2026年10月期第3四半期決算説明(個人投資家・機関投資家合同IRセミナー)
アシロ、リーガルメディア事業で自治体連携・動画・AI施策を強化 利益率改善や直販伸長など複数施策で来期成長へ
26年10月期3Qマネジメントメッセージ

中山博登氏(以下、中山):株式会社アシロ、代表取締役社長の中山です。2026年10月期第3四半期の決算説明会をご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日、私からは資料に記載がない事項や補足説明が必要な点についてお話しします。また、視聴者のみなさまや投資家のみなさまからのご質問にも積極的にお答えしていきたいと思います。
それでは、さっそくご説明に入ります。マネジメントメッセージはスライドに記載のとおりですので、ご覧いただければ幸いです。
エグゼクティブサマリー

中山:スライドは今期第3四半期の結果と、第3四半期までの累計の数字です。
26年10月期3Q(会計期間)YoY売上収益事業別推移

中山:YoY、つまり前年同期比についてです。資料ではっきりわかるとおり、前年同期と比べて大きな変化が見られたのは、昨年非常に好調だった高単価商品の部分です。
この減収減益については、当初想定していたよりもかなり早く表れました。ただし、競争優位性の維持が難しいと判断したため、戦略的にこの分野を大きく伸ばさない方針としていた部分もあります。一方で、他の領域では確実に成長を遂げ、増収を確保することができました。
前期においてはこの時期の数字が非常に好調でした。一方で、「AIの影響度はどれぐらいあるのか」「高単価商品はこのまま続くのか」「リーガルアライアンス事業の利益率を維持できるのか」「HR事業はさらに成長できるのか」「リーガルプロテクト事業をどのように伸ばしていけばよいのか」など、施策には迷いがあった時期でもありました。
しかし、現状では「AIに対してこのように対応していくべきだ」「リーガルメディア事業でこのような施策を行うべきだ」「リーガルアライアンス事業もこのように行えば、利益率を確実に改善できる」「まだリーガルアライアンス事業ができる領域がたくさんある」「リーガルプロテクト事業やHR事業も、このようにすれば十分に伸ばせる」といった施策が進んでいます。
数字自体は高単価商品の分野では下がってしまいましたが、ほかの分野ではある程度行うべきことが明確になり、2030年度における営業利益40億円という目標に向け、「このようなことを確実に行っていけば、十分達成できる」という、やるべき施策が明らかになっていると感じています。
そのため、昨年と比較すると高単価商品の分野では厳しい部分がありましたが、会社全体としてやるべきことが明確になっている点については、非常に良い状態であるとポジティブに捉えています。
26年10月期3Q(会計期間)YoY営業損益事業別増減要因

中山:各施策についてですが、前年同期比でどのような差があったのかをご覧いただければと思います。
26年10月期3Q(累計期間)の高単価商品の影響を除いた基調成長

中山:高単価商品以外は順調に成長しており、この成長を維持するだけでなく、特定の領域ではさらに成長率を高めることができると自信を持っています。高単価商品に関しては、想定を上回る影響を受けましたが、それ以外は好調で、問題ないと考えています。
成長戦略―リーガルメディア事業

中山:リーガルメディア事業について、これまではWeb上での施策を中心に進めてきましたが、今回初めて大阪府高石市と提携し、市を通じてリアルなご相談をキャッチアップしていく施策を開始しました。
引き続きWebやAI、動画といったオンライン上の施策も推進していきますが、このような市区町村との連携をはじめ、高齢者を含む都心部以外の人々がより当社のサービスに触れやすくなるようなオフラインの施策を進めることで、これまでオンラインではなかなかリーチできなかった層の相談者を確保していく方針です。これがリーガルメディア事業の成長戦略の1つです。
成長戦略―リーガルアライアンス事業

中山:リーガルアライアンス事業ですが、アライアンス先が非常に多く、ぱっと想像するだけでもスライドに記した数があるという状況です。それぞれを確実に立ち上げていくことが重要です。
当社は集客に特化し、エンドクライアント向けに集客を行うサービスを提供しています。ただし、自社でもある程度ソリューションが提供できると思われる、一定の自信のある領域では、自社でソリューションを提供することによって、売上や利益を十分に創出していきたいと考えています。
さらに、アライアンス先にはまだ成長や開拓の余地が十分にあると感じており、大きな期待をいただいても問題はないと考えています。
成長戦略―リーガルプロテクト事業

中山:リーガルプロテクト事業ですが、引き続きアライアンスを継続しています。また、アライアンスに加え、直販でも数字を伸ばせるよう取り組んでおり、その結果、直近では直販が伸びています。
現在も投資フェーズは続いていますが、ちょうど1年前はまだ「このようにすれば、リーガルプロテクト事業は伸ばしていける」といった蓋然性がつかみきれていない状況でした。
暗中模索ながらも横に販売戦略を広げ、どれが成功するのか試行錯誤していた状態でしたが、1年を経て、YoYでやっと「この領域に関してはアライアンスでやるべきだ」「この領域に関しては直販でやるべきだ」というすみ分けが確立され、何をすべきかが明確になってきています。
来期は、リーガルプロテクト事業も伸びているということを投資家のみなさまに実感していただけるような、十分な数字をお示しできる準備が整ったと考えています。
これまで広げてきたチャネルの中には、これなら急激に数字が伸びていくのではないか、と期待を寄せていたにもかかわらず不振に終わり、結果として思ったほどの伸びが見られなかったものもありました。しかし、そのおかげで「何をすべきか・何をしないべきか」という取捨選択が確実に進んだ点は、非常に良かったと感じています。
成長戦略―HR事業

中山:HR事業についてですが、引き続き、どの領域に注力するかをある程度絞りつつ、効率的に集客し、求職者の方がスムーズに転職できるよう効率化を徹底していきます。また、業務の中でAIを活用しながら、事業の成長を促進していきたいと考えています。
具体的な施策については、競争上の都合によりあまり外部に公表できない部分もありますが、社内ではAIの活用がかなり進んでおり、あらゆる業務をAIに切り替えることで、コスト削減や効率化を実現しています。
「ビジネスとしてAIを活用しきっている」「これによって売上が立っている」といった具体的な事例を示すことはできませんが、社内施策としてAIの活用はすでに十分に進んでいる状況です。
既存事業×新規事業による収益基盤の最大化

中山:このようなイメージで、営業利益40億円を目標として掲げ、それを見据えてブレることなく、引き続きチャレンジしていきたいと考えています。また、その基盤や準備は着実に進んでいると感じており、十分に達成可能であると認識しています。
さらに、新しい施策を展開することでプラスアルファの成長も十分に狙えると思っています。残された期間を「あと4年しかない」と捉えるか、「まだ4年もある」と捉えるかはさまざまですが、当社としてはスピーディかつ大胆に取り組み、営業利益40億円を達成するだけでなく、さらなる上積みを目指していきたいと考えています。ぜひご期待ください。
業績水準別 市場評価感応度(参考)

中山:業績や売上を十分に伸ばすことも重要ですが、それと同時に株価にも意識を向けて経営を進めていく必要があると思っています。
現時点では、株価がバリュエーションの観点から十分に評価されていないと感じています。そのため、株価についても意識を高めつつ、既存の投資家のみなさまだけでなく、新規の投資家のみなさまにも注目していただけるよう、着実にIR活動を行いながら、この現状のバリュエーションを改善していきたいと考えています。
株主還元の強化―当期利益ベースの総還元性向 約98%

中山:そのため、株主還元については今後も積極的に実施していきたいと考えています。株主還元や株価の上昇、業績の上振れを実現し、株主のみなさまの期待に応えていきたいと思っています。また、このほかにも可能な株主還元があれば、取り組んでいきたいと考えています。
株価とバリュエーション 他社比較(参考)

中山:当社は株価を非常に意識しており、他社の動向や自社の見られ方を意識しながら経営を進めています。株価は見ずに、事業だけを行っていればよいという考え方ではなく、常に意識しながら経営していますので、その点はご安心いただければと思います。
以上が決算の内容です。決算説明資料の内容について、追加で私から補足したほうがよいと思われる点をご説明しましたが、それ以外は基本的に決算説明資料に記載したとおりです。
また、「アシロに投資したばかりで、業務・事業がわからない」というご質問や、当社の基本的な部分でわからない点がある場合は、今回の決算説明資料に加え、これまでのIRや決算説明会のアーカイブなど、過去の資料やテキストをご確認いただくことで、当社についてよりご理解いただけるかと思います。
決算説明資料だけでは解決できない内容については、当社のIR窓口までお問い合わせいただけますと幸いです。
私からの決算説明資料の説明は以上といたします。
質疑応答:営業利益20億円への展望について
荒井沙織氏(以下、荒井):「『2027年度業績で営業利益20億円が射程に入った』と前回の決算で報告がありましたが、上半期の利益を見ると、どのような根拠で射程に入ったと判断したのか読み取れませんでした。
リーガルプロテクト事業に手応えを感じているのか、リーガルアライア
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