2018年2月期第2四半期連結業績ハイライト

藤田恭嗣氏:2018年2月期第2四半期連結業績ハイライトです。売上高は178億1,900万円、前年同期比247.5パーセント。営業利益は4億7,200万円、前年同期比155.2パーセント。経常利益は4億400万円、前年同期比132.5パーセント。親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7,000万円、前年同期比93.4パーセント。EBITDAは8億3,700万円、前年同期比201.0パーセントとなりました。

とくにM&A費用の1億1,000万円に関しては、ほとんどが第1四半期にヒットしているということであったりとか、借入金手数料も、基本的には今回の出版デジタル機構を買収するための借入金の手数料になっていますので、基本的には第1四半期で終わっている状況です。

2018年2月期進捗状況

2018年2月期の進捗状況です。売上高は400億円の通期予想に対して、178億1,900万円、進捗率は44.5パーセント。営業利益は47.3パーセント。経常利益は42パーセント。純利益は29.5パーセント。EBITDAは45.9パーセントの進捗率となりました。

業界動向としては、我々が属している電子出版業界においては、積み上げ型のビジネスモデルとなっており、下期偏重型となっています。

ですので、実際我々が内部で持っている、上期時点における売上・利益の計画を、ともに上回っていることを合わせてご報告させていただきます。

売上高の推移

売上高の推移です。この第2四半期累計の売上が、前年度の通期売上の155億円を上回ったと捉えていただければと思います。ここからは財務担当の鈴木より第2四半期のレビューのご説明をさせていただきます。

2018年2月期実績(P/L)

鈴木克征氏:2018年2月期第2四半期のレビューをご報告させていただきます。

まずは損益計算書です。数字のところは、先ほど説明がありましたので、重複する点がありますけれども、ご了承お願いいたします。

(スライド)左側に参考として昨年(2017年)第2四半期単体の数字を入れてありますけれども、今期第2四半期の連結売上高は178億1,900万円、前年対比274.5パーセントです。

営業利益は4億7,200万円、前年対比155.2パーセントです。のれんの償却費、M&A費用を3億円ほど計上いたしましたので、営業利益は前年対比155パーセントに留まっています。

経常利益は4億400万円、前年対比132.5パーセント。親会社に帰属する四半期純利益は1億7,000万円。EBITDAは8億3,700万円、前年対比201パーセントとなっています。

通期予想に対する進捗率ですが、売上高は44.5パーセント、営業利益は47.3パーセント、経常利益は42パーセント、親会社に帰属する四半期純利益は29.5パーセント。EBITDAは45.9パーセントの進捗率です。

2018年2月期実績(B/S)

貸借対照表です。今期第1四半期と第2四半期を比較しています。売掛金は第1四半期よりも7億3,000万円ほど増加しています。売上に増加に伴い、売掛金も増加しています。

固定資産の部分では、のれんと投資有価証券等が合わせて4億7,000万円弱増加しています。Lunascape社の子会社化であったり、IRIグループへの資本提携の部分で出資をしています。結果、資産合計は269億8,700万円となっています。

流動負債は、売上の増加に伴い、買掛金が6億3,900万円増加しています。借入金は約定どおり返済しておりますので、負債合計は229億2,900万円となっています。

純資産の部で大きく変動したところは資本剰余金です。出版デジタル機構を完全子会社化しましたので、それに伴う株式交換により、資本剰余金が12億円増加しています。

一方、非支配株主持分が12億円減少しています。以上の結果、純資産の部が40億5,800万円となっています。

自己資本比率は第1四半期が9.6パーセントでしたけども、第2四半期は14.5パーセントで、5パーセントほどアップしています。

セグメント別四半期売上推移(P/L)

セグメント別四半期売上推移です。

メディア・プロモーション事業は(第1四半期に)2億1,400万円、(第2四半期に)1億5,800万円とあります。こちらは第2四半期でクライアントさんのご都合等により若干伸び悩んでおりますが、メディア・プロモーション事業が伸びなかった分、電子書籍事業が伸びておりますので、シェアが97.6パーセントと高まっています。

四半期コスト内訳の推移

四半期コスト内訳の推移です。電子書籍事業の売上に伴い、著作権料・その他原価が増加しています。

それ以外の部分は、増加はしておりますが、固定費的な部分がありますので、売上よりも増加率は少ないということで、第1四半期の75億9,700万円から第2四半期の97億4,800万円にコストは上がっています。

第1四半期から第2四半期でコストが8.3パーセント増加しておりますが、一方で売上が30パーセント増加しておりますので、コストの部分は圧縮できています。

営業利益の変動要因実績

営業利益の変動要因です。昨年度の第2四半期単体の3億400万円から1億6,800万円ほど増加をしておりますけども、内訳としては限界利益で12億7,200万円の増加。一方、販売一般管理費で11億300万円の増加で、差し引き1億6,800万円営業利益が増えています。

販売および一般管理費としては、人件費の増加、償却費の増加、家賃などの支払い手数料等、その他支払い費用の増加がございます。

2018年2月期四半期推移

2018年2月期四半期推移です。今期第2四半期から、出版デジタル機構を完全子会社して、100パーセント取り込んでおりますので、売上高は第1四半期の77億4,600万円から、第2四半期の100億7,200万円と30パーセントほど増加しています。

営業利益は1億4,900万円から3億2,300万円で前年比217パーセント。親会社に帰属する四半期純利益は、第1四半期は諸々の手数料、銀行の手数料だったり、いろんなものがかさんでおりますのでマイナス2,100万円でしたが、第2四半期は1億9,100万円となっています。

EBITDAは、第1四半期の3億200万円から第2四半期の5億3,500万円で、前年対比177パーセントとなっています。

第1四半期は先ほども申し上げたように、M&A手数料や銀行の借入、手数料などがありましたので、親会社に帰属する当期純利益がマイナスになっておりますけれども、第2四半期が1億9,100万円と順調に推移しておりますので、このまま第3四半期、第4四半期を進むのではないかと見込んでいます。以上、第2四半期のレビューのご報告とさせていただきます。