logmi Finance
logmi Finance
株式会社エフ・コード9211

東証グロース

サービス業

2026年12月期第2四半期決算説明

司会者:みなさん、こんにちは。本日は、2026年12月期第2四半期決算説明動画をご視聴いただき、誠にありがとうございます。本日は、財務IR部長の朝武さんとともに、第2四半期の業績や今後の成長戦略について対談形式でお伝えしていきます。

朝武康臣氏(以下、朝武):株式会社エフ・コード経営管理本部財務IR部長の朝武です。よろしくお願いします。第1四半期の発表以降も、事業・投資ともに非常に良いスピード感で進んでいます。本日はその手応えや背景も含めて、投資家のみなさまにしっかりとお伝えします。

司会者:本日は、特に投資家の方々から関心の高い、投資と業績進捗のバランス、AI分野での具体的な取り組み、そして最近強化しているガバナンスや組織基盤といったテーマを中心に深掘りして聞いていきます。

業績ハイライト|2026年12月期 第2四半期 決算サマリー

司会者:まず、数字の面から見ていきます。スライドにあるとおり、第2四半期実績は売上収益が82.0億円、前年同期比で約1.6倍となりました。営業利益は16.4億円、前年同期比で約1.4倍と、引き続き高い成長を継続しています。

2026年12月期 通期業績予想進捗(第2四半期時点)

司会者:通期予想に対する進捗率は、売上収益が56.6パーセント、営業利益が49.9パーセントとなっています。非常に綺麗な着地だと感じていますが、IRの現場や投資家の方々と対話されている朝武さんは、この進捗についてどのように評価されますか?

朝武:結論からお話しすると、将来への投資をしっかりと行いながら、営業利益の進捗率50パーセント程度と、中間期に果たすべき進捗をお見せできたと思います。第1四半期でも同様の内容をお伝えしましたが、お約束したとおりの着地を実現できたと捉えています。

司会者:第1四半期でお伝えしたメッセージや進捗と変わらないかたちでしょうか?

朝武:投資家のみなさまから「投資を強めると利益が圧迫されるのではないか?」というご心配の声をいただくこともありますが、当社では収益の柱であるMarketing&School領域がしっかりと利益を出してくれています。

2026年12月期 通期業績予想進捗(第2四半期時点)|事業領域別

司会者:スライドによると、Marketing&School領域は売上収益進捗が62.8パーセント、事業利益進捗が59.8パーセントと、高い進捗率で全体を牽引しています。

朝武:そのとおりです。祖業、つまり既存領域の強いキャッシュ創出力があるからこそ、もう1つの柱であるAI・Technology領域においても、事業利益進捗率35.0パーセントという水準で、AIプロダクトの拡販や開発への先行投資もしっかりと実施できています。

司会者:稼ぐべきところで稼ぎ、その利益を成長領域に投資し、その結果、全体として約50パーセントの利益進捗がキープできている構造になっているのですね。

朝武:おっしゃるとおりです。投資と収益性のバランスが非常に良い状態でコントロールできているため、中期経営計画や企業価値の継続的な向上に向けても順調なステップを踏めていると認識しています。

AI活用について

司会者:今、AIの先行投資に関する話題が出ましたが、こちらは投資家の方々も注目されているポイントだと思います。当社では、AIの活用について「サービス化」「事業部門での活用」「管理部門での活用」という3つの軸を掲げています。それぞれの進捗状況はいかがでしょうか?

朝武:1つ目の「サービス化」、つまり収益機会については、プロダクトの立ち上がりと市場の反応が非常に早いです。

例えば、複数の生成AIモデルを横断利用できる「Ai Comp.」は、昨年10月にローンチしましたが、早くも提供IDが1万IDを突破し、現在も毎月2,000IDのペースで増加しています。

司会者:それはすごいスピード感ですね。また、最近話題のLLMO、つまりAI検索の最適化に関するサービスも反応が良いと聞いています。

朝武:いわゆる「ググる」から、「ChatGPT」や「Perplexity」等のAIに質問する時代に移行する中で、企業情報をAIに正しく引用させるためのサービスである「LLMOde」や「LLPORT」をリリースしました。すでに、大手企業や中小企業の方々から多くの反響をいただいています。

司会者:時代の変化を素早く捉えて、プロダクト化しているのですね。自社内での業務活用についてはいかがですか?

朝武:事業部門では、広告出稿の初期審査のAI化や、営業商談の自動分析ツールを導入することで品質を高めています。そして、特に強調したいのが、3つ目の軸である「管理部門での活用」です。

当社では、M&Aによってグループ会社が増えていますが、AIエージェントを活用し、グループ会社の経営数値を一元管理できる経営ダッシュボードを内製化でスピード開発しました。これにより、外部コストをかけずに、各社の売上や利益の動きをリアルタイムで把握・分析できるようになりました。

司会者:社内で使って成果が出た仕組みやノウハウを、顧客向けにも還元するという循環がうまく機能していますね。

M&Aとガバナンスについて

司会者:当社のもう1つの成長エンジンであるM&Aとガバナンスについてお聞きします。上期の実績としては、合計4件、総投資額で約16億円以上のM&Aを実行しており、通期換算で営業利益約6億円以上を新たに積み上げる見込みです。

今回は特定の業界を深掘りする垂直型として、不動産業界からRoombox社が加わりました。このようにグループが急速に拡大する中で、投資家の方々から、「拡大スピードに対してガバナンスや買収後の統合(PMI)は追いついているのか?」という質問をしばしばいただきます。この点はいかがですか?

朝武:そこは、投資家のみなさまが最も気にされるポイントだと理解しています。結論としては、ガバナンス・PMIともにパターン化が進んでおり、極めて健全にコントロールできています。

司会者:なぜそう言えるのか、もう少し具体的に教えてください。

朝武:当社では、M&Aのデューデリジェンスの段階からPMIの専担部署が入り、買収直後から「100日PMIプラン」を実施しています。

全社統一の稟議・決裁システムを導入し、経理・財務・人事・法務といったコーポレート機能を本社に集約することで、ガバナンスレベルを上場企業水準まで一気に引き上げています。

司会者:確かに、小規模なグループ会社が個別に管理部門を持つより、本社で一括して質の高い管理を提供するほうが、リスクも低く、効率的ですね。

朝武:おっしゃるとおりです。まだ持株会社を名乗っているわけではありませんが、実質的な事業持株会社としての機能を備えている状況です。そして、それを支える本社の人材が、現在非常に強力になっています。

豊富な経験・ノウハウを有する本社人材

司会者:スライドにもあるとおり、豪華な経歴のメンバーですね。

朝武:キーエンス、電通、博報堂、デロイト、リクルート、アクセンチュア、大手監査法人などから集まったコンサル・M&A・財務といった分野のプロフェッショナルが、続々と本社に参画しています。

これらの優秀な人材が、ハンズオンでグループ各社のPMIやリスク管理に携わっているため、急速な成長に負けない、極めて強固な守りの基盤が完成しつつあります。

当社グループの財務モデル|のれんの内容と安全性

司会者:財務面においては、今回のM&A資金は全額銀行借入で調達しています。のれんの約79パーセントは確定のれんで、回収年数は約3.1年です。

当社グループの財務モデル|実質自己資本比率について

司会者:スライドには、実質自己資本比率33.8パーセントと記載されています。財務の健全性を十分に保ちながら事業を進めていますので、ご安心ください。

質疑応答:AIによるSaaS代替懸念について

司会者:投資家のみなさまからよく寄せられる質問について、いくつか朝武さんに答えていただきます。「最近、市場でよく耳にする『SaaSの死』や、AIによるSaaSの代替懸念についてお聞かせください」というご質問です。当社への影響を心配されている方もいらっしゃいますが、いかがでしょうか?

朝武:結論からお話しすると、当社の業績への懸念やネガティブな影響はないと言い切れます。当社は創業期こそSaaS事業を中心としていましたが、その後の事業拡張により、現在では純粋なSaaSによる利益の割合は、グループ全体の1割にも満たない水準です。

司会者:売上や利益に対する構成比としては、非常に限定的ということですね。

朝武:そのとおりです。むしろ、当社は企業のAI化やDXを一気通貫で支援するポジションにいます。そのため、AIの進化は当社の業績にとって明確かつ強い追い風になっています。

質疑応答:エフ・コードの最大の強みについて

司会者:「M&Aでサービスが増えていますが、あらためて御社の一番の強みは何ですか?」というご質問です。

朝武:当社の最大の強みは、マーケティングとAIテクノロジーの専門家がそろっていることで、戦略から現場の施策実行まで一気通貫で経営課題を解決できる点にあると考えています。

コンサルティングファームのようにアドバイスだけで終わらず、またツールベンダーのように一部の機能提供だけで終わることなく、顧客が成果を出せるまで伴走できる実行力こそが当社の強みです。

さらに、グループ内のクロスセルや管理機能の共通化による高い営業・経営効率、そしてスクール事業を通じたデジタル人材の供給力が組み合わさることで、独自のポジションを確立できています。

朝武氏からのご挨拶

朝武:当社は引き続き、売上・利益の成長を目指し、攻めの手を緩めることなく突き進むと同時に、それを支えるガバナンスや優秀な人材の確保等の守りへの投資も着実に行っていきます。今期も第1四半期同様、非常に良いペースで進んでいるため、今後の成長にもぜひご期待ください。

司会者:エフ・コードグループは、これからも企業価値の最大化に向けて邁進していきます。株主や投資家のみなさまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

本日はご視聴いただき、誠にありがとうございました。

facebookxhatenaBookmark