2024年8月期第1四半期決算説明

小田原一誠氏:こんにちは。プリントネットの執行役員管理本部長の小田原です。本日は決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。

本日は、2024年8月期第1四半期の業績について説明させていただきます。

2024年8月期第1四半期 損益計算書(前年比較)

はじめに2024年8月期第1四半期の決算概要から説明します。2024年8月期第1四半期の売上高は24億5,200万円となり、前期に比べて6,900万円(2.9パーセント)増加しました。

しかし、売上総利益は5億4,000万円で、前期に比べて7,500万円(12.2パーセント)の減少、営業利益は1億3,300万円で、前期に比べて7,600万円(36.4パーセント)の減少、経常利益は1億3,600万円で、前期に比べて7,400万円(35.4パーセント)の減少、四半期純利益は8,900万円で、前期に比べて4,600万円(34.0パーセント)の減少となりました。

売上高は、主に商品の価格転嫁により増加しましたが、原材料の高騰をカバーするまでの価格転嫁が進まなかったことにより減益となりました。

価格転嫁につきましては、他社動向を踏まえ検討を続けています。また利益改善のために仕入れ交渉や工場でのロス削減を今以上に取り組んでいく所存です。

2023年8月期第1四半期決算と2024年8月期第1四半期決算の営業利益の差について

続いて、2023年8月期第1四半期決算と2024年8月期第1四半期決算の営業利益の差については、外注加工費が前期に比べ6,800万円減少したものの、決算概要でもお伝えしたように材料費が1億8,000万円増加するなどし、前期に比べて7,600万円(36.4パーセント)の減少という結果となっております。

各四半期ごとの売上高推移

4ページは売上高の各四半期ごとの推移となっております。

各四半期ごとの売上総利益、売上総利益率 推移

5ページは売上総利益と売上総利益率の各四半期ごとの推移となっております。

各四半期ごとのEBITDA推移

6ページはEBITDAの各四半期ごとの推移となっております。

2024年8月期業績予想について

2024年8月期業績予想について、売上高は99億6,500万円で前年比率3.5パーセントの増加、営業利益は5億8,400万円で前年比率15.4パーセントの減少、経常利益は5億8,400万円で前年比率15.2パーセントの減少、当期純利益は3億6,200万円で前年比率13.7パーセントの減少、1株当たり当期純利益は75円03銭を予想しております。

前期予想からの変更はありません。

2024年8月期 年間配当について

年間配当について、2024年8月末に株式を保有いただいている方に、1株当たり12円00銭の配当を見込んでおります。これは前期と同額になります。

また株主優待のQUOカード、鹿児島県産の黒豚しゃぶしゃぶロースバラセットの贈呈も引き続き行う予定です。

質疑応答:第1四半期の結果について

質問者:第1四半期の結果をどのように見ているか?

回答者:前年に比べ売上は増加していますが、それは昨期に価格転嫁を行った分であると認識しています。ただし、原材料の高騰分をカバーできるほどの値上げはできていないため、減益という結果となっております。

質疑応答:第2四半期以降の対応について

質問者:第2四半期以降の対応についてはどのように考えているか?

回答者:まずは工場で印刷時に発生するムダ紙等のロスを削減すること。併せて原材料の仕入単価の交渉を進めていく方針です。具体的には、少しでも印刷用紙を安価で仕入れるため、国産紙と輸入紙のバランスを調整すること、紙や印材のロスを削減する事になり、原材料費を抑えるように考えています。

質疑応答:値上げの予定について

質問者:今後値上げを行う予定はあるのか?

回答者:競合他社の動向を見て判断していきます。競合他社で、価格を据え置いている業者もあります。この状態で当社が値上げを行えば、顧客が他社に流れるおそれがあるため、現状では値上げをしづらい状況です。他社動向も見極めながら適切な価格設定を行っていきます。

※本内容は、企業提供の書き起こしになります。