用語解説
円高とは、円の他通貨に対する相対的価値が高い状態を指します。例えば、1ドル=100円の場合、1ドル=150円と比べて同じ円でより多くのドルに交換できるため「円高」となります。
逆に、円安とは円の価値が相対的に低い状態で、1ドル=170円のように、同じ円でより少ない外貨しか得られない状況です。
円高になると輸入品が安くなり物価を下げる効果がありますが、輸出産業は海外での価格競争力が低下するため打撃を受けます。円安では逆に、輸出企業には有利ですが、輸入品(原材料・エネルギー等)は高くなり物価上昇につながります。
日本は1973年以降、固定相場制から変動相場制に移行し、以降は市場の需給によって為替レートが決まっています。過去最大の円高は2011年10月の1ドル=75円32銭です。