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山部清明氏(以下、山部):株式会社Fast Fitness Japan代表取締役社長の山部です。本日はお盆の期間中にもかかわらず、当社の2026年3月期第1四半期決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。本日は、こちらのスライドに記載された構成でご説明します。

事業概要

それでは、まず当社の事業概要と市場環境についてご説明します。当社はこれまで国内エニタイムフィットネス事業を中核事業として成長してきました。

2025年3月期からは中期経営計画の成長戦略に沿い、国内エニタイムフィットネス事業強化に加え、新たに3つの領域を開始しました。1つ目は海外エニタイムフィットネス事業、2つ目は新しいブランドの「The Bar Method」事業、3つ目はEC・物販事業です。これらへの投資を進めています。

国内エニタイムフィットネス事業では、店舗と会員基盤をさらに拡大・強化することで収益性を向上させています。一方、海外ではドイツとシンガポールでの事業を本格的に稼働させています。

新しいブランドである「The Bar Method」では、既存のフィットネス会員とは異なる層の新しい顧客の開拓を進めています。また、EC・物販事業では公式オンラインショップを立ち上げ、フィットネス会員との接点を活かしながら物販ビジネスの展開を図っています。

このように、既存事業であり中核となる国内エニタイムフィットネス事業と、新たな成長領域の両輪で持続的成長を目指しています。

中核事業の国内フィットネスの市場環境

中核事業の国内エニタイムフィットネス事業の市場環境についてお話しします。国内のフィットネス市場は、新型コロナウイルスの影響で一時的に縮小しましたが、その後、健康志向の高まりや運動環境の整備が進んだことで、現在は非常に回復基調にあります。

2024年の市場規模はスライドに記載のとおり5,389億円で、前年比10.3パーセント増となっています。また、フィットネス参加率はようやく5パーセント台に達し、引き続き成長を続けています。

フィットネス市場において、参加率が1パーセント増加するということは、約124万人の新しい参加者が見込まれるポテンシャルを有していることを意味します。

国内のフィットネスクラブの施設数拡大が続く中、エニタイムフィットネスは24時間ジムカテゴリーのパイオニアとして、「価値訴求型」のモデルを推進しています。さらに、競争優位性を確立している状況です。

中核事業のエニタイムフィットネスについて

当社の中核事業であるエニタイムフィットネスについてお話しします。エニタイムフィットネスは、2002年に米国のミネアポリスで1号店を開業しました。その後、比較的短期間で拡大を続け、現在では世界No.1の店舗数を誇るフィットネスジムへと成長しています。

今年3月末時点で、グローバルではエニタイムフィットネスが5,572店舗あり、そのうち日本は約21パーセントを占める1,194店舗というシェアになっています。

エニタイムフィットネスは、高品質なジム設備やスタッフサービスに加え、会員満足度の向上に直結する取り組みを継続しています。このように、低価格訴求型ジムとは差別化を図り、選ばれ続けるジムとしてブランド価値を強化しています。

成長する、24時間ジムカテゴリーの主力ジムと業界ポジション

こちらのスライドは、当社の業界内でのポジショニングを示しています。ご覧のとおり、エニタイムフィットネスは24時間ジムのカテゴリーにおいて、店舗数およびブランド力の両面で確固たる地位を築いています。

競合他社と比較しても、直営とフランチャイズの両方を組み合わせることで効果的な展開を図り、このモデルによって安定的な成長を実現してきました。

中長期の売上成長イメージ

2026年3月期は中期経営計画の2年目に当たります。既存事業のさらなる強化と、新たな成長領域への投資を、計画どおりに進めていきます。

海外エニタイムフィットネス事業、新ブランド「The Bar Method」事業、EC・物販事業の各事業は2025年3月期中に立ち上げ、そこからスタートしました。今期は、引き続き成長に向けた投資を継続しながらも、各事業の育成にかなり比重を置いた「育成フェーズ」への移行を進めています。

26/03期 1Qハイライト:連結業績

2026年3月期第1四半期のハイライトです。ご覧のとおり、数字は非常に良い成果を上げています。

国内のエニタイムフィットネスの店舗数・会員数は引き続き拡大・増加傾向にあり、堅調に推移しています。その結果、売上高は前期第1四半期比で15.9パーセント増の49億円となりました。

また、前期の第1四半期は、新たな成長領域への戦略的な投資により、費用が先行するかたちとなっていました。今期の第1四半期も引き続き投資を継続していますが、増収効果もあり、営業利益は前期第1四半期比で40.8パーセント増の8億7,000万円となりました。

経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益も、前年第1四半期比で大幅に増益となっています。

26/03期 1Qハイライト:エニタイムフィットネス

日本および海外エニタイムフィットネス事業についてお話しします。

先ほども触れましたが、国内のエニタイムフィットネスの店舗数と会員数は引き続き順調に伸びており、拡大・増加基調で堅調にビジネスが推移しています。店舗数は今年6月に1,200店舗を突破し、1,206店舗となりました。会員数も5月下旬に100万人の大台を突破し、現時点で102万7,000人となっています。

海外エニタイムフィットネス事業については、日本と同様にマスターフランチャイズの権利を持つドイツにおいて、店舗開発およびフランチャイズ(FC)開発の体制構築準備期間を経て、当社グループ加入後の4月に初出店となる直営店の2号店を開設しました。現在は2店舗で運営しています。

また、シンガポールでは今年6月末時点でFC2店舗の運営体制でしたが、7月1日にFCによる3店舗目を出店しました。この件については、後ほど詳しくご説明します。

26/03期 1Qハイライト

四半期ごとの推移です。売上高が非常に好調に推移する中、中核の国内エニタイムフィットネス事業が牽引し、前年第1四半期比で15.9パーセントの増収となりました。

また、新たな領域への投資は一段落し、現在は育成フェーズに移行しているものの、全体の2パーセント程度の水準にとどまっています。今後の成長が期待される段階です。

営業利益は、前年の第1四半期と比較すると、増収効果に加え、新たな成長領域への投資による費用先行が一段落したことから、40.8パーセントの増益となりました。

参考までに、2024年3月期第1四半期との比較では、当時は全国プロモーションを実施していなかったのに対し、今期の第1四半期では通算で4回目となる全国プロモーションを実施しており、利益の出方に差が生じています。

26/03期 1Qサマリー

2026年3月期第1四半期の連結業績についてお話しします。ブランド認知の向上を目的に、TVCM等を活用した全国プロモーションを今年6月から7月にかけて実施しました。その効果もあり、中核事業である国内エニタイムフィットネス事業が牽引するかたちで、業績は堅調に推移し、増収増益で着地しました。

また、新たな成長領域である海外エニタイムフィットネス事業、「The Bar Method」事業、EC・物販事業への投資の造成は前期で一服していますが、今期は育成フェーズに移行しています。

引き続き費用先行型の状況ではあるものの、人件費や全国プロモーションなどの販管費増を吸収し、営業利益は前期比で40.8パーセント増と、非常に大幅な増益となりました。

売上高内訳

売上高の内訳についてご説明します。当社には2つの柱があり、1つはFCのみなさまからのロイヤリティ収入、もう1つは直営店からの会費収入です。この2つの柱で構成される、ストック型の非常に安定的な収益モデルであることが当社の特徴です。売上高の86.9パーセントがストック収入に該当します。

FC売上のうち商品売上については、前期第1四半期で減収となっていますが、これには明確な要因があります。昨年8月から展開しているエニタイムフィットネス公式アプリにおける入館時の鍵の解錠方法として、「アクセスパス」を選択する会員さまが増えてきていることが挙げられます。

以前は、入館時に必要な鍵を会員さまにご購入いただいており、その分が商品の売上として計上されていました。しかし、「アクセスパス」を選択した場合には手数料として計上され、実はロイヤリティ収入に計上されるため、商品売上としては減収となっています。

四半期推移:売上高・営業利益/EBITDA

四半期ごとの売上高は順調に拡大し、ストック売上高も前期比で3.5ポイント増の86.9パーセントとなっています。

四半期推移:販売費及び一般管理費

販管費についてご説明します。2024年3月期の第3四半期以降、戦略的かつ継続的にマーケティング投資を行っています。今期は6月と7月に全国でプロモーションを実施しました。

また、新しい成長領域への投資は一段落し、現在は育成フェーズに移行していますが、これらに必要な人件費や業務委託費といった項目にも必要な費用を投下しています。この結果、販管費は前年第1四半期比で7.7パーセント増の13億1,800万円となりました。

営業利益 増減分析

営業利益の前期第1四半期実績との比較です。国内エニタイムフィットネス事業の増収効果によって費用を吸収し、前年第1四半期比で40.8パーセント増の8億7,700万円となりました。

投資計画の進捗

中期経営計画期間中の投資進捗についてお話しします。

本中期経営計画期間の3年間では総額96億円の投資を計画しています。初年度の前期の投資実績は37億円であり、今期第1四半期の8億7,000万円を加えると、累計実績は45億8,000万円となっています。

この投資は主に国内エニタイムフィットネス事業のさらなる成長を目指したものですが、新たな成長領域への投資も計画に沿って着実に進めています。

BS概況

BS概況についてです。自己資本比率は64.5パーセントと、引き続き高い財務健全性を維持しています。

株主還元 / 配当

株主還元および配当についてご説明します。当社では、連結配当性向を40パーセントを目安とし、DOE4.5パーセントを下限に設定することで、より高水準かつ安定的な配当額を決定する方針です。通期では、1株当たり45円の配当を予定しています。

“選ばれ続けるジム”を実現する3つの成長ドライバー

ここからは、既存事業であり中核事業でもある、国内エニタイムフィットネス事業について詳しくご説明します。

当社は、24時間ジムのパイオニアとして、ブランド認知度と好感度の向上を図りながら、ライフスタイルブランドへの進化を進めています。

成長ドライバーとしては、イメージ戦略、店舗戦略、営業戦略と、大きく3つの戦略を掲げています。

イメージ戦略では、全国規模のプロモーションを通じて、ブランド価値の訴求を徹底していきます。店舗戦略では、店舗網の維持および拡大のため、収益最大化を目指した出店を引き続き促進します。

そして、営業戦略では、入会促進と退会抑止に取り組んでいます。入会はもちろん重要ですが、退会せず継続していただけるように、全店舗でさまざまな施策を展開しています。さらに、会員基盤の強化を目的としたシステムや制度の整備も進めているところです。

これらの取り組みによって、国内市場における圧倒的地位を維持しながら、「選ばれ続けるジム」の実現を目指していきます。

店舗数 四半期推移

次に、店舗数の四半期推移についてです。当期の新規出店計画では通期で71店舗を予定しており、内訳は直営店が11店舗、FC店が60店舗です。第1四半期においては、直営店2店舗、FC店13店舗の合計15店舗を出店しました。

一方、退店は契約満了により6店舗となり、そのうち直営店は5店舗ですが、そのうち3店舗はFC店への譲渡となっています。FCは1店舗が退店しました。

その結果、前年同期比で57店舗増、前期末比で12店舗増となっています。国内店舗の構成比率は、直営店が約15パーセント、FC店が約85パーセントです。

会員数 四半期推移

会員数の四半期推移です。国内エニタイムフィットネスの会員数は、今年5月下旬に100万人の大台を突破しました。第1四半期末には約102万8,000人となり、前年同期比で14万1,574名の増加となっています。店舗構成比に連動し、会員構成比は直営店が約14パーセント、FC店が約86パーセントです。

また、100万人の大台達成を記念し、今年を「エニタイム YEAR!」と位置づけ、さまざまな施策を計画しています。年間を通じたキャンペーンとしてブランド推奨度を高め、さらなる成長につなげていきます。

全国プロモーション展開(CM、web広告、SNS)

マーケティングについてお話しします。当社は全国47都道府県に店舗網を展開している強みがあります。この優位性を活かし、全国規模でのプロモーションを戦略的かつ継続的に実施しています。

2024年3月期から継続して、年間複数回のテレビコマーシャル、コネクテッドTV、Web広告、SNSキャンペーンなどを組み合わせ、施策を展開しています。

また、今年の6月から7月にかけて全国で実施した通算4回目の全国キャンペーンでは、非常に良い成果を得ることができました。このような全国キャンペーンを通じて、認知度やブランド認知度の向上を図り、会員獲得を加速させることで、新規出店にもつながっていく好循環を生み出しています。

マーケティングへの投資は、単発の広告効果にとどまらず、会員基盤の長期的な拡大にも寄与していると信じています。

全国プロモーション展開(CM、web広告、SNSCP)

このスライドには、過去4回の全国キャンペーンによる成果を示しています。見るたびに私たちが非常に多くの支持をいただいていることを実感できる図です。

数年前には認知度が50パーセントを下回っていましたが、直近では62.4パーセントまで向上しました。ブランド認知が60パーセントを超えることは、多くのブランドが目指す到達点だといわれており、ようやくその段階に到達できたと認識しています。

また、1店舗平均会員数は850名を超えました。今年6月の新規入会者数は7万5,000人超を記録し、過去最高を更新しています。前年同月比で25パーセント増加しており、7月も前年同月比で2桁増と勢いを維持しています。

特に注目すべき点は、これらが単なる短期的な入会増加にとどまっているのではなく、退会率も非常に低くなっていることです。多くの方にご入会いただく一方で、退会される方が非常に少ない傾向となっています。

会員さまの利用頻度を上げるためにさまざまな施策を実施していますが、最終的に私たちが目指しているのは「ライフタイムバリュー(LTV:顧客生涯価値)」の向上です。これをどのように上げられるかを考えながら、日々努力を続けています。

また、直近の1店舗平均会員数は新店舗も含めた数値です。当初と比較して、300店舗、400店舗ほど新店舗が増えていますので、非常に高い支持を得ていることを示していると考えられます。

会員数100万人・1,200店舗達成「エニタイム YEAR!」開始!

今年5月に国内エニタイムフィットネス会員数は100万人を突破し、6月には国内店舗数が1,200店舗を突破しました。これらを記念し、ブランドキャンペーンとして今年1年間を「エニタイム YEAR!」と位置付け、さまざまな取り組みを開始しています。

年間を通じて展開するこれらのキャンペーンでは、会員やファンのみなさまからエピソードを募集し、選ばれたストーリーをコンテンツとしてSNSや動画で発信するなど、さまざまな企画と展開の準備を進めています。この取り組みはSNSでも高い反響を呼び、開始4時間後には「X」のトレンド上位に入りました。

広告だけに留まらない複合的なブランディング活動と新たなファン獲得施策

さらに、今年9月14日放送予定のドラマ『葵くん、また、ジム行くんだ?』があります。2.5次元俳優として非常に人気の高い俳優2人が出演するドラマで、当社は協賛を行うほか、店舗を撮影の場として提供しました。

近隣店舗でのキャンペーンやSNSでの発信とも連動させ、マスメディアとデジタル広告を組み合わせた複合的なブランディング活動を展開していく予定です。このような取り組みを複合的に展開することで、新たなファン層の獲得やブランド推奨度の向上を図っていきます。

海外事業:ドイツ

ここからは新たな成長領域の進捗についてご説明します。

まず、海外エニタイムフィットネス事業についてです。2024年4月に、ドイツ国内におけるエニタイムフィットネス事業のマスターフランチャイズ権を私たち日本が獲得しました。その際、直営1号店も当社が引き継ぎ、運営を開始しています。

そして、今年4月には当社グループ加入後初の直営店となる2号店のGUMMERSBACH店をオープンしました。オープン当初から会員数が2,000人を超え、非常に幸先の良いスタートを切ることができています。

今期中には、直営3号店目であるHamm店、4号店目のBorken店、さらに5店舗目となるKönigswinter店についてもすでに契約が済んでおり、現在は許認可を待つ段階に進んでいます。

ただし、ドイツでは出店に関する建築許可には数ヶ月かかることが一般的で、建築業者などの手配は完了しているものの、許認可が下りるのを待っている状況です。そのため、当初計画では3号店目の開店予定を今年8月、4号店目を10月、そして5号店目を12月としていましたが、これらの開店時期が多少遅れる見込みです。

さらに、今期中のオープンを目指してフランチャイズ契約も進めています。現在、すでに3社との契約が完了しており、適切な物件を探している段階です。物件が見つかり次第、直営店に加えてFC店も今期中にオープンさせる予定です。

ドイツ国内でも、日本と同様に店舗開発力や運営ノウハウを活用し、着実に基盤を構築していきます。

海外事業:シンガポール

続いてシンガポールの状況です。当社は、海外事業の統括拠点、および運営ノウハウや海外での知見習得、国際人材育成の拠点として、シンガポールにあるエニタイムフィットネスのFC店を2店舗取得しました。

日本とは異なるグローバルでの店舗運営の知見を、国内やドイツの事業運営に還元することも目的としており、現在は日本人2名が現地で奮闘しています。

今年7月1日には、3店舗目となるNTU店を開店しました。ナンヤン工科大学は非常に有名な国立大学で、そのキャンパス内に大型店舗を出店したことにより、多くの新規学生から勢いよく会員登録をしていただいています。

異なる商圏での新店舗出店に加えて運営実績を着実に蓄積することで、海外展開の再現性を高め、今後のスピードアップを図れるよう、さまざまなノウハウと人材育成に力を入れています。

新ブランド:The Bar Methodの展開

新ブランド「The Bar Method」は、スタジオワークアウトのプログラムの一環として展開しています。2024年11月に自由ヶ丘店、今年6月に二子玉川店をオープンしました。現在、複数店舗を持つことで運営体制を整えつつあります。

「The Bar Method」ではバレエのバーを使用した高反復・低負荷のエクササイズにより、インナーマッスルを強化するとともに、姿勢を大きく改善します。このプログラムは、女性を中心とした新たな顧客層の拡大を目指しています。

当社は、インストラクターの育成や相互利用が可能なシステムの整備を進め、収益モデルの早期確立を目指しています。その上で横展開を図り、将来的なフランチャイズ展開も視野に入れつつ、エニタイムフィットネスで培った店舗展開のノウハウを最大限活用していきたいと考えています。

EC・物販事業:公式オンラインストア「A PROP」

最後に、EC・物販事業について簡単にご説明します。2024年12月に公式オンラインショップ「A PROP」をオープンしました。「暮らしを支える上質なアイテムが揃う場所」というコンセプトのもと、多様な商品を展開しています。

また、エニタイムフィットネスの会員さまとの親和性を考慮したオリジナル商品も多数取りそろえています。特にこの夏、サステナブル素材「COVEROSS」とのコラボ商品を発売し、大変ご好評をいただいています。

ちなみに、本日私が着用しているものも「COVEROSS」の製品です。Tシャツやジャケットは非常に軽量で、着用時に汗をかいても涼しく感じる素材です。通気性に優れているだけでなく、脇の下に開け閉めができるファスナーも付けられているなど、高い機能性を有する商品として大変ご好評いただいています。

EC・物販事業:プロテイン「A PROP WHEY PROTEIN」販売開始

さらに、今年7月25日からは「24時間飲みたくなる」をコンセプトとしたプロテイン「A PROP WHEY PROTEIN」の販売を開始しました。現在、6種類のフレーバーを展開しています。

また、今回の販売にあわせ、ご利用を継続いただきやすいお得な「定期便」もご用意しました。今後もエニタイムフィットネスの会員さまに親和性の高い商品ラインナップの展開を強化していきたいと考えています。

最初の10日間ほどの販売データにおいては、全流通の20パーセント以上をプロテインが占めており、その購入者の6割以上が新規の方でした。そして、そのうち約半数の方が定期購入を申し込まれています。

6種類あるフレーバーのうち、売れ筋はチョコレート、ココア、ストロベリー、マンゴーの4種類で、いずれも好調な販売状況となっています。

EC・物販事業:Offline to Online

下期からは店舗のアフィリエイト制度を導入する予定です。

例えばFC店舗でお客さまが商品を購入された際に、その販売に協力してくれた店舗に対してキックバックを支払う仕組みです。直営店・FC店を問わず、店舗経由でオンライン購入が行われた場合にもマージンを継続的に支払います。

この仕組みにより、FC店舗でも店舗スタッフが会員さまに対して商品をすすめやすくなることを期待しています。こちらの仕組みはまもなく導入予定です。

このような取り組みにより、EC売上の拡大と同時に、FC店や直営店における会費以外の収入拡大や、店舗収益の多様化をさらに推進していく計画です。

以上で、私からのご説明を終了します。ご清聴ありがとうございました。

質疑応答:第1四半期の営業利益が前々期に届かなかった要因について

司会者:「2026年3月期第1四半期の売上高は過去最高となっていますが、営業利益については2024年3月期第1四半期の数字には届いていないように見受けられます。この差分の要因は人件費や資材の上昇、広告宣伝費の増加によるものと見てよいでしょうか?」というご質問です。

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