテックスグループ(6914):センサー・LED照明技術を軸に高収益ポートフォリオを構築 営業利益率15%以上、ROE10%以上を目指す
- FUNDINNO(462A):未上場株式市場のリスクマネーの循環を加速し、新たな投資機会の創出を目指す
- イー・ギャランティ(8771):取引データ活用とレバレッジ戦略で成長加速へ 配当性向100%方針掲げる
- 伊澤タオル(365A):2029年2月期売上高150億円へ「タオル研究所」オフライン戦略とグローバル展開で成長加速
「一人ひとりと深い議論ができた」 ― 出展企業から寄せられた手応え
イベント終了後には、出展企業より以下のようなコメントが寄せられました。
- 「多くの投資家のみなさまと直接対話する機会をいただき、大変有意義な時間となった」
- 「想像以上に多くの投資家と話すことができた」
- 「ブースで話す投資家の熱量が高く、一人ひとりと深い議論ができた」
- 「鋭い質問も多かったが、とても良い経験になった」
IRセミナーだけでは伝えきれない事業の詳細や、個人投資家が抱く疑問について、企業側も直接向き合う機会となりました。
「新たな投資候補を見つけられた」 ― 参加した個人投資家からも高い評価
参加した個人投資家からも、多くの満足の声が寄せられました。
- 「ブースではセミナー以上に深い質問ができた」
- 「これまで注目していた企業と直接話ができて良かった」
- 「普段接点のない企業とも話すことができ、新たな投資候補を見つけられた」
- 「担当者やCFOと直接話せる機会は非常に貴重」
- 「スペシャルステージ、IR説明会、アフターパーティまで内容が充実していた」
企業と投資家が双方向にコミュニケーションを図れるイベントとして、多くの参加者から高い評価をいただきました。
次回も企業と投資家をつなぐ“リアルな対話の場”を提供
ログミーFinanceでは、IRセミナーのライブ配信や書き起こし記事によるオンラインでの情報発信に加え、「ログミー IR Meet」などのリアルイベントを通じて、企業と個人投資家が直接対話できる機会を継続的に提供していきます。
- 次回開催:ログミー IR Meet 2026冬/2026年12月13日(日)開催
- 登壇企業情報・お申し込み:決定次第、ログミーFinance公式サイト・X(旧Twitter)にてご案内します
ご参加いただいたみなさま、登壇・出展企業のみなさま、ありがとうございました。
▶ IRセミナーアーカイブ動画はこちら:ログミー IR Meet 2026夏
▶ ログミーFinanceで他のIRセミナー情報を見る:IRイベント 一覧


