2026年12月期第2四半期決算説明
キットアライブ、2Q累計は増収、営業利益率は13.6%まで回復 通期予想据え置きで10期連続増収を予定
アジェンダ

嘉屋雄大氏:みなさま、こんばんは。株式会社キットアライブ代表取締役社長の嘉屋雄大です。本日は当社の2026年12月期第2四半期の決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。
本日はスライドに記載した順序で、開示資料をもとにご説明します。
北海道から日本のクラウドビジネスを支える Kitalive Inc.

まず、当社の事業概要です。当社は本社を北海道に構え、「北海道から日本のクラウドビジネスを支える」を社是として事業を展開しています。
北海道を拠点としていますが、お客さまは日本全国にいらっしゃいます。北海道から全国に向けてビジネスを展開しています。
株式会社キットアライブについて

当社のプロフィールです。本社は札幌市にあり、札幌駅から徒歩5分ほどの場所にあります。東京事業所は日本橋にありますが、従業員数64名のうち約9割が北海道札幌に在住しています。
設立は2016年8月で、約10年が経過しました。事業内容は後ほどご説明します。役員構成についてはスライド記載のとおりです。2022年に札幌証券取引所のアンビシャス市場に上場しました。
サービスの特徴

事業内容についてです。当社は「Salesforce」というパブリッククラウドサービスを取り扱っています。
大きく2つの柱があり、1つ目は「Salesforce」の導入支援です。お客さまに「Salesforce」の導入と、その特性を最大限に活かしたシステム開発サービスを提供しています。
一般的なシステムインテグレーション(SI)の案件と同様の方法で、ITコンサルティング・要件定義・設計・開発・システムテスト・導入後の運用保守まで、ITエンジニアがワンストップでご支援する内容となっています。
2つ目は、「Salesforce」の製品開発支援です。「Salesforce」には「AppExchange」と呼ばれる、ビジネス向けSaaSサービスを取り扱うマーケットプレイスがあります。イメージとしては、Appleの「App Store」やGoogleの「Google Play」のビジネス版とお考えいただければわかりやすいかと思います。
名刺管理や勤怠管理といったSaaSアプリケーションを、マーケットプレイスを通じて提供したいが、「Salesforce」に関するノウハウが不足していたり、技術者の確保が難しいという企業は多いです。
そのような企業に対して、当社は企画の段階から実際のSaaSサービス展開にまでを支援しています。サービスを展開した後も、機能の追加や仕様変更に継続的に対応しています。
ビジネスの流れ

ビジネスの流れをスライドにまとめました。中央に弊社が位置し、一番左にセールスフォース・ジャパン社があります。
1つ目の「Salesforce」の導入支援は、セールスフォース・ジャパン社から、お客さまや案件をご紹介いただき、実際に導入支援を行います。
当社の右側には、製品開発委託元企業が位置しています。これが、2つ目にご説明したSaaSのサービスを提供したいお客さまです。このお客さまにご相談いただき、当社が製品を開発し、それを展開していくことになります。この時に、製品開発委託元企業さまからお客さまや案件をご紹介いただくことも多くあります。
さらに、SaaSサービスをご利用いただくだけではなく、コンサルティングや要件定義を経て、その企業がどのようにシステムを使っていくのかをご相談いただくこともあります。このように2つ目から1つ目のビジネスにつながって展開していく流れも多いです。
このように、セールスフォース・ジャパン社からだけでなく、製品開発委託元企業さまから、案件やお客さまのご紹介を多くいただくことが、当社の1つの強みと考えています。
当社の市場ニーズ

当社の市場ニーズについて一言でまとめると、「クラウドを活用し、全国のお客さまの生産性向上に北海道から貢献すること。」となります。
2026年12月期 第2四半期累計 業績ハイライト

2026年12月期第2四半期の業績についてご説明します。まず、第2四半期累計の業績ハイライトです。
前年同期比では増収となったものの、若干の減益となりました。特に第1四半期は大型案件の実施に伴う原価の増加が影響し、体制の見直しやリソースの最適化を進めた結果、第1四半期終了時点で営業利益率6.2パーセントと低い水準となりました。
しかし、第2四半期累計では営業利益率13.6パーセントまで回復しています。前年同期比で若干の減益となっていますが、売上は11.5パーセント増加し、第2四半期を終えました。
2026年12月期 第2四半期 貸借対照表

貸借対照表についてです。自己資本比率は1.6ポイント減少し、83.4パーセントとなりました。売上債権と前受金がともに増加したことが要因ですが、引き続き健全な財務基盤を維持していると考えています。
2026年12月期 第2四半期 トピックス

第2四半期のトピックスです。北海道の学生を支援する一環として企画していた奨学金制度を実際に開始しました。奨学生として奨学金をお渡しする対象者を決定しています。
さらに、奨学生を対象に、1on1のメンタリングや勉強会を実施することにより、「共に成長するコミュニティ」を形成し、意欲的な若年層へ継続的な支援を行っていきます。
売上高/経常利益の推移

売上高と経常利益の推移です。第2四半期累計期間の経常利益率は14.3パーセントで着地しています。
純利益、1株当たり純利益の推移

1株当たり純利益および純利益の推移についてはスライドに記載のとおりです。第2四半期累計期間の当期純利益率は9.8パーセントとなっています。
純資産額/総資産額、1株あたり純資産額の推移

純資産額、総資産額、1株当たり純資産額の推移についてはスライドに記載のとおりです。
売上総利益・売上総利益率の推移

売上総利益・売上総利益率の推移です。第2四半期累計期間の売上総利益率は34.7パーセントです。
都道府県別取引先と累積取引先社数の推移

都道府県別の取引先および累積の取引先社数の推移です。現時点では、20都道府県のお客さまと取引実績があります。
スライド右側の累積グラフは、グレーが北海道、水色が北海道以外を示し、およそ1対2の割合で北海道以外の会社さまとの取引が増えています。現状では北海道の会社さまよりも、特に首都圏のお客さまの伸びが大きくなっています。
主たる取引実績

主な取引先の実績については、スライドに記載のとおりです。
2026年12月期 通期 業績予想(当初予想から変更なし)

2026年12月期の業績予想についてお伝えします。当初の予想から変更はありません。
2026年12月期 通期 業績予想(当初予想から変更なし)

2026年12月期の業績予想を含めた、業績推移をグラフにしました。創業以来10期連続の増収を予定しています。
2026年12月期 採用・育成施策

採用および育成の施策についてです。現時点で、施策全体のちょうど半分が終了した段階です。エンジニアの拡充と育成のため、予算の重点的な投下を継続していく考えです。
今期の採用目標は7名と設定していますが、8月時点での入社者数は2名にとどまっています。この進捗状況を踏まえつつ、外部リソースの最適な配置や社内での生成AI活用ノウハウの蓄積を進めています。これにより作業の効率化を図り、採用進捗の遅れを補う施策もあわせて進めています。
先ほどご紹介した奨学金については、スライドの右側に「自社独自の奨学金」と記載しています。
スライド中央には「大学生協への協賛」とあり、こちらは学生生活を継続支援することにより、当社の認知度向上を図る取り組みです。具体的には、最近さまざまな大学で同様の取り組みをされていますが、100円で晩ご飯が食べられる「100円夕食」という取り組みを、大学生協と連携して行っています。
このような学生支援とともに当社の知名度向上を図っています。実際、アンケート結果からも当社の知名度が向上していることが確認できており、今後もこの取り組みを継続していく考えです。
今後の成長イメージ

今後の成長イメージです。2026年12月期以降は、売上高と利益の回復を見込み、2027年12月期のさらなる成長を見越した基盤づくりを強化していく方針です。
国内パブリッククラウドサービス市場予測

市場性についてです。まず、パブリッククラウドのサービス市場予測についてご説明します。
なんらかのシステムを導入する際、必ずパブリッククラウドが選択肢に含まれます。この実感と同じく、市場は2030年まで年間平均成長率17.6パーセントで推移すると予測されています。
国内CX関連ソフト/CRMアプリケーション市場予測

当社が強みと捉えている、お客さまに関連するソフトウェアやアプリケーションについてです。
スライド左側には国内のお客さまエクスペリエンス関連ソフトウェア市場予測が、右側にはお客さま関連のマネジメントシステムであるCRMの市場予測が示されています。
これらの市場予測はいずれも上昇傾向にあり、外部環境としては良好な状況が続くと考えています。
国内AIシステム市場予測

AIのシステム市場予測についてです。2024年から2029年にかけて年間平均25.6パーセントの成長が見込まれています。
ただし、この予測は2025年5月時点のものであるため、現時点では状況を見据える必要がありますが、この市場は確実に拡大していくと考えています。
「Salesforce」には「Agentforce」というエージェンティックAIを導入する基盤があります。当社はそれを踏まえたビジネスも展開しています。
少人数プロジェクトの特徴

当社の会社の取り組みについてお話しします。当社は会社規模が小さいことや地方に拠点を構えていることを利点として捉え、小規模なプロジェクトを多く手掛けています。経験年数が短くとも、お客さまと共にビジネスを進めることが可能です。
エンジニアは複数の工程を経験することが非常に重要だと考えています。例えば、プログラミングだけでなく、お客さまと対話することや設計を詰めること、テストを行うことなど、さまざまな工程を複合的に理解することで、いわゆる上流工程の業務を早期から担う能力を身につけることができます。
また、実際にお客さまとの距離が近いことにより、業務理解が深まりやすくなります。このように、経験を早い段階から積んでもらうことを意識しています。
採用・育成

そのような環境を活かすために、早期にエンジニア育成プロセスを進めています。中途採用、新卒、既卒、第2新卒の方でプログラム内容を少し分けています。
中途採用の方については、いわゆるWeb開発のエンジニアの方には、「Salesforce」未経験の方であれば、まず「Salesforce」を1ヶ月程度学習していただきます。
新卒、既卒、第2新卒の方については、まったくプログラムの経験がない方の場合、3ヶ月間にわたり、いわゆるITの基礎を学んでいただきます。その後、1ヶ月間「Salesforce」の基礎研修を経て、現場でOJTに取り組んでいただきます。
少しずつ上流工程の業務を身につけ、Web会議を活用し、全国のお客さまへ「Salesforce」導入を支援しています。
北海道大学様との連携を強化

北海道大学は我々の本社が近いこともあり、さまざまな取り組みを行っています。アントレプレナーシップを養う「北大テックガレージ」というプロジェクトを、2024年から当社が1社独占でご支援しています。
全社員のうち27%が北海道大学出身

北海道大学出身の社員が現在27パーセントを占めています。当社は北海道地場の企業として認識いただいていると感じています。引き続き、北海道の学生の方々に当社を見ていただけるような取り組みを続けていきたいと考えています。
Salesforce認定資格保有者数一覧

「Salesforce」の有資格者の社員一覧はスライドに記載のとおりです。
Salesforce認定資格保有者数推移

「Salesforce」認定資格保有者数をグラフにしたものがこちらのスライドです。延べ人数が順調に伸びています。いわゆる上級資格についても順調に推移しています。
3年連続Salesforce MVPに選出された社員が在籍

Salesforce社が設けるMVPという制度で、3年連続でMVPに選出された社員が在籍しています。このMVPは世界で約300名しかおらず、そのうちの1名が弊社に在籍しています。
私たちのミッション

当社は「Challenge together.」をミッションに掲げています。
特に昨今は、AIを導入しビジネスを変革することが、どの企業にとっても共通の課題です。しかし、業務を変えることは非常に難しい点も多いのが現状です。
このようなビジネス改革を、お客さまと共に汗を流して取り組みたいという思いを込めて、この言葉をミッションとして掲げています。
質疑応答:北海道外の顧客の増加とパートナーシップの成果について
「現在の顧客構成において、首都圏の企業向けと地元の北海道内企業の割合は、どのように推移してい
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