2016年度第3四半期決算説明会

河本浩爾氏(以下、河本):河本です。よろしくお願いいたします。

お手元の決算短信の一番最後に、決算概要を添付しておりますので、そちらを用いて説明させていただきます。

まず、資料中ほど、為替等の指標を記載しております。

為替は、円高が進行し、ドルは106円61銭となり、前年比15円13銭の大幅な円高となりました。ユーロも同様に、117円99銭となり、こちらも16円42銭円高となっております。

次に、国産ナフサ価格につきましては、キロリッター3万2,300円となり、前年から1万3,000円強下落いたしました。

2月の価格は、3万4,000円の速報が出ておりますが、決算も3万4,000円で実施いたしております。

2016年度第3四半期 連結業績

このような状況下での2016年度第3四半期累計の業績でございますが、売上高は5,134億円となり、583億円、10パーセントの減収となりました。

一方、営業利益は715億円となり、232億円、48パーセントの増益。経常利益も、755億円となり、269億円、56パーセントの増益。

四半期純利益も、518億円となり、216億円、71パーセントの増益と、減収増益の決算となりました。

第2四半期累計では67億円の為替差損を計上しておりましたが、第3四半期に円安が進行したことにより、8億円の為替差益に転じております。

特別損益については、とくに大きなものはございませんでした。

第3四半期累計の業績としては、営業利益と経常利益におきまして2年連続の最高益更新となりました。さらには、年度の最高益であります、2015年度の営業利益と経常利益も、この第3四半期累計で上回ることとなりました。

なお、売上高の過去最高は2007年の6,074億円。それから(当期)四半期純利益の過去最高は、2014年の525億円でございます。

それでは続きまして、売上高の説明にまいります。

売上高は5,134億円と、583億円の減収となりました。

その要因を右側のほうに記載しておりますが、数量差では133億円のプラスでございましたが、価格差では717億円の大幅なマイナスとなりました。この価格差のうち、為替の影響はおよそ380億円、マイナスとして含まれております。

セグメント別増減内訳

セグメント別に見てまいりますと、「石油化学」は1,144億円と、296億円の減収となりました。

数量差の−65億円は、昨年3月から4月にかけての四日市大定修による販売減少。価格差の−232億円は、オレフィン製品のナフサ下落に伴う値下がり、ポリエチレンの値下がり等によりものでございます。

次に「クロル・アリカリ」は1,926億円と、207億円の減収となりました。数量差の90億円は、ウレタン原料およびPVCの販売が増加したもの。

価格差の−297億円は、PVCの国内価格、それから輸出および海外子会社の売上高が円高により減少したところ。加えて、ウレタン原料も同様に、輸出それから海外子会社での売上高が、円高により減少したというところが主なところでございます。

「機能商品」は1,227億円と、84億円の減収となりました。数量差の76億円は、ハイシリカゼオライト、【 バイオサイエンス ? 0:04:34 】等の販売増加によるものでございます。価格差の−160億円は、大半が円高による海外子会社での円換算売上高の減少でございます。

「エンジニアリング」は545億円と、9億円の増収となりました。水処理装置の販売が増加いたしましたが、円高により微増にとどまりました。

「その他」は292億円と、6億円の減収となりました。

営業利益は715億円となり、232億円の増益となりました。

セグメント別に見てまいりますと、「石油化学」は134億円と、35億円の増益となりました。交易条件34億円は、エチレン、キュメン、ポリエチレン等での手取り改善によるものでございます。

「クロロ・アリカリ」は280億円と、177億円の大幅な増益となりました。数量差の15億円は、ウレタン原料の販売増加が主なところ。

交易条件の111億円は、PVC、ウレタン原料での手取り改善によるものが主なところでございます。固定資産他の53億円は、償却費の減少と受払損の改善が主なところでございます。

「機能商品」は265億円と、11億円の増益となりました。数量差の47億円はハイシリカゼオライト、バイオサイエンス等の販売増加によるもの。交易条件の−29億円は、円高による手取り悪化が主なところでございます。

「エンジニアリング」は17億円と、9億円の増益となりました。こちら、水処理装置での販売増加によるところでございます。

「その他」は18億円と、前年と同額でございました。

通期業績予想の修正について

続いて、通期業績予想の修正について説明いたします。今回の決算発表にあわせ、第2四半期決算発表時に公表しました、通期の業績予想を上方修正いたしました。

売上高は6,900億円から7,300億円に、400億円増額。

営業利益は850億円から1,000億円に、150億円増額。

経常利益は800億円から1,050億円に、250億円増額。

当期純利益は540億円から700億円に、160億円、それぞれ増額いたしました。

売上高の増額要因でございますが、ウレタン原料での市況上昇。それから下期の前提、為替1ドル100円としておりましたが、その後の円安進行により輸出での手取り改善。それから海外子会社での換算も増加というようなところでございます。

経常利益は、ウレタン原料での市況上昇と、円安による手取りの改善。

経常利益は、それに加えまして、為替損益の改善でございます。その為替差損益の改善により、営業利益の増加幅は150億円ですが、経常利益では250億円の増額となっております。

この業績予想が達成できれば、当期純利益につきましても、過去最高でありました2014年度の623億円を更新することとなります。

配当の状況

最後に、決算短信の本紙の1ページ目をご覧ください。

一番下に、今説明いたしました、連結業績予想の修正後の金額を記載しております。その上の「配当の状況」欄ございます。

こちら、期末7円50銭、年間15円を据え置いておりますが、大幅な増益が見込まれることから、期末配当につきましては見直す予定でございます。

説明は以上でございます。