2017年3⽉期 決算 ハイライト(連結)
竹原教博氏:それでは私どもの、2017年3月期の決算説明会を始めさせていただきます。この順番で説明させていただきます。
2017年3月期の決算ですが、売上は3.6パーセント増、営業利益が7.9パーセント増で、47.7億円です。営業利益率も少し改善してます。
当期純利益ですが、32.6億円ということですが、ROEも含めてですが、昨年度はデータセンターの事業構造改革費用ということで、27億ほど特損計上させていただいてます。
ちょっと比較しにくいですが、売上、営業利益、それから当期純利益に関しまして、上場来の最高の数字となっております。
ちなみに、データセンターの移転も計画通り進捗しております。
事業領域及びセグメントの構成
私どものセグメントは、詳細は省きますけども、ITサービス・セグメント。これはBtoBですね。企業とか病院、官公庁向け。それからネットビジネス・セグメントは、電子書籍を中心としたBtoCの分野でございます。
ITサービス・セグメントの業績(連結)
ITサービス・セグメントの結果でございます。売上高は、前年対比で5.6パーセント減。それから営業利益も19.5パーセント減でございます。
これは、今まで説明する機会があれば説明させていただいたんですけど、病院向けのシステムが、かつてないほど不調でした。
これは、一番の理由としては、診療報酬改定がありまして、運用が厳格化されたということです。そこで、病院の方は、そちらの方に資源を振り向けたというのが、一般的に言われてることですし、それは私どももそのように考えております。
営業利益に関しましても、病院向けシステムの減収が大きく響いたということです。一方で、企業向けシステムの方は、比較的順調だったんですけども、病院向けシステムの不調を、カバーするほどではなかったということです。
ネットビジネス・セグメントの業績(連結)
ネットビジネス・セグメントでございます。電子書籍が180億行きまして、これは期初、私どもが予想したのとまったく同額です。前年対比で19.4パーセント増。
営業利益に関しましては、43.2パーセント増で、28億でございます。営業利益率も大幅に改善しているということです。
営業利益の増益理由としましては、当然のことながら、電子書籍が好調であったということが一番の理由ですけども、一方で、継続的にコスト削減も行ってますし、それからEコマースもやってるんですけども、これも構造改革効果も発現しているということでございます。
ネットビジネス 電⼦書籍配信サービスの業績
一応、念のために、年間の売上の経緯をグラフ化してます。一応、順調に推移しているというふうに理解しております。
投資実績
投資実績でございます。2015年度においては37億、2016年度においては16.6億ということで、2015年度の時には、ソラストさんとか、あとはアフェロという、IoT関係の会社。シリコンバレーの会社ですが、そういうところに資本投資したこともあって、グラフ的には非常に高くなってるんですけども。
事業開発という費用、今回4億かかったわけですけども、新しい事業の開発の方に結構人を振り向けて、積極投資をしているという認識でおります。とくに、私どもが強く意識してるのは、AIとかIoTの分野でございます。
貸借対照表(連結)
貸借対照表でございます。ここで、あえて触れるとすると、負債のところですが、データセンター関連の損失の引当をしてますので、このあたりを崩していってますので、結果として、負債は減って、15.2億減ってるということですね。
それから純資産の部で、利益剰余金が23.8ありましたので、これで純資産が少し積み上がってるということです。自己資本比率としたら、72.2パーセントまで来てるということです。
キャッシュフロー(連結)
キャッシュフローでございます。これも営業キャッシュフローのところで、データセンター関連の支出が14.5億あったということです。
それから、投資から、あとは配当金等の財務キャッシュフローということで、アガリとしては124億ということで、5億弱増加しております。
配当金ですが、株主総会に上程する予定は、15円ということで、年間では、中間入れて25円というものを予定しているということです。
あと、株主優待に関しましても、例年通り実行させていただきたいと思います。