用語解説
上場基準とは、株式を証券取引所に上場するために企業が満たさなければならない審査基準・必要要件のことです。各取引所や市場区分ごとに異なる基準が設けられています。
この基準は大きく分けて以下の二つの側面から構成されています:
形式基準:株主数、発行済み株式数、時価総額、資産や利益の額など、数値で明確に規定される要件
実質基準:企業の経営管理体制、コーポレート・ガバナンス、事業の継続性・収益性などの定性的要件
実質基準:企業の経営管理体制、コーポレート・ガバナンス、事業の継続性・収益性などの定性的要件
東京証券取引所の場合、「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の各市場区分のコンセプトに応じて異なる上場基準を設けており、特に「プライム市場」は国際的な投資家から投資対象として認められるための要件を満たすことが求められるため、最も厳しい上場基準となっています。
企業が上場を目指す場合は、目標とする市場区分の基準を理解し、それに適合するよう企業体制を整備する必要があります。上場後も継続して基準を満たすことが求められ、満たせなくなった場合は市場区分の変更や上場廃止となる可能性もあります。
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