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アクシスコンサルティング株式会社9344

東証グロース

サービス業

会社概要

伊藤文隆氏(以下、伊藤):アクシスコンサルティング株式会社代表取締役社長COOの伊藤です。本日はご視聴いただき、ありがとうございます。我々がどのような会社で、何を行っているかについて、簡単にご説明のお時間をいただければと思います。よろしくお願いします。

設立は2002年で、事業内容はコンサルタントなどを中心とした、いわゆるビジネスリーダーといったハイエンド人材領域における正社員の人材紹介、およびスキルシェアの複合サービスを提供しています。

2代表制で、創業者の山尾と私の2名で経営を行っています。従業員は、2025年6月末現在で152名です。全社員の顔と名前がなんとなく一致するくらいの規模感で展開しています。

沿革についてもご説明します。2002年に設立され、2016年に今の「AXIS Solutions」というフリーランス向けのビジネスを立ち上げました。また、人材紹介会社であるケンブリッジ・リサーチ研究所を、コンサルタントのネクストキャリアを支援するという文脈でグループ化しています。

2022年には、コンサルタントの副業を支援する「コンパスシェア」というスポットコンサルサービスを開始しています。その後、2023年に東証グロース市場に上場し、2024年にケンブリッジ・リサーチ研究所を吸収合併しています。

課題解決と価値創造のパートナー

伊藤:我々のスローガンは「課題解決と価値創造のパートナー」です。詳細は後ほどご説明しますが、やはり今の世の中は、ビジネス経営の課題が非常に多岐にわたり、難易度も上がっています。

それに対して貢献し、解決していくために、人の視点で価値を提供していくことが我々のコンセプトであり、スローガンです。それを体現する人材を「戦略実現人材」と呼んでいます。

企業が直面する、複雑かつ高度化する経営アジェンダ

伊藤:背景についてもう少しご説明します。以前と比較すると、経営やビジネスの課題、アジェンダが、かなり高度化・複雑化していると言われています。

AIの台頭、少子高齢化、内需の縮小など、今までとは違うフェーズに入ってきて、経営課題、経営難易度が上がってきています。そこを我々がなんとか解決できないか、貢献できないかということで、今ビジネスを展開している最中です。

AXISのビジネスモデル | 戦略実現人材のデータベースを活用し経営アジェンダを解決

伊藤:具体的にご説明します。スライド左側に経営アジェンダ、右側に我々が戦略を実現する人材のスキルデータベースを持っていることを示しています。我々が介在することにより、課題を解決していくことで、企業・産業の成長を支援していきます。

我々の特徴的なところは、正社員の人材紹介とスキルシェアです。フリーランスを核としたスキルシェアのビジネスを複合的に展開している点が、我々の事業の特徴であると考えています。

サービスラインナップ

伊藤:サービスラインナップについて、もう少し詳しくご説明します。スライド左側に転職サービス、いわゆる正社員の人材紹介サービス、右側にフリーランス・副業のスキルシェアサービスについて示しています。

転職サービスのコンサルファーム向けは、祖業になります。2002年に設立以来、同業他社があまりいなかった時代から、コンサルティング業界向けに正社員の人材紹介サービスを展開しています。

先ほどお話ししましたが、2016年にケンブリッジ・リサーチ研究所という会社をグループ化しました。コンサルタントのネクストキャリアを支援するという文脈で、事業会社向けの人材紹介サービスをスタートしています。

同じ年に、今度はコンサルタントの独立を支援するという文脈で、フリーコンサルのスキルシェア事業を立ち上げました。現在は「AXIS Solutions」というサービス名で行っています。

その後、コンサルタントの副業を支援するという文脈で、スポットコンサルのサービスを立ち上げています。コンサルティング業界向けの人材紹介サービスから領域を広げ、現在はこのようなラインナップとなっています。

AXISの競争優位性

伊藤:当社の競争優位性について、3点ご説明します。1点目は、業界トップクラスの「スキルデータベース」を有していることです。2点目は、経営ビジネスの課題、アジェンダに応じた柔軟な人材配置が可能であることです。3点目は、戦略実現人材との中長期的な連携が可能であることです。

競争優位性 | ①業界トップクラスの「スキルデータベース」

伊藤:1点目の「スキルデータベース」についてです。スライド左側に示している属性としては、DX・IT人材、戦略・CxO人材、業務人材があります。会計やサプライチェーンなどの業務知識を持っている方が約7割です。経営やビジネスの課題解決が可能な属性の方に登録していただいています。

スライド中央に示している成長性に関しては、コンサルタントの登録者数が年々増加しています。コンサルティング会社に勤めている方の4人に1人が登録しています。

スライド右側をご覧ください。その中でも質の高さとしては、特にBIG4と言われている大手のコンサルティング会社が4社ありますが、その4人に1人が登録しているという大きなデータベースを保有しています。

競争優位性 | ②経営アジェンダに応じた柔軟な人材配置

伊藤:2点目の経営アジェンダに応じた柔軟な人材配置についてです。経営課題が非常に複雑化・高度化しているため、1人を採用すれば解決するという世の中ではありません。正社員の人材紹介、およびスキルシェアとしてプロジェクトを組むことで課題を解決していきます。その組み合わせの提供が可能な点が特徴だと考えています。

競争優位性 | ③戦略実現人材との中長期的な連携

伊藤:3点目の戦略実現人材との中長期的な連携についてです。いわゆる求職者(Candidate)の方との中長期のコミュニケーションを非常に得意としています。転職支援を1回や2回行うだけではなく、ハイエンド領域の方を支援していますので、発注者にも展開していきます。

例えばコンサルティング会社の場合、プロジェクトマネージャーといった方が転職しますので、そこで人が足りない時に我々のフリーランスを使っていただくことがあります。また、コンサルタントから事業会社に転職する方は、だいたい部長級以上ですので、そのような方たちがビジネスの課題で困った時に我々のフリーランスを活用していただきます。

このように、キャリアパートナーからスタートして、最後はビジネスパートナーになっていくことで、中長期的な関係を構築しています。こちらは業界の中ではかなり珍しいのではないかと思っています。

財務ハイライト

伊藤:今後について少しご説明します。ここからの3年間は、中期経営計画を構造改革期と定義しています。事業ポートフォリオを組み替えていくことにより、2028年6月期には売上高112億9,000万円、営業利益14億円、2031年6月期には売上高200億円、営業利益37億円を目指します。

これを進めていくために、最初の3ヶ年はいろいろな投資を行っていくフェーズと位置づけています。

成長戦略の全体像

伊藤:成長戦略を実現する上で、大きな投資を行っていきます。これにより、全体の売上のポートフォリオだけでなく、粗利のポートフォリオも変わっていきます。

どこかの部門が外的要因により一部影響を受けた場合でも、しっかり持ち直せる安定した基盤をこれからの3年間で作っていきます。それがひいては2031年6月期の経営計画にフィットする内容になってくるということで、今この3年間がスタートしています。

簡単ですが、当社の説明は以上です。

質疑応答:2025年6月期の増収要因について

坂本慎太郎氏(以下、坂本):2025年6月期は増収となりました。特にスキルシェアの部分が伸びているとのことで

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