2021年6月期第2四半期決算説明

長谷川純代氏:お忙しい中、ご視聴いただきまして、ありがとうございます。株式会社グラフィコ代表取締役の長谷川純代です。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言、及び自然災害等、罹患・被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。未曾有の事態下ではありますが、1日も早く収束、また復興されるよう願っています。

2021年6月期第2四半期の決算説明をします。当社は、昨年9月に東京証券取引所ジャスダック市場に上場しました。上場後、最初の決算説明会となりますので、決算説明に先立ち、当社の事業概要について簡単にご説明します。

モノ創りで、笑顔を繋ぐ。

当社は「モノ創りで、笑顔をつなぐ。」を経営ビジョンに、常にお客様の立場で創意工夫の限りを尽くし、役に立つ楽しい商品で、たくさんの人々を笑顔にしたいという思いで事業を行っています。「心」を大切に、周囲や世界規模まで思いやり、積極的に世界に貢献できる企業を目指しています。 

グラフィコとは?

事業内容については、日用雑貨・化粧品・医薬品・健康食品の製造販売を行っているファブレスメーカーで、創業は1996年で、当期で25期目を迎えています。

沿革

2017年には製薬会社のみらいファーマ株式会社を吸収合併したことで、医薬品の製造販売業も行えるようになりました。

事業系統図

こちらの事業系統図にありますように、調査・企画・開発・宣伝・販売の5つのアクションに経営資源を集中させ、工場を持たずに、パートナー企業に製造や物流を委託しています。

商品企画・開発力

当社の特徴として、企画開発部門はすべて女性で構成しているため、自らが消費者として、また女性ならではの視点での商品企画が可能となっています。

ハウスホールド

オリジナル商品に加え、オキシクリーンなど、海外商品の日本における独占販売権も有しており、日本市場に合わせた成分配合や、マーケティング、プロモーションを得意としています。

販売実績

ヒット商品も多数創出できており、現時点で、累計販売数100万個超えのミリオンセラー商品を8アイテム創出しています。スライド上段の商品に至ってはすべて600万個超えで、発売から10年以上長期にわたってご愛用いただいているロングセラー商品が多いのも特徴です。

販売網

販売網は、主にドラッグストア・バラエティストア・ホームセンター等、日本国内の約28,000店舗で販売されており、海外においては、中国・韓国を中心に12カ国の地域にて販売しています。

社会貢献活動

「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」という経営ビジョンに基づき、長期的な社会貢献活動をとても大切にしています。

例として、10年以上継続して途上国に産業基盤を作り、経済的自立を支援する活動を行ったり、また、女性たちが普段、声を大にして言えないお悩みをサポートする活動も行っています。そこから商品開発を行い、持続的な成長サイクルに注力し、たくさんの人を笑顔にできることが、原動力にもなっています。

以上、簡単ですが事業概要について説明しました。

新型コロナウイルス感染拡大への対策

2021年6月期第2四半期の決算概要についてご説明します。最初に、新型コロナウイルス感染拡大に関する当社への影響についてご説明します。

1回目の緊急事態宣言発出前から緊急対策チームを結成し、2020年2月末より、テレワークのインフラやオフィスの感染防止設備の整備、業務フローも見直し、時差出勤やテレワークができる体制へいち早く移行しました。

当社は、社員及び周囲のみなさまの健康を第一優先とし、かつ、生活と雇用を守り社会に貢献するために、「迅速な感染対策の徹底」と「経済活動を止めない」という両立を採択した結果、事業継続への影響を最小限に抑える事ができました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響

業績における影響としては、前下半期以降、インバウンド需要及び海外向け商品の販売低下、また、外出自粛などによる美容関連商品の販売低下というマイナス影響も受けました。しかしプラス面として、衛生意識の高まりと自宅時間の増加に伴い、オキシクリーンの漬け置きによる除菌訴求や、爽快な掃除方法の提案により販売が好調に推移し、全社売上は、前期比及び計画比とも上回ることができました。

業績ハイライト (2021/6期2Q累計)

その結果、2021年6月期第2四半期の売上高は、前年同期比21.1パーセント増の22億2,100万円、売上総利益は、前年同期比11パーセント増の10億3,900万円となりました。営業利益は、前年同期比0.4パーセント減の2億4,500万円、四半期純利益は、前年同期比12.8パーセント減の1億4,200万円となっています。

カテゴリー別概況(2021/6期2Q累計)

カテゴリー別売上の概況については、ヘルスケアは、インバウンド需要の急減や輸出低下により「なかったコトに!」「満腹30倍」の売上高が、前年同期比27.6パーセント減となっています。

ビューティケアは、外出自粛等で「フットメジ」「スキンピース」などの化粧品需要の減少により、前年同期比19.6パーセント減となっています。ハウスホールドは、衛生意識の高まり、巣ごもり需要の獲得や広告の拡大効果により「オキシクリーン」が好調を維持しており、前年同期比43.3パーセント増となっています。

また、大容量版も伸長しており、新規ユーザーがリピーターとして定着する傾向が出てきています。

医薬品は、除菌・衛生関連商品の需要は一時期に比べ落ち着いているものの、ビタミンC等の売上は堅調に推移しています。一方、リニューアルを予定している鎮痛消炎剤の返品により医薬品全体では、前年同期比1.4パーセント減となっています。

販売チャネル別概況(2021/6期2Q累計)

販売チャネル別売上の概要については、国内法人向け売上は、「オキシクリーン」の好調がけん引し、前年同期比24.9パーセント増となっています。また、主要卸売先との連携により、小売チェーンへの販売を強化しています。

海外向け法人売上は、韓国での不買運動・中国当局における規制の影響が継続しており、前年同期に売上の伸びた中国向け「フットメジ」商品の動きも落ち着いていることから、前期同期比46.8パーセント減となっています。

なお、下半期に向けては、「なかったコトに!」のリニューアルなどにより対応する予定となっています。

直販売上は、Amazon・楽天の自社直営サイトを中心に、「オキシクリーン」の大容量タイプが好調に推移しており、前年同期比24.5パーセント増となっています。

また、EC専売の化粧品「エナシャス」のテスト販売を開始しています。

営業利益の増減要因(対前年同期)

営業利益の前年同期比の増減要因については、売上高が3億8,600万円、売上原価が2億8,300万円増加しています。

なお、売上原価については、製品原価に大きな変動はないものの、2021年2月のリニューアルに伴う対象在庫の評価減などにより、原価率が一時的に4.2ポイント上昇しています。

販売管理費については、人員増強、物流コスト増加、上場に伴う費用発生などにより1億400万円増加していますが、売上高の増加に伴い、販管費比率は1.8ポイント低下しています。以上の結果、営業利益は、前年同期比0.4パーセント減の2億4,500万円となっています。

また、上場関連費用の一時的発生などにより、営業外費用が前年同期比2,500万円増加しています。

財務状況の推移

財務状況については、無借金となっていますが、上場に伴う公募増資などにより十分な手元資金を確保しています。

総資産は、増資金及び業容の拡大に伴い、前期末に比べ7億2,100万円増加しており、主な内訳は、現預金が3億9,300万円増、売上債権が2億6,200万円増、棚卸資産が9,000万円増となっています。

負債は、前期末に比べ1億1,900万円増加しており、主な内訳は、棚卸資産増加に伴い買掛金が4,700万円増、利益増加に伴い未払法人税等が7,500万円増となっています。

純資産は、増資に伴う資本金・資本剰余金の増加及び利益剰余金の増加により、前期末に比べ6億200万円増となっています。

業績予想の上方修正

通期の業績予想については、政府からの緊急事態宣言発出による外出自粛の要請等、今後の新型コロナウイルス感染症拡⼤による影響が下半期も不透明であるため、下半期の当初売上高予想を大きく変更していません。ただ、上半期の売上が想定以上に進捗したため、通期の売上高予想を前回予想から5億円増の41億5,000万円に上方修正しました。

利益面については、下半期の売上原価率は当初見込みの水準を想定しています。また、販売費及び一般管理費は、販促施策の追加等により当初計画より増加する見込みですが、上半期実績の増益により、通期の利益予想は、営業利益が前回予想から2,000万円増の3億2,000万円、経常利益が前回予想から1,700万円増の2億8,000万円、当期純利益が前回予想から1,000万円増の1億8,100円とそれぞれ上方修正しています。

プロモーションハイライト

続きまして、2020年12月に行ったプロモーションの事例をご紹介します。中部・関西・福岡エリアにおいて、オキシクリーンのテレビCM「オキシクリーンで大掃除編」をスポット投下し、同時期にSNS上でのキャンペーンも行っています。この結果、中部・福岡エリアに関して、全国平均を上回る効果を出すことができました。

SDGs

同じく12月には、当社の社会貢献活動が評価をされ、三井住友銀行より「SDGs推進融資 実行証」が発行されました。ご評価いただいたのは、次の3つの活動です。

社会貢献活動 − FEEL PEACE Project −

1つ目は、2008年より行っている「フィールピースプロジェクト」で、アフリカのベナン共和国に産業基盤を構築し、経済的自立を支援するプロジェクトです。

現地資源である無農薬シアバターの生産体制を確立し、当社商品の「スキンピース」や「エナシャス」の化粧品原料として採用することで、持続的な雇用を生み、現地の方々の経済的自立に貢献しています。

社会貢献活動 −温活女子会−

2つ目は、今では一般ワードにもなっています「温活」という、冷えからくるさまざまな問題や、女性特有のお悩みをサポートする活動です。これは当社でこのワードを開発し、2012年に商標を取得後、オープンイノベーションというかたちで世の中へ広げた活動です。

「温活女子会」という会を作り、消費者のみなさまやメディアのみなさまと情報発信することで市場を創造し、体を温める習慣を一般化した活動となっています。

社会貢献活動 −その他−

3つ目は、「東京都女性活躍・両立支援計画策定企業」として、女性のライフステージに合わせた就業規則の構築やジェンダーレスな活躍機会を推進しています。これらの活動をはじめ、今後も積極的に世の中に役立つ企業を目指していきます。

新商品情報①

当下半期の行動計画についてです。1つ目は、新商品のご案内です。ヘルスケアカテゴリーである「なかったコトに!」の主要2アイテムを全面リニューアルし、2月16日より展開します。

乱れがちなヘルシーバランスを整えるサプリメントに、現代人に不足しがちなビタミン・ミネラル等を加え、同時に摂取できる「栄養機能食品」として生まれ変わりました。昨今の健康志向の高まりに対応できる、健康食品ブランドとして展開していきます。

新商品情報②

「なかったコトに!」ブランドから新規に「機能性表示食品」を2アイテム、2月16日に発売します。一つは「なんとかしたい お腹の脂肪」という商品で、腹部の脂肪が気になる方にご用意したサプリメントです。

もう1つは「食事で気になる 糖や脂肪」という商品で、食事における糖や脂肪の吸収を抑えたい方のためのサプリメントです。

ヘルスケアサプリメント市場で主流となりつつある「機能性表示食品」を供給することで、生活者の健康の維持、及び増進に役立つ機能性についての情報提供が可能となり、よりエビデンスに基づいた商品訴求が可能となりました。

新商品情報③

続きまして、ビューティケアカテゴリーである「フットメジ」において、定番商品である「足用角質クリアハーブ石けん」を医薬部外品としてリニューアルし、2月16日より展開します。殺菌・消臭機能をプラスすることで、より深いお悩みをケアし、商品満足度向上によるリピート使用促進を行います。

新商品情報④

最後に、ハウスホールドカテゴリーである「オキシクリーン」では、2月22日より、新商品発売とリニューアルを行います。アメリカ版オキシクリーンの洗浄成分はそのままに、日本の家庭環境等に合わせた、使いやすいサイズのEX500gを新発売します。また従来品の「オキシクリーン500g」は、パッケージをリニューアルします。

プロモーション①

プロモーションのご案内です。「オキシクリーン」では新商品発売に合わせて、4月より全国ネット番組の提供や、仙台・中部・福岡エリアにて、新テレビCMの投下を行う予定です。

プロモーション②

「なかったコトに!」では、新しくイメージキャラクターとしてファーストサマーウイカさまを起用し、2月18日からメディア露出を開始します。また、3月よりウェブCMを中心に、ラジオ広告等にて展開し、ブランド認知向上を目指しています。

以上が、新商品とプロモーションのご案内となります。

未来展望

続きまして、当社の未来展望については、めまぐるしく変化する時代、ニーズを迅速・柔軟に先取りし、国内外のさらなる販路の拡大や、「商品+サービス」の新しいアプローチで、 より深い悩みをサポートし、着実で継続的な成長を目指します。

また、女性の社会進出により発生するお悩みを解決できるような取り組みや開発も行っていきます。

株主還元策(株主優待制度)

最後に、日頃から株主のみなさまにはご支援いただき、心より感謝しています。感謝の気持ちを込めて、当社商品及び事業へのご理解も深めていただけますよう、当期末より「株主優待制度」をご用意しました。ぜひ当社商品を楽しんでいただき、お役に立てば幸いです。

以上をもちまして、2021年6月期第2四半期の決算説明を終了します。最後までご視聴いただき、誠にありがとうございました。