2024年8月期第2四半期決算説明
小田原一誠氏:こんにちは。プリントネットの執行役員管理本部長の小田原です。本日は決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。
本日は、2024年8月期第2四半期の業績について説明させていただきます。
2024年8月期第2四半期 損益計算書(前年比較)
はじめに2024年8月期第2四半期の決算概要から説明します。
2024年8月期第2四半期累計の売上高は47億5,700万円となり、前期に比べて1億1,300万円(2.5パーセント)増加しました。しかし、売上総利益は9億7,700万円で、前期に比べて1億3,000万円(11.8パーセント)の減少、営業利益は1億8,500万円で、前期に比べて1億3,900万円(42.8パーセント)の減少、経常利益は1億9,000万円で、前期に比べて1億3,300万円(41.2パーセント)の減少、四半期純利益は5,800万円で、前期に比べて1億4,300万円(71.1パーセント)の減少となりました。
当社の各事業につきまして、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき回収可能性を検討した結果、その他事業に関して減損の兆候が見られたため、収益予測の見直しを行い、回収可能価額との差額8,400万円を減損損失として計上する見込みとなったこと、および原材料の高騰が続き、商品の価格転嫁をしきれていないことにより減益となりました。
価格転嫁につきましては、他社動向を踏まえ検討を続けています。また利益改善のために仕入れ交渉や工場でのロス削減を今以上に取り組んでいく所存です。
2023年8月期第2四半期決算と2024年8月期第2四半期決算の営業利益の差について
続いて、2023年8月期第2四半期決算と2024年8月期第2四半期決算の営業利益の差については、外注加工費が前期に比べ9,800万円減少したものの、決算概要でもお伝えしたように材料費が3億5,100万円増加するなどし、前期に比べて1億3,900万円(42.8パーセント)の減少という結果となっております。
各四半期ごとの売上高推移
4ページは売上高の各四半期ごとの推移となっております。
各四半期ごとの売上総利益、売上総利益率 推移
5ページは売上総利益と売上総利益率の各四半期ごとの推移となっております。
各四半期ごとのEBITDA推移
6ページはEBITDAの各四半期ごとの推移となっております。
2024年8月期業績予想について
2024年8月期業績予想について、売上高は91億6,200万円で前年比率4.8パーセントの減少、営業利益は2億8,000万円で前年比率59.4パーセントの減少、経常利益は2億8,500万円で前年比率58.6パーセントの減少、当期純利益は1億1,500万円で前年比率72.4パーセントの減少、1株当たり当期純利益は23円96銭を予想しております。
2024年4月12日付で「減損損失の計上および2024年8月期第2四半期累計期間の業績予想と実績値との差異ならびに通期業績予想の修正に関するお知らせ」を開示しております。
2024年8月期 年間配当について
年間配当について、2024年8月末に株式を保有いただいている方に、1株当たり12円00銭の配当を見込んでおります。これは前期と同額になります。
また株主優待のQUOカード、鹿児島県産の特産品も引き続き行う予定です。
質疑応答:減収減益の要因について
質問者:なぜ減収減益になったのか?
回答者:12日に開示させていただいた業績予想の修正にも記載させていただきましたとおり、減損損失を計上する見込みとなったこと、および原材料の高騰に対して価格転嫁をしきれていないことにより利益に影響が生じております。また、利益率向上を優先するため大口取引先との取引内容の交渉の結果、売上高への影響が生じていることにより、減収減益となりました。
質疑応答:価格転嫁について
質問者:なぜ商品の価格転嫁がしきれていないのか?
回答者:他社との価格に乖離が生じて顧客離れを起こし、売上の減少につながるおそれがあるため価格転嫁に踏み切れない状態となっています。
質疑応答:業績回復策について
質問者:業績回復のためにどういう対策を行うのか?
回答者:売上の増加とコストの削減を進めてまいります。売上の増加については、今期新設された事業戦略本部を中心として、商品価格の見直しや新商品の追加、等を行っております。
コストの削減については、生産性の向上、人員配置の最適化・2工場の作業振分けの最適化による業務効率化、仕入れ価格交渉を進めております。
※本内容は、企業提供の書き起こしになります。