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自分の“総資産”を把握してますか? 資産運用で失敗しないための3つの心得

2017年5月13日、楽天証券株式会社が「資産形成フェスティバル2017春」を開催しました。セミナー「『お金のクスリ』 -便利な資産形成サービスをフル活用-」に登壇した、マネーフォワード・瀧俊雄氏と楽天証券ファンドアナリスト・篠田尚子氏は、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「NISA(少額投資非課税制度)」などの制度や金融機関・証券会社が提供するサービスを賢く活用するためのツールを紹介しました。

シリーズ
楽天証券「資産形成フェスティバル2017春」 > 「『お金のクスリ』 -便利な資産形成サービスをフル活用-」
2017年5月13日のログ
スピーカー
楽天証券株式会社 ファンドアナリスト 篠田尚子 氏
株式会社マネーフォワード 取締役/Fintech研究所長 瀧俊雄 氏
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楽天証券「資産形成フェスティバル2017春」 > 「『お金のクスリ』 -便利な資産形成サービスをフル活用-」
2017年5月13日のログ
スピーカー
楽天証券株式会社 ファンドアナリスト 篠田尚子 氏
株式会社マネーフォワード 取締役/Fintech研究所長 瀧俊雄 氏

「お金のクスリ」 -便利な資産形成サービスをフル活用-

篠田尚子氏(以下、篠田) みなさま、こんにちは。続いてのセッションでは「お金のクスリ」と題しまして、資産運用でぜひみなさんにお使いいただきたいツールについてご紹介したいと思います。 th_スクリーンショット 2017-05-29 16.24.05 改めまして、私は楽天証券経済研究所のファンドアナリストをしている篠田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 瀧俊雄氏(以下、瀧) マネーフォワードの瀧と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 篠田 「お金のクスリ」というタイトルなんですけれども、実は先ほどB会場で、「無駄なく、お得に、お金をきちんと増やしていきましょう」というようなセッションをさせていただいたのですが、大変ご好評をいただきました。 ちょっと立ち見になってしまって、一部ご入場いただけなかったお客様がいらっしゃいましたので、そこで何をお話ししたかということを、最初に触れさせていただいて、そこから「お金のクスリ」にどう繋がるのかというお話をしたいと思います。 私個人としては、無駄なくお得にきちんとお金を増やすためには、確実に押さえていただきたいポイントが3つあると思っています。 1つ目は、制度です。今日も度々お話に出てきますけれども、iDeCoとかNISAといったはやはり確実に節税に繋がるんですね。なので、制度は必ず押さえてください、使ってくださいということです。 2つ目は、金融商品と金融機関が提供しているサービスです。これは株式や債券、投資信託といった商品を、どのような金融機関で、どういったサービスの中で使うかというお話です。 そして、3つ目はツールです。このツールというのは、もちろん金融機関が提供しているものもあります。 ただ、それだけではなくて、実はまだみなさんが知らないかもしれないツールが世の中にはたくさんあって、最近はとくに増えてきています。実は私自身も使っていまして、今日はそんなお話を中心にさせていただきたいなと思っています。このあたりも最近変わってきたんですけれども、瀧さんはどのように見ていらっしゃいますか?

ネット上の金融サービスはどう使うべき?

 個人型であったり、企業型の確定拠出年金もあったり、何年か前から子どものNISAとか、積立NISAの話題とか、税金上の優遇が受けられるものがいっぱいあって悩むというのが正直なところだと思います。 th_スクリーンショット 2017-05-29 16.26.55 そういうところで、ネット上に簡単にまとめられているものも、活気が出てきていいなとは思うんですけど。 篠田 そうですね。今、制度がだいぶ変わってきているんですね。楽天証券でも昨年からiDeCoのサービスを開始していますし、NISAに関しても、来年から積立NISAという新しい制度が始まる予定になっています。こういった情報が最近出てきているというのは、非常にいいところですね。 金融機関のサービスですが、これまさに資産形成にあたって、みなさん「どこがどういうサービスを提供しているか」というのはご覧になられると思いますが、実はサービスとツールは密接にリンクしています。 私ども楽天証券ですと、(携帯電話用の株式トレードツール)「iSPEED」とかスマートフォンのサイトなどをご提供しているわけですね。これはツールでもありサービスでもあるですけれども、やはりこれも種類が非常に増えていますよね。瀧さんはどのようにご覧になられますか?  願わくば、全部楽天グループでまとめるのがいいのかもしれないですけれども……。 篠田 ありがとうございます(笑)。  私自身もそうなんですけれども、金融機関の口座っていろんなところに散らばっちゃってるのが実情かなと思っています。ちょっと私どものサービスについて15秒だけ説明させていただいてもいいですか? 篠田 もちろん。  当社はマネーフォワードという、家計簿アプリ・家計簿ソフトを提供している会社でして、去年から、オリエンタルラジオさんを使ったCMなどもやっています。 ちょっと念のために、使っていただいている方は高々と手を挙げていただいてもいいですか? 当てませんので、挙げていただければと思います。 ……何人かおられますね。手を挙げていただいている方には、将来幸せになっていただければなと思います。挙げていなかった方は知らない(笑)。 (会場笑)  タダで使っていただけて、いろんな金融機関口座の情報を一箇所でまとめて見ていただけるサービスになっています。 それこそ楽天証券さんも含めて、給与口座とか、国民年金の口座とか、いろんなものを一箇所にこうデータとして集めてきて、その残高を見ることができるというサービスになっています。 お客さまは平均的に銀行口座を2〜3つ持っていますし、証券会社の口座を3〜4つ持っている方もけっこういらっしゃいます。なので、全部ちゃんと足し算で見られることが大事だなと思っています。

自分の“見えない資産”を管理する方法

篠田 確かに、銀行口座って仕事の関係や何らかの理由で、どうしても作らざるを得ないことがありますよね。 証券口座も複数持っている方がいらっしゃると思いますので、一見簡単そうに見えるんですけど管理することってけっこう難しいですよね。今、銀行通帳もなくなってきていて、電子化されてきてはいるのですが、「そもそも覚えてない」とかありますよね。  そもそも、「自分の総資産はいくらですか?」と聞かれて、50万円とか100万円の誤差で答えられる人って少ないんですよね。 実はみなさんが資産だと思っていないものも、意外と裏に眠っていたり、あとは極端な話でいうと、確定拠出年金も60代までは使えない資産なんですよね。 篠田 そうですね。  あまり全体像を把握されてない方もいるのと、往々にしてあるのが、実は不動産も持っているんだけど、資産として見ていないとか。 不動産はいざとなったときにすごく活躍してくれる資産でもあるので、マメに見る必要はないかもしれないですけど、やはり全体像は「だいたいこれぐらいの誤差かな?」と思っておくことが大事かなと思います。 篠田 そうですね。私もよくお話しするなかで、「事細かく管理する必要はないですよ」ということをよく言っています。 これを額面通りに受け取ってしまうと、「じゃあ、どのぐらいのタイミングで見ればいいんですか?」となってしまうのですが、そんなに毎日毎日は見ていられないので、例えば私自身も投資信託など、積立でいろいろ持っているのですが、それも1ヵ月に1回見るか見ないか程度です。 そもそも積立でやっているので、そんなにその相場のタイミングを見て売り買いしないですし、今は証券会社に勤めていて、株も自由に売買できないので株も持っていませんし、けっこうほったらかしなんです。 ただ、やはりそこに毎月いくらの金額を拠出しているかとか、どの資産がどのぐらい増えていくか、あるいは減っているものがあれば、それは何なのかという把握はしていただきたいと思います。細かく管理する必要はないのですが、把握はしていただきたい。不動産はけっこう落とし穴ですよね。 なので、その把握にもぜひツールを使っていただきたいなと思っています。今、証券会社でも銀行でもいろんなツールが提供されているのですが、金融機関で提供しているものですと、どうしてもその金融機関の中の金融商品や資産の部分しかデータとしてカバーできないので、残念ながら、その煩わしさというのはあると思います。

家計簿アプリ「マネーフォワード」で見えるもの

篠田 エクセルや何かのソフト・ツールを使って管理されている方もいらっしゃいますが、便利なツールもありますので、これから具体的にご紹介していきたいなと思います。れはもうお見せしちゃった方が早いですよね。  まあ1枚なので。 篠田 そうですよね。では、スライドをお願いします。 th_スクリーンショット 2017-05-29 15.47.48  本邦初公開。これは僕の本当の資産です。マネーフォワードの画面を開いて、Web上の数字をいくつか貼ったのがこちらになります。縦軸は非公開です。 当社は見てのとおり、毎日みなさんの代わりにいろんな資産の残高を取得してきて、それをこのような積立のグラフにしてくれるというサービスが無料でついています。あとは気に入っていただいた方には、月額500円の有料サービスもあります。 非常に生々しいんですけど、このグラフは何を表しているかというと、私の過去4年間ちょっとの総資産です。 当社が自動取得できる資産を中心に描いたものになっていて、一番下の青いグラフが私の生活口座の推移です。その上に、どかっと株式が増えていたりというところもあるのですが、黄色いグラフにぜひ着目していただきたいと思います。 篠田 すごい形状になっていますね。  すごい上がって、すごい下がっているということがあって、私はもともと野村證券という会社にいて、篠田さんと同様、個別株の売買ができない立場だでした。 証券会社を辞めて、晴れてマネーフォワード創業して、「そういえばFX投資していいんだ」と思って30万円ぐらい突っ込んでみたんですよ。 すごい運が良くて、1ドル78円ぐらいの時に仕込んだんですけど、みるみる増えて、「おお!」と思って3倍建てぐらいにしてみたら……最後に黄色のグラフが墜落していくと思うんですけど、見事になくなるということがありました。 篠田 俗に言う、「溶けた」ということですね(笑)。  「全部溶けた」みたいな(笑)、そういう経験ができたということです。すごく悲しいグラフなんですけれども。

人間は過去の失敗に蓋をする

 あとは一番上に、緑色でけっこう大きい額で描いているのが、実は当社で国民年金で払い込んだ金額や厚生年金で払い込んだ金額を、擬似的に資産として計上しているんですね。 あとはそれに加えて、企業型の確定拠出年金であったり、iDeCOであったり、そういったものを加えられるようになっています。とくに最近緑が増えているのは、トランプさんのおかげ、みたいな感じになっているというところです。 篠田 おもしろいですね。  大変お恥ずかしいんですけど。 篠田 FXのお話とか、けっこう頷いている方がいらっしゃっておもしろいなと思ったんですけど、やはりこういう形状で把握すると、良くも悪くも画面を見た時にそういう投資経験をも思い出しますよね。  これは見てるだけでもヒリヒリしますよね。みなさんも直近1年とか3ヵ月の特定の投資資産の推移を見たことがあると思いますけど、こうやって勝手に記録をつけてくれるツールがあると、自分すら把握してないおもしろい自分が見えてくるんです。それをベースにお金と付き合っていくことは、すごく大事だなと思います。 篠田 そうですね。それはけっこう大事で、やっぱり人間って失敗は忘れないので。当社のお客さまにもよくあるのは、成功しているものと増えているものというのは、みなさんものすごく見るんです。これは投資信託でも株でも同じです。 ただ、それが本当に悪いかどうかは別として、失敗したものやリターンを上げられてないものはもう見たくないんですよね。  蓋をしますよね。 篠田 そうですね。FXの経験というのは、後で確実に響いてくると思うんですね。またやろうかなと思ったときに、「今が本当にそのタイミングなのか?」とか、「本当にその金額でいいのか?」と考えるいい材料になりますよね。  普通に考えたら、半分の人が勝って半分の人が負けるということは、勝った人しかあまりしゃべらないみたいな。調子のいいことばかり世の中に出てくるというのは、そのとおりだなと思います。 篠田 自分自身もそうですよね。成功したことは話したいし。でも、そうではない話というのは忘れたくてたまらないので。あえて残すことも重要です。

  
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