決算サマリー
森坂拓実氏:売上が前期(2016年6月、第43期)の約58億4,600万円に対し、今年(2017年6月、第44期)は71億1,800万円、営業利益は8億2,900万円、経常利益は9億3,100万円でございます。
一見良く見えますが、あまり満足していない数字です。実態としては、既存事業で2桁成長を目指したのですが、第44期は思うようにいきませんでした。
既存事業は約5・6パーセントということです。この要因の多くは、M&Aで買収したアメリカの会社(ローリング・グリーンズ社)の売上が影響したということで、反省しているところです。
利益面も順調ではあるのですが、去年と逆に為替の利益が何千万円も乗ってきたということがありました。
グラフでみる当社グループの推移・動向
次の、資料をご覧ください。
グラフで見ますと良い感じに見えます。ただ、44期が思うようにいかず、第43期は10パーセント成長し、第44期は約6パーセントの成長に留まりました。
2018年6月、第45期は、10パーセント成長を目標に、既存事業で7億1,000万円は乗せたいと思っています。ただ、慎重に目標を設定して、売上高の来期予想を76億円で発表させていただいているということでございます。
今のところは、新しいお店のオープンや、M&Aの話などについて、決定しているものはございません。
ただ、今期がまだ始まったばかりです。何度かのトライを常にしていますので、今年度中には、その結果が多少は上乗せで出ると見ております。やはり、この今期売上高の71億円が来期に76億円となっただけでは、どなたも納得していただけないと思うので、内心ではなんとか最低でも、2桁(80億円)に乗せたいと考えております。
最後に出てきますが、中期目標の3年後100億円(2020年6月期を最長に、連結売上高100億円を目指す)という設定からすると、最低でも(来期で)80億円にしておかないと、後が苦しくなってしまうということです。ここまで、グラフに出ていないイメージをお話ししました。
当社グループの事業内容、セグメント売上高
(当社は、他社と)特別大きく変わったところはないと思うのですが、当社の決算説明会が初めての方もいらっしゃると思いますのでご説明します。大きく分けて、卸売というものが連結売上高実績の12.4パーセントを占めております。いわゆる、植物を生産者から持ってきて、我々のような業者に卸すという職業があります。
ただ、こちらは非常に衰退しています。「衰退したのでなんとかしてくれ」ということで、当社が引き受けた会社です。
植木にも、野菜や魚などと一緒で市場というものがございます。よくニュースなどで、魚の競り市を見ると、なにを言っているのかわからないと思います。私が商売を始めた頃は、なにを言っているかわかりませんでした。符号を使っていて、同業者以外にはわからないようにしているわけです。
よほど勉強して、慣れてから少しずつ買えるようになります。ただ、動く金額の単位もかなり大きいということで、慣れてもなかなか買えません。それが今は、市場にいくと、機械ですから誰でもボタンを押せば、明日から買えます。全部、使う言葉もわかりやすくしています。それが市場が一番改革したところです。
一部の同業者だけが買いやすい、そのような特殊な世界を作っていたのでは、いけないだろうということです。だから、問屋が衰退していったということです。
あとは、造花の卸業ですね。昔から「香港フラワー」と言って、造花は中国で造っております。それを仕入れてきて、小売店や卸屋さんに卸す会社を、買収したということです。
また、一部本体に入っておりますが、イギリスからの園芸用の石などを仕入れているところがあります。
あとは、小売(事業)。当社は40数年間ずっと、レンタル中心の園芸会社としてやってきました。しかし、上場したということは、事業を伸ばしていかないといけないということです。そこで小売業に、本格的に進出しました。
今のところ、非常にうまくいっているところと、うまくいっていないところに分かれています。
当社は長く法人向けに商売をしてきました。90数パーセントは法人向けだったのですが、個人の需要は法人と同じかそれ以上に、たくさんあるわけです。個人向けという需要は、やはりお店で売るということだと思うのです。
「お店で売る」というのは、ガーデンセンターとかお花屋さんとかです。ガーデン雑貨ショップというものは、今まであまり日本になかったのですが、どういうものだろうということで、当社が試しに4店舗やってみました。
そのうち1店舗は閉めて、3店舗が黒字になったり赤字になったりしました。黒字になったところでも、100万円程です。今年は全部、黒字になる勢いでやっているのですけれど、あまり利益に大きく貢献しません。
つまり、それガーデン雑貨ショップを、どんどん増やせないということです。売上は増えても利益が増えないので、やっても仕方がない。今は、どうしたものかというところにきています。
お花屋さんというものは、みなさんご承知のように、昔からあります。お花屋さんは、歩いていればそのあたりにあるというくらい、たくさんあるわけですからそこへ私どもは進出したのですが、園芸屋さんがお花屋さんをやることは、やはり簡単ではありませんでした。
これも、1つは買収した会社を3・4店舗、関西でやったのですが、関東では当社が直接直営でやっています。
関東の直営店は3店舗やったのですが、そのうち1店舗を閉めまして、あと2店舗ということです。これもなかなか簡単ではないということで、赤字になったり黒字になったりしております。
たくさんある花屋さんに出ていくわけですから、アンテナショップは目立つようなものを、と考えました。そこで広尾に作ったのは、カフェとお花屋さんを併設した「Fleur Universelle」です。
お客さまがたいへんいらっしゃるのですが、カフェの方が流行って、そちらは黒字になっています。ただ、お花屋さんの方が……今年はぎりぎり黒字です。その次の年は、完全に黒字になると思うのですけれど。
店売りだけではなく、外商があります。しかし、これもなかなか、どんどん出店していくという見通しが立っていません。
そのうちどこか、買収できるようなお花屋さんがあったらいいなと考えているところです。小売は今のところ、どんどん店を増やして売上を作っていくというところまでは、至っていません。
やはり、懸念は立地であり、日比谷花壇さま、青山フラワーマーケットさま等、非常に大きなお花屋さんがあります。そういうところが、1番いい場所を押えていきますので、なかなか我々はいい場所を取れないというのが、小売で店舗を増やしていけない1つの原因になっております。
ただ、いつまでもそんなことを言っていられないので、なんとかしなくてはならない。小売の現状は、そういうところです。
小売で一番うまくいっているのは、「the Farm UNIVERSAL」という、大型のガーデンセンターです。これまでの日本にないような新しいスタイルのガーデンセンターをやったところ、非常に評判がよくて、たくさんお客さんがいらっしゃいました。
大阪はカフェも併設しており、そちらもお客さまが非常に入られています。いろいろなメディアに取り上げられて、今のところ順調です。
関東では、千葉の稲毛に店舗があるのですが、これは始めたばかりなので、今年が勝負です。かなり投資しておりますので、なかなか簡単に黒字にならないのですが、今年はなんとかなると考えています。大阪の店舗は、かなり利益が出せています。
小売事業、卸売事業を除いた71パーセントが、グリーン事業です。グリーン事業の中でも当社がどこにも負けない、日本一というのは、レンタルグリーン事業です。オフィスを中心にホテルなどへ、植物を定期的に貸している商売です。
これは50年も事業をやっております。お客さまが増えてくると密度も濃くなりますので、効率もよくなります。それだけ、長くやってきたということです。今のところ少しずつですが伸びており、大きな収益源となっています。
そのほかにグリーン事業といいますと、資料に書いておりますように、植栽・造園事業です。ガーデニング、いわゆる木を植えたり手入れをしたりすることです。最近ですと、屋上とか壁面とかも取り扱っています。「造園事業」という、ちょっと古めかしい名前ですね。
あとは、ギフト商品です。みなさんも、1年に1つや2つは、どこかの会社が引っ越したとか、友人が事務所を新しくつくったとか、お店をオープンしたとか、そういう時に、贈られたことがおありだと思います。
その事業は、まだこれからも伸びるということで、去年も少し投資しております。ネットで簡単に申し込み・受け取りをしていただけるということで、やり始めたところです。
既存のお客さまの収益化ができていないところからのスタートです。当社のホームページのトップページにある、「Hana Terras」というブランドロゴを押すと登録できます。「今日の説明会を聞いて申し込んだ」と言っていただけたら、10パーセントオフにするように言っておきますので、ぜひひとつ申し込んでください(笑)。
市場が、すごくあるものですから。どうしてもお花屋さんの市場だと、お花屋さんがギフトを贈るということが通例で、園芸屋さんがギフトを贈るということを、当社のようにやっている会社はあまりないのです。
もっとがんばろう・そこは伸ばそうということです。ガーデニングとギフトの部門は、これから大きく伸ばしていかなければならない部門です。
細かいことはいくつかありますが、あとでまた説明させていただきます。
事業セグメント(エリア)別の状況
今申し上げた、グリーン事業・卸売事業・小売事業の中のグリーン事業を、エリア別にしたらどうなるのかを、資料の下に書いております。大まかに言えば、関東と関西と海外、それぞれ3分の1ずつぐらいになっているということです。
利益は3億円ぐらい下回っていますけれど、関西は現状維持です。関東は2桁といわず、15~20パーセントぐらい成長しなければいけません。
海外エリアはできたばかりの市場ですので、M&Aで増やしていくイメージになります。買収した2、3番目はまだ1年しか経っていませんので、今、落ち着いていない状況です。
これからどうなるのだろうということですが、去年も申し上げたかもしれませんが、将来に対しての伸びしろは、国内100億円・海外100億円が当面のイメージです。海外は、スピードが上がっていくだろうとイメージしています。
事業セグメント(売上)別の状況
事業セグメントの中の、グリーン事業の分析が、資料の下の欄にございます。レンタルグリーンという、高収益事業の売上が約31億円。その他売上は20億円ということで、合計約51億円です。
レンタルグリーン事業がもっと伸びたら、うちの会社ももっと安定します。ただ、どうしてもこつこつとしか増えていかない。1件単価が1万円とか2万円で簡単に増えてはいかず、減るところもあります。1年間に、全お客さまの7、8パーセントが自然と減るのです。
たまに当社の失敗もあるのかもしれませんが、大半の場合、お客さまが経済を憂えておりますから、お客さまが「もう植木はいらんわ、そんなに経費使えないわ」と景気が悪くなったらいらないと言われます。
「すごくいいオフィスに引っ越すから、もういらんわ」「引っ越し先のオフィスはビル管から紹介を受けている業者がいるので、おたくは連れていけないんだ」など、いろいろな理由で減っていきます。
お客さまが減らないのでしたら、軽くもっとどんどん増えていくのですけれどその7、8パーセント減ったものに上乗せして、新規を増やさなければいけないものですから増えたものから減ったものの残りが増える、ということです。
それにしても、ちょっと減りすぎるので世の中もお客さまも、それだけ動いている、じっとしていないということです。だめになったり成長したり、景気も影響してるということです。
グリーン事業は、増やさないで守りだけでやれば、もっと利益が出るのです。攻めるための営業マンをたくさんおいているものですから、そこに経費がかかっています。しかし、今申し上げたように、じっとしていたら必ず衰退してお客さまが減ってしまうということです。
私達の業界で、当社が生き残っているのは、50年間攻め続けたからです。同業他社はやはり、維持しようと思っていたらかえって減っていたということがあります。10年経ったらこれほどまで減っている、ということですから、ずっと補強して攻め続けていきます。
2017年6月期 決算のトピックス①
決算のトピックスです。1番目は2回目の株式分割をしたということです。おかげさまで順調に上がっていったので、買いやすいように、2回分割しました。
2番目は、株主優待制度。「なにかしなきゃだめよ」と、よく言われます。うちのお店の割引券を出そうかと考えています。いずれは、そういうものもやりたいと思っています。
ただ、地域によっては「店に行けない」と言われてしまうので、今回また2,000円分のクオカードを、決算が終わってから配ります。もう1回12月末に、半期を過ぎてから来年の3月ごろ、1,000円配りますと半年前に発表しました。
その結果、株主数が倍ほどになりました。クオカードのせいかどうかわかりませんが、効果があるものですね。
「当社が株式市場を上げていくために、一番クリアできていないのは株主数だ」と、証券会社の人から教えていただきました。
株主優待の効果だと思います。20万円で100株買って、3,000円付いてきて配当もあるわけですから。小さな株主さまにとっては、魅力があるととらえていただいたのかなと思っております。
2017年6月期 決算のトピックス②
3番目は、剰余金の増配です。配当は分割しておりますので、非常にわかりにくくなっております。
昔は、分割しなければ50円でした。(その)50円が、60円、70円と推移して今期80円になるということです。コツコツと地味だけれど、毎年少しずつ上げていくという方針でやっております。
それが、分割したら80円が40円になって、もう1回分割したら20円になったということですね。これでも、少し増やしております。
これは、今の株価から年利を計算すると、あまり魅力ある数字にはならないかもしれません。株価が上がっていなかったら、配当でもっと魅力を出さなければいけないのかもしれません。ただ、(株価を)上げていただいているので、多くの株主さまは、あまり苦情がないのだろうと思っております。
4番目は、株主数増加です。今お話しした(株主さまが、前期末の)1,141名から3,361名に増加しました。これは2017年6月期現在ですので、今現在減っているのか増えているのかわかりませんが、今は減らないと思います。まだクオカードを配っていないわけですので、今は減らないと思うのです。
5番目は、大したニュースではないのですが、横浜に支店を作ったということです。もちろん東京から横浜に行っていたのですが、横浜だけでもっと伸ばそう、というところでございます。
2017年6月期 決算のトピックス③
先ほど申し上げました法人向けのギフトサイトを、お金をかけて作りました。今までは、お客さまに直接お願いするやりとりです。既存のお客さまですから、ファックスとかメールでやっていましたが、やはりそれでは、便利になる世の中の流れに反しているということです。1回登録していただくと十注文しやすいということですね。
つまり、先ほど冗談半分・本気(半分)で言ったのですけれど、お客さまに「登録だけしていただけませんか?」と、すごく言いやすいんですね。「なにかを買ってくれ」と言うと「ちょっと待って」となるのですが、「登録だけしてください」なら、非常に言いやすいのです。
その登録が増えていけば自然と、注文のご用があるときは、それをクリックしていただくということです。ここは、急激に伸ばさなければと思っております。
配当について
配当は、先ほど申し上げたものです。金額は、この前(2015年6月期より前)は出ておりませんが、6,000万円ぐらいから始まり、7,000万円、8,000万円、9,000万円になっているということです。
来年はもう少し上がっていくのでしょうけれど。階段を上がるように、金額も上がっていっているということです。
配当性向という部分は、非常に見栄えがしません。少しずつ上げていきます。上場するまで、当社はレンタル中心に、20パーセントの経常利益をずっと出していた会社です。
それでもコツコツとレンタルしかやっていなかったものですから、お金は非常に蓄えができていました。なにもお金を使う用事がなかったのですけれど、ここへ来て上場して、いろいろやっていくと、お金がいくらあっても足りないということになりました。
借金してでも伸ばしたくなるぐらい、お金が必要になってきているのです。5~8年前とは大きく違います。
そこは安全なところを見ながらやっていくのですけれど、事業を伸ばすためには資金がいるものですから。あまり配当性向は3割も、今の時点ではできないだろうということで、資料に書いております。
財務状況
財務状況です。お金は減っています。総資産はあまり増えておりませんけれど、負債が少し減っているので、自己資本比率が高くなっています。83パーセントになりました。
昔は堅い会社でしたので、そのぐらいよく出ておりました。(近年は)だんだん堅くなくなってきていると思っていたのですが、結果的にいい数字になっていると思います。
2018年6月期連結業績予想
来期の連結業績予想はこういう表現をしていいのかよくわからないのですが、無難に、少し低めに考えております。
「(予想どおり)できていないじゃないか」と言われるのも怖いものですから、無難に作っているということです。(売上高の予想が前期比)6.9パーセントでは、困りますよね。
今、アメリカ(の会社)がはっきりと落ち着いていないものですから、落ち着けば需要は見えてきているはずなのですけれど、なかなか「こうなります」という強気の数字が出せない状況です。
(経常)利益は、12.7パーセント。一応、百分比で13パーセントをあてています。ですから、これも売上と一緒に、固めに目標を設定しているということでございます。
基本戦略
今後の事業戦略です。大したものではないのですけれどとにかく、社内でうるさく言っているのは、「あれもやりたい」「これもやりたい」というところですが、やったとしても、なかなか新しい事業は、利益率がそれほど稼げないのです。
やはり、今あるレンタルグリーンを一生懸命伸ばす。それがうまく伸びていけば、それに比例して、いろいろなことにチャレンジもできるということで、ここを緩めないという戦略です。ただ、先ほどから何回も言っておりますように、急速には伸びないということです。
ただ、東京にこれだけたくさんのビルができていて、私どもが獲得しているシェアというのは、本当に5パーセントあるかないかぐらいです。ないのではないかと思うぐらいなものですから、いかに同業が多いかということです。掃いて捨てるほど、大小あります。(レンタルグリーン市場における当社の国内シェアが推定)5パーセントということは、みんな5パーセントあれば、同業は20社ぐらいですね。
もともと小さいところがたくさんあるということでございますし、一方で企業系列がございます。電鉄系などはほとんど持っています。また、三井不動産さまなどの大きなグループになると、グループに園芸会社を持っています。
そこから仕事をいただくこともあるのですけれど。とにかく、たくさんの業者がひしめき合っているということになります。
でも、それが一番大事という理由は、利益率を保つためです。そのレンタル1万円のお客さまから、いろいろな仕事を引き出すということが、基本的な姿勢です。なかなか引き出しきれていないということですかね。その1つが、今のギフトの仕事です。
小売事業へのチャレンジ
3番目は、小売事業へのチャレンジ。先ほど言ったとおりです。
「the Farm UNIVERSAL」は成功したようなので、もういくつか(店舗を)作りたいのですけれど、なかなか場所が確保できません。何千坪の場所を高い家賃を払って、都心近くでやったとしても、もう家賃で倒れてしまいます。
特殊な条件で、そういう場所を借りられないとできない商売なものですから、すぐはできないということです。それでも、中期的には作れるだろうと思っています。
あとは、先ほど言いましたけれど、ガーデンセンターとカフェ(を併設した「Fleur Universelle」)。東京と大阪に1つずつあります。広尾のお花屋さんとカフェ、そのカフェの方はうまくいっています。
少し考え方を変えて、植物だらけのガーデンカフェを作って、ついでに少し植物を売るという、逆にしたほうが、うまくいくんじゃないかと考えています。
たしか、ここの場で、どなたかから教えていただいたと思います。「あなた、おかしいんじゃないの」と。「そのとおりです」と言った覚えがあります。そのようなことを薄々、今考え始めています。ただ、飲食事業は、素人みたいなものです。それほど簡単にはいかないと思っています。
海外事業の展開
アメリカは、今3つの会社を買って、紆余曲折しております。お金と相談しながら、増やし続けていこうと思っています。
将来ビジョン
最後の資料です。先ほど申し上げたような、(2020年6月期を最長に、連結売上高を)100億円、(連結経常利益を)13億円。3年以内で達成しようと考えています。もちろん、「3年以内」ということになりますと、既存事業が2桁ずつ伸びても到底(達成には)ならないので、海外のM&A中心にチャンスを取り込まないとできません。
そういうものも込みの、計算の数字です。
セグメントごとの納入事例・紹介①
初めていらっしゃった方のために、商売の説明をしたいと思います。
いわゆる当社の主力の、どこにも負けないというレンタルグリーン。植物を毎月置いて、時々交換して、メンテナンスも全部もして、水やりもして、月いくらということでやっている商売です。(納入先の)7割はオフィスになりますけれど、お店とかショールーム・病院・ホテルなど、ありとあらゆる建物です。
会館などにも入っております。1つのビルが建って、行ってみたら植物が1つも入っていないというところは、東京中を探しても、なかなかないと思います。そのぐらい、多い・少ないはございますが、1つのビルができると植物が入っていきます。
今、たくさんビルができていますけれど、それと比例してコツコツと東京中の新規ビルに営業をかけて、(納入先を)増やしていくことをしております。
セグメントごとの納入事例・紹介②
室内の壁面を飾るとか、アートフラワーとかもございます。
セグメントごとの納入事例・紹介③
こちらは、屋上(緑化)や壁面等です。
セグメントごとの納入事例・紹介④
クリスマスです。アメリカだとやはり、クリスマスの売上というのは、全体の2割5分から3割です。もう1年中クリスマスの準備をしている状態です。やはり、クリスマスに対するお金のかけ方とか意気込みが違うのです。あと、こういう格好いい装飾的や、ブライダル事業です。
ブライダルは新たに1件しかやっていないのですが、これはなかなか好評なので、簡単に増やせます。
セグメントごとの納入事例・紹介⑤
ガーデニングですね。「the Farm UNIVERSAL」テイストのもので、けっこう伸びています。あと、今言ったような、贈り物(ギフト事業)のお花屋さんです。
セグメントごとの納入事例・紹介⑥
「the Farm UNIVERSAL」の紹介です。関西に関係のある方がいらしていたら、ぜひ来てみてほしいです。「そんなところ、用事ないわ」という方は、規模は半分くらいですけれども、稲毛にございますので、そちらにお越しください。
非常に多くの人に知っていただくようになりました。いろいろなところで、クリエイティブな仕事というのでしょうか、そういう人たちの集まりに行きます。そこで「『the Farm UNIVERSAL』を知っていますか?」と言うと、必ず「ああ、知ってる、知ってる」「行ったことがある」と言っていただけるぐらい、そちらの世界でも、非常に知名度が上がっています。
セグメントごとの納入事例・紹介⑦
お花屋さんですね。「りこしぇ+ Fleur Universelle」という小売事業です。
セグメントごとの納入事例・紹介⑧
植物の卸屋さん、造花の卸屋さんです。高島屋植物園と、ビバ工芸です。
事業拠点
こちらには、事業拠点が書いてあります。