2018年3月期決算説明会

大出章人氏:あらためまして、本日はお忙しい中、当社決算説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

まず初めに、私大出より2018年3月期通期業績について、ご説明させていただきたいと思います。

連結主要データ・大株主につきましては、ご覧いただいた通りでございます。

2018年3月期 連結業績(1)

2018年3月期連結業績につきまして、こちらに記載の計画値は、本年(2018年)の3月23日に業績予想の修正開示を行っておりますが、あくまでも2017年10月30日公表の計画値にて記載しておりますことを、ご了承いただければと思います。

まず、売上高でございますが、実績として621億1,100万円。前年対比でプラス53億9,400万円、109.5パーセント。計画対比につきましては、5億3,800万円の未達、99.1パーセントになります。

営業利益でございますが、業績の実績が36億7,400万円。営業利益率は5.9パーセント。こちらは昨年対比で、1.0パーセント改善という結果でございました。前期対比8億7,800万円の増益、131.4パーセント。計画対比につきましては、マイナス2,500万円、99.3パーセント。

当期純利益でございますが、こちらは実績として5億1,900万円。前年対比で9億8,700万円の減益という結果でございます。計画対比につきましては、16億円。こちらも未達という状況でございました。

まず、売上高の増収要因でございます。そちら(スライド下部)にも記載しております通り、物品販売(タイヤ・ホイール)の業績が堅調に推移したことが、主な要因でございます。

ちなみに、グループ会社のオートウェイで、前年からプラス19億円の増収。それから、タイヤワールド館ベストで、6億5,000万円の増収になっております。

続きまして、営業利益の増益要因でございます。こちらも今申し上げました通り、(物品販売の)タイヤ・ホイールの業績が堅調に推移したということが、大きな要因でございます。

もう1つ、昨年度から進めておりますグーシリーズの原価の圧縮です。こちらが大きくインパクトいたしまして、コスト削減が営業利益の増益に起因したかたちになります。

当期純利益につきまして、こちらは誠に申し訳ございませんが、(主に)タイヤワールド館ベストの、のれんに関する減損損失が11億9,300万円発生したということで、減益でございました。

2018年3月期 連結業績(2)

今申し上げた通りですが、連結業績について、営業利益の増減要因分析を記載しております。いちばん左上が売上高の増加の主な内訳ということで、プロトコーポレーションとオートウェイ・タイヤワールド館ベストの、ほぼ増収の3社によって増収しました。

それにともなって、売上原価が上がったと。それが、すべての要因でございます。一部広告宣伝費と販売促進費(オートウェイ、グーネット)は、一応増加いたしましたが、残ったところで(最終的な)営業利益は増益になりました。

2018年3月期 連結業績:セグメント別

続いて、セグメント別になります。売上につきましては、すべてのセグメントにおいて増収になりました。営業利益については、生活関連情報で減益という結果になっております。

自動車関連情報分野におきましては、先ほどから申し上げております通り、タイヤ・ホイールの増収、それから(広告関連の)グーシリーズの構造改革によるコストの削減による増益(がありました)。

しかしながら、グー買取(広告関連)については、売上高が計画に対しては3億円未達という状況になっております。

セグメントの詳細については、31ページに詳細を記載しておりますので、そちらをご参照いただければと思います。

自動車関連事業の振り返り(2018年3月末現在)①

続いて、自動車関連事業の振り返りということで、主要なKPIを記載しております。まずグーネットの取引社数につきましては、昨年(2017年3月期)から1,200社が増加しました。増加率は9.5パーセントでございます。計画対比については、若干未達の状況でございます。

続いて、グーピットの取引工場数です。(円グラフに)「有料」「無料」となっておりますけども、有料の取引工場数が1,053社増加いたしました。(増加)率としては、58.0パーセントになります。

計画比では若干進捗が遅れておりますが、こちらについても、ほぼほぼ計画通りと捉えていただければと思います。

自動車関連事業の振り返り(2018年3月末現在)②

続きまして、新車の領域です。「DataLine SalesGuide」の導入拠点数も順調に伸びております。増減としては、906拠点増加ということでプラス23パーセント。こちらは、計画についても、進捗がしっかりしております。プラス341拠点、プラス7.6パーセントという結果でございます。

マーケットシェアについても、(円グラフに)記載の通り32.6パーセントまでシェアを伸ばすことができておりますので、今期以降もしっかりと取り組んでまいりたいと思っています。

それから、「MOTOR GATEショッピング」の稼働率でございます。MOTOR GATEは、当社の取引先とのバックグラウンドシステムになっておりますが、こちらで主にタイヤ・ホイールの通販を開始しております。

こちらの「アクティブ率」につきましては、2018年3月に1回以上のご利用をいただいた掲載店の率を記載しております。アクティブ率は11.5パーセントで、こちらも昨年に比べますと、1.7ポイント増加しております。

ちなみに、タイヤ販売を主とする、当社のグループのオートウェイ、それからタイヤワールド館ベストのタイヤ・ホイールの販売。(これらについて)実際に2017年と2018年を比べますと、オートウェイが2017年で1億8,500万円で、このMOTOR GATEショッピングを通じて、当社の取引先に販売をしましたが、2018年は3億8,800万円(となりました)。

タイヤワールド館ベストは、2017年に1億5,000万円の取引の売上がありましたが、2018年につきましては3億5,400万円です。そちら(スライド下部の「MGショッピング商品売買高」)にも記載をしておりますが、両社合わせて(前年対比)2.2倍の取引拡大ということで、こちらも順調に伸びてきております。

参考:グーピットの取引工場数(有料)拡大

参考資料になりますが、グーピットの取引工場数です。先ほど、数値は申し上げました。グラフにしますと、グーピットのユニークユーザー数が堅調に推移してまいりました。それから、営業手法の改善によって、(赤いグラフの)有料工場数につきましては、伸びてきております。前年同期対比では、プラス58パーセントという結果でございます。

参考:グーピットコンテンツの拡充

続いて、グーピットコンテンツの拡充ということで、こちらはお取引先の整備工場さんの作業実績の投稿数になります。グーピットメディアのいちばん価値のあるコンテンツだと、我々は捉えておりまして、取引工場の作業実績を掲載いただくことを、営業活動で行っております。

それにより、ユーザー数が順調に増加。結果として、工場への広告効果が増加すると。(さらにその)結果、有料契約が増えるといった循環を、2018年3月期についてはしっかりと取り組んできたということで、有料工場数が増えてきているというかたちです。

これにつきましては、今期もより一層、重要なKPIとして取り組んでまいりたいと思います。

参考:整備領域 送客事業の推移

今申し上げました、グーピットの領域ですけれども、併せて送客事業をして、「グー車検」というものに取り組んでおります。

こちらにつきましては、楽天車検等とのアライアンス強化によって、グー車検の納車台数は前年同四半期対比で397.9パーセントの伸び。グーピットの取付サービスの納車台数につきましては、Amazonなどの大手Webサイトとのアライアンス強化によって、前年同四半期対比で477.5パーセントのプラスと、こちらも順調に伸びてきております。

2018年3月期 連結貸借対照表

続いて、連結貸借対照表でございます。冒頭に申し上げましたとおり、タイヤワールド館ベストののれんの減損損失を計上したことにより、11億9,300万円ののれんの減損損失が発生したというところが、固定資産の部分の主な減少要因となっております。

あとは、ご覧いただければと思います。

2018年3月期 連結キャッシュ・フロー計算書

続いて、キャッシュ・フローになります。投資活動によるキャッシュ・フローにつきまして、タイヤ物流施設等の固定資産の取得ということになりますが、おもにタイヤワールド館ベストの本社の土地・建物、オートウェイの熊本店、茨城倉庫の新設に伴うものでございます。

財務活動によるキャッシュ・フローにおきまして、「短期借入金の増加が26億円発生した」と記載がございますが、こちらはタイヤワールド館ベストの物流倉庫建設のための設備投資資金として、20億円の借入を行ったというところが大きな要因でございます。

のれん残高の内訳

そして、のれん残高の内訳という(ことで)、先ほど来「タイヤワールド館ベストの減損が発生した」とご説明をさせていただいておりますが、あらためて、主だったものを記載をしてございます。

オートウェイにつきましては、順調に投資回収計画を上回って、現状のところは推移しております。

タイヤワールド館ベストにつきましては、先ほど来申し上げておりますとおり、こちらに記載の理由をもって、減損損失が発生したということになります。

それから、生活関連情報につきましては、プロトメディカルケアの一部事業における減損が発生しております。

事業ポートフォリオの現状 (2018年3月末現在)

こちらは、グループ全体の現状ということで、みなさま方にご説明をさせていただければと思います。

まず、円の大きさは、各社の営業損益をサイズで表したものとなっております。青色になっているところは営業黒字、赤色になっているところは現時点で営業赤字ということでございます。

まず、右上の投資領域でございます。プロトコーポレーション、オートウェイ、プロトメディカルケア(に加えて)少し小さくて申し訳ございませんが、「PS」と書いてあるのがプロトソリューションになります。それから、カークレドの5社につきましては、成長性もあり、今後もしっかりと伸ばしていきたいと考えております。

続いてその下、成長期待領域に記載をしている会社が、キングスオート、「TWB」がタイヤワールド館ベスト、PROTO TAIWANになります。こちらについては、現状売上の成長性は図ることはできておりますが、まだまだ赤字の状態にあるということでございますので、早期に収益性を改善する必要があると、我々としても認識しております。のちほど、こちらにつきましては、神谷からもご説明させていただく予定でございます。

左上の再成長検討領域は、1社でございます。プロトリオスは、整備板金関係の情報事業を行っておりますけれども、マーケットの変化もございまして、売上が減収の状況になっております。利益はまだ出ておりますけれども、あらためて再成長への対応が必要な状況と捉えております。

左下の収益構造改革領域でございますが、こちらは売上も減収、営業利益も赤字の状況というところで、バイクブロスとPROTO MALAYSIAの2社が該当しております。こちらにつきましては、抜本的な構造改革が必要であるという認識をしております。

こちらは子会社になりますが、それぞれの子会社が孫会社も持っておりますので、グループ全16社の現状をしっかりと分析をした上で課題を解決し、成長性・収益性の改善・確保に取り組んでまいります。

駆け足ではございましたが、2018年3月期の業績の説明は以上とさせていただきます。続いて、社長の神谷より、中期3ヶ年の事業計画について、今期の取り組みをご説明させていただきたいと思います。

ありがとうございました。

中期3ヶ年事業計画(損益)

神谷健司氏:それでは、あらためまして、本日は本当にお忙しい中貴重なお時間を割いて説明会にご参加いただきまして、本当にありがとうございます。ただいまから、私より2019年3月期の中期計画につきまして、ご説明をさせていただきたいと思います。みなさまのお手元に資料を配布させていただいておりますので、そちらの資料に基づきまして説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

まず先週、(2018年)5月11日に発表させていただきました、2019年3月期の計画。こちらをあらためて、ここで発表させていただきたいと思います。

まず、売上高に関しましては623億7,000万円。営業利益に関しましては41億円。当期純利益に関しましては27億円。そして、ROEは10.1パーセント。こちらを、2019年3月期の計画として発表させていただきました。

ページの上段に「当初の中期3ヶ年事業計画」ということで、2017年3月期(2016年5月13日)に公表させていただきました、2019年3月期の計画を併せて表記しておりますが、括弧内には、その差異を記載させていただいております。

この中期3ヶ年計画は、最終年度におきまして、たいへん大きな下方修正……乖離が出ているということで、そちらに関しましては、本当に申し訳なく思います。今後こういった結果にならないように、しっかり計画も精査したものを発表していくように努めてまいりたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。

中期3ヶ年事業計画見直しの背景

続きまして、17ページをご覧いただければと思いますが、今申し上げましたとおり、この当初発表させていただいておりました計画との、主な売上高・営業利益の差異について、記載がございます。端的に申し上げまして、いちばん大きな負債要因となっておりますのが、プロトコーポレーションでございます。

売上高に関しましては、当初計画に対しまして88億円。営業利益に関しましては20億円。こちらを、プロトコーポレーションの、主に整備領域におけますグーピットで見込んでおりました計画の進捗遅れということで、下方修正とさせていただいております。

2019年3月期事業計画の要旨

続きまして、18ページは、先ほどご説明いたしました2019年3月期事業計画の要旨でございます。主なポイントとなりますが……先に、申し訳ございませんが、19ページまで進めていただければと思います。

2019年3月期 連結業績予想

こちら、ただいまご説明させていただきました、2018年3月期との対比となります。売上高に関しましては、2億5,800万円の増益ということで、100.4パーセント。営業利益に関しましては、4億2,500万円増益で、111.6パーセント。これらは、連結における前期対比の数値でございます。

2019年3月期 連結業績予想:セグメント別

続きまして20ページに、各セグメントごとの対比を記載してございます。ご覧いただいたとおりなんですけれども、自動車関連情報におけます情報・サービス……こちらが、今期は前期対比で3億円ほどのマイナスになります。これがいちばん大きな要因となりまして、自動車関連全体においては、前期対比でマイナスの計画となっております。

対しまして、自動車関連情報の営業利益に関しましては、前期対比5億5,000万円の増益。111.2パーセントの増益という計画でございます。

生活関連情報に関しましては、1億3,400万円で、103.1パーセントの増収ではございますが、こちら(営業利益)は2億4,000万円ほどの減益ということで、こちらは増収減益という計画となっております。

今ご説明いたしました具体的な要因について、先ほどのページ戻っていただければと思うのですが、18ページに記載がございます。とくに、自動車関連情報において増益となる要因が、こちらに4点記載してございます。

こちら(のうち)「タイヤ」ということで、2項目記載がございます。グループ会社におけますタイヤワールド館ベストののれん償却負担、こちらの減少による(営業損益の)改善。

それから、タイヤワールド館ベストの、いわゆる業績の回復。さらには、先ほど大出からもご説明があったとおり、当社プロトコーポレーションにおけます営業利益の改善。それから、グループ会社のKINGSOATOの輸出事業の収益改善ということが、主な要因となっております。

株主還元政策

続きまして、2019年(3月期の)株主還元の政策ということで、こちらは記載のとおりでございます。前期同様、第2四半期末で25円。それから、期末で25円。年間で50円。こちらの配当を計画しております。

2019年3月期の重点項目①

ここまで、計画数値の概要について簡単にご説明をさせていただいておりますが、以後少しお時間をいただきまして、具体的なポイントをご説明をさせていただきたいと思います。

まず、この2019年3月期の計画策定におけますポイントとして、2点挙げさせていただいております。まず1点目でございますが、当社グループの主要セグメントであります自動車関連情報におきまして、取引者数の拡大も含めまして各事業領域において明確なポジションをしっかり確立をしていくということ。

それから。今後のグループ全体の収益拡大、こちらに向けての事業構造の見直しを進めていくこと。この2点を計画策定における方針としまして、先ほどご説明いたしました計画を、策定しております。

ここで(申し上げることに関して)資料に記載はないんですけれども、先ほど大出から事業ポートフォリオの現状ということで、資料(14ページ)の右下、成長期待領域ということで、売上に関しては伸びているものの、まだ収益力に関しては問題がある。こういったグループ会社が3社ございます。

今期においては、まずKINGSAUTOに関しましては、端的にお話をすると1台あたりの販売粗利がしっかりと確保できる、香港・スリランカの2ヶ国に輸出先を絞りまして、なんとか粗利を確保することで、収益の改善を進めてまいりたい。

それから、タイヤワールド館ベスト(TWB)に関しましては、先ほどもご説明いたしましたとおり、のれん償却負担がなくなるということのみならず、業販を含めました当社グループならではの売上強化をしていくということ。また、原価・販売管理費といったコストの削減をもって、こちらもなんとか利益が出るようにしてまいりたいと考えております。

また、海外におけます、台湾(PROTO TAIWAN)に関しましては、非常に規模も小さいですけれども。こちらは、主力であります中古車関連の事業の成長をもって、なんとか……大きな利益というまではいきませんけれども、少なくとも赤字のないグループ会社にもっていきたいと。こういうかたちで、少しずつグループ全体として収益力を高めてまいりたいと考えております。

ですから、今までは売上を重視していたというところでございますが、ここを少し、いったん利益を確保するということで、方向転換をさせていただいて。

事業戦略「Goo Life Time Valueの構築」

24ページに関しましては、記載の通りでございますので、割愛をさせていただきたいと思います。

2019年3月期の重点項目②

25ページに、中古車・新車・整備・一般領域ということで、主なポイントを記載をさせていただいております。簡単にポイントだけ、各領域ごとにご説明をさせていただきます。

1.中古車領域

まず、26ページをご覧いただきたいと思います。中古車の領域に関しましては、今期末14,500社まで取引社数を伸ばしてまいりたいということが、1点。それから、先ほど大出からご説明のあった通り、紙媒体のコスト削減、つまり原価の見直し。

それから、売上構成の見直しということです。当社では「コアな売上」と呼んでおりますが、いわゆるIT系の商品に、少しずつ既存の売上を切り替えていく中で、利益率・収益力の改善を進めてまいりたいと、このように考えております。こちらに関しては、市場におけるシェアを確保していくべく、従前来の通り、取引社数をしっかり確保していきたいということでご理解をいただければと思います。

2.新車領域

続いて、新車領域でございます。こちらは、前期は計画以上に取引社数を増やすことができました。これは、DataLine SalesGuideという商品の価値を、新車ディーラーさまに認めていただけた裏付けというふうに認識しております。

今期も、本来であれば、もう少しこちらの取引社数をストレッチさせていきたいということですが、まずは元々計画をしておりました5,000社(拠点)という取引社数まで、早期な達成を目指しております。

記載の通り、まだまだ新車ディーラーさまに対して提供できるサービスがあるということで、経営支援にたり得る商品サービスを企画開発していく中で、1拠点あたりの取引高をあげていきたいと考えております。

こちらに関しては、当初は5,000拠点が1つの上限ラインかなと思っておりましたが、まだ伸ばせる余地はあるのですが、いったん5,000拠点を確保した上で、1社あたりの取引単価をあげていく。こういったかたちで、収益力の改善を進めていきたいと思っております。

3.整備領域

続きまして、グーピット(整備領域)ですね。こちらは、先ほどお話をさせていただいた通り、当初目論んでいました通りの計画には至っていないというのが、実情でございます。そんな中で、本日お伝えしたいことといたしまして、この整備領域に関しましては、広告事業・創客事業の2つの事業をしております。広告事業に関しましては、記載の通り、3,250工場まで有料の拠点を伸ばしてまいりたいと計画しています。

前期の下期からでございますが、順調に有料工場を伸ばすことができておりまして。なんとか、3,250工場という導入工場数を、遅くとも今期末……早ければ、上半期中には目処をつけて、下期に達成できるよう、今進めておりますけれども。

この3,250工場を達成できれば、この広告事情に関しましては、採算ベースが確保できる。そういう水準にありますので、広告事業に関しましては、節目になる1年になるかなというふうに思っております。

こちらに関しては、前期下期から改善してきておりますので、なんとかこの状況を確保して目処を付けていきたいなと。また、同様の情報発信するサイトは、我々の見る限りございませんので、一定のポジションの確保にはなるのではないかと思っております。

そしてもう1つが、送客事業でございますが、こちらに関しましてはユーザー設定の強化、それから広告事業を強化するという観点におきましては、先ほど大出からも説明がありましたが、かなり送客数も伸びてきておりますので、一定の価値を見出せるところまで成長してきているかなというふうに感じております。

また、グループ会社(について)、先ほどMOTOR GATEショッピングの実績についても、大出から「非常に好調だ」という説明をさせていただいておりますが。この足下……先月(2018年)4月からでございますが、タイヤワールド館ベストのオンラインサイトにおきまして、この取付サービスチケットを、タイヤとあわせてセット販売をすることになりました。

まだまだ一月あまりの結果でございますので、これからでございますが、非常にアクセス等もよくて、コンバージョンも想定以上にいいということで、当社グループならではのタイヤ販売・ユーザー・クライアントさまにとっての、新しい価値提供というところまでは、かたちができるのかなと思っております。

当初、業績の新たな収益の柱とすべく置いておりましたグー車検については、伸びてはいるものの、まだまだ目論んでいた通りのビジネスモデル、思い切った投資に見合うところまでブラッシュアップがしきれていないというのが、実情でございます。

改善はしているものの、まだまだ目論んでいたところまでは至っていないというのが実情でございます。そういう意味で、恥ずかしながら、まだ少し課題が残っているというのが送客の実情でございます。そういう意味で、今期もあまりここの分野の成長というのは、大きくは見込んではおりませんが、先ほど申し上げた通り、広告事業に関しては1つの区切りにしたい。(それが)できるという、そのような今年度だと位置づけております。

4.物販領域(タイヤ・中古車輸出)

あとは、タイヤ販売というところでございます。こちらはMOTOR GATEショッピングの強化ということで、先ほど大出がご説明してございます。またグループ2社のオートウェイ、タイヤワールド館ベストにおいても、先ほどから申し上げている通り、他社にはない当社ならではの法人向けの1つとしては、たいへん有効なものになりつつあります。

このあたりは、着実に実績を積み上げていって、将来的に業界におけるポジションをしっかり確保できるよう、実績の積み上げのみならず商品サービスの改善を進めてまいりたいと、このように考えております。

また、中古車輸出に関しましては、売上高に関しては少なからず、当社のグループの中では比率もございますので、こちらに記載をしてございますが、売上高ということを第一にせずに、まずはしっかり収益利益を確保するという方向に、今期は見直してまいりたいと、このように考えております。

以上で、先ほどのページにちょっと戻らせていただきますが、この2019年3月期に関しましては、(各事業領域において明確な)将来に向けてのポジション固めということと、既存のグループ各社を含めました、収益力の低い会社の収益力強化ということを課題といたしまして、その改善に取り組む1年にしたい。このように位置づけております。

以上、簡単ではございますけれども、私から2019年3月期の計画の説明ということで(ご説明を)終わらせていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。