連結業績サマリー

富山浩樹氏:みなさま、こんにちは。サツドラホールディングス代表取締役社長の富山です。本日はよろしくお願いいたします。今回からホールディングスになって、初めての決算説明です。

さっそく、決算説明させていただきたいと思います。グループ会社もありますので、その会計期間というのはそれぞれ違いますが、これから説明するところは、合算しての15ヶ月換算の数字に変わっています。決算概要についてご説明させていただきます。

こちらすでに開示させていただいている数字ですが、月数が今申し上げたとおり12ヶ月から15ヶ月に変わっておりますので、今回の数字は前期比では単純計算はできない数字になっています。これから中身をご説明させていただきたいと思います。

売上高(及び店舗数)

まず売上高は、15ヶ月ですが、627億円から878億円になり、店舗数が174店舗から190店舗になりました。出店、純増では16店舗ですが、インバウンドフォーマットを前期は中心に出店し、うち12店舗がインバウンドのお店です。

売上に関しては、引き続き低価格戦略をとっており、サツ安超プライスという3ヶ月価格をロックした価格で、市場に勝てる価格をやってこうという施策、食品での72円均一で、集客策も含めて行っていき増収です。

こちら、売上高に関しては、第3四半期で発表している数字で言うと、ちょうど12ヶ月の単純比較ですが、そちらでは705億円で前期比売上高に関しては112.4パーセントです。

売上高(月別)

月別に既存店で見てみますと、これは既存店の均した累計ですが、103.7パーセントということで、サツ安超プライスや食品の72円均一セールというところが、好調に推移しました。

月別に見ますと、8月のところと3月のところが少しへこみましたが、8月はちょうどインバウンドの出店のところの前期との割合のところで、やはり爆買いというところがありましたので、そこの入り繰りで前年前期比を切ったというところと、3月はうるう年の反動でした。

売上高(業態別)

売上高の業態別ですが、インバウンドの構成比が5.6パーセントから、全体で言うと8.9パーセントまで上がってきました。こちらは戦略的に、このフォーマットの出店を拡大して取りにいったということで、増えております。

インバウンドのお店としても、前期末では9店舗。当社でインバウンドフォーマットと位置づけているところです。これが当期末では21店舗になりました。

通常のOTCのドラッグストアは155店舗から、当期末は159店舗ということです。調剤は、門前では変わらずで、併設を1店舗増やしました。

客数・客単価

客数・客単価ですが、客数はおかげさまで103.9パーセントと増えて、客単価が減って、買上の商品単価も減っています。こちらは、インバウンドの所も、1人あたりの買上金額は、客数、売上は、買上のお客様が増えていますが、1人あたりの買上単価は減っており、あとはフード、またはさっきのサツ安です。

1品単価は戦略的に落としており、ここは減っているということですが、買上点数と客数が伸び、売上高が増えた状況です。

売上総利益

商品分類別構成

売上総利益は前期比並で、23.9パーセントとなっております。内訳に関しては、インバウンドも売上高が増えて、客数も増えていますが、競争も激化して、とくにヘルスの部分で、粗利益率が少し低下し、そのぶん相乗積で少し減りました。

ヘルスケアが少し、0.1パーセント減ってます。ビューティケアは逆にノープリントの価格、割引でない化粧品の売上が上がり、その部分が少し増えているという内訳です。

販管費

販管費内訳

販管費は、対前期比0.2パーセント増の22.4パーセントです。店舗のLED化、新電力への切り替え等も行い、コスト削減を図っています。

内訳が人件費等は出店等増え、あとは不動産費、出店の地代家賃、インバウンドでも、家賃が高いエリアにも出店していますので、その部分が上がっています。ここをいかに避けていくかが引き続き課題になっております。

業績予想(通期)

以上で、前期の数字の説明ですが、進行年度の業績予想です。こちらも単純に、また15ヶ月から12ヶ月に戻りますので、正式に言うと通常のホールディングスでの第1期目ですが、単純比較はできませんが、このような数字です。引き続き、新規案件等々で投資をしているのですが、利益率の改善をすることが大きな課題です。

以上で、前期の業績と今期の予測の説明をさせていただきましたけども、引き続き当社の成長戦略等々についてご説明させていただきたいと思います。

先ほどから申し上げていましたが、前期、非常に当社としても大きな節目を迎えることになりました。サツドラホールディングスということで、8月16日にホールディングスを設立。持株会社を設立し、株式会社サッポロドラッグストアーは上場廃止をして、ホールディングスの下の事業会社ということになりました。

コンセプト、リテールかけるマーケティングで、リテールバイマーケティングというコンセプトにしております。この意図としては、今、さまざまな事業を展開して、単なるドラッグストアから生まれ変わっていこうということで、さまざまな事業の展開を広げています。

その中でやはり、そうは言っても核となる、このサッポロドラッグストアー、サツドラですね。これも大きな節目としては、ストアブランドをサッポロドラッグストアーからサツドラに変えましたが、この店、商品、人がお客さまのそばにあるからこそできる、強みを最大限に活かした事業展開を広げてこうということで、リテールバイマーケティングということにしました。

もう1つ、柱にしようとしているのが、この地域マーケティング事業の、EZOCAです。これは4年前に、リージョナルマーケティング社を立ち上げて4年目に入りました。調剤は引き続きやっていますが、新電力ですとか、Wellness Naviという製造業としての会社も抱えております。

この6月にも、最初立ち上げ時は、昨年このように、純粋に持株会社を、ホールディングスを立ち上げましたが、正式にホールディングスとして、6月にはこのような組織体系にし、ホールディングスの下にサッポロドラッグストアー、リージョナルマーケティングという会社があり、サッポロドラッグストアーの下に、先ほどの製造卸の会社、または貿易をしているCreareという会社があります。

リージョナルマーケティングの下にエゾデンというかたちで、電気の会社。IT関連会社を2社ぶら下げ、正式にホールディングスとしてスタートしました。今後もリテールバイマーケティングと、これから説明する成長戦略をもとに、軌道的にホールディングスとしての利点を活かした経営を行っていきたいと考えております。

【中期経営計画】

当社、ビジョン2020というものを、中期経営計画をホールディングスの立ち上げと同時に発表させていただきました。こちらは、対象期間としては2017年5月期から2021年5月期で、テーマを「北海道の深堀りと次の成長への基盤づくり」と位置づけております。

そして成長戦略としては3つ。1つは、強固なリージョナル・チェーンストアづくり。2つ目はリージョナル・プラットフォームづくり。

3番目がアジアン・グローバルへの発信。リージョナルというのは地域という意味ですが、この地域を深掘りした上で、グローバルにも稼ぐ手段を持っていこうということです。そして組織戦略を、活躍しつづける人材育成と多様性のある組織づくりと位置づけております。

目標数値【ビジョン2020】

目標数値として掲げたのが、この対象期間のときに連結売上高1,000億円、経常利益30億円、ROEとして10パーセント以上というのを掲げさせていただきました。

以上です。