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アップコン株式会社5075

名証ネクスト

建設業

01. 会社概要 【事業概要/事業紹介】

松藤展和氏(以下、松藤):アップコン株式会社、代表取締役社長の松藤展和です。2026年1月期第2四半期の決算についてご説明します。

当社は、工場・倉庫・店舗(商業施設)や一般の住宅などの建物において、地震や地盤の不同沈下が原因で生じたコンクリート床の沈下・傾き・段差・空隙を、完全ノンフロンのウレタン樹脂および小型機械を用いた独自の「アップコン工法」によって修正する施工を主力事業として展開しています。

また、新たな事業展開を推進するため、多数のプロジェクトを進行させ、硬質発泡ウレタン樹脂の新規応用分野への研究開発に取り組んでいます。自ら市場を創出しながら事業を開拓していくサイクルを目指す研究開発型企業です。

02. 第2四半期決算概要

2026年1月期第2四半期決算の概要をご説明します。

当期は、民間・公共工事ともに受注が好調に推移し、2025年7月15日に、今期業績の上方修正を行いました。前年同期比では増収増益となりました。また、通期計画に対しては売上高で56.1パーセント、営業利益で114.9パーセントと非常に順調な進捗をみせています。また、当期中には前期の大型案件に匹敵する複数の案件を受注しました。

これにより、売上高は6億7,369万9,000円(前期比12.0パーセント増)、営業利益は2億6,199万1,000円(前期比28.1パーセント増)となりました。

02. 第2四半期決算概要 【通期計画に対する進捗率】

当第2四半期累計期間の経営予算に対する進捗率は売上高6億7,369万9,000円(56.1パーセント)、営業利益2億6,199万1,000円(114.9パーセント)、経常利益2億6,528万3,000円(114.8パーセント)、中間純利益1億8,975万7,000円(124パーセント)となりました。当期の会社年度予算に対して修正開示が必要と判断された場合は、速やかに適時開示にてご報告します。

02. 第2四半期決算概要 【前年同期比】

当第2四半期累計期間の経営成績は、売上高6億7,369万9,000円(前年同四半期比12パーセント増)、営業利益2億6,199万1,000円(前年同四半期比28.1パーセント増)、経常利益2億6,528万3,000円(前年同四半期比27.5パーセント増)、中間純利益1億8,975万7,000円(前年同四半期比37パーセント増)となりました。

02. 第2四半期決算概要 【売上高・経常利益の推移】

売上高・経常利益の推移についてはご覧のとおりです。

02. 第2四半期決算概要 【セグメント別(民間事業・公共事業)売上推移】

セグメント別(民間事業・公共事業)売上推移についてはご覧のとおりです。

当社は沈下修正事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載を省略しています。

02. 第2四半期決算概要 【貸借対照表】

貸借対照表についてはご覧のとおりです。

当第2四半期会計期間末における資産合計は、19億2,054万4,000円となり、前事業年度末に比べ1億2,778万4,000円増加しました。

流動資産は15億4,740万円となり、前事業年度末に比べ1億483万5,000円増加しました。これは主に現金預金の増加1億586万円、「その他」に含まれる預け金の増加4,921万9,000円、未成工事支出金の増加3,187万1,000円、完成工事未収入金及び契約資産の減少1億359万4,000円等によるものです。

負債の部について、第2四半期会計期間末における負債合計は、2億756万3,000円となり前事業年度に比べ4,613万1,000円減少しました。これは主に未払法人税等の減少2,409万2,000円、未払消費税等の減少3,265万7,000円、賞与引当金の増加1,828万6,000円等によるものです。

純資産の部について、当第2四半期会計期間末における純資産合計は、17億1,298万1,000円となり、前事業年度末に比べ1億7,391万5,000円増加しました。これは主に中間純利益の計上1億8,975万7,000円、譲渡制限付き株式報酬としての新株式の発行に伴う資本金及び資本剰余金の増加1,440万円、株主配当金の支払による減少3,510万7,000円等によるものです。

03. 第2四半期トピックス

第2四半期における、主なトピックスについてご説明します。

6月に夢メッセみやぎで開催された「EE東北’25」にて、東北地方のみなさまに従来の対策工法に加え、注目技術である、道路の空洞充填(陥没防止)、道路の段差復旧(応急復旧工法ダンタン)、コンクリート柱ウレタン強化工法頑強柱の3工法を紹介し、報道関係者にも、今必要な技術と評価いただきました。

今後も積極的に展示会に出展し、アップコン工法を直接ご覧いただける機会を増やしていきます。

03. 第2四半期トピックス

続いてのトピックスです。当社は2025年6月18日に、創立22周年をむかえました。

創立記念イベントでは、プロジェクトごとに発表を行い、外部講師によるセミナーで専門知識を深めました。これからも施工と研究開発を業務の2本柱として、ウレタンという無限の可能性がある材料で新工法を開発し、新市場を創出することで着実に成長・発展し続けていきます。

03. 第2四半期トピックス

5月福岡県東区北部を南北に縦断する交通の要所、国道3号線博多バイパス沿いに回転広告塔を設置、また、JR名古屋駅新幹線下り階段沿いに巨大パネル型広告(H1,700×W2,200)を設置しました。今後その効果が期待されます。

03. 第2四半期トピックス

第2四半期のIR活動についてご説明します。

IR活動としては、IR関連企業主催の個人投資家向け説明会に登壇、また個人投資家応援イベント、9月には名古屋証券取引所主催の展示会へ出展しました。今後の予定としては、個人投資家向け会社説明会の開催、上場企業IR担当者との交流会などを予定しており、今後も積極的に活動機会を増やし、アップコン株式会社をアピールしていきます。

質疑応答:民間工事と公共工事の受注割合について

質問者:現在は、民間工事の割合が大きいですが、民間と公共を5:5の割合に将来はしていきたいと仰っていました。これはどのような理由からでしょうか。

松藤:景気に左右されにくいようにするため、公共と民間工事のバランスを取っています。当社は受注から施工にいたるまでの期間が短く、民間が対象の場合、大抵が2ヶ月以内で施工の相談から着工となります。そのため、3ヶ月先の工事スケジュールを組むことが難しいです。公共工事は入札案件になるので、予め工事期間がわかるという利点があり、通年で施工を行える経営体制にするためでもあります。

質疑応答:今後のM&A戦略について

質問者:M&Aによる成長は検討されていますでしょうか? 中期計画は自社のみの成長で達成を想定されていますでしょうか?

松藤:上場を機にM&Aは経営の検討課題として注視していますし、M&A会社との守秘義務契約を締結し、情報交換も行っています。当社の事業と関連し、成長できる企業があれば積極的に検討していく次第です。中期計画では当社単独での成長規模を想定しています。

質疑応答:中期経営計画達成に向けた設備投資と資金調達について

質問者:中期経営計画を達成するために生産能力・工事能力増強のための設備投資は検討されていますでしょうか? その場合、資金はどのように調達されるご予定でしょうか?

松藤:中期計画にて開示させていただいた内容で達成を目指していきます。資金調達は営業キャッシュ内(余剰資金)で設備投資を行っていきます。

質疑応答:事業規模拡大における代理店・フランチャイズ戦略について

質問者:規模を拡大するうえで、代理店やフランチャイズなどは検討されていますでしょうか?

松藤:事業や企業規模の拡大によってそのような事業戦略も必要になってくると思われますが、現時点では当社の社員による100パーセント施工を継続していきます。経営の検討事項としては常に注視していますが、この工法を習得するには当社の技術部員でも3年から5年の経験を要します。施工品質の維持やリスク管理の面から、容易に展開できるものではないと考えています。参入障壁が高い要因の1つとして、こうした技術習得の難しさも考えられます。

質疑応答:2026年1月期第2四半期の好調要因について

質問者:2026年1月期の半期はとても良い内容になりますが、要因は何でしょうか? また第2四半期で通期予算の50パーセントを超えていますが、上方修正しないのはなぜでしょうか?

松藤:2025年7月15日付にて2026年1月期第23期の業績予想を上方修正しました。業績好調の要因は、リピーター率の向上及び新規顧客受注高の増加によるものです。特に新春調査無料キャンペーンが好調でした。

第2四半期現在も好調な業績推移となっています、通期の計画に対して50パーセント以上の達成率でもあります。当社は業績賞与制度を取っていますので、人件費が12月に膨らむ傾向にあります。よって第2四半期現時点では、それらの内容の正確な判断ができない状況となっています。正確な情報がわかり次第、適時開示にてお知らせします。

質疑応答:名証ネクスト市場銘柄の取引可否について

質問者:楽天証券の口座からでは名証ネクスト市場に上場している企業の株を買うことができないのですが、なぜですか?

松藤:楽天証券のWebサイトに記載されている情報に基づき、以下のとおりご説明します。

楽天証券では、名証(名古屋証券取引所)に上場している銘柄については、Webページを通じてのみ取引が可能となっています。なお、名証銘柄については、現物取引のみ取り扱いしており、信用取引は対応していません。また、マーケットスピードやiSPEEDは、名証銘柄の取引はできません。

以上は、楽天証券の公式Webサイトに掲載されている情報を基にした内容であり、詳細や最新の対応状況については、楽天証券に直接ご確認いただくことをお勧めします。

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