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株式会社I-ne4933

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エグゼクティブサマリー

大西洋平氏(以下、大西):みなさま、本日はお集まりいただきありがとうございます。株式会社I-ne代表取締役社長の大西です。2026年12月期第2四半期決算についてご説明します。

まず、エグゼクティブサマリーです。第2四半期累計の連結売上高は、前年同期比プラス20.1パーセントの268億円、連結EBITDAは前年同期比プラス13.5パーセントの28億9,000万円、連結営業利益は前年同期比プラス19.2パーセントの20億1,000万円となりました。

売上高は、ヘアケア系および美容家電カテゴリーがともに2桁成長を記録し堅調に推移しました。さらに、スキンケア他カテゴリーでは、健康食品ブランド群の急成長により大幅な伸長を遂げています。

利益面では、想定を上回る売上拡大や滞留在庫の消化、AI活用による人件費率の改善などが要因となり、EBITDAと営業利益のいずれも前年を大きく上回る結果となりました。

また、売上原価率は前年同期比で3.7ポイント減少し、利益面の向上に寄与しています。

今後の方針について、全カテゴリーが前年同期比で2桁成長と好調に推移したことを踏まえ、通期業績見通しを期初時点から上方修正しました。

今後も、トップラインの成長加速および持続的な企業価値向上を目指し、上期に引き続き大型戦略投資を継続していきます。

本日のアジェンダ

本日のアジェンダはスライドのとおりです。

再発防止策の進捗(ガバナンス強化)

再発防止策の進捗についてご説明します。あらためて、2026年4月24日受領の「特別調査委員会の調査報告書」において指摘を受けた当社ガバナンスに関する事項について、株主・投資家のみなさまをはじめ、関係者のみなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます。

当社では、本報告書を踏まえて策定した再発防止策について、具体的な制度設計を進めるとともに、実施可能な施策から順次運用を開始しています。現在のところ、今期第3四半期中の制度設計完了、第4四半期中の本格運用開始に向け、計画に沿って着実に進捗しています。

引き続き再発防止策を着実に実行し、その実効性を継続的に検証するとともに、上場維持に向けた各種取り組みを進め、信頼の回復に努めていきます。再発防止策の進捗については、今後も適時・適切に開示していきます。

連結売上高、連結EBITDA、連結営業利益

連結業績のハイライトをご報告します。

2026年第2四半期累計の連結売上高、EBITDA、営業利益についてです。連結売上高は268億円で、前年同期比20.1パーセント増収となりました。

連結EBITDAは28億9,000万円で、前年同期比13.5パーセント増加、連結営業利益は20億1,000万円で、前年同期比19.2パーセント増益となりました。

カテゴリー別売上高

カテゴリー別売上高についてご説明します。ヘアケア系カテゴリーは前年同期比12.2パーセント増、美容家電カテゴリーは前年同期比12.8パーセント増と、ともに2桁成長を記録しました。

スキンケア他カテゴリーでは、健康食品ブランド群の大幅な伸長により、前年同期比52.3パーセント増と、全社業績を大きく牽引しました。

コスト構造

コスト構造についてです。まず売上原価については、滞留在庫の消化に加え、2024年度に取得したArtemis社を通じた商流変更による中間マージンの削減や、粗利率の高いスキンケア他カテゴリーの伸長が影響し、売上原価率が前年同期比で3.7ポイント改善しました。

また、人件費率については、AI活用による業務プロセスの効率化や人材配置の適正化等により、前年同期比で1.6ポイント改善しました。一方で、今後の成長に向けた重点戦略に基づく戦略投資により、広告費・販促費率は前年同期比で5.4ポイント増加しました。

ヘアケア系カテゴリーの進捗

ここからは各カテゴリーの進捗についてご報告します。

ヘアケア系カテゴリーの第2四半期累計の連結売上高は142億1,000万円となり、前年同期比プラス12.2パーセントと2桁成長を記録しました。

「BOTANIST」は、3月より開始した米国コストコでのオフライン展開により、グローバル売上高が増加したことに加え、国内でもボディケアカテゴリーの成長が寄与し、ブランド全体で前年同期比プラス20.9パーセントと成長しました。

「YOLU」は、2025年第4四半期に発売した4つ目のバリアント「メロウナイトリペアシリーズ」の貢献などにより、前年同期比プラス13.1パーセントの増収となりました。

また、6月に発売した新ブランド「UNIPLEX(ユニプレックス)」は、発売から1ヶ月で各ECサイトの売上ランキングで15冠を達成するなど、大変好調な立ち上がりを見せています。

引き続き、主要ブランドの成長を目指した施策や新ブランドのローンチを進めるとともに、オンラインおよびオフラインでの積極的なマーケティング施策を実施していきます。

美容家電カテゴリーの進捗

美容家電カテゴリーでは、2025年第4四半期以降に発売した新商品が好調で、第2四半期累計の連結売上高は前年同期比プラス12.8パーセントの59億8,000万円を記録しました。また、第2四半期単体の売上高は35億9,000万円で、前年同期比プラス31.8パーセントと四半期単位で過去最高額を更新しています。

商品別では、3月に発売した「フェイスカレントポインター」が日経トレンディの「2026年上半期ヒット大賞」を雑貨部門で受賞したほか、インバウンド需要や海外での話題、販路拡大を捉えた「コードレス ストレートヘアアイロン」と「グロッシーケア メタルカッサコーム」の2商品が大きく成長しました。

また、2025年に発売した「グロッシーケアドライヤー」や「スムースシャインスマートドライヤー」が好調に推移し、中高価格帯の成長に貢献しました。

引き続き、既存商品の成長および新商品の拡充による、さらなる成長を目指していきます。

スキンケア他カテゴリーの進捗

スキンケア他カテゴリーの第2四半期累計の連結売上高は66億円で、前年同期比プラス52.3パーセントと大幅な伸長を達成しました。

特に健康食品ブランド「Teaflex」「Befas」「Collatein」の3ブランドは、2025年のローンチ以来、いずれも右肩上がりの増収を続けており、3ブランド合計の第2四半期累計の連結売上高は約23億円を記録しています。

また、「TOUT VERT」では、5月に角層ケア美容液「バリアショットセラム 2.0」を新発売したほか、「WrinkFade」においても、新規顧客獲得の好調や主要ECモールの伸長により、前年同期比プラス24.1パーセントの成長を継続しています。

引き続き、新ブランドの育成と既存ブランドの成長を両立させ、カテゴリー全体のさらなる飛躍を目指します。

Social Beauty Project(サステナビリティの取り組み)

サステナビリティの取り組みについて、一部抜粋してご紹介します。

「SBT(Science Based Targets)」のルールに基づき、Artemis社およびトゥヴェール社を含むI-neグループ全体で、初となる2025年度GHG排出量の算定ならびに第三者検証を完了しました。

また、「BOTANIST財団」では、都市公園を拠点に多様な事業を展開する特定非営利活動法人NPO birthと、開園100周年を迎えた京都府立植物園の2団体に対し、新規助成を決定しました。これにより、BOTANIST財団の支援先は累計6団体に拡大しました。

2026年12月期通期業績見通し

通期業績見通しの修正についてご説明します。上期において全カテゴリーで2桁の増収を実現するなど、想定を大幅に上回る成長を記録しました。直近の業績を踏まえ、売上高は30億円、EBITDAおよび営業利益は5億円、期初に発表した通期業績見通しから上方修正します。

主力事業であるヘアケア系および美容家電カテゴリーのオーガニックな成長のほか、新たな成長の柱となる事業の育成やグローバル事業の拡大に取り組んでおり、下期においても中長期の成長に向けて、事業の状況や環境の変化に合わせた機動的な投資を行います。

また、昨今のホルムズ海峡を巡る地政学的リスクならびに為替状況が当社業績に重要な影響を及ぼす可能性があり、現時点においての通期業績見通しは、引き続きレンジでの開示とします。

以上が、2026年12月期第2四半期決算の説明です。

質疑応答:社長による上期実績への評価について

司会者:「上期実績について、社長からの評価をお願いします」というご質問です。

大西:先ほどのご説明のとおり、全カテゴリーで前年同期比2桁成長を達成しており、想定を大きく上回る増収増益となりました。

主な要因として健康食品ブランド群が急成長し、全社業績を大きく牽引したことが挙げられます。また、今年3月に発売した「SALONIA」の「フェイスカレントポインター」が非常にヒットし、業績に大きく寄与しています。

下期も引き続き、大きな成長を目指していきたいと考えています。

質疑応答:通期営業利益の着地予測について

司会者:「上期で営業利益がすでに20億円ある一方で、通期計画がゼロから15億円となっている理由について教えてください」というご質問です。

大西:下期の利益が上期実績より低くなる要因は、主に3点あります。

1点目は、ホルムズ海峡の影響による下期の原価が約5億円から6億円上昇する見込みであることです。2点目は、円安の影響により美容家電の原価が約3億円上昇する見込みであることです。3点目は、期初からご説明している戦略的な追加投資が上期の倍程度となる見込みであることです。

また、下期はヘアケア市場で他社が新商品を発売することも予想されるため、ある程度リスクを織り込んだ業績予想を開示しています。そのため、既存ブランドや新規ヒット商品の内容次第では、利益が大きく変動する可能性があると考えており、やや保守的に作成した計画です。

質疑応答:上場再審査に向けた取り組みについて

司会者:「上場再審査についての考えはいかがですか? プライムには残る方針ですか?」というご質問です。

大西:あらためまして、株主や投資家のみなさまをはじめ、関係者のみなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます。

当社は、2027年6月18日までの猶予期間内にプライム市場の新規上場基準に準じた基準に適合するかどうかの審査申請、または市場の変更申請を行う方向で検討しています。引き続き、当社株式の上場が継続されるよう取り組んでいきます。

本件に関して、真摯に受け止め、役員一同一丸となって信頼回復に向けて尽力していきます。

質疑応答:追加投資の計画と利益見通しについて

司会者:「2027年以降の利益計画について教えてください」というご質問です。

原義典氏(以下、原):追加投資については引き続き実施しますが、詳細についてはまだ計画段階のため未定です。

2026年比では増益させたいと考えていますが、通期でホルムズ海峡の影響など外的要因によるマイナスインパクトもあります。そのため、開示できる状況になったタイミングで、改めてご報告したいと考えています。

大西:補足として、今年から大きな投資を行っていますが、費用対効果をしっかりと確認しながら進めています。そのため、基本的には投資に対して2年から3年程度での回収を見込み、今年と来年も投資を実施していく予定です。

その計画に基づき、段階的に利益を増やしていきたいと考えています。今年行った投資が2027年や2028年の利益向上につながるという認識のもと、投資を継続していきます。

質疑応答:オーラルケア商品の販売チャネルの拡大と、既存製品とのシナジーについて

司会者:「オーラルケア商品への参入に関して、販売チャネルはどのように拡大を検討されていますか? また、チャネル獲得において既存製品とのシナジーは期待できますか?」というご質問です。

大西:オーラルケア商品の中でも、特に「GWHITE」という商品で非常に良いテストKPIの結果が出ています。eコマースのほか、ロフトで先行販売を行った際もかなり良い実績を上げています。

既存製品とのシナジーについては、既存の取引先である全国のドラッグストアの多くにオーラルケアの棚がありますので、今後しっかりと配荷し、オンラインとオフラインの当社の強みを最大限に活かし、オーラルケアカテゴリーのシェア拡大を目指していきたいと考えています。

質疑応答:追加投資計画について

司会者:「今期ご計画されている30億円から40億円の追加投資の上期時点での消化状況を教えていただけますか?」というご質問です。

:上期においては、約14億円の追加投資をすでに実施済みです。通期では、約40億円の追加投資を予定しています。

内訳としては、特に好調な健康食品を中心に、ヘアケア、美容家電の新商品に対しても、しっかりと投資を進めていく方針です。

質疑応答:「BOTANIST」の今後の海外展望について

司会者:「『BOTANIST』の米国コストコ販売開始について、他チェーンリテーラーへの波及や他ブランドの追加展開は期待できますか? 『BOTANIST』が市場で評価を得ている背景は、どのようなポイントに要因分解できるのでしょうか?」というご質問です。

大西:米国市場については、まだテスト段階と考えています。米国コストコに関しても「BOTANIST」の販路拡大が進みましたが、今後もさまざまな営業活動を展開しながら、他の商品も導入していきたいと思います。

ただ、現時点で特定の商品が決まっている状況はありません。引き続き、米国内でしっかりとPDCAを回し、成功の道筋を見出し、さらなる拡大を図りたいと考えています。

販路が拡大すれば、これまで日本で展開してきた独自ブランドマネジメントシステム「IPTOS」を、いずれはグローバル規模でもしっかりと展開できるI-neへと進化したいと考えています。開示できるタイミングで適宜開示していきます。

質疑応答:円安とサプライチェーンのリードタイムについて

司会者:「円安3億円の影響について、現時点では円高になる傾向もあります。下期で円安デメリットは解消可能ですか?」というご質問です。

:円安に関してですが、サプライチェーンの特性上、発注タイミングやリードタイムにずれが生じる場合があります。現状、下期に対しては3ヶ月から4ヶ月のリードタイムを想定して、すでに発注済みですので、これ以上の改善というよりは、下期中にはこのインパクトを受ける想定です。

大西氏からのご挨拶

大西:2年前に組織の問題で「IPTOS」が十分に機能せず、ヒット率が少し下がったこともありました。しかし、その後組織を変更し、しっかりとPDCAを回すことで、新規ヒットが出始めています。

再発防止策も予定どおり進めていますので、引き続き事業の拡大とガバナンスの強化、両方を推進していきたいと考えています。

以上で、2026年12月期第2四半期決算説明会を終了します。本日はご清聴ありがとうございました。

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