会社概要
藤森直治氏(以下、藤森):株式会社イーディーピー代表取締役社長の藤森直治です。当社の2024年3月期決算説明会にご参加いただき、ありがとうございます。本日は、会社概要、2024年3月期の事業状況、今後の展開の順にご説明します。
会社概要です。現在の資本金は約15億円です。ダイヤモンド単結晶及び関連製品の製造、販売、開発事業を行っています。従業員数は76名で、総資産は2024年3月末現在、53億3767万円となっています。販売先にはインド、イスラエル、米国、欧州等のLGDメーカーや、国内外の理科学機器やエレクトロニクス関連企業、公立研究機関、大学等があります。
イーディーピーとは
イーディーピーとは「EXCELLENT DIAMOND PRODUCTS」の略で、たくさん優れた特性を持っているダイヤモンドを、いろいろな応用分野に適用して社会的な課題を解決したいという意思のもとに設立しました。現在、製品として出しているもの、および開発中のものは、大きく分けると2つの分野に供給しています。
1つ目は人工のダイヤモンド宝石を作るための原料、2つ目はエレクトロニクスにダイヤモンドのさまざまな特性を応用するためのダイヤモンドの素材を供給しています。
このような目的のために必要なものを素材メーカーとして作っている企業です。
人工宝石(LGD)の普及が急速に進む
LGDは「Laboratory Grown Diamond」の略です。現在人工で作っているダイヤモンドは、総称してこのような名称で呼ばれています。天然ダイヤモンドの持ついくつかの負の側面がないため、LGDはSDGsの観点からも、現在世界中で大いに受け入れられています。
現在では、ダイヤモンド宝石の半数以上は10年以内にLGDに転換するという予測もあり、特に気相合成によってダイヤモンドを作る技術は、大きく優れたものを作ることが可能です。こちらの必須の素材として種結晶があり、当社はこれを世界に先駆けて発売しました。現在もブランド種結晶と言われています。
当社の製造プロセスとしては、まずモザイク結晶と呼ばれる単結晶を複数個横方向に組み合わせ約0.3ミリ厚の薄い板を作ります。こちらを切って各種サイズの種結晶を作っています。後ほどご紹介しますが、現在は15ミリ角まで作っています。
厚く育てて、周りの部分は多結晶が育っているため切り捨てて、中央だけブリリアントカットしますとスライド右下の写真のような宝石になります。
薄板単結晶の製作技術
薄板単結晶は、スライドの上部に記載しているようなプロセスでできています。イオン注入によって作られた欠陥層の上に新しいダイヤモンドを成長させ、欠陥層ではぎ取って薄い板にします。
一つひとつの結晶を扱うのは大変面倒なため、いくつかの結晶を組み合わせて生産します。モザイク結晶と呼んでいる板も同じ技術を用いており、同じ種から複数個の子どもの結晶を作り、そちらを並べて、上にさらに成長させることによって結合した板を作っています。4個から9個の結晶がついたモザイク結晶を作り生産しています。
当社の技術
当社のダイヤモンドの薄板を製造する技術の基本的な部分は、産総研で作られたもので、16件の関連する特許が出願されています。当社はそれらの特許の独占実施権を持っており、量産技術を開発することで、いくつかの製品を作ってきました。このような分離技術を使って直接的に薄板単結晶を製作するのは、当社が世界で唯一です。
事業フロー
事業フローはスライドに記載した図のとおりです。比較的薄い板を供給するものと、かなり厚くしたものを供給するものの2通りあります。
厚くした素材は多くありませんが、基板の一部と工具素材になります。ほとんどが薄い板で、先ほどご説明した種結晶も薄い板のまま出荷します。LGDメーカーはすべて海外にあるため、直接販売する方法と国内外の商社を経由して販売する方法の2つの形態があります。
基板は現在、海外と日本国内とで同程度売れており、海外向けの一部は商社経由ですが、ほとんどを当社から直接販売しています。光学部品やヒートシンク、工具素材などは、かなりの量を当社が直接販売している状態です。
2023年3月期までの当社の軌跡
2023年3月期までの当社の軌跡です。2009年9月に設立し、本年9月で15周年を迎えます。2012年から種結晶の本格的販売を開始し、生産の拡大に伴い2015年に現在も使っている横江工場を稼働させました。
さまざまな製品を順次発売し、一昨年(2022年)6月に東京証券取引所のグロース市場へ上場を果たしました。同年に2つ目の工場となる島工場を稼働させています。
売上高の推移
2023年3月期までの売上高推移です。2018年3月期から非常に高い成長率で売上高を伸ばし、2023年3月期は約27億円を達成しました。
2023年3月期分野別売上
2023年3月期の分野別売上です。種結晶が95.4パーセントで、ほとんどを海外に販売しています。
業績の推移
業績の推移です。この5年間は経常利益も純利益も非常に高い状況で推移してきました。
2024年3月期の経営状況
2024年3月期の事業状況についてご説明します。すでにご承知かと思いますが、2024年3月期の経営状況は、前年度に比べると非常に厳しい状況になりました。
売上高は7億5,700万円と前年度の約4分の1に減少し、6年ぶりの赤字を計上することになりました。原因は小型宝石を中心としたLGDの価格低下で、当社種結晶のユーザーの業績が低下し、種結晶の売上が前年度比で5分の1に減少しました。メイン商品である種結晶の売上高の減少が、当社全体の売上高の減少に結びつきました。
また、輸出貿易管理令の改正が2022年12月に行われ、昨年4月に一時的に輸出を自粛した影響もありました。
一方で、ダイヤモンドデバイスの開発は世界的に活発化し、基板の売上が前年度比3倍以上と躍進しました。2022年の上場に伴い、上場を維持するために必要な間接費の増加はありましたが、操業の縮小等の対策を講じ、損失の拡大はそれほど大きくならない状態で終わることができました。
長期売上の推移
スライドは、売上の推移をグラフで表したものです。全体の売上は2023年3月期から大きく落ちましたが、種結晶と基板の比率が大きく変化したことがわかります。基板の売上は増加し、種結晶の売上は大きく下がり、このような結果になっています。
四半期毎の製品別売上及び損益
四半期毎の製品別売上及び損益です。第1四半期は売上高が7,000万円と、輸出を自粛した影響が顕著に表れ、非常に苦しい状況になりました。第2四半期以降は2億円を超えるくらいにはなりましたが、一昨年に比べると、かなり少ない状況は続きました。第4四半期は2億5,800万円となり、経費節減をおこなったため、利益は黒字に転換しました。
2024年3月期の分野別売上
スライドのグラフは、2024年3月期の分野別売上を表しています。スライド13ページのグラフでは売上の95.4パーセントが種結晶によるものでしたが、2024年3月期は63.5パーセントと3分の2以下になりました。基板・ウエハは増えましたが、金額的には種結晶に及ばず、全体の売上を上げるには足りませんでした。
全般の状況
全般の状況は先ほどご説明したとおりです。2024年3月期第1四半期から種結晶の売上減少とキャンセルが発生し、年度後半になっても回復しない状況が続きました。
基板・ウエハは、期初から継続して前年を上回る売上をあげ第4四半期まで至り、第4四半期は特に高い売上高を示しました。
輸出貿易管理令改正に関して、法解釈の問題があり、4月から6月は輸出を自粛しました。7月からは正常に戻りましたが、輸出申請を行い、輸出許可を得るという作業を行わざるを得なくなったため、納期が少し長くなるという若干の問題を残しています。
LGD分野では、以前もお伝えしたとおりこれまでは種結晶のみを売ってきましたが、製品を多角化します。子会社のSFDを1月に設立しまし、これらに合わせて、インドの活動拠点についても検討を開始しました。
LGDビジネス分野の状況
LGDビジネス分野の発展のスピードは、依然としてとても早いものがあります。特にインドでは新規企業が続々と立ち上がり、設備の増強もすごい勢いで進み、生産能力が驚くほど拡大しています。
これらに伴い価格低下も急速に進み、現在では、同等の天然ダイヤと比べて10パーセント程度という低価格の商品も見られるようになってきました。一部の企業は、価格低下についていけなくなりつつあるのが実態です。
生産手法でもLGDメーカーの企業間格差が生まれてきています。全体的には、以前に比べると大型の種結晶を使って大型の宝石を製作することへシフトしつつあります。
天然ダイヤで有名なデビアスは、今年1月に大幅な値下げを行い、LGDに負けたことを認めたかたちになりました。このようなことから窺えるとおり、いよいよLGDが宝石市場の過半数のシェアを獲ることも視野に入ってきました。
デバイス開発の進捗状況
ダイヤモンドデバイス関係の進捗状況です。現在、日本、米国、欧州、オーストラリアに、デバイスのベンチャーが登場し、公的支援をバックに実用デバイスの開発を活発に進めています。
さまざまなデバイスへも利用可能ですが、一番有力視されているのがパワーデバイスです。基礎的な段階の開発が残っていますが、すでに大型ウエハの開発が望まれています。大型ウエハが出ないとデバイス開発ができないこともあり、このような要望がたくさん出ています。
一方で、ダイヤモンドを使った量子コンピューターの研究開発も、米国、欧州、オーストラリアを中心にかなり活発に進められています。基板に使うダイヤモンド単結晶基板は、普通のデバイス用の基板と異なります。当社はこれを作る能力を有していますので要望に対応していますが、一層の増産が求められています。
種結晶ビジネスの状況
LGD市場全体は拡大していますが、種結晶ビジネス自体は微妙な位置に置かれています。種結晶を自ら作るLGDメーカーが増加しており、多数の企業が原石生産の生産能力の一部を使って種結晶を生産することで、外部からの購入が減少しています。
外部には当社も含まれているため、影響を受けています。特に当社の主要ユーザーは小型の宝石を中心に生産していたこともあり、値下がりによって採算が悪化し、大幅な減産等が起こりました。
当社が販売している種結晶は、品質の安定性、原石生産時の歩留の品質等で、依然として非常に高い評価を得ています。
営業としての問題点の1つに、インドのSuratに拠点がないことが挙げられます。Suratは、ダイヤモンド加工の集積地として昔から知られていましたが、現在はLGDの生産メーカーがたくさんいます。ここに営業拠点を持っていなかったため、情報が集まらず、現地に在庫を置いて直接販売することもできず、不利な状況に陥りました。
12x12mm以上の種結晶販売数推移
大型の結晶の需要は増大しています。12ミリ角以上の非常に大きなもので、ブリリアントカットで作ると5.5カラットの宝石ができます。こちらの販売数が昨年度大きく伸び、約3,700個売れています。
基板・ウエハビジネスの状況
基板・ウエハの状況です。先ほどご説明したとおり、各国にデバイス関係のベンチャーができると同時に、各国政府がそのデバイスの開発プロジェクトを立ち上げており、相当な資金が企業や大学、公的研究機関へ投下されています。
パワーデバイスの応用に関して、最終的には電気自動車へ使うために、次世代デバイスとしてのSiCの開発が進んでいるわけですが、その後釜というかたちでダイヤモンドを使っていく方向が検討されています。
これらの状況を背景に基板・ウエハの売上が増加しており、当社はそれ以外にも各種材料を開発して提供してきました。
基板・ウエハの売上推移
6年間の基板・ウエハの売上の状況は、スライドのグラフのとおりです。2023年度は2022年度に比べると大幅な増加となりました。
新製品を発表
いくつかの新製品を発表しました。スライド右上にある写真は15ミリ角の単結晶でできた種結晶です。このような大きな結晶は当社のみが販売しています。
スライド右下にある写真は低抵抗基板で、縦型デバイスといわれるパワー系のデバイスを製作するのに適した基板です。ボロンがたくさん入り電気が導通するもので、このような基板を世界で初めて実用化しました。
中期計画の策定と公表
今後の展開をご説明します。昨年度は、年度初めにLGD市場に急変が起こり、その影響を評価できなかったため、中期計画を公表することができませんでした。
昨年度は非常に売上減少が大きく赤字化したということも踏まえ、今期以降を「第2の創業」に位置づけて新しい目標を掲げ、態勢を整えることにしました。
3年前から検討してきたLGD分野での製品の多角化を本格的に進めます。種結晶への偏重を脱するということが必要だと考えました。SFDを設立したのに合わせ、インドにおいて活動できる現地法人を設立するという方向で検討しています。
当社の現在の状況からは、5年計画というのがなかなか作りにくい状況にありますので、3年の中期計画を作り、公表します。
本年度中期計画の位置づけ
本年度の中期計画の位置づけは、大きく分けると2つの方針です。
1つ目はSFDを立ち上げ、LGD分野で複数の製品を展開します。2つ目は、基板・ウエハの市場の立ち上がりを捉え、世界を巻き込んで本格的なダイヤモンドデバイスの時代を作っていきます。このような2つの方針により、当社の「第2の創業」と考えています。
主力製品の種結晶はもちろん継続して販売していきますが、これまでの状況も考え合わせると、一概にユーザーに言われたまま生産量を増やすのではなく、ある程度限定した状態で、ビジネスを行っていきたいと考えています。
ウエハについては、半導体プロセスを行える最小のサイズ、2インチ(50ミリ角)のウエハの実用化を早期に行いたいと考えています。これに向けて大型の単結晶の製作やモザイク結晶の開発などに取り組んでいきます。このようなウエハを世界に先駆けて出すことによって標準化の戦略を構築したいと考えています。
LGDのサプライチェーンと当社の位置づけ
スライド上部はLGDサプライチェーンの図です。
当社は原石を作るメーカーや、ルースと呼ばれる宝石の裸石を作るメーカーへ種結晶を売っていました。消費者の動向がなかなか掴めなかったことで、市場全体の把握が遅れたことを我々としては痛感した次第です。
このためにもSFDを立ち上げ、インドの法人を作り、情報収集などをもう少しきちんとできるようにしたいと考えています。
LGD関連事業へのEDPグループの取り組み
スライドの図は当社とSFD、インド現地法人の三者関係です。
最終的にはSFDで宝石を作って販売しますが、製作自体はインド現地法人で加工することになります。原石は当社で製作し、SFD経由でインドに運び、インドの加工業者に委託して宝石として加工していくことになります。
当社は従来どおり種結晶を供給するわけですが、インドのSuratではインド現地法人が雇用する販売員を使い、実際に製品を持って売りに行くこともしたいと考えています。それにより市場の状況を正確に把握することができ、我々のビジネスに対する戦略を考えていくことができると考えています。
LGD関連ビジネスの進め方
ここまで、LGD関連の進め方の主なところをご説明しました。今後は既存のダイヤモンドのデザインの宝石ではなく、新しいデザインの宝石を生産したいと考えています。新規デザインの宝石によって「Japan Made Diamond」というかたちのブランド化を行い、国内およびアジアに向かって売っていきたいと考えています。
当社は先ほどご説明したとおり原石を製作します。Japan Made Diamondを確実に作るには、研磨を日本で行うということも必要になってきますので、これについても検討していきます。
インド現地法人ではSuratに種結晶の在庫を持つことで、販売力をこれまでの何倍かとなるよう強化したいと考えています。
SFDの役割
SFDは新しい宝石をデザインし、インド現地法人に対してそれを実際に作る指示を行います。最終的にはインドで加工した宝石を販売し、マーケティング等も行うということになります。
インド現地法人の役割
インド現地法人は、最終的には加工を行うと同時に種結晶の販売も行い、世界で一番宝石ビジネスが活発なSuratでLGDビジネスの状況の情報収集を行います。
宝石ビジネスの将来構想
当社の将来的な宝石ビジネスはこのようなかたちで行います。
特に最初は、原石をSuratで加工しSFDが販売するというかたちを取りますが、新しい形状のものを作りますので、最終的には、できれば今年度中にも日本で研磨加工ができるようにし、Japan Made Diamondというかたちにする所存です。
将来的には、SuratでLGD関係企業の提携や買収を検討する段階があり得るのではないかと考えています。
ダイヤモンドの特性とエレクトロニクス応用
デバイス関係ではいろいろな展開を考えることができます。このスライドで示しているのはエレクトロニクスの中でダイヤモンドをどのように使えるかという情報です。パワーデバイスから量子コンピューターまで、非常に多岐にわたる応用が考えられていることに伴い、素材もいろいろなものが必要な状況になっています。
ダイヤモンドデバイス開発用ウエハ
当社は開発用のウエハを出しています。ホームページをご覧の方は、いろいろなものが記載してあるにもかかわらず、何に使われるのかわかりにくいとお考えになると思います。
このようにまとめると、今、開発されているいくつかの種類のデバイス対応できるようになっています。例えば、パワーデバイス用の基板は低抵抗基板で、縦方向に電流が流れるようなデバイスを動かすような構造になっています。
ダイヤモンドウエハの戦略
ダイヤモンドの素材に関しては、ウエハを作ることが非常に重要ですが、現在開発を鋭意進めているのが25ミリ角の単結晶です。25ミリは1インチですので、こちらが作れれば暫定的なウエハとして製品化したいと考えています。
この25ミリ角の単結晶を4つ組み合わせると、50ミリの板ができます。このモザイク結晶を作り、2インチウエハを製品化します。これには1年から2年要するかと思いますが、全力をあげて開発を継続して進めるつもりです。
単結晶のサイズはさらに大型の50ミリを狙って継続的に開発を行います。50ミリの単結晶ができますと4インチ、いわゆる10センチのウエハが作れると考えています。これはかなり先になる予定です。
EDPグループの中期連結売上・損益計画
以上のようなビジネス計画を進めることにより、EDPグループ全体の中期の連結売上および損益の予測はスライドに記載したとおりです。
本年度は売上高23億6,200万円、営業利益2億7,400万円を計画しています。初年度から黒字化を実現し収益体質の大幅な向上を目指しています。
必要費用と資金調達
計画に必要な費用と資金調達についてご説明します。現在、導入を考えているのは宝石加工用のレーザーと研磨機です。原石の生産が足りなくなっていくことに対応する成長装置やデバイス関連の素材を開発するための装置にあたります。合計20億円程度の設備投資が必要と考えています。
このほか、SFDおよびインド現地法人の初期運営費用、2インチウエハを開発するための要員およびそのための雑費用等を合わせると、20億円を超える資金がいるのではないかと考えています。
これを当社のエクイティファイナンスおよび融資、さらにSFDへの増資といったようなことで調達し、中期計画を満たせるようにしたいと考えています。
リスクと対策
リスクについてご説明します。決算書でも説明していますが、いずれも、「もし売れなかったら」あるいは「もし開発が進まなかったら」というリスクです。
資金調達力については、現在の状況で足りないということになれば、なるべく早く当社の業績を回復させ、資金調達の手段を多様化できるようにしたいと考えています。
今後の展開
今後の展開についてです。「第2の創業」という位置づけの中期計画が初年度に入りました。新しいビジネス展開に全力を挙げて取り組みたいと考えています。
昨年度の業績が悪かったことを理由に縮こまることなく、積極的に投資や雇用を行い、企業としての力量の向上を目指したいと考えています。
すでに設立したSFDと、設立を予定しているインド現地法人とは、グループ企業として力が発揮できるようにします。このような展開になりましたので、外部との連携や委託等は、これまでとは異なった様相を呈することになりますが、これにも力を注いでいきます。
中期計画で設定したマイルストーンの管理により着実な進展を成し遂げたいと考えています。「第2の成長期」へ進むということです。ご清聴ありがとうございました。
質疑応答:大口顧客2社との取引状況について
司会者:「御社の大口顧客であるイスラエルのLusix社とインドのSigma Carbon社との取引状況は現在、どのようになっていますか?」というご質問です。
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