リンナイ株式会社【速報版】
【速報版】リンナイ株式会社 2027年3月期第1四半期決算説明
※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。
2026年度 第1四半期 決算説明資料
これより、リンナイ株式会社の2026年度第1四半期の決算について説明します。
本資料に含まれる見通しや予想等は現時点の情報と一定の前提に基づくものであり、実際の業績はさまざまなリスクや不確定要素により異なる可能性があります。
中東情勢の影響
はじめに、中東情勢の影響について説明いたします。
第1四半期実績では、生産面への影響はありませんでした。国内では供給不安から一部前倒し受注が発生しましたが、納品遅延は解消しました。コスト面ではシンナー、プラスチック系を中心に資材費の値上げ影響を受けましたが、業績への影響は軽微でした。
通期の見通しでは、調達環境は今後も改善する見通しであり、現時点において生産面への影響は生じない見込みです。コスト面ではナフサ由来の資材費が上昇傾向にありますが、部材の汎用化、共通化、在庫の適正化によりコスト増を吸収し、業績影響を最小限に抑制する見込みです。
2026年度 第1四半期 連結決算要点
第1四半期の連結決算の要点についてご説明します。
M&A効果を含む海外市場の売上拡大が増収を牽引した一方で、原材料価格高騰が利益を圧迫しました。
売上高は1,136.6億円、前期比プラス10.6パーセントです。M&A効果を含む海外各国の売上が中国市場の落ち込みをカバーし、過去最高売上を達成しました。
営業利益は91.9億円、前期比マイナス5.2パーセント、利益率8.1パーセントです。銅価格の大幅上昇が収益を圧迫したものの社内計画を上回る着地となりました。
経常利益は103.0億円、前期比マイナス3.5パーセント、利益率9.1パーセントです。営業利益の減少が、経常利益の減益要因となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は67.4億円、前期比プラス1.8パーセント、利益率5.9パーセントです。非支配株主利益の減少が四半期純利益の増益要因となりました。
連結業績推移(第1四半期)
連結業績推移についてご説明します。5年間の第1四半期の売上高・営業利益・四半期純利益推移を示しています。
売上高は、厳しい事業環境が続くなかでもM&A効果を含む海外事業の成長が牽引し、継続的に拡大しています。
営業利益は原価低減を着実に積み上げているものの、原材料価格高騰の影響が年々増し、利益額および利益率は横ばい傾向となっています。
2026年度 第1四半期 機器別売上高の内訳
機器別売上高の内訳についてご説明します。
全体として全カテゴリーで売上が増加しています。給湯は依然として高い構成比を占めており、その他および業用の構成比が上昇しました。
給湯は651億9,000万円、前期比プラス7.6パーセントとなりました。構成比は57.4パーセントです。
厨房は234億円、前期比プラス6.6パーセントとなりました。構成比は20.6パーセントです。
空調は50億円、前期比プラス16.1パーセントとなりました。構成比は4.4パーセントです。
業用は30億5,000万円、前期比プラス31.2パーセントとなりました。構成比は2.7パーセントです。
その他は170億1,000万円、前期比プラス25.6パーセントとなりました。構成比は15パーセントです。
2026年度 第1四半期 連結セグメント別 損益実績内訳
第1四半期の連結セグメント別の損益実績内訳についてご説明します。
連結全体では売上高が増加した一方で営業利益は減少しており、地域により営業利益率の差が見られます。
オーストラリアセグメントは買収した企業のシナジー効果が寄与し、大幅な増収増益となりました。
アメリカセグメントおよび中国セグメントは営業赤字となりました。
2026年度 第1四半期 連結営業利益分析
第1四半期の連結営業利益の分析についてご説明します。
連結の営業利益は91億9,000万円、前期比マイナス5億円となりました。国内外ともに増収となった一方で、原材料費を中心とするコスト上昇が営業利益を押し下げました。
海外の固定費増加には米国の関税14.7億円の利益マイナス影響が含まれています。原価低減努力他にはペルーのMTインダストリアル社が含まれます。
日本 セグメント 2026年度 第1四半期 実績
地域セグメント実績についてです。セグメント内の主要会社の業績を中心にご説明します。
最初に、日本セグメントの2026年度第1四半期実績についてご説明します。
主要会社であるリンナイ単体の売上高は560億3,000万円、前期比プラス0.5パーセントとなりました。住宅需要は金利上昇と住宅価格高騰により弱含みで推移しましたが、ハイブリッド給湯器の販売減少をエアバブル商材と衣類乾燥機の伸長がカバーし増収となりました。
営業利益は36億9,000万円、前期比マイナス6.9パーセントとなりました。営業利益率は6.6パーセント、前期比マイナス0.5ポイントとなりました。原材料価格の高騰により収益性が低下しましたが、固定費抑制により減益幅を圧縮しました。
日本 トピック ~厨房機器・衣類乾燥機 新製品~
厨房機器と衣類乾燥機の新製品についてご説明します。
市場ニーズを捉えた新製品の発売により、下期にかけ売上拡大を目指します。
一つ目は、当社独自のウルトラファインバブル技術を搭載したウルトラファインバブル食洗機です。
高い洗浄効果と食洗機本体の清潔性維持が実現し、衛生的で快適なキッチンライフを通じて生活の質の向上に貢献します。
二つ目は、ビルトインガスコンロMYTONEのモデルチェンジです。
普及価格帯における商品力強化を目的として、新開発のトッププレートプレミアムガラスコートが質感と清掃性を向上させ、安全性も強化します。このモデルにより厨房分野における需要獲得と販売拡大を図ります。
三つ目は、ガス温水式衣類乾燥機です。従来のガス衣類乾燥機における施工面の課題を解決して集合住宅にも導入可能にします。
温水式の採用により排湿管施工費を低減するとともに、設置の自由度を向上します。電気式の約1/2の乾燥時間とふっくらとした仕上がりを実現し、家事負担の軽減と快適な暮らしに貢献します。
アメリカ セグメント 2026年度 第1四半期 実績
アメリカセグメントの2026年度第1四半期の実績についてご説明します。
リンナイアメリカの売上高は187億8,000万円、前期比プラス8.4パーセントとなりました。現地通貨ベースではプラス5.9パーセントです。
金利の高止まりと高インフレ環境の継続により住宅市場が低調に推移するなか、カナダ向け販売およびボイラーや業務用機器の好調な販売が増収に寄与しました。
営業利益はマイナス6,000万円、営業利益率はマイナス0.4パーセント、前期比マイナス3.0ポイントとなりました。営業赤字の要因は研究開発費の増加と現地生産台数の減少により固定費吸収が進まなかったことです。
アメリカ トピック 関税影響のまとめ
アメリカにおける関税影響の状況についてご説明します。
2026年度より関税措置に大きな変更があり、当社は引き続き業績への影響を注視しています。第1四半期の関税影響は価格転嫁により概ね吸収し、業績への影響は軽微でした。2026年通期の影響見通しとして、関税措置の変更により材料にかかる関税負担が増加します。IEEPA関税の還付申請については、第2四半期から第3四半期にかけ関税還付金を受領する見込みです。
中国 セグメント 2026年度 第1四半期 実績
中国セグメントの2026年度第1四半期の実績についてご説明します。対象会社は上海林内、広州林内、林内香港です。
上海林内の売上高は63億1,000万円、前期比は円貨でマイナス25.7パーセント、現地通貨でマイナス31パーセントです。
売上高の減少は上海林内の販売減と流通在庫の調整が主な要因です。
営業利益はマイナス4億5,000万円です。固定費管理を徹底しましたが販売減の影響が大きく営業赤字となりました。
営業利益率はマイナス7.2パーセントで前期比マイナス18.3ポイントです。
オーストラリア セグメント 2026年度 第1四半期 実績
オーストラリアセグメントの2026年度第1四半期の実績についてご説明します。
リンナイオーストラリアの売上高は127億3,000万円、前期比で円貨ベースではプラス36.9パーセント、現地通貨ベースではプラス20.7パーセントです。
ガスタンクレス給湯器の好調と、蓄電池やヒートポンプ給湯器など電化商材に対する補助金効果、買収企業とのシナジーが売上高の増加要因となりました。
営業利益は6億円、前期比で円貨ベースではプラス163.6パーセント、現地通貨ベースではプラス132.2パーセントです。営業利益率は4.8パーセント、前期比プラス2.3ポイントです。
販売増による増収効果で増益となりました。
オーストラリア トピック
オーストラリアにおける電化市場対応の注力施策についてご説明します。
一つ目は、2024年8月に買収したSmart Energy社とのシナジー発揮です。Smart Energy社の売上は、買収以降、過去最高売上を継続して記録しています。
2026年度は売上成長に加え、リンナイオーストラリアの販路を活用した新規ルートでの販売拡大を見込んでいます。具体的には、電化商材をパッケージ化してリンナイ販路のビルダー向けに提供する新規ルート事業を展開します。
二つ目は、ヒートポンプ式給湯器の販売伸長です。ヒートポンプ式給湯器の販売は、補助金の追い風を受けて好調に推移しています。ラインアップの拡充と販路拡大を通じ、更なる売上成長を目指します。今年度は政府系大型案件の受注を獲得しています。
韓国 セグメント 2026年度 第1四半期 実績
韓国セグメントの2026年度第1四半期実績についてご説明します。
対象会社はリンナイコリア、アール・ビー・コリアです。
リンナイコリアの売上高は85億8,000万円、前期比プラス3.7パーセントとなりました。市場は住宅市場が物価上昇や景気減速を背景に引き続き低調に推移するなか、主力のボイラーが新製品効果により販売増加したことが売上高の増加要因となりました。
営業利益は4億3,000万円、前期比プラス12.1パーセントとなりました。3月に実施した価格改定前の需要増に加え、改定後の収益性改善が増益要因となりました。
インドネシア セグメント 2026年度 第1四半期 実績
インドネシアセグメントの2026年度第1四半期実績についてご説明します。
リンナイインドネシアの売上高は54億1,000万円、前期比プラス21.5パーセントとなりました。中間所得層の増加を背景に厨房機器市場は安定成長が続くなか、天災発生による交換需要の増加や価格改定前の需要が第1四半期を通じて継続したことが売上の増加要因となりました。
営業利益は11億5,000万円、前期比プラス22.6パーセントとなりました。主力であるテーブルコンロの増収効果と価格改定効果により増益となりました。営業利益率は21.2パーセントから21.4パーセントに、前期比プラス0.2ポイントとなりました。
連結業績予想
今期の連結業績の見通しについてご説明します。
第1四半期は社内計画をやや上回る進捗となり、上期の業績予想に変更はありません。下期は国内の価格改定効果により銅価格上昇を吸収する見込みであり、通期業績予想を維持します。
説明は以上です。ご参加ありがとうございました。
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