25年9月期 第2四半期 業績ハイライト
岩本裕氏(以下、岩本):みなさま、こんにちは。株式会社リアルゲイト代表取締役の岩本裕です。2025年9月期第2四半期決算についてご説明します。
2025年9月期第2四半期の業績ハイライトです。売上高・営業利益・当期純利益は前年同期比で増加しました。
上期は、通期の計画達成に向けて順調に進捗しています。ストック型収入は増えており、フロー型収入は予定されていた売却が完了しました。仕入については、保有2物件とマスターリース1物件を獲得し、上期累計で6物件を獲得しています。
下期は、来期以降の30パーセント成長継続に向けて先行投資を積極的に行うため、計画どおりに着地すると考えています。
25年9月期 売上構成(計画進捗及び見込み)
売上構成です。第2四半期末時点の売上高は67パーセント、営業利益は78パーセントの計画進捗となりました。
第3四半期末時点の売上高は約85パーセント、営業利益は約90パーセントを超える予定です。
25年9月期 四半期ごとの収益の計画
四半期ごとの収益の計画です。ストック粗利については、四半期ごとに順調に増えていく予定となっています。固定費も増えていますが、ストック粗利とフロー粗利でそれをカバーしていきます。先行投資は上期が少し重く、下期は少し抑える計画となります。
この計画に基づき、営業利益10億円の達成を目指します。
<参考>四半期ごとの収益 (第2四半期前期比)
スライドの表は、2024年9月期第2四半期と2025年9月期第2四半期の収益の比較を示したものです。左側が前期、右側が今期となります。
今期は上期で固定費と先行投資が増えていますが、ストック粗利とフロー粗利を積み上げることで営業利益をしっかりと増やしています。
<参考>半期ごとの収益 (前期比)
半期ごとの収益の比較です。スライド左側は2024年9月期の通期実績、右側は今期上期の実績と下期の計画を記載しています。ストック粗利とフロー粗利を積み上げ、先行投資をしながら営業利益を達成する計画になっています。
25年9月期 第2四半期 PL - 損益計算書
2025年9月期第2四半期の損益計算書です。ストック型・フロー型ともに収入が増え、各段階利益も増えています。
25年9月期 第2四半期 売上高推移
四半期ごとの売上高推移です。第2四半期は四半期で過去最高の売上となりました。ストック型売上も着実に増えています。
25年9月期 第2四半期 売上原価・販管費の推移
第2四半期の売上原価と販管費の推移です。売上原価は、フロー型売上に応じて販売原価が増えています。販管費は一定の推移となっています。
25年9月期 第2四半期 BS - 貸借対照表
貸借対照表です。物件の売却が完了したため、自己資本比率は第1四半期の15.7パーセントから17.2パーセントに改善しました。
25年9月期 第2四半期 獲得物件
第2四半期で獲得した物件です。第一清水ビルはマスターリースの物件で、オフィスやホテルなどを作っていきます。OMB北参道とOMB東麻布は、マスターリースの物件を保有物件として取得しています。
獲得済PJ(開業物件・開業予定物件)
獲得済みプロジェクトの開業予定です。第一清水ビルが新たに加わり、来期以降に開業する物件は6物件となっています。
保有物件一覧(25年3月末時点)
保有物件の一覧です。OMB目黒中町は保有物件の売却が終わり、PM(プロパティマネージメント)となりました。一方で、OMB北参道とOMB東麻布がマスターリースから保有に切り替わりましたので、全体の保有物件は増えています。
収益構造 収益の最大化
収益構造についてご説明します。先ほど、マスターリースから保有に切り替えた物件をご紹介しましたが、保有にすることで物件の粗利率は2倍から3倍に増えます。マスターリース賃料がなくなることで粗利が増えることもスライドの表からわかるかと思います。
今後も、利益率の高い保有物件を中心に増やしていく計画です。
リアルゲイトの成長戦略
リアルゲイトの成長戦略についてご説明します。今後も「物件づくり」と「運営へのこだわり」を追求しながら、仕入活動を進めて物件数を増やしていきます。
市況としても、不動産再生需要が非常に増えています。当社の技術力や企画力を活かしながら、東京都心エリアに集中展開することで物件を増やしていこうと考えています。
成長戦略:外部環境への柔軟な対応
1つ目の成長戦略「外部環境への柔軟な対応」についてご説明します。
リアルゲイトの事業は、外部環境の変化へ柔軟に対応できるようになっています。例えば、好景気下では保有物件の賃料が増え、物件を高値で売却できます。不景気になったとしても、優良物件を安く仕入れたり、マスターリースやPM(プロパティマネージメント)の相談が増えたりして条件が良くなります。
また、建築費が上昇すると不動産再生のニーズが高まります。金利が上昇すると、新築よりもコストをかけない不動産再生のニーズが増えます。為替変動も想定されますが、外資ビルのオーナーやテナントが少ないため、為替変動の影響も少ないです。
このように柔軟に対応できることが、当社の特徴となります。
成長戦略:高稼働の維持
2つ目の成長戦略「高稼働の維持」についてご説明します。
当社はこれまで、コロナ禍でも95パーセント以上の稼働率を保ってきました。一般的に、稼働率が95パーセント以上だと貸し手が有利になり、95パーセントを下回ると賃料が下がってくると言われています。
コロナ禍では、テレワークへの切り替えなどにより、オフィスの稼働率が95パーセントを下回ることが続いていました。しかし、当社の物件は縮小移転などもあるため、不景気でも95パーセントの稼働率と強いことがスライドの表からもわかるかと思います。
中期経営計画〜営業利益50億円に向けて〜
中期経営計画についてご説明します。今期も上期が終わり、ここまで非常に順調な進捗となりました。今期の目標達成も、もちろん見えています。
投資家のみなさまが私に期待するのは、来期再来期と30パーセント以上の営業利益成長を続け、営業利益50億円の達成を早めることだと思っています。計画達成に向けて確実に進めていきたいと考えています。
以上で、株式会社リアルゲイト2025年9月期第2四半期の決算説明を終わります。
質疑応答:計画を上方修正しない理由について
司会者:「営業利益の進捗が非常に良いにもかかわらず、上方修正をしないのはなぜですか?」というご質問です。
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