用語解説
単元未満株制度とは、証券取引所の基準である「単元株(現在は100株)」に満たない株数でも購入できる株式です。
現在、日本の株式市場では2018年10月から全国の証券取引所で100株単位の売買が基本となっていますが、この単位で購入すると高額銘柄では数百万円が必要になることも。
この障壁を下げるため、多くのネット証券では独自サービスとして単元未満株取引を提供しています(SBI証券の「S株」、楽天証券の「かぶミニ」など)。これにより1株から投資が可能になりますが、単元未満株では議決権がなく、配当金は受け取れるものの売買に制限があります。
東京証券取引所は個人投資家の参入促進のため、売買単位を1株に引き下げる変更を検討中で、2025年に新方針が策定される見通しです。