決算概要>ハイライト

司会(AIナレーション):これより、アウンコンサルティング株式会社の2025年5月期第2四半期決算説明会を開催します。

まずは、2025年5月期第2四半期の決算のハイライトです。売上高は1億3,300万円、売上総利益は8,700万円、営業利益はマイナス3,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス3,800万円となりました。

決算概要>損益計算書

損益計算書の詳細です。各国に分散していた経営資源を、海外および多言語需要の拡大が期待される日本本社に集約し、営業活動を強化したことで、問い合わせ件数の増加や既存顧客の維持・拡大に結び付けられており、今後の成長軌道への足がかりとすることができました。

なお、経営のスリム化を図るため、連結子会社2社の解散および清算を行ったことで、営業損失の赤字幅は縮小したものの、売上高は減収となりました。

決算概要>貸借対照表

貸借対照表です。2025年5月期第2四半期時点における総資産は7億9,900万円、負債合計は3億8,600万円となりました。これは主に、売掛金および買掛金の減少によるものとなります。

決算概要>キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書です。現金及び現金同等物の中間期末残高は、前第2四半期末時点から1億4,200万円減少し、4億4,400万円となりました。

その他、四半期ごとの売上高や利益の推移、サービス別の推移に関しては、次のページ以降に詳細を記載していますのでご確認ください。

続いて、信太より今後の事業展開についてご説明します。

事業戦略と市場規模

信太明氏(以下、信太):代表取締役CEOの信太です。私からは、未来の話を中心にご説明したいと思います。今期の戦略として、従来はアジアを中心に展開していた多くの拠点を、現在東京へ集約する取り組みを進めています。こちらについてはほぼ見通しが立ち、完了の段階に入っています。

以前は現地からのサポートが主流でしたが、現在は東京の本社からでも一括してサポートできる体制が整ってきたため、拠点の閉鎖に伴う悪影響は今後も生じないと考えています。

そして今後は、生産性向上をさらに進めていきます。具体的にいうと、当社はSEOとインターネット広告を中心に事業を展開しているため、それらのコンサルテーションの効率化を引き続き進めています。

加えて、人材採用・育成・組織体制の強化を進めます。最近は、海外で勤務していた方が東京あるいは日本国内に戻るという状況がかなり多くなってきています。そのような方々の採用強化を進めている最中です。

事業戦略>目的と手法

私どもの商品についてです。あらためてのご説明となりますが、当社の事業は販売促進とブランディングの2つに分かれています。特に、スライド左側の販売促進はお客さまの売上と直結する手法になっているため、こちらを中心に進めつつ、さらに売上を拡大するという観点で、ブランディングを追加で販売しています。

事業戦略>手法とサービス

私どもの商品の詳細については、こちらのスライドをご参照ください。

事業戦略>実績

私どものお客さまについてです。業界は多岐にわたっています。特にアウトバウンドとインバウンドの分野が多く、当社の主力となっています。なお、アウトバウンド領域では製造業まわり、インバウンド領域では物流のほか、最近は不動産、生活サービスのお客さまも増加傾向にあります。

事業戦略>人材投資

人材投資についてです。報酬の面では、かねてより賃上げに取り組んでいます。また人事制度の面では、以前はリモートワークを実施していた企業でも、現在は週1回から2回くらいはオフィスで働く例が増えてきていると聞きます。しかし、私どもは完全リモートワークを2020年2月から継続しています。

この働き方においても、朝の5時から夜の22時まで1分単位で、どの時間でも働ける「月間総労働時間制」を採用しているため、弾力的に働きたい方には非常に受けが良いと認識しています。したがって、こちらについては継続していきたいと考えています。

市場規模>アウトバウンド>進出地域・数

アウトバウンドの市場規模についてです。私どもは、アウトバウンドとインバウンド、そしてレジデントにおけるグローバル領域のお客さまを中心に展開しています。一方で、昨今の国内人口の減少や高齢化に伴って、アウトバウンド領域の勢いが増していると認識しています。

現状はアジアや欧米への進出が非常に多くなっていますが、そのようなお客さまにサービスを提供できるように努めていきたいと考えています。

市場規模>アウトバウンド>企業形態・業種

こちらのスライドには、アウトバウンド領域のお客さまに関する詳しい数字を示しています。

市場規模>インバウンド>総数

インバウンドの市場規模についてです。ご存知のとおり、直近では円安などを背景に、2024年度の1年間でコロナ禍前を大きく上回り、過去最高となる4,000万人弱のインバウンドの方々が訪日しています。私どもとしては、ここをきちんと売上につなげていきたいと考えています。

市場規模>インバウンド>消費額

インバウンド領域の消費額は、昨年度では8兆円を超えています。特に、従来訪日していたアジアの方々に加え、最近では欧米やオーストラリアなど、遠方からの訪日外国人が増えたことによって、滞在日数が長くなっています。

滞在日数が長くなると、宿泊や飲食、お土産に加え、最近はコト消費などの消費額が増加する傾向があります。それに伴い、私どものお客さまにおいても、SEOや広告などの予算が増えていく可能性が高いため、そこは十分にキャッチアップしていきたいと考えています。

市場規模>レジデント

レジデントの市場規模についてです。国内に居住されている外国人の方を、私どもは「レジデント」と呼んでいます。労働人口の減少に伴い、政府も特定技能・技能実習生の緩和を実施するなど、さまざまな取り組みが進められています。

現在、300万人超の方々が国内に住んでいますが、今後さらに増えていく見込みです。こちらについても、今後の需要を早期に取り込めるように努めていきたいと考えています。

参考>リリース・掲載情報

昨今のリリースはIRとPRを兼ねており、可能な限り多くの方に、私どもの事業内容を理解してもらうという観点で取り組んでいます。そして当然ですが、株価の向上にも努めています。今後も出来高をきちんと増やしながら、株価の向上に努めたいと考えています。

そして、私どもに気づいてもらうきっかけのようなものを、可能な限りさまざまな切り口で提供することに、今後も注力していきたいと考えています。

参考>新サービス「SEOインハウス」

新サービスの「SEOインハウス」についてです。従来、私どもは「大丸有」と呼ばれる大手企業を中心にサービスを提供してきました。今後さらに売上を拡大するため、中堅企業でも利用しやすいような、社内のSEO担当者が、自らSEOを実施できるツールとして、オロパス社と提携したサービスをリリースしています。

こちらは、私どもにとって今まで主力ではなく、まだ努力しなければならないマーケットの部分になります。したがって、今後きちんと強化していきたいと考えています。

参考>東京サステナブルワーク企業(みらワカ)

こちらは先ほど人材の説明で少し触れましたが、男性も女性も、その他のいろいろな事情のある方々も含め、すべての方々が働きやすい環境の整備を継続的に進めています。その表れの1つとして、当社は「東京サステナブルワーク企業(みらワカ)」に登録されました。

参考>事例インタビュー(カシオ計算機株式会社様)

当社では従来より「大丸有」の企業に取り組んでいます。その事例の1つに、カシオ計算機株式会社が該当します。同社は、私どもが特に米国を中心に強化したSEOにより、半年程度で流入・アクセス数が10倍以上に増えています。また、それ以外も含めたグローバル領域でも3倍以上という結果が出ています。

今後もこのような事例を増やし、少しでも多くの国へ展開するとともに、関連会社や同業他社でもサービスを提供していきたいと考えています。

質疑応答:下期の業績回復見通しについて

質問者:中間期はまだ低迷が続いている印象を受けます。今回、カシオ計算機株式会社の事例についてのお話が出ていますが、下期にどの程度巻き返せると考えていますか?

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