MISSION(経営理念)
田口雅教氏:みなさま、お世話になっています。株式会社BTM代表取締役社長兼CEOの田口です。平素より当社をご支援いただき、誠にありがとうございます。それでは、2026年3月期第1四半期の決算説明を始めます。
まずは、当社のミッションについてです。当社は「日本の全世代を活性化する」というミッションを掲げています。代表2名ともが地方出身で、昔から首都圏と地方の機会格差に対して課題意識を持っていました。
優秀な人財がいても就職の選択肢が狭く活躍の場が少ないことや、技術・ノウハウを持つ企業があっても活かせる場が少ないことなどは、非常にもったいないと感じています。これらの機会をより提供することで、日本をさらに活性化していきたいと考えています。
したがって現在は、地方人財を積極的に活用し、企業のDXを推進する事業を行っています。
目次
本日のアジェンダはスライドに記載のとおりです。
エグゼクティブサマリー
2026年3月期第1四半期の決算概要についてご説明します。まずはエグゼクティブサマリーです。
安定的な増収を維持しながら成長投資を継続した結果、売上高は前年同期比10.1パーセント増の13億4,700万円、営業利益は前年同期比60.7パーセント減の1,300万円、当期純利益は前年同期比67.9パーセント減の700万円となりました。
DXのニーズは非常に増加しており、KPIも順調に推移しています。売上高は増加し、第1四半期は四半期で過去最高を更新しました。利益は前年同期比で減少していますが、通期計画に対する進捗は予定どおりであり、引き続き成長投資を進めていきます。
注力ポイント
注力ポイントについてご説明します。引き続き積極投資を行う方針で、人材採用は前期および今期ともに順調に進んでいます。採用した人材は、下期以降に利益貢献する予定です。また、新規事業開発やM&A、子会社設立による事業拡大を目指し、管理部門の増強も進めています。
KPIの進捗は非常に順調で、営業人員数、自社エンジニア数、アカウント数のすべてが成長しています。特に、自社エンジニア数はM&Aの効果もあり、順調に増員することができました。アカウント数も1万件を突破しています。
事業拡大に向けては、M&AやAI子会社である株式会社BTMAIZへ積極的に投資を行っています。
P/Lサマリー
P/Lサマリーです。売上高は前年同期比10.1パーセント増の13億4,700万円、営業利益は前年同期比60.7パーセント減の1,300万円となっています。
第1四半期進捗率
第1四半期の進捗率についてです。売上高と利益の両方が順調に推移しています。
当社は下期に売上と利益が増加するビジネスモデルとなっており、積極的に採用した人員が下期に利益貢献を果たしていく予定です。そのため、現状の数字はスライドに記載のとおりとなっています。
売上高・営業利益 四半期推移
売上高および営業利益の四半期推移です。売上高は第1四半期で過去最高を更新しました。営業利益は積極的な投資を行った結果、スライドに記載の数字となっています。
営業利益分析
営業利益分析です。基本的には、人材投資とM&Aの2点に積極的な投資を行っています。自社エンジニアの増員を目的とした昇給、業容拡大に向けた幹部人材・営業・エンジニアの増員、成長の加速を目的とした積極的なM&Aは、いずれも順調に進捗しています。
トピックス1 M&AによるAI領域の強化
2026年3月期第1四半期のトピックスをご紹介します。
1つ目のトピックスは、M&AによるAI領域の強化についてです。Laniakea社の事業を譲り受け、AI領域の技術力を強化しています。Laniakea社からはエンジニア全員が転籍し、大変順調にクロージングを終えることができました。
この事業譲り受けの目的は、AI領域の技術力の強化、AI領域のワンストップサービスの提供、そしてAI人材の育成体制の構築にあります。これらを通じて、AIやデータ分析の分野で当社の強化を図っています。
トピックス2 子会社BTMAIZによるAI領域の強化
2つ目のトピックスは、子会社のBTMAIZによるAI×DX案件の実績についてです。
お客さまは都内にあるエンタープライズ企業で、ヘルプデスクへの問い合わせが日々500件から600件ほど寄せられています。この稼働を抑えたいというご要望があり、AIを導入するプロジェクトを進めました。
解決策として、問い合わせ内容を生成AIが解析し、音声で応答する仕組みを構築しました。検証結果も非常に良好であり、社内の用語理解も優れています。そのため、一定の検証がうまくいき、さらに活用が進むものと考えています。
トピックス3 BTMAIZが生成AI活用の新サービスをリリース
3つ目のトピックスは、子会社のBTMAIZが提供を開始した、生成AIを活用した新サービス「ファーストページ」についてです。
このサービスは、生成AIを活用することで、効率的かつ短納期で高品質なホームページの生成および制作が可能となるものです。特に地方の中小企業からの依頼が多く、これらのお客さまに向けたサービス提供を行っています。
トピックス4 ビジネスパートナー等の「アカウント数」が10,000件を突破
4つ目のトピックスは、1万件を超えるビジネスパートナーとのネットワークを活用した、マッチングの効率化と最適化についてです。
おかげさまで、ビジネスパートナーとのネットワークが1万件を突破し、日々さまざまな人材情報や案件情報を蓄積できています。この情報量の多さにより、お客さまには最適な人材を、人材には最適な案件を、より多く提供できています。
マッチ度も非常に向上してきていることから、今後もビジネスパートナーとのネットワークをさらに拡大し、マッチングを強化していきたいと考えています。
2026年3月期業績予想(変更なし)
2026年3月期の業績予想に変更はありません。
売上高は前期比22.4パーセント増の62億4,400万円、営業利益は前期比12.4パーセント増の1億300万円、経常利益は前期比9.8パーセント増の9,500万円、当期純利益は前期比9.8パーセント増の6,800万円を見込んでいます。
重要KPI推移
重要KPIの推移です。営業人員数、アカウント数、自社エンジニア数のすべてが順調に推移しています。
以上で、2026年3月期第1四半期の決算説明を終わります。ご視聴いただき、誠にありがとうございました。