要約損益計算書(連結)
木谷高明氏(以下、木谷):ブシロード代表取締役社長の木谷です。2025年6月期第1四半期の決算についてご説明します。よろしくお願いします。
損益計算書は、スライドのとおりです。第1四半期の売上高は122億円、前年同期比プラス6億円となりました。営業利益は5億1,000万円、前年同期比マイナス1億1,000万円となりました。経常利益はマイナス600万円、前年同期比マイナス7億7,700万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は5,900万円、前年同期比マイナス2億4,000万円となりました。
MDユニットが四半期最高売上を記録するなど、全体として堅調に推移しましたが、為替相場の変動により、為替差損6億5,500万円を計上することとなりました。
四半期 連結業績推移 - 販売管理費
販管費の推移です。広告宣伝費と販売促進費を、新規TCG(トレーディングカードゲーム)の宣伝活動や「Bushiroad EXPO 2024」をはじめとする海外イベントに注力しました。今後の見通しとして、広告宣伝費と販売促進費は、新規TCGやTVアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』の展開にあわせて、下期に増加する見込みです。
四半期 セグメント別売上高・営業利益推移
事業ごとの推移についてご説明します。まずエンターテイメント事業です。TCGユニット、ライブエンタメユニットが順調であることに加え、MDユニットが好調に推移し、前年同期比で売上利益ともに増加しました。
TCGユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
エンターテイメント事業の各ユニットについてご説明します。TCGユニットは、ブランドごとに上げ下げはあるものの、全体として計画比で順調に推移しました。
TCGユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
特に、『カードファイト!! ヴァンガード』では、前期より順調傾向が続く結果となりました。各弾の出荷数も順調に、少しずつ増えていっています。イベント等での来客数も順調に増加しています。
2024年9月に展開を開始した『hololive OFFICAL CARD GAME』も順調です。こちらは、カバー株式会社が企画と開発を行い、弊社が販売・運営協力している商品です。
TCGユニット 2025年6月期 第2四半期トピックス
第2四半期の展開として、『ヴァイスシュヴァルツ』にて、『ヴァイスシュヴァルツ』史上初の日本語版・韓国語版の同時発売します。
2024年10月に新規TCGとして『五等分の花嫁 カードゲーム』を発売しました。スタートデッキ5種類を発売し、コミックスサイズにスタートデッキのサイズを合わせることで、作品ファンの方に楽しんで買っていただいています。
TCGユニット 2025年6月期 第3四半期以降トピックス
第3四半期以降も、新作TCGを複数発売、および販売します。
2025年2月には『ラブライブ! シリーズ オフィシャルカードゲーム』を発売します。 また、先日11月3日の「ゴジラの日」に発表しましたが、2025年に『ゴジラ カードゲーム』を販売します。
2025年1月13日開催の「ブシロード新春大発表会 2025」にて詳細を発表しますので、これらのタイトルにもぜひご注目ください。
コンテンツユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
コンテンツユニットは、モバイルゲーム1タイトルのサービスを終了しました。コンソールゲームでは、新規2タイトルと既存タイトルのパッケージ版を発売するなど、堅調に推移しました。
特に、コンソールゲームタイトル『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 舞台奏像劇 遥かなるエルドラド』では、Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」を獲得することができました。
コンテンツユニット 2025年6月期 第1四半期&第2四半期以降トピックス
デジタルゲームの今後の展開をご説明します。第2四半期は、コンソールゲームの発売予定タイトルがなく、開発費先行となる見込みです。また、大型タイトル『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の発売を「2024年内」から「2025年内」へ変更しました。
第3四半期には『カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ2』をはじめ、複数のコンソールゲームを発売します。
コンテンツユニット 2025年6月期 第1四半期&第2四半期以降トピックス
ここまでデジタルゲームのお話をしてきましたが、2025年6月期より、コンテンツユニットは「デジタルコンテンツユニット」から「コンテンツユニット」へ名称変更し、よりデジタルゲームにとらわれないIP創出・展開を目指すことにしました。
ライブエンタメユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
ライブエンタメユニットでは、『バンドリ!』プロジェクトのイベントが順調に推移しました。レコード事業は、前期末の事業移管等の影響で商品売上が減少したものの、ライブエンタメユニット全体では順調です。
ライブエンタメユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
第1四半期のトピックスをご紹介します。『Roselia』『MyGO!!!!!』が上海にてライブイベントを開催し、多くの現地のお客さまにお越しいただきました。武蔵野の森総合スポーツプラザで開催した「MyGO!!!!! 6th LIVE」でも、国内外からご来場いただき、『バンドリ!』プロジェクト全体や『MyGO!!!!!』の海外への広がりを実感しました。
ライブエンタメユニット 2025年6月期 第2四半期以降トピックス
第2四半期でも、武蔵野の森総合スポーツプラザにてライブイベントを開催します。こちらは『Ave Mujica』にとっては、過去最大規模のナンバリングライブとなります。
コンテンツユニット ライブエンタメユニット 2025年6月期 第2四半期以降トピックス
1月からTVアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』の放送を予定しており、放送前から放送後まで国内外で盛り上げていきます。第4四半期には『MyGO!!!!!』と『Ave Mujica』の合同ライブイベントも開催しますので、ぜひご期待ください。『BanG Dream! Ave Mujica』、本当におもしろい内容になっています。私も何周も観ていますので、みなさまもぜひご覧になってください。
MDユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
MDユニットは、缶バッジ、アクリル製のMD商品、カプセルトイが好調となり、四半期過去最高売上を達成しました。
MDユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
スライドに記載のとおり、国内や、主に中国などの海外で物販催事を実施し、MD商品の売上を伸ばしました。デフォルメフィギュアブランド『PalVerse』では、自社IP初の商品「PalVerse BanG Dream! It's MyGO!!!!!」を発売し、国内卸はもちろんのこと、中国、韓国を中心としたアジアで好調となり、再販が決定しました。
MDユニット 2025年6月期 第2四半期以降トピックス
第2四半期以降の展開として、引き続き海外展開を増進していく予定です。先ほどご説明したようなアジアでのさまざまな催事に加え、北米のマスマーケットを対象としたフィギュアやカプセルトイの販売等も開始しています。
アドユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
アドユニットでは、映画『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』の配給をブシロードムーブが担当し、アドユニットとして過去最高売上を達成することができました。
四半期 セグメント別売上高・営業利益推移
スポーツユニットについてです。スポーツ事業では、観客動員数が軟調に推移したため、前年同期比では売上高、営業利益ともに減少しました。
スポーツユニット 2025年6月期 第1四半期トピックス
第1四半期は、新日本プロレスが「G1 CLIMAX 34」、スターダムが「5★STAR GP 2024」を開催し、全国を巡業しました。
スポーツユニット 2025年6月期 第2四半期以降トピックス
今後の展開として、前回の決算発表でもお話ししましたが、来たる2024年の年末から2025年の年始にかけて、「WRESTLE KINGDOM WEEK」を開催します。来年は、東京ドームの興行を2日間開催しますので、ぜひご期待ください。
2025年6月期 連結業績予想の進捗
連結業績予想の進捗についてご説明します。2025年6月期の連結業績予想について、売上高、営業利益は約25パーセントの進捗率となりました。しかし、為替相場の変動による為替差損が影響し、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はビハインドする結果となりました。
前期と同様に、今期は総じて下期偏重となる進捗を計画していますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
質疑応答:今後のTCG戦略について
質問者:今後のTCG戦略について教えてください。
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