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福島嘉章氏:株式会社ランドコンピュータの代表取締役社長を務めています、福島です。本日はどうぞよろしくお願いします。
本日は、全部で6つの項目についてご説明します。会社の概要、昨年度の決算と業績の中身、すでにスタートしている今年度の業績の予想、中期経営計画「VISION 2025」の状況、株主のみなさまへの還元の中身、サステナビリティについてご説明したいと思います。
会社概要
会社概要です。私の写真が写っていますが、当社は田町に本社があります。1971年に設立し、昨年度の売上高は連結で137億円を超えています。社員数は連結で563人です。関西にも事業所を持っており、子会社は株式会社インフリー、株式会社テクニゲートの2社です。
ランドコンピュータの歩み
会社の歩みです。スライドは約40年間の歩みを表しており、折れ線が売上高の変遷です。このような状況になってきていることを、ご理解いただければと思います。
オレンジ色の吹き出しは、1990年前後のバブル崩壊、2000年ごろのドットコムバブルとも呼ばれるITバブル崩壊、2008年のリーマンショックを示しています。これらの世界的に大きな不景気によりシステム構築依頼が減少し、バブルが崩壊した直後は売上が大きく下がっています。
ただし、緑色の吹き出し、青色の吹き出しでお示しした、さまざまな変容・変革を進めてきました。その間、東証二部上場、東証一部上場を果たし、M&Aで仲間になった企業とのシナジーも出して、売上高は着実に右肩上がりになっています。
創業以来3期目以降、50年以上黒字経営を実現している会社というふうにご理解いただければと思います。
事業の特徴:ワンストップサービスの提供
私どもが3つの柱と呼んでいるものをご説明します。1つ目が、システムインテグレーション・サービスです。これは、いわゆる受託開発の部分です。私どもの祖業であり、55年間実施してきている事業です。
コンサルからお客さまの懐に入り、いろいろな企画を設計し、開発を終え、保守に回ります。このように、お客さまと一緒に課題を解決するシステムを構築していく仕事が、今でも売上の大きな部分を占めています。
2つ目が、パッケージベースSI・サービスです。世の中には世界的に強いデファクトのパッケージがあります。そのようなパッケージを使って、お客さまに採用していただきます。ただ、採用するだけではシステムは動かないため、周辺部分の構築にしっかりと力を入れており、2つ目の柱として非常に大きく伸びています。
3つ目が、インフラソリューション・サービスです。アプリケーションだけではソフトウェアは動かないため、基盤の部分も私どもが一緒に構築し、アプリからインフラ部分まで挟み込むかたちでお客さまをサポートする仕事です。
当社の強み
当社の強みはいろいろありますが、4つにまとめました。1つ目は、50年にわたる安定した経営実績です。
2つ目は、55年間の事業により蓄積された技術力、業務知識、品質に裏づけられた強固な顧客基盤を持っていることです。直接のお客さま、数々の大手のベンダーさまからコアパートナー認定をいただいているため、このような安定基盤を持っていることをご理解いただければと思います。
3つ目は、私どもの創業母体が学校法人であることです。もともと専門学校からスタートしましたが、55年前、生徒が集まらなかったことで実業にかじを切りました。そこから発展してきていることもあり、赤字のとおり、IT資格だけでなく、お客さまの業務系資格にも注力しており、2025年3月末では1人当たり4.38個の資格を持っています。
なかなか大手でもこのような数字は持っていないのではないかと思いますが、これに甘んじることなく、お客さまからの見える化としてしっかり認識して、継続して力を入れていきたいと思います。
4つ目は、パートナーさまです。私どもは1社では仕事はできませんので、現在、30社から40社のコアパートナーさまを持っています。そうしたビジネスパートナーさま、お客さま、ベンダーさまと長期的な深い協力関係ができていますので、それをさらに進化させていきたいと考えています。
当社の強み 優秀な技術者集団
先ほど3つ目の強みのところで資格についてお話ししましたが、スライドはそれを表にしたものです。1人あたり平均で4.38個の資格を持っており、当然IT系の資格は取得します。
しかし、私どもが他社と異なるのは、お客さまと同じ目線で会話をし、課題を見つめ、最適なソリューションを提供したいという思いがあるため、お客さまの業務に関連した資格を一生懸命取るようなかたちで社員が日々研鑽していることです。
表に挙げた資格は代表例です。IT資格とともに、金融系をはじめ、さまざまな分野の資格取得を着実に進めています。
2025年3月期業績概況
昨年度の業績概況です。オレンジ色の部分は昨年度の実績で、約1ヶ月半前の結果になりますが、売上高137億3,000万円、営業利益14億3,300万円、当期純利益10億2,300万円で着地しました。
ただし、スライド中央に記載のとおり、計画に対しては下方修正しました。上期からわかっていたことですが、昨年上期から大規模な不採算プロジェクトがスタートしていたこともあり、11月に下方修正しました。
それに対してどうだったかというと、売上が若干足りませんでした。142億円はいくだろうという発表をしましたが、3.3パーセント足りず、大変不満足な結果となりました。
一方、営業利益、経常利益、当期純利益に対して大幅な減益を覚悟していましたが、発表後4ヶ月間、死にものぐるいで現場の社員が努力し、さまざまなかたちでコストを圧縮した結果、計画に対して、営業利益は16.6パーセント、経常利益は15.7パーセント、当期純利益は21.8パーセント戻し、10億円を超える当期純利益を上げることができました。
一番右側の列は、2024年3月期の実績に対する結果についてです。売上はほぼ成長がなく、非常に苦しい利益状況の中で、伸びませんでした。これは、大規模不採算プロジェクトを早く収束させるため、さまざまな現場からメンバーを投入したこともあり、なかなか新規プロジェクトの立ち上げができなかったことも原因の1つだと思います。
利益面では、2024年3月期の結果に対して営業利益が17.1パーセント、経常利益が16.1パーセント、当期純利益が17.1パーセントのマイナス成長ということで、大変申し訳ない結果になってしまったと考えています。
ただし、この大規模不採算案件は完全に終了しました。しっかりと前を向いて、新たなかたちでの成長をこの後報告します。ぶれないかたちで成長したいと思っていますので、ご期待いただければと思います。
システムインテグレーション・サービス 業種別売上高
システムインテグレーション・サービスの業種別売上高についてです。大規模不採算プロジェクトの影響で、売上が2.7パーセント減少しました。公共系の分野は伸びましたが、その他で全般的に売上が落ちたことがマイナスの結果につながってしまいました。昨年度は大変残念な結果でした。
パッケージベースSI・サービス 業種別売上高
パッケージベースSI・サービスの業種別売上高についてです。会社が苦しい中でも、パッケージをベースとした仕事は着実に増えており、「SAP」「Salesforce」を増やすことができました。今年度も、このように勢いがある分野では社員の教育も図り、どんどん注力していきたいと考えています。
インフラソリューション・サービス 業種別売上高
インフラソリューション・サービスの業種別売上高についてです。残念ながら、売上は9.3パーセント減少となりました。こちらは、主に既存のサーバ・クライアントの仕事が大きく占めています。私どもは大手のベンダーさまに大きく関与した仕事をしていますが、そこの組織編成があったため、我々が営業的な動きがなかなかできなかったことが売上減少の原因の1つです。
一方で、ネットワーク、クラウドは着実に売上高を増やしており、引き続きしっかりと軸を置き、特にクラウドの構成比を上げていきたいと考えています。
2025年3月期 経常利益分析(当初計画比較)
昨年度が4月にスタートした際、経常利益19億円という計画を掲げましたが、結果は14億6,300万円となりました。大変残念な結果です。差分はスライドのグラフのとおりです。左から2つ目の青色の大型不採算案件の赤字がありました。このプロジェクトだけで約5億円弱の大きな赤字を出してしまいました。最後に現場が努力してコストカットしたこともあり、7,500万円の戻りはあったものの、大きな赤字プロジェクトを出してしまったことを大変反省しています。
販管費も若干膨らんでいますが、これは営業要員を増やしたためです。人材にはしっかり投資していきたいと考えています。いずれにしても、今期はこのような不採算プロジェクトを出さないように努めたいと考えています。
2025年3月期期末 連結貸借対照表
貸借対照表です。資産の合計は、前期比3億6,400万円減少となりました。赤字で記載のとおり、売掛金の減少により2億2,500万円マイナスに転じています。また、有価証券は売却により7,500万円のマイナスです。主に以上の理由で、資産合計に減少の影響が出ています。
負債合計についても減少したという意味では良いのですが、受注損失の引当金があり、負債は7,500万円マイナスとなりました。また、未払法人税および未払消費税で2億1,600万円マイナスとなったことも効いています。それから、賞与引当金および役員賞与引当金は、インフレの状況を鑑み、着実に実行するべく、1億1,600万円のマイナスです。以上の要因により、負債自体は減少しました。
一方、純資産については、本来であればもっと営業の部分で稼ぐべきですが、なかなか及ばないところがありました。しかし、結果的に利益剰余金が出ていることもあり、2億2,000万円プラスとなりました。
さらに利益剰余金を上げるために、着実に売上を伸ばす、コストカットをする、良いプロジェクト選んで効率的に運営していくことが重要だと思いますので、今期は着実に進めていきます。
自己資本比率は71.6パーセントとなっています。
2025年3月期 連結キャッシュ・フロー計算書
キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フロー、投資キャッシュ・フロー、財務キャッシュ・フローがあり、現金及び同等物の期末残高ということで、前期比4,800万円プラスで着地しました。
営業キャッシュ・フローは8億2,900万円となりました。スライド左側に営業キャッシュ・フローの増減要因の表を掲載しています。大きく効いているのが税金等調整前当期純利益で、前期比15億4,900万円のプラスです。
財務キャッシュフローは、配当金の支払い等により、前期比4億200万円のマイナスとなりました。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前期比4,800万円のプラスで締めることができました。
2026年3月期業績予想 連結損益計算書
ここからは、すでにスタートしている2026年3月期の連結予想をご説明します。売上高は145億円、営業利益は18億6,000万円、経常利益は18億8,000万円、当期純利益は12億5,000万円というかたちです。しっかり手綱を締めて、不採算プロジェクトを今期は皆無にし、構造改革したいという思いも含めて、昨年度よりも利益を20パーセントから30パーセント伸ばすことをお約束します。
外部環境
中期経営計画「VISION 2025」についてです。外部環境としては、市場動向に激しい変化がありながらも、IT市場は拡大が見込まれると読んでいます。
そのような環境において、必要なシステムを作り、テストを繰り返していくアジャイル開発や、生成AIなどを取り入れた革新的な技術を取り入れ、さらに仕事を増やしていきたいと考えています。
開発手法について、それぞれの特徴に基づいて従来型開発とDX型開発に分けました。従来開発型は、表にあるキーワードを特徴とし、しっかりと地に足の着いた、世の中に必要とされているシステムを作り上げていきたいと思います。クラウド上での開発手法も着実に取り入れて、どんどん伸ばしていきます。
DX型開発は、短時間でサービスの提供と改善を繰り返すシステムで、スピードが重視される開発手法です。この分野にも乗り遅れないよう、着実に取り組んでいきたいと考えています。後ほどご説明しますが、モダナイゼーションにも注力していきたいと考えています。
VISION 2025
「VISION 2025」の中身です。約3年前に発表したように、グラフのような右肩上がりで進めていきたいと考えています。初年度は売上高124億円としましたが、137億円を達成しました。初年度は大変良いスタートを切りました。
しかし、先ほどご説明したとおり、2年目の2025年3月期は売上高137億円の計画で、137億円の着地でした。3年前に発表した計画数値と同じであり、一応この時点までは計画どおりでした。本来、昨年度はもっと伸ばしたかったのですが、不採算プロジェクトをどうしても収束させなければならなかったため、いったん踊り場となりました。
今期は売上高145億円の予想で、やや抑えた数字となっています。当初計画は売上高124億円からスタートして今期は150億円を目指す予定ですが、145億円までしっかり伸ばしていくというかたちで進めていきたいと思いますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
中期経営計画(VISION2025)数値計画
こちらは、スライド20ページの棒グラフの詳細です。中央が2024年度の結果です。売上高は2023年度と比べるとほぼ同じですが、赤色の枠で囲った部分は減少しました。
すでにスタートしている今期は、まずは売上高145億円達成に着実に取り組むことをお約束します。そのトップラインに伴って、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益を着実に伸ばせるようにしていきます。
中期経営計画(VISION2025)重点戦略項目
中期経営計画の最終年度の売上高145億円というトップラインを達成するにあたり、重要な施策として、5つを掲げています。
まずは、積極的なM&Aです。私が社長になってから2社で行いましたが、良い話はたくさんあります。継続中のものも含めて、しっかりとシナジーを生み出せる企業と組めるM&Aを継続して行います。
業務提携先とのさらなる連携強化については、55年間の仕事を踏まえてさらに進化させていきます。
DXビジネス推進については、クラウドやアジャイル開発といった開発手法は必須です。これらに関連する資格取得や、お客さま先での経験をもとにした提案力の向上も含めて、しっかりと注力していきます。
人材育成への投資と得意分野の強化については、ソフトエウェア開発者に投資して、経験や知識を増加させ、資格も取得させます。こうした強みをさらに強化していきたいと考えています。
既存のSI分野のさらなる売上拡大については、50年の経験に基づくベースラインの仕事をしっかりと積み上げていくことが大事だと考えています。
東邦システムサイエンスとの業務提携契約締結
昨年9月末に、金融、特に保険に大変強みのあるプライム上場会社である東邦システムサイエンスと業務提携しましたが、すでに半年以上がたちました。スライドの①から③で示した、さまざまなレイヤーにおける提携を行っています。また、人材の交流も進み、両社が動員力も含めてプロジェクトごとにお客さまに対して提案を行っています。
採用も含めた人的資本をどう強化していくのかについて、両社の知恵を融合して、良いかたちで実ってきています。
中期経営計画(VISION2025)重点戦略項目 クラウド
重点戦略項目のクラウドについてです。1番については、クラウド上で何をするのか、どのような知識を身につけていくのかといったクラウドネイティブでの開発手法をしっかり身につけて、スライドに示した分野で伸ばしていこうと考えています。世界的に強いパッケージをベースにした開発の仕事をどんどん伸ばしていきます。
2番については、クラウドビジネス、グローバルプラットフォーマーであるAWS、Azure、オラクルなどとの協業、パートナー制も認めていただいています。その中で構造改革を進め、インフラソリューション分野のプロジェクトもさらに推進していきます。
中期経営計画(VISION2025)重点戦略項目 ローコード開発、アジャイル開発
高速開発ツールや、できるだけコードを書かない開発手法をお客さまも進めていることもあり、ローコード開発といった開発手法を私どももしっかりと取り入れて、社員の数や質を上げていっています。
モダナイゼーションについては、今ある既存のシステムを再構築やリロードをしなければいけないといったさまざまな要望がお客さまから出てきています。そのご要望に応えるため、世の中にある新しいツールを使って、モダナイゼーション、つまり新しくしていくことを徹底的に行いたいと考えています。
また、アジャイル開発をはじめとした、クラウドネイティブで開発できる手法を使った仕事や業容を拡大して、社員が深化していけるよう、教育していきたいと考えています。
中期経営計画(VISION2025) 重点戦略項目 生成AI
生成AIについてです。昨年度上期と下期に行ったことをまとめました。昨年の上期は、私どもの社員が生成AIの環境に慣れて実務に取り入れていける環境を整えました。「Rand Task Collaborator」という全社員がアクセスできるナレッジセンターを作り、チャットボットでの質問と回答を含めた、生産革新につながる整備をしました。「GitHub Copilot」といったペアプログラミング環境も整え、環境整備をしっかり行いました。
下期は、生成AIを使ってお客さまに提案活動をしています。これをオファリングと呼んでいますが、我々は独自に例えばSalesforceなどと組んで行っています。生成AIを使ったオファリングのテンプレート化などを、大手のベンダーと一緒に取り組んだり、お客さまと直接取り組んだりすることで、お客さまに対する提案力を強化しています。
ServiceNowはワークフローの分野で世界的に非常に強い企業ですが、こういったものを私どもは提案しているということもあり、このような分野も生成AIを活用した取り組みの中で着実に拡大していきます。
今年度は以上のような生産革新に取り組んでいますので、技術的にはAIエージェントの分野にどんどんシフトし、私どももソフトエウェア企業の一員として技術革新を進めていきたいと考えています。
中期経営計画(VISION2025)重点戦略項目 モダナイゼーション
モダナイゼーションについてです。「新しくしていく」という意味ですが、大手企業でメインフレームから撤退するという発表をしているところもあり、お客さま先でモダナイゼーションをしていかなければならないという仕事が非常に増えています。
ピンク色の部分に現在の問題点やポイントを記載しています。私どもは25年度に組織としてモダナイ室を設けました。私どもがコアパートナー認定をいただいている、日立製作所、富士通を含めた大手企業と、モダナイ室において情報共有しながら、協業拡大と自社競争力強化を実現します。
モダナイゼーションの仕事は以前より長く取り組んでいますが、会社の組織としてモダナイ室を作り、強力にプッシュすることで、大手企業と組んで着実に伸ばしていきたいと思っています。当社の強みを活かして、モダナイゼーションの仕事をさらに広げていきたいと考えています。
中期経営計画(VISION2025) サービスライン別売上高
2026年3月期は売上高145億円という予想をしていますが、システムインテグレーション、パッケージベースSI、インフラソリューションの3つの柱は、表のような平均成長率で伸ばしてきています。
右下のグラフのオレンジ色の部分で示したパッケージベースSIの伸び率が大きいですが、緑色で示したインフラソリューションと青色で示したシステムインテグレーションもどんどん伸びる分野なので、成長させていきたいと考えています。
資本政策・株主還元について
資本政策・株主還元についてです。赤字で示した採用・教育の強化は必須です。私どもは教育機関からスタートした会社として、これらを投資と捉えて取り組んでいきます。
また、世の中の環境の変化に応じて、DXというキーワードを基に事業領域を拡大していこうと考えています。そのためには、オーガニックなスピードでは足りないので、M&Aも継続しつつ、成長の角度をさらに上げていきたいと考えています。
株主還元に関しては、配当性向50パーセント以上をしっかりと守っていきたいと考えています。
株主還元
グラフで示したとおり、過去10年以上にわたって、配当性向を上げてきています。2026年3月期は54.6パーセントと下がるのですが、お約束した50パーセント以上であり、これは適時見直していきたいと思っています。
昨年度は利益が大幅に落ちてしまったってこともあり、66.7パーセントでした。ただ、約束はしっかりお守りしたいということで減配はしていません。現時点では、50パーセント以上を守って54.6パーセントをお約束したいと考えています。
配当・株主還元
配当については、2円増配します。中間配当が19円で、期末配当が19円、合計38円をしっかり実行していきたいと思います。グラフでお示ししているとおり、減配はしていません。株主のみなさまにしっかりと目を向けた経営を継続していきたいと考えています。
ESGへの取り組み
サステナビリティについてです。ESG経営は非常に重要なので、環境・社会・ガバナンスといった軸に従って、経営に取り組んでいきます。
ESG主要施策
ESGの主な施策です。表の左の列の項目に分類される、さまざまな施策を行っています。人材育成については、1人あたり平均4.38個の資格取得ができています。
人権・ダイバーシティについては、新卒採用における男女1:1を確実に守っています。育児休暇からの復職率も100パーセントを達成しています。
健康経営については、今期も「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」の認定をいただいています。また、インフルエンザの予防接種は、無償で全社員に受けてもらいました。人間ドックも含めて、こちらもしっかりと行っていきます。
ビジネスパートナーについては、大手企業とのコアパートナー認定を大事にして、しっかりと軸を持って経営をしていきます。また、私どもとともに仕事をしていただいている38社のパートナー企業ともしっかりと手を携えて、売上を拡大していきます。
重点目標
国連サミットで採択されたSDGsの目標に基づいて、私どもは7つの重点目標を掲げています。これらをしっかりと守りながら経営をしていきます。
ご説明は以上です。引き続き、ランドコンピューターをご愛顧いただければと思っていますので、よろしくお願いします。ご清聴、ありがとうございました。