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アジェンダ

別納成明氏:ビジネスエンジニアリング株式会社CFOの別納です。これより、2027年3月期第1四半期の決算についてご説明します。

本日のアジェンダは、スライドのとおりです。

2027年3月期 第1四半期決算エグゼクティブサマリー

まず、第1四半期決算のサマリーについてご説明します。

事業環境については、中東情勢に懸念がありましたが、結果として第1四半期における製造業のDXニーズは依然として高く、戦略的なデジタル投資は堅調に推移しました。その追い風もあり、当社の連結業績は売上高、営業利益、受注高で過去最高を達成し、非常に良いかたちで着地しました。

今期からすべての海外子会社を連結化しました。連結効果を含めた売上高は67億8,100万円で、前期比12.3パーセント増加しました。営業利益は19億1,000万円で前期比10.5パーセント増、純利益は12億7,400万円で前期比7.1パーセント減少しました。

プロダクト事業のライセンス販売が大きく伸び、第1四半期の業績を牽引しました。ライセンス販売は過去最高を更新しています。

ソリューション事業は、前期が非常に良かった反動で売上高は微減となりましたが、受注は大きく拡大しています。

また、純利益は減益となっていますが、これは前期に一過性の政策保有株式売却益があった反動によるもので、特に問題はありません。

これらを踏まえ、上期および通期の業績予想は修正しません。計画達成に向けて順調に進捗しています。

連結PLハイライト

連結PLハイライトです。売上高は67億8,100万円で前期比12.3パーセント増、営業利益は19億1,000万円で前期比10.5パーセント増となりました。一方、純利益は12億7,400万円で前期比7.1パーセント減です。

受注高は72億1,400万円で前期比17パーセント増と大きく伸びています。この72億円は売上高の67億円を超えており、受注残が積み上がっていることがわかります。

連結による増加分を右下の表に示しています。売上高は連結により2億9,300万円増加しており、これを差し引いた売上高の増減率は7.4パーセント増となります。

同様に、営業利益も第1四半期において連結により5,000万円増加しており、これを差し引いた増減率は7.6パーセント増となります。連結効果を除いても、純粋な増収増益を達成できています。

通期売上高予想に対する進捗状況

通期予想に対する進捗状況です。売上高は通期計画の268億円に対し、第1四半期は67億円で、進捗率は25.3パーセントとなりました。年間計画の達成に向けて順調なスタートを切っています。

通期営業利益予想に対する進捗状況

営業利益は、通期69億円の計画に対し、第1四半期は19億円、進捗率は27.7パーセントとなり、こちらも年間計画の達成に向けて順調にスタートしています。

営業利益の増減分析(前期比較)

営業利益の増減分析です。売上高の増加と売上総利益率の改善がともに寄与しています。これらは、先ほどお伝えしたプロダクト事業のライセンス販売が大幅に伸びたことによるものです。

一方、販管費は3億7,200万円増加しました。これは、特にソリューション事業の営業活動の強化と、全体的な給与水準の上昇によるものです。

しかし、これらの増加分については、先ほど述べた増収効果や利益率の改善効果によって吸収できています。

セグメント売上高&営業利益

セグメント別の売上高と営業利益についてです。ソリューション事業の売上高は39億3,500万円で、前期比1.4パーセント減となりました。上期の業績予想に対する進捗率は49.8パーセントです。

プロダクト事業の売上高は27億3,900万円で、前期比40.2パーセント増と大きく伸びました。上期予想に対する進捗率は53.7パーセントです。

「mcframe」のライセンス売上高は20億4,000万円で、前期比43.5パーセント増となり、こちらも大幅な成長を見せています。上期予想に対する進捗率は60パーセントです。

プロダクト事業には、海外子会社の連結範囲拡大による影響が含まれており、この金額はスライドの右下に示しています。

プロダクト事業の売上高から、連結効果の2億9,300万円を差し引いた場合の増減率は25.2パーセント増となり、連結効果を考慮しても引き続き大きな伸びを記録しています。

「mcframe」のライセンス売上高も、連結によって1億1,000万円増加しました。これを差し引いても35.7パーセント増と、かなり大きく伸びています。

セグメント情報:ソリューション事業

ソリューション事業についてお話しします。ソリューション事業では、顧客ニーズに寄り添った戦略的な提案活動を強化し、顧客との長期的な信頼関係を背景に、受注が拡大しました。第2四半期に向けた受注残は49億円と、かなり高水準となっています。

売上高については、前期の第1四半期が非常に好調だった反動で若干減少しましたが、昨年度第4四半期の案件端境期の影響で売上が下がった時期と比較すると、売上高は上昇傾向にあります。また、受注も拡大しており、第2四半期以降については非常に明るい見通しとなっています。

利益率については、今後の成長に向けた活動強化や人件費の増加があるものの、29.6パーセントと、30パーセント前後の高い水準を維持しています。

セグメント情報:プロダクト事業

プロダクト事業についてです。スライドのグラフのとおり、今期は非常に大きく伸びました。戦略的パートナーシップや良好な顧客関係のもと、ライセンス販売が好調で、大型案件も計上しました。また、全海外子会社の連結化も寄与し、売上高が大幅に伸長しています。

昨年度第4四半期に売上高が若干減少しましたが、その際に当第1四半期へ期ズレすると見込んでいた案件について、着実に売上に結びつけることができました。加えて、当第1四半期にはもともと第2四半期に計画していた大型案件の前倒し計上もあったことが、売上を押し上げました。

さらに、海外子会社の連結化による寄与については約3億円ですが、この3億円を除いても売上高は24億円台で前期より大きく伸長し、純増額としても非常に高い水準であると考えています。

利益率についても、ライセンス販売が大幅に伸びたことで向上し、42.3パーセントという非常に高い水準を達成しました。

また、この事業では、SaaS型「mcframe X」のパートナー展開を今期から開始しています。さらに、製品のAI化開発を加速し、継続的な成長基盤を強化する取り組みを進めています。

mcframeライセンス売上高推移

ライセンス売上の状況です。こちらは前期比43.5パーセント増で、連結の効果を除いても35.7パーセント増という非常に大きな伸びを達成しました。

連結BSハイライト

連結バランスシートのハイライトです。総資産は約231億円で、前期末比7.7パーセント増加しました。純資産も約168億円となり、連結拡大効果を織り込んだ結果、前期末比5パーセント増加しています。自己資本比率は72パーセントで、前期末と比較すると若干の減少となっています。

また、固定資産のうち無形固定資産が1.8パーセント増加したのは、自社製品の開発投資を毎年増やしてきた結果を反映したものです。一方、投資その他の資産の減少については、連結子会社が子会社株式勘定から連結されることで消去されたためであり、特段資産の減少が生じたわけではありません。

製品の進化(AI化)|mcframe の進化ストーリー

以上が第1四半期決算の内容ですが、今回はAI戦略について一部お伝えしたい点があります。

5月12日の決算発表時に、AIに関する取り組みをいくつかご紹介しました。その中の1つに、製品の進化に関する取り組みとして、自社商品である「mcframe」のAI化に向けたロードマップをこのように示しています。

これまでの「Process ERP」に加え、2026年度にはAIを活用可能なかたちに整えるため、データプラットフォーム化を進めていくと宣言していました。最終的にはフェーズ3として、2028年度から「AI Driven Manufacturing」の実現を目指し、自動化された製造業の操業基盤を構築しようとしています。

そのような計画をお示ししましたが、現在、フェーズ2の取り組みを大幅に加速させています。開発スピードを加速する中で、2026年度第4四半期、つまり2027年の年明け以降に「mcframe Alchemist(アルケミスト)」と命名したデータプラットフォームの初版をリリースする予定です。

この開発に対して、現在、社内リソースを集中投下している状況であることをみなさまにお伝えしたいと思います。AI化を積極的に進めています。

2027年3月期 業績見通し エグゼクティブサマリー

最後に、2027年3月期の業績見通しについてです。こちらは、5月12日の決算発表時に示した数字から変更はありません。資料としても、その時のものを再掲していますので、ご参照いただければ幸いです。

第1四半期は、着実に業績を上げることができました。また、上期の目標に向けても着実に進捗している状況です。こうしたかたちで、最終的には成長戦略「BE 2030」で示している2030年度の目標達成に向けて着実に進んでいきたいと考えています。

以上をもって、ビジネスエンジニアリング株式会社の2027年3月期 第1四半期決算説明を終了します。ありがとうございました。

質疑応答(要旨)①

Q:ソリューション事業の受注残が非常に好調ですが、これは大型案件の獲得によるものでしょうか、それとも中小型案件の積み上げによるものでしょうか? また、今期の売上計画に対して上振れを見込めるレベルでしょうか?

A:大型案件が特別に寄与したというよりは、中小型案件の積み上げによるものです。今期の計画自体がストレッチ(高め)な目標設定となっているため、現時点では計画の上振れとまでは言えません。しかし、上期の達成度が大きく見えてきており、通期に向けても明るい手応えを感じている段階です。

質疑応答(要旨)②

Q:「mcframe」ライセンス売上高が大幅に伸長していますが、案件規模が拡大しているのでしょうか? 上期のライセンス売上予想(34億円)の着地点は計画どおりと考えてよいでしょうか?

A:基本的には「計画どおり」と捉えていただくのが適切です。もともと前期の第4四半期から第1四半期へずれ込む見込みの案件があり、第1四半期が少し高めになると想定していたところに、第2四半期からの前倒し案件が加わったため数値が大きく伸びました。上期の進捗率は約60パーセントと高水準ですが、上期の計画数値は変更せず、34億円の着地に向けて進めています。

質疑応答(要旨)③

Q:AI戦略に関して、顧客ニーズにマッチしているかという足元の反応と、開発スピード加速に伴う今期の費用増加の懸念がないか教えてください。

A:販売を支援いただくビジネスパートナーさまからのAI活用に対する関心が非常に高く、多くの問い合わせをいただいていることが開発を加速させた背景です。エンドユーザーさまへの導入を見越した動きであり、ニーズにマッチしていると考えています。

費用については、開発テーマの優先順位を入れ替え、既存テーマを少し先延ばしにするなど、リソースをシフトさせて対応しています。そのため、全体の費用や投資の大幅な増加にはつながっておらず、費用増加への影響は軽微です。

質疑応答(要旨)④

Q:上期予想に対する第1四半期の進捗が良い反面、第2四半期単体で見ると利益が減るような計画に見えます。想定外の費用の発生や不採算案件の懸念などがあるのでしょうか?

A:追加費用の発生や不採算案件といったネガティブな要因は特にありません。単純に「mcframe」のライセンス売上高が第1四半期に偏って計上されたことで四半期ごとの凹凸が生じているためであり、第2四半期単体では第1四半期ほどの水準にはならないと見ているのが実態です。

質疑応答(要旨)⑤

Q:ソリューション事業において、前期は大型案件からの追加発注が見られましたが、足元では一段落している状況でしょうか?

A:前期は複数の大型案件が進行中だったため、追加発注が出やすい状況でした。今期は本番稼働を迎えた案件もあり、現在遂行中の大型案件の件数が落ち着いているため、前期ほど顕著な追加発注は出ていません。現在は次の案件を積み上げていく端境期の段階です。

質疑応答(要旨)⑥

Q:SaaS型「mcframe X」の状況や年明けにリリース予定のAIプラットフォーム「mcframe Alchemist(アルケミスト)」の位置付けについて教えてください。

A:「mcframe X」は本格リリースから2年が経過し、自社での導入実績作りや導入ノウハウの定型化を終え、今年度からはパートナーさまが自立して導入できるよう展開していくフェーズに入っています。機能開発はほぼ完了しており、直近のリリースは微調整が中心です。

また、「mcframe Alchemist(アルケミスト)」は、 従来の「mcframe」のデータ上にAIエージェントを構築・アクセスさせるためのプラットフォームです。パートナー企業さまからの強い要望を受けて開発を加速させており、今後ユーザーさまにご活用いただきながら次のフェーズ(自動化された製造業の操業基盤)への礎としていく計画です。

質疑応答(要旨)⑦

Q:現場作業者向けDXブランド「orishia(オリシア)」について、「トライアングルエヒメ」への採択など早くも成果が出ていますが、引き合いや手応えはいかがでしょうか?

A:愛媛県が推進するデジタル実装加速化プロジェクトで採択され良いスタートを切りましたが、現時点で同様の案件が次々と発生しているわけではありません。現場DXのニーズ自体は確実に存在するため、今はじっくりと事業を育て、積み上げていく段階です。

※質疑応答部分は、企業提供の要旨になります。

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