目次

石井智康氏(以下、石井):みなさま、こんにちは。石井食品株式会社、代表取締役社長執行役員を務めている石井と申します。本日はよろしくお願いします。私から、2025年3月期決算についてご説明します。

初めての方もいらっしゃるため、まず会社概要と、今当社が目指しているところをお伝えした後に、メインとなる2025年3月期の通期決算の報告、中期経営計画に対する進捗のご報告をします。

会社概要

会社概要です。当社の基本情報はスライドのとおりです。大きなトピックとしては、株主のみなさまの支援のおかげで、今年創業80年を迎えることができました。本当にありがとうございます。

会社概要

当社は食品業界の立ち位置として、「食」の実験企業であると自認しています。我々の食品業界における80年の歴史の中で、時代や社会に合わせた新しいビジネスモデルをどのように打ち出し、世の中あるいは業界に提示していくかを常に模索してきました。

現在も、投資も含めその最中であることをご認識いただければと思います。

沿革:第一期

沿革です。多くの方は、今の主力商品であるミートボールやハンバーグの会社というイメージが強いと思いますが、もともとは佃煮から始まった会社です。佃煮から真空包装の技術を食品業界で初めて打ち出し、佃煮メーカーとして成長してきました。また、1962年には佃煮メーカーとして上場し、今日につながっています。なお、現在も業界団体としては佃煮業界に属しています。

沿革:第二期

1970年代に当時としては新しいカテゴリであった中華や洋食にチャレンジしました。その中でできたのが「チキンハンバーグ」や「イシイのおべんとクン ミートボール」など、今主力になっている商品群です。業界初の調理済みのハンバーグとして、当時としては大変画期的な商品であり、それにより当社も成長することができました。

沿革:第三期

1990年代には、企業理念や企業目標にも「食」安全性の追及を大きく標榜しました。その中で開発した「無添加調理」は、食品業界でも非常に独自な技術であり、それを基盤に現在もすべての商品を作っています。同時に、「OPEN ISHII」という理念のもと、原材料履歴管理システム(トレーサビリティ)を自社開発しました。これはお客さまが全商品の原材料の履歴を確認できる仕組みです。

このように、食品の安心・安全に関しては、先駆けて行ってきた会社だと自負しています。

沿革:第四創業期

現在は第四創業期として、「地域と共に循環型ビジネスモデルを構築」を標榜しています。社会が大きく変化し、生産者や産地、サプライチェーンのあり方が大きく問われる時代になっています。今までの大量生産・大量販売の時の延長のサプライチェーンとは違う、地域と密接に結びつき、共創していくサプライチェーン作りに取り組んでいきたいと考えています。

企業理念・経営目標

企業理念はスライドに記載のとおりです。また、経営目標は、「日本一、生産者と地域に貢献する食品会社になる」を掲げています。

第四創業期で目指す循環モデル

第四創業期で目指す循環モデルです。具体的には、まず生産者と当社が共同で商品開発をします。生産者も、産地や生産品によってさまざまな課題があり、その課題にマッチするような商品作りを目指しています。生活者・消費者に、産地や生産物のことを知っていただき、ファンになっていただきたいと考えています。これをいろいろな地域で行いながら、このような循環するモデル作りに取り組んでいます。

主な事業

主な事業についてです。「イシイのおべんとクン ミートボール」「チキンハンバーグ」「とりそぼろ」といった主力商品に加え、「地域と旬」と銘打った、地域の食材を活かしたハンバーグや、栗ご飯や混ぜご飯といった商品カテゴリがあります。

祖業である佃煮製造では、正月料理カテゴリで販売しています。さらに、今注力しているところでは、もともとの佃煮の技術を応用し、常温で非常に日持ちのする商品をつくれるため、非常食としてローリングストックできる商品を開発・販売しています。

また、当社は食物アレルギー配慮の専用工場を持っています。そこでは食物アレルギー特定原材料8品目を使用しない商品を製造し販売しています。これも当社の特徴の1つです。

ISHII VISION 2030

中期経営計画「ISHII VISION 2030」では、「農と食卓をつなぎ子育てを応援する企業に」を目指しています。

ISHII VISION 2030

我々は2030年に向けて、単なる食品メーカーから脱皮し、食のライフスタイルを作っていく会社を目指し、さまざまな取り組みを行っています。

2022年‐2026年 中期経営計画

スライドには、中期経営計画における6つの柱を示しています。「既存の深化」により財務基盤や利益率を安定化させながら、「新規の探索」と「事業基盤構築」に積極的に投資していくことで利益率の向上を目指します。

2025年3月期‐業績ハイライト

2025年3月期の通期決算について、業績ハイライトです。今期は売上高は堅調に推移しましたが、成長に向けた設備投資・人財投資の継続に関するコスト増により、前年比減益で着地しています。ただし、昨年に発表した業績予想推移と同水準の利益で着地し、結果的に投資と営業利益は計画どおりと考えています。

大きなトピックとしては、売上高は堅調で前年比103.6パーセントの増収です。ただし、将来の成長に向けた投資は継続しています。ここについては後ほど詳しく説明したいと思います。

スライド下側に記載された、「経費削減・生産性向上によって業績予想を大きく上回る」についてご説明します。2024年11月の業績予想では、原材料費およびエネルギーコストの上昇や、売上が苦戦するという予想を理由に、当期業績の下方修正を出していました。しかし、実績としては原材料費もエネルギーコストも予想より抑えることができ、1月、2月、3月の売上は予想よりも落ち込まずにすみました。

さらに、昨年からは生産計画の最適化として残業時間の削減に取り組み、12月まではあまりうまくいきませんでしたが、1月から人件費削減の効果が出てきました。これらの結果、業績予想時の下方修正よりも大きく上振れし、当初の予測どおりの数値に収まりました。

2025年3月期‐連結業績

連結業績です。売上高が108億6,900万円、売上総利益が36億2,700万円、営業利益が2億6,700万円、経常利益が3億900万円、当期純利益が2億8,700万円、EBITDAが6億5,700万円となりました。

決算ハイライトでもお伝えしたとおり、売上高が増加した一方、原材料費は厳しい状況が続いています。売上総利益は前期比7,800万円程度のプラス、営業利益は前期比1億4,500万円マイナスという状況です。

2025年3月期‐財務状況

財務状況です。純資産は前期比1億5,900万円増加、自己資本比率は前期比で4.5ポイント増加し46.8パーセントです。

営業キャッシュフローについて詳しく説明いたします。2024年3月期の12億4,700万円から1億1,700万円と非常に下がっているように見えています。これは2024年3月期の最終日が週末で、出ていくキャッシュが4月にずれこんだため、前期のキャッシュフローが大きくなり、今期が下がってしまったことが影響しています。この影響は4億円程度と推定しており、表に記載した1億1,700万円に4億円を足した5億円超が本来の当期営業キャッシュフローとなります。当社の営業キャッシュフローとしては順調と考えています。

昨年度に関しては、12億4,700万円から4億円を引いた8億円程度が営業キャッシュフローとなります。見にくくて申し訳ないのですが、P/Lの営業利益との比較しても、ある程度の水準の中でキャッシュフローは確保できていると考えています。

投資キャッシュフローは、固定資産(機械装置およびソフトウェア)の取得で、継続的に投資しています。

2025年3月期‐営業利益

営業利益の増減要因分析のグラフです。繰り返しになりますが、2025年3月期の営業利益は、前期と比べると減益です。前期と比べると、売上やその他経費削減などにプラスが見られる一方、人件費、減価償却費、エネルギーコストで大きくマイナスになっています。

2025年3月期‐営業利益_補足資料①

人件費と減価償却費についてもう少し詳細にご説明します。スライド左側の人件費については、社会的状況や組織力向上の観点から、給与水準のアップ、また社内の製造現場における世代交代や、生産体制の安定化として増員を行っており、人件費が大きく増加しています。前期は残業削減を掲げつつも苦戦していましたが、今年1月くらいから増員や機械投資の効果も出始めました。今期は大きく残業削減が見込める状況にまできています。

右側の減価償却費について、ご心配される方もいらっしゃるかと思います。こちらは前期に基幹システムを3工場すべてをリニューアルしたことによる増加です。減価償却費の比率をある程度想定しながら、戦略的に行っている投資です。一見P/Lに影響を与えるところではありますが、しっかりEBITDAも加味し減価償却費をコントロールしたかたちで投資を続けていきたいと考えています。

2025年3月期‐営業利益_補足資料②

業績予想との差の要因分析グラフです。先ほどお伝えしたとおり、11月に行った業績予想の下方修正から見ると、売上未達にはなっていますが、原材料費やエネルギーコストは想定よりも縮小することができました。人件費減少の部分は、先ほどお伝えした残業時間の削減が実績として出ていることを示しています。

2025年3月期‐商品群別実績 ミートボール

商品群別の実績をご説明します。当社の主力商品であるミートボールに関しては、前年比105パーセントと順調に伸びています。特に昨年は「ミートボール50th」のアニバーサリーがあり、そのキャンペーンや販促企画が功を奏して伸びています。

ミートボールを始めとした主力商品において、今年の3月に2022年以来となる価格改定を行っています。そちらに関しても3月だけ見ると予想の範囲内の数量減であり、売上は増加しています。

2025年3月期‐商品群別実績 地域商品

新しい試みの地域商品について、ハンバーグ系を切り出したスライドです。前年比107パーセントと伸びていますが、その伸び率は徐々に鈍化しています。インフレ化において価格改定がある程度影響している中で、今まではかなり順調に伸びていましたが、あらためて地域商品の魅力、社会的意義、おいしさをしっかり伝え、このカテゴリにおいてさらなる成長を試みたいと考えています。

2025年3月期‐商品群別実績 正月料理

お正月料理についてです。現在、さまざまな年末年始の過ごし方やライフスタイルがあり、それに合わせたご提案を幅広く行っています。ただし、こちらに関してはそれなりに高価な商品になりますので、原材料費の高騰の影響は避けられず数量が減少しています。売上高としても前年比95パーセントとなっているカテゴリです。

2025年3月期‐商品群別実績 その他TOPIX_常温商品

現在、常温商品に力を入れているとご説明しました。もともと非常食として販売していたものから、スライド左側の「いつでも ミートボール」「いつでも 1.5倍チキンハンバーグ」と、さらに使い勝手よく、用途を増やしていただこうということで、昨年パッケージを新しくし、現在、力を入れているカテゴリです。こちらは常温で保存可能、製造から1年程度の保存が可能な商品として、ふだんの主力の定番商品とは違った魅力を訴えかけています。

加えて、先ほどご説明したアレルギー配慮商品も常温保存可能な形態となっており、さらに、スライドに掲載したような新しいおにぎり「佰にぎり」というカテゴリも、常温商品として伸びています。

現在、このような常温商品を伸ばすことに力を入れており、その一部として2億4,000万円の規模となっています。これらの成長を加速する中で、今までの冷蔵品では届かなかったお客さまや、使い勝手にアクセスしていきたいと考えています。

2026年3月期‐通期業績予想

今期の通期業績予想として、現在公表している数字はスライドのとおりです。価格改定を3月に行っていることもあり、売上高、売上総利益についてはある程度伸ばせるという見通しが立っています。

ただし、今期も特に原材料費、エネルギーコストに関してはいまだ見えない状況が続いており、その中である程度保守的に考えて予想している結果として、今期の業績予想は営業利益が1億5,000万円、経常利益が2億円、当期純利益が1億5,000万円、EBITDAが6億1,400万円となります。

ご説明したとおり、特にエネルギーコストが大きく影響を与えると思っており、この見通しがある程度つき次第、もし業績予想が修正になる場合は速やかに開示したいと考えています。

2026年3月期‐通期業績予想‐営業利益

今年度の予想についてです。3月の価格改定によって起こる効果がある程度見込める一方で、起こり得るコスト増として、原材料費、エネルギーコスト、運搬費を考えており、そこである程度相殺されると思います。

現在の中期経営計画に基づき、減価償却費の増加や、成長の可能性が少ないカテゴリからの撤退による売上減、および、伸びる新規事業に対する経費的な投資を行っている中で、ある程度マイナスがかさむことを踏まえ、営業利益予想を1億5,000万円としています。

2022年‐2026年 中期経営計画

中期経営計画の進捗について報告します。スライドにお示ししている6つのカテゴリについて、それぞれ計画を立てて進めています。

2022年‐2026年 中期経営計画 進捗_経営成績

現在の進捗としては、2025年3月期の営業利益率は2.5パーセントとなっています。2024年度が3.9パーセントと、価格改定のタイミングもあり大きく上振れしましたが、ある程度堅調な2パーセントから3パーセントという数字は作れてきたと考えています。

EBITDAに関しても、コロナ禍の2021年や、あるいはそれ以前から比べてもある程度安定的な数値を作れてきたと考えています。したがって、既存ビジネスに対しては、ある程度の安定性が作れてきたと評価しています。さらに、新規ビジネスや基盤構築において、新しい生産やインフラ体制を作り、既存も新規も利益率の向上を考えています。

2022年‐2026年 中期経営計画 進捗_投資

投資は順調に行っており、それぞれの固定資産および無形固定資産の取得は伸びています。特に無形固定資産においては、ソフトウェアの投資を進めています。3年、4年かけて進めてきた当社の基幹システムが、古いレガシーなものから新しくリニューアルされたものが3工場に整備されたことで無形固定資産が増え、減価償却が始まっています。

2025年3月期の活動トピックス

ブランディング・マーケティングについてです。昨年度は、ミートボール50周年や工場見学を大きく打ち出し、特に工場見学は3工場で延べ1万4,000人にご来場いただきました。これまでの感謝を伝えるとともにファン作りを進められていると考えています。

2025年3月期の活動トピックス

新しい販売チャネルとビジネスモデルについてです。先ほどご説明した、常温商品およびアレルギー配慮商品について、今までなかったチャネル作りが順調に進んできていると考えています。これらをさらに拡大するために新しい販売チャネルを作りたいと思っています。

当社子会社の運営によるECのオンラインストアも順調に成長できており、直接お客さまに販売、またお客さまに対するサービス作りも成長してきていると考えています。

質疑応答:価格転嫁の影響について

石井:「昨今の時流で価格転嫁は行いやすくなってきていますか?」というご質問です。取締役執行役員の伊藤からご説明します。

伊藤幸一郎氏(以下、伊藤):伊藤です。よろしくお願いします。過去十数年前にも価格改定がありましたが、その時に比べると行いやすくなりました。つまり、流通側の受け手のほうが価格改定を拒否する、というようなことは昨今ありません。

ただし、その中でも本当に数パーセントですが、商品カットや売り場位置の変更といった、当社内で不利益変更と呼んでいるものがあることも事実です。概ねどこの流通も価格改定は受け入れてくださっていますが、流通も消費者も、売価に対しては非常に敏感に反応します。

したがって、うまくいった価格改定もここからが勝負として、先ほど当社代表がいろいろなキャンペーン、工場見学を含めたファン獲得施策についてご説明しましたが、そのような活動を強化し、当社の方針や商品を知っていただき、ファンになっていただくということは絶え間なく行っていきたいと考えています。

石井:ご説明したとおり、価格転嫁はかなり受け入れられやすくなってきたと思います。お客さまに受け入れていただくために、私たちとしてはそこに見合った価値作りと、その価値をお伝えしていくことに尽きると考えています。

質疑応答:価格転嫁による販売量の変化、原材料価格への影響について

石井:「3月から約10パーセント価格転嫁されていると思いますが、販売量の変化はないのでしょうか? また、原材料価格への影響を教えていただきたいです」というご質問です。

伊藤:先ほど代表の石井がご説明したとおり、3月からの10パーセントの価格改定による販売量の変化も概ね想定内です。減少してはいますが、著しく減っていることはなく、想定内の範囲で収まっています。原材料価格に関しても、この数量減により価格が上がることはありません。

石井:当社が大変ありがたいと考えていることとして、特にミートボール、ハンバーグ、とりそぼろに関しては、長く買い続けてくださるリピーターのお客さまが根強くいらっしゃり、現在の価格改定においても、そのような方に継続して買っていただいていると考えています。

販売数量が大きく落ちた場合、よくチラシなどで入る特売のような、お店側で仕掛けてもらう企画に乗るか乗らないかが、ある程度の数量の中で影響を及ぼします。そのようなところが、価格改定で影響を受けますが、今のところそちらも予想内です。我々としては粘り強く、お客さまへの価値を得意先にもご提案していく中で、企画にも乗せていただくことを取り組み、その中で販売数量を回復させていくと考えています。

原材料価格への影響について、現在の原材料費と特に配送費、物流費および人件費の高騰をある程度予測して価格改定を行っています。したがって、予想の範囲内であれば粗利率、売上総利益の部分に関しては、改善が見込まれています。

質疑応答:今後伸ばしていきたい商品について

石井:「ミートボールが浸透していますが、あまり見慣れていない隠れた商品が伸びるとマーケットも反応すると思います。石井社長として今後、特に伸ばしていきたい、もしくは大きく伸びるであろうと考えている商品はありますか? 『佰にぎり』が気になっています」というご質問です。

いくつかあると思います。主力商品に関しては、「とりそぼろ」があります。聞き馴染みのある方とそうでない方がいらっしゃると思いますが、ミートボールと同時期から販売している「とりそぼろ」というご飯にかけるタイプの商品です。こちらは当社もユーザーの方に聞くと、実はミートボール以上のリピート率で、日常に組み込んでいただいている根強いユーザーがいる商品です。

「とりそぼろ」は、鶏肉を使った佃煮のような商品で、当社が佃煮メーカーとして成長してきた中で、佃煮の技術を持っていなければ作れない商品です。また、ミートボール、チキンハンバーグで鶏肉メーカーと懇意にしてきたという調達の強みがあるからこそ作れています。まだ地域によってかなり販売実績に差がありますが、このようなものをより多くの方に伝え、いろいろな地域で売れる状況にしていくことで大きく伸びるのではないかと考えています。

もう1つは今回、多めにご説明した常温商品群です。ミートボール、ハンバーグもふだんの冷蔵品とは違い賞味期限を大きく延ばして、常温で保存できるため冷蔵ケースが要らない商品です。これにより今まで販売できなかったところでも販売できる、また使い勝手においても冷蔵庫に入れずともストックが可能、持ち運んでお出掛け先でお子さまと一緒に食べることができるなど使い方が増えていきます。

常温商品はミートボールだけではなく、「佰にぎり」なども現在、市場で好調に受け入れられています。ただ、どこの販売場所と組み合わせると、よりお客さまに価値を感じていただけるのか試行錯誤しています。

常温商品は販売の仕方としっかりかみ合えば、非常に受け入れていただけるだろうと思っており、注力していきたいと考えています。さまざまに試みているため、まだ話し足りませんが、大きなものとしては以上の2点です。

村上樹生氏:以上で石井食品株式会社、2025年3月期通期決算説明会を終了します。ありがとうございました。