エイジスグループとは①

齋藤昭生氏:みなさんこんにちは齋藤です。それでは決算説明を始めさせていただきます。スライドをもとに説明させていただきます。

話の流れとしましては、スライド2ページに書かれているとおりの流れでご説明させていただきます。

まず、はじめにエイジスグループについて簡単に紹介させていただきます。

これはエイジスグループのMissionです。「プロフェッショナルとして、素人ではなくてプロフェショナルが、チェーンストアに行って作業すると。

対象はチェーンストアということで、それを通して社会の、豊かな社会の実現に貢献しますということで、Missionを出しております。

ロゴマークの変更について

決算説明に入る前に、本年度よりグループロゴを刷新いたしました。来年40周年迎えるのですが、40周年を迎えるにあたりまして、色々な場所で(事業を)やっているのですが、棚卸会社からアジアのリテイルサポート会社へと、大きくエイジス自身を変えようとしています。

今までのロゴはご存知の方いらっしゃるかもしれないですが、赤いロゴで右側に、キーボードの絵が描いてあるんです。これは棚卸の象徴です。

棚卸からリテイルサポートに脱皮する上で、このロゴではいかんのではないかということで、今回ロゴを変えましたのでこのようなロゴです。みなさんにお配りしてる資料にいろいろ書いてあるのですが、とにかく新たな挑戦を続ける旗印として作り上げました。

40年間使ってたロゴなので、かなり社内的にも反対があるのかと思ったのですが、とにかく変えようという意思表示で、このように作ってみました。

エイジスグループとは②

(話は、エイジスグループとは)に戻りますが、今エイジスグループと言葉が出ましたが、エイジスグループはこちら(地図のとおり)です。

これをエイジスグループといいます。2016年に設立した会社としまして、エイジスリテイルサポート研究所、それからエイジスフィリピンとエイジスベトナムが、3社がプラスになっています。

エイジスグループとは③

エイジスグループが今の会社の集団なのですが23社あります。

そのなかで本日連結の数字をご説明しますが、その連結の対象となるのがこの(灰色の)部分です。この(灰色の)部分の合計が今日発表させていただく数字になります。

エイジスグループとは④

これは色々なところでお話してますが、エイジスグループといいますのは、この国内棚卸サービス。40年前に日本で始まりました。

そこを土台といたしまして、海外そして棚卸以外のリテイルサポートサービスに、広げていきましょうと。最終的にはアジアにおいて、リテイルサポートを展開できる集団になっていこうということで、目標を立てています。

エイジスグループとは⑤

これがエイジスグループ(連結業績推移の折れ線グラフになります)。連結での過去11年の売上と利益の推移になってます。こうみていただきますと、4期連続で増収増益。2期連続で過去最高の売上・営業利益を達成しました。

1回、4期連続で減益になった時があるのですが、2013年からは4期連続で増収増益となっております。

エイジスグループとは⑥

これがセグメントごとの売上を積み重ねた棒グラフになります。

これをみていただきますと、一番割れが大きいのが国内棚卸です。しかし、国内棚卸の推移が微増といいますか、少しずつ上がっていると。伸びてるのがリテイルサポート。これ相当伸びていまして、海外棚卸についても2倍から3倍の伸びを示してます。

2017年3月期業績ハイライト(連結)

それでは2017年3月期の業績の概要について、ご説明申し上げます。ハイライトとしまして、4点挙げさせていただきました。

1つ目が2期連続で過去最高の売上高、営業利益、営業利益率と。2番目が海外棚卸セグメントにおいて7社あるのですが、すべて黒字化を達成することができました。

3番目がリテイルサポートセグメントについては、昨年4月にプリズム・ジャパンと合併いたしまして、売上が大幅に伸長しています。

4番目が千葉労働局長より(2016年9月に)是正指導受けましたが、その対応として月間100時間超の長時間労働はゼロということで、違法状態は完全に解消してるというのが4番目です。

2017年3月期 マクロ環境に対する認識と当社の取組み

それぞれの項目について、詳細をお話いたしますが、その前に当社を取り巻くマクロ環境とそのインパクトについて説明させていただきます。

まずマクロ環境としましては、政府主導による「働き方改革」が、急速な勢いでこの今出てています。これについては当社の影響については、ポジティブと考えています。

後でお話しますが、この「働き方改革」というのは社名公表で、相当まずいということで対応していったのですが、結局最終的には、これをチャンスに変えていきたいと。

結局、生産性を上げるための、最大の戦略としてこの「働き方改革」を捉えていく予定です。ということでこの当社の影響は、ポジティブとさせていただきます。

それから労働力不足です。これも深刻になってまいりますが、これはポジティブな部分とネガティブな部分があると。

ポジティブな部分については、お客様の労働力不足ですから、この労働力不足を解消するためには、生産性の高いアウトソーシングを使うことが、非常に多きなキーポイントとなるのです。

実際にそういうことから当社にも需要が増えてます。これを受けきることができれば、非常にプラスになると。

ただ、ネガティブな部分でいうと、当然我々もその労働力を確保するうえで、コスト増になってまいります。時給も上がってきていますし、時給を上げても、なかなか採用できないのです。そもそも人がいないということで、これをどう確保していくのか。

これができなかった場合には、単なるコスト増になってしまいますので、ポジティブな部分とネガティブな部分があると捉えています。

あとネット通販の成長です。これについてはニュートラルかと。あとCvSの積極出店。これは間違いなくポジティブと。

小売業界内での再編の動きが加速していますが、これもニュートラルかと。再編の動きがあると、買収した会社が当社を使っている場合は、その買収されたほうのお客さんも当社のお客さんになるのです。ただ逆の場合もあります。

買収したほうが当社を、あまり当社を使っていないお客さんだった場合は、やっぱり使わないのです。今までの段階でいうと、だいたいプラマイゼロぐらいです。ということでこれはニュートラルにさせていただきます。

あと今、非常にニュースになっていますがRFIDです。これはずっと前から当社にとって、脅威と捉えておりますが、これはやっぱりネガティブと考えています。

競合他社の動向ですが、一昨年の業界の大きな再編といったら、テンプスタッフによるピーアンドピー・インベックスの買収がありまして、それ以降は特に動きがないです。

それから、店頭実現分野で複数メーカーが取組みを開始で提携して取組みを開始している動きがあります。これについてはニュートラルです。

当社の取組みとして4点挙げました。労働環境の整備。先ほど申し上げましたが、今は違法状態も無くなっております。

2番目は小売業界の労働力不足への対応ということで、これも先ほど申し上げましたが、今小売業界も非常に困っていまして、求人倍率も非常に2倍超で困ってます。

その時の解決策としては、技術力のあるアウトソーシング先を、内製化にこだわらないで外に出すのが、非常に大きな解決策になりますので、需要がどんどんありますのでそれ取り込むことができています。

3番目も同じです。(4番目の)グループロゴの刷新については、先ほど申し上げたとおりです。

2017年3月期 連結業績サマリー

このような状況のなかでの数字ですが、見ればわかることですが、売上が258億2,900万円で、108.4パーセント。営業利益は30億5,800万円。初めての30億円台ですが、115.6パーセントの伸びとなりました。しかしながら、計画値からは若干割れてしまったという状況です。

2017年3月期 セグメント別業績

これがセグメント別の結果です。当社はセグメント3つに分けて業績を管理してまして、国内棚卸サービス、海外棚卸サービス、リテイルサポートサービスと3つに分けております。

売上についてはそれぞれ100.1パーセント、96.4パーセント、157.7パーセントという結果になりました。

海外棚卸サービスが前年割れしてますが、これは為替変動によるものがあります。現地正価ベースで換算しますと、10.8パーセントの増収にはなっております。

それとリテイルサポートサービスの157パーセントが目立ちますが、これはプリズムジャパンとの合併効果。これが影響しております。営業利益については、それぞれこのように伸びております。

国内棚卸サービス業績

それぞれのセグメントについて、もう少し詳しくみていきたいと思います。国内棚卸サービスの数値については、24億2,800万円です。生産性の向上と料率が上がったことによって、増益を達成することができました。

売上高については微増です。ですけど利益についてはある程度確保できたと。原価率、販管費についても、それぞれ比率を下げることができています。

2017.03期売上高増減要因

これが売上の増減の要因です。先ほど微増と申し上げましたが、ロイヤリティを除くとマイナス2,600万円です。

ビジネスとしてはマイナスです。ここに要因が書いてありますが、今回長時間労働の対応ということで繁忙期の売上を抑制しています。

KPI推移

続きまして棚卸のKPIです。生産性、品質、料率を、3つの非常に重要な指標として捉えておりますが、それぞれ、2009年3月期の数字を、100とした場合の折れ線グラフです。

生産性については120で、ここ3年間伸びております。品質については微増です。料率についてはずっと下降傾向にあったのですが、底を打ちまして若干上昇基調ということです。

参考:国内棚卸における繁閑差

決算期の集中する2月・8月が、突出して繁忙期になっているのがわかると思います。これが棚卸ビジネスの最大の特徴でして、これにどう対応していくかが最大の課題になります。ということ(対応策は)2つあります。1つはこの波をどう縮めていくかということ。

もう1つは、波はあるので仕方ないのですが、その波をどうオペレーション段階でそれをマネージメントしていくのかということの2つがあります。両方ともこれ継続してやってきてることなのですが。

棚卸生産性向上要因

まず棚卸の販管格差の解消については、改善してるという(ことを示した)グラフです。

毎年売上が、最も少ない月と最も大きい月。小さい月は12月なのですが。(大きい月の)こっちが2月です。それの売上の構成がどうなっているかを示してる棒グラフでして、毎年このように販管格差が縮まってることがみてとれます。

販管格差が縮まれば、経験者比率が高まりますので、経験者比率が高まりますと、採用や研修も少なくて済みます。棚卸の業務は、経験者と経験者ではない人の生産性が、ものすごい大きいのです。この波が縮まれば、生産性や精度が格段に上がることがわかっております。

以上が国内棚卸サービスです。

海外棚卸サービス業績

海外棚卸サービスについては、先ほど申し上げましたが、現地通貨ベースでは10.8パーセント増収なのですが、円換算にすると96.4パーセントで、前年割れをしております。

一方、売上は前年割れしておりますが、営業利益は140.5パーセントの伸びでこのようになっております。

リテイルサポートサービス業績

リテイルサポートサービスのセグメントですが、これも一番のトピックとしては、売上が1.5倍以上増えました。(その要因は)合併です。リテイルサポートセグメントは、エイジスマーチャンダイジングサービスとエイジスリサーチという2社の合計です。

合併で上がったというのもありますが、それぞれ単体でみた時でも、売上は伸ばしています。合併だけではなく、それぞれのビジネスサービスにおいても売上を伸ばしてることを申し上げます。

長時間労働に対する当社取組の現状について

それから4番目のトピックですが、月間100時間超の長時間労働は解消で、昨年の5月19日に、是正指導で社名公表になりましたが、その日以降は、この表のような対策を打ちまして、100時間を超える時間外休日労働はゼロで、実現することができております。

2018年3月期 連結業績予想

それでは今期、18年3月期の見通しです。

まず売上ですが、280億5,000万円で、108.6パーセント。営業利益は131億円で、101.4パーセントの伸びを計画しております。3期連続の過去最高売上・利益を目指しております。

2018年3月期 セグメント別業績予想

こちらがセグメントごとです。セグメントごとでも、3つのセグメントすべてにおいて、増収増益を計画しております。

ちょっとギリギリの計画ですが計画しております。この海外棚卸サービスの売上の伸びが、低いのではないかともしかしたら思われるかもしれないのですが、これにつきましては2つ理由がありまして。

1つは韓国の決算月を変更しました。韓国の売上は海外で半分位占めるんです。それにより今期は10か月分しか計上しませんので、その分が下がるということと、あとは中国経済減速の影響を想定しまして、106.2パーセントで計画をしております。

あとはリテイルサポートサービス121.2パーセントで、20パーセント以上の伸びを計画しておりますが、実際、利益についてはそれほどの伸びがないという理由については、昨年になりますが合併初年度に予定したコストが、まだ今期も引き続き掛かるということがずれ込むためこのように低めの計画で出せさていただいております。

FY17-19中期経営計画(方針)

最後になりますが、3年間の中期計画です。

全体の方針としましては、国内棚卸で収益力を上げて、その経営資源をリテイルサポートと海外棚卸という成長分野に振り向きましょうというのは、引き続き変わりません。

FY17-19中期経営計画(ベース)

この3年間のなかで、特にやっていきたいことは「働き方改革」です。目的は生産性の向上です。労働環境を整備することによって、生産性を上げるための環境を整えます。それによって人材確保にも、これは影響してきます。

人材確保が上手くいけば、労働環境もさらに改善するということで、この循環を回していきながら、生産性を上げていきましょうということです。前から言ってることですが、日本のホワイトカラーの生産性非常に低いですので、これをなんとかして上げていくことにこの3年間特に力を入れてやっていく予定です。

FY17-19中期経営計画(セグメント別戦略)①

セグメントごとの3年間どうやっていくかっていうことですが、国内棚卸サービスについては、これも引き続きですが、現場の生産性を上げていきましょうと。

当社では、生産性を上げる5要素としていますが、この5要素に分けてそれぞれ対応をしていく予定です。

あとチェーンストアをフルサポートで、棚卸サービスを中心に、店舗運営に必要な、多くの作業をタイムリーに提供することをやっていこうと。

例えば、棚卸に行ったついでに違う作業をやるとかそういったことをやっていきましょうと。これ棚卸サービスではないのかもしれないのですが、棚卸サービスを土台にやっていくことで、国内棚卸サービスのところに入れております。

FY17-19中期経営計画(セグメント別戦略)②

2番目のセグメントである、海外棚卸サービス。

これは安定した収益体制と、規模拡大の土台があるため、赤字続きでしたが、ようやく7社ともすべて黒字化できました。これを継続して利益を出せる体制に持っていくことが、非常に重要だと思ってます。

そのために3つ、現地化の推進、サービス品質の向上、売上拡大施策と、3つ書いてありますが、このような取り組みをしていく予定です。

FY17-19中期経営計画(セグメント別戦略)③

リテイルサポートサービスについては、商習慣を変化させ、チェーンストア全体の生産性を向上させると。チェーンストアの生産性自体も欧米に比べると低いですから。

これはやはり我々のようなアウトソーシングの会社が、活躍できてないのが一つ大きくあるのだと思います。より我々のサービスレベルを上げて、使っていただけるようにやっていきたいと思います。

これ3つに分かれてますが、どういう分け方してるかっていうと、まず今まで小売業でやっている作業です。

こういうものを請け負っていこうというのがここ(店舗業務の請負/派遣)です。今実際にやっているものです。あと(店舗運営プロセスの提案)は今小売業がやっていないこと。カテゴリーリセットとか、営業しながらの店舗改装。これはやっていないです。

アメリカだと普通にやっているんですが、このようないいものをぜひ日本のチェーンストアにも使っていただきたい。

あとは我々が今まで、そんなに力を入れてやっていなかったところの分野がこれ(新しい市場の掘り起こしとサービスの提供)です。物流倉庫へのアプローチとや単なる棚卸サービスの提供とかではなく、ソリューション提案です。

例えばロスを減らすとかそういったところの提案も含めた、営業をやっていきたいなと。あとは海外の先進事例の研究と、日本市場への提案というものをやっていきたいです。

FY17-19中期経営計画 (売上利益率目標)

ということで、そのような政策を実行することにより、3年後の2020年の3月期3年後に、売上320億円を目指したいと思います。

株主還元

最後に株主還元ですが、18年3月期は1株当たり45円で予定しております。今期は80円ですが、4月1日に1対2の株式分割を実施しておりますので、実質はそれで換算すると90円なんです。(18年3月期は)45円で実質的には増配と計画をしております。

以上で決算の説明を終了させていただきます。どうもありがとうございました。