2026年12月期第2四半期決算説明
シンシア、「シンシアS」シリーズが拡大 「クレシェ」の売上高は前年比22.6%増、処方施設ルートで取扱店舗数が増加
2026年12月期第2四半期(中間期)決算説明
中村研氏:株式会社シンシア、代表取締役社長の中村です。これより株式会社シンシア、2026年12月期第2四半期の決算概要、2026年12月期業績予想についてご説明します。
Agenda

本日ご説明の内容は、ご覧のAgendaに沿って進めます。
まず、投資ハイライトと成長戦略についてお話しします。続いて8月14日に発表した、2026年12月期第2四半期の決算および2026年12月期の業績予想についてご説明します。
投資ハイライト

それでは、投資ハイライトと成長戦略についてご説明します。
M&A効果が顕在化しており、売上高は38億3,200万円、前年同期比プラス7.9パーセントとなりました。フリューから譲り受けたカラーコンタクトレンズ事業の売上高の寄与は3億2,300万円となりました。カラー領域の事業基盤強化とECルートの拡大が進展しています。
「シンシアS」シリーズが拡大しており、「クレシェ」売上高は前年同期比プラス22.6パーセントとなりました。取扱店舗数は1.2倍、1.4倍に拡大しました。処方施設ルートでの店舗拡大が「クレシェ」売上高の拡大要因となりました。シリコーンハイドロゲル市場の成長を取り込んでいます。
通期計画に対しては営業利益の進捗率が61.8パーセント、経常利益の進捗率が69.2パーセント、中間純利益の進捗率が57.9パーセントとなっています。成長投資フェーズにより営業利益は前年同期比マイナス13パーセントとなりました。PMI費用、人材投資、広告投資、次世代POS開発が営業利益の前年同期比マイナスの要因となりました。
株主還元についてはDOE4パーセントを下限とする方針への変更により安定配当へ移行し、配当予想を18円としました。株主還元の予見性向上を図っています。
中長期利益成長の構造

当社の中長期的な利益成長の構造についてご説明します。事業ポートフォリオの拡大と収益基盤の強化を柱としています。
コンタクトレンズ事業では「シンシアS」の拡大、カラーコンタクトレンズの展開、処方施設ルートの拡大を推進しています。M&Aと新規事業ではPMIによるシナジー創出、新規M&Aの継続、事業領域の拡大を進めています。システム事業では次期POSの導入、顧客基盤の拡大、ストック収益の確立に取り組んでいます。これらにより持続的な利益成長を図ります。
M&A戦略と進捗

M&Aの戦略と進捗についてご説明します。
カラーコンタクトレンズ事業の譲受による2026年12月期第2四半期の売上寄与は3億2,300万円です。PMIは順調に進捗しており、在庫と物流の統合を推進しています。収益拡大施策を実行しており、シナジー創出を図っています。
当社は事業領域拡大に向けて新規M&Aの継続推進とPMIによるシナジー創出を通じて企業価値の向上を目指します。
決算サマリー・トピックス

続いて、2026年12月期第2四半期の決算についてご説明します。まず、決算の要点と主なトピックスです。
ポイントとしては、「シンシアS」シリーズのカラー領域が大きく伸長したことと、2025年3月末に譲り受けたカラーコンタクトレンズ事業が業績に貢献したことなどにより売上高の増加要因となりました。
一方で、事業統合コストの増加および先行投資により営業利益が減少しました。
決算ハイライト

決算のハイライトについてご説明します。
売上高は前年同期比プラス7.9パーセントの38億3,200万円となり、増加傾向が継続しています。
売上総利益は前年同期比プラス3.7パーセントの12億2,100万円、営業利益は前年同期比マイナス13パーセントの2億4,000万円、経常利益は前年同期比マイナス3.4パーセントの2億5,000万円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比マイナス15.8パーセントの1億4,200万円となりました。
EBITDAは前年同期比マイナス14.7パーセントの2億8,000万円です。
売上高は拡大した一方、M&A後の事業統合費用や人材・広告・システム開発への先行投資により、各利益は前年同期比で減少しました。
売上高・営業利益率 推移

売上高と営業利益率の推移についてです。前年3月末のフリューからのカラーコンタクトレンズ事業譲受などにより売上高が38億3,200万円となりました。
一方で、営業利益は、為替の影響などにより売上総利益率が低下したことと、カラーコンタクトレンズ事業譲受により人件費や広告宣伝費等が増加したことなどにより減益となりました。
コンタクトレンズの商品別売上高

コンタクトレンズの商品別売上高についてご説明します。
当社ブランドは、マーケティング施策の奏功により、「シンシアワンデーS クレシェ」の販売が大幅に伸長しました。プライベートブランドについては、カラーレンズの受注が増加しました。
また、前年3月に事業譲受したカラーコンタクトレンズ販売事業により、シンシアブランド、プライベートブランド共にカラーコンタクトレンズの売上高が拡大しました。
以上により、成長する市場需要を着実に捉えた結果コンタクトレンズ事業全体は前年同期比プラス7.7パーセントとなりました。
参考:新素材レンズ「シンシアS」シリーズのご紹介

ここで、当社の主力商品である「シンシアS」シリーズについてご紹介します。
シリコーンハイドロゲル素材のレンズは、酸素透過率が高く、眼に優しいレンズとして眼科医からも推奨されています。眼は血管のない組織ですので直接外気、涙から酸素を取り入れています。コンタクトレンズを装用しながらも充分な酸素を供給することは眼の負担軽減、健康にも大変重要なことなのです。
このシリコーンハイドロゲルのレンズは、その優れた装用感からユーザー評価も高く、近年、従来素材のレンズからのシフトが進んでいます。
「シンシアS」シリーズは同素材製のレンズであり、眼科医・ユーザーの方から高い評価をいただいています。スライド左下に酸素透過率のグラフを示していますが、当社のシリコーンハイドロゲルを使用したレンズの優位性がおわかりいただけるかと思います。
処方施設取扱店件数の推移

処方施設取扱店件数の推移についてご説明します。
2026年6月末時点の取扱店件数は「シンシアワンデーS」が2,988件、「シンシアワンデーS クレシェ」が2,448件です。それぞれ2024年6月末の約1.2倍、約1.4倍となっています。ユーザー評価も高く、処方施設ルートでの取扱店舗数は増加しています。特に、「シンシアワンデーS クレシェ」は今後も取扱店舗数拡大の余地が大きいと考えています。
シンシアSシリーズ 売上高推移

「シンシアS」シリーズの売上高の推移についてご説明します。
売上高は13億3,700万円です。カラーレンズの「シンシアワンデーS クレシェ」の販売が大幅に伸長したことが売上高の増加に寄与しました。クリアレンズでは価格・販促競争の激化と一部主要販売先での自社ブランド製品への切り替えの影響を受けて減少しました。
今後は既存販売先との連携強化により店舗当たり売上高を拡大し、「シンシアワンデーS クレシェ」を軸とした主力製品の成長を加速します。代理店を最大限活用して持続的成長の実現を目指します。
なお、「シンシアワンデーS遠近両用」は2026年5月発売のため売上への寄与は限定的です。
営業利益分析

営業利益分析についてご説明します。
売上高の増加により売上総利益は増加しましたが、フリュー株式会社から譲り受けたカラーコンタクトレンズ事業に係る人件費の増加に加え、各事業における先行投資を実施したことにより、営業利益は2億4,000万円となりました。
セグメント別業績

セグメント別業績についてご説明します。
コンタクトレンズ事業の売上高は35億5,800万円、セグメント利益は3億1,500万円、コンサルティング事業の売上高は3,700万円、セグメント利益は2,100万円、システム事業の売上高は2億3,500万円、セグメント利益は3,100万円となりました。
なお、調整額の1億2,800万円は管理部門などの共通費です。
コンタクトレンズ事業

次にコンタクトレンズ事業についてご説明します。
売上高は35億5,800万円、セグメント利益は3億1,500万円です。2026年5月に新製品「シンシアワンデーS遠近両用」を発売しており、処方施設での取扱店舗および売上の拡大を目指しています。
2025年3月にフリューからカラーコンタクト事業を譲り受け、EC販売とカラー領域を強化しています。
今後は「シンシアS」シリーズのシェア拡大とPBの獲得・拡大を成長ドライバーとして強化します。
コンサルティング事業

コンサルティング事業における薬事関連の状況についてご説明します。
当社はさらなる事業拡大に向けて、海外から日本に進出する企業を支援する薬事コンサルティング事業を本格始動しています。
その薬事コンサルの売上高は2,500万円、従前からの医療コンサルの売上高は1,200万円となり、セグメント利益は2,100万円となりました。
医療コンサルでは、事業環境の悪化を受け、サポート先の状況を勘案してサポート料の見直しなど柔軟に対応しています。
システム事業

システム事業についてご説明します。売上高は2億3,500万円、セグメント利益は3,100万円です。
事業戦略としては外部連携の強化を進めています。「メルカリShops」や「DMM.Shops」などの大手EコマースプラットフォームとのAPI連携を強化しユーザー層の拡大を図るとともに、開発体制の充実にも取り組んでいます。
また、開発および営業力の強化により拡大するPOSシステム需要の取り込みとサービス品質の向上に注力しています。
さらなる成長に向けて次期POSシステムの開発に着手しています。なお、開発は計画どおり進行中であり、積極的に開発投資を実行していきます。
2026年12月期 業績予想

続いて、2026年12月期の業績予想についてご説明します。
売上高は前期比2.7パーセント増の76億5,700万円、売上総利益は前期比0.1パーセント減の23億7,500万円、営業利益は前期比25.9パーセント減の3億8,800万円、経常利益は前期比29.6パーセント減の3億6,200万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比6.6パーセント減の2億4,600万円、EBITDAは前期比24.1パーセント減の4億7,000万円と予想しています。
なお、想定為替レートは155.0円/USDです。
2026年12月期 業績予想のポイント

2026年12月期は、さらなる飛躍に向けた「戦略的投資の年」と位置付けています。
売上高については、自社ブランド製品は、新製品発売とともにさらなる販売強化を進め、前期比2.7パーセント増の約77億円の売上高を目指します。
2026年12月期も厳しい為替環境下であり、引き続き、為替施策にも注力していきます。より積極的なマーケティング活動や、各種販促活動を実施するものの、DX等を活用しながら効率的に施策を実施していきます。
システム事業では、今後の事業拡大に向けて次期POSシステムの開発に着手しており、今期中のリリースを目指しています。これらはコンタクトレンズ事業の継続的な成長やシステム事業の中長期的なストック収益の拡大につながるものです。
コンサルティング事業の立て直しを継続しつつ、グループ全体でM&Aの推進、売上拡大、原価低減など各種施策を精力的に実施し、収益の向上と企業価値の最大化を目指していきます。
重点施策

次に、2026年12月期の重点施策についてご説明します。
1点目は製品品揃えの拡充です。好評の「シンシアS」シリーズの新製品、「シンシアワンデーS遠近両用」を2026年5月に市場投入するなど、お客さまのニーズに合った品揃えを充実させ、売上拡大を目指しています。
2点目は、自社ブランド商品の売上拡大です。処方施設ルートの強化、ドラッグストアルートの認知度向上施策、さらに増加するインバウンド需要の取り込みにも着目し売上の拡大を目指します。
最後の3点目は、M&Aの推進です。M&Aの推進と並行し、買収した事業、子会社の体制強化、収益性向上、さらにはシンシアグループとしてのシナジー創出に注力していきます。
以上3点が2026年12月期の重点施策です。
売上高・営業利益 推移

売上高および営業利益の推移については、ご覧のとおりとなっています。2026年12月期は、増収減益となる見込みです。
売上高については、先ほどご説明した重点施策を確実に実行し、グループ一丸となって売上拡大に取り組んでいきます。
営業利益については、円安環境下、一部製品の円建て仕入により利益悪化は軽減されているものの、現時点においては為替状況により原価率の上昇が否めないものと想定しています。
また、コンタクトレンズ事業ではマーケティング活動の強化や、システム事業における次期POSシステム開発への着手などにより、前年度比で減少するものと見込んでいます。
コンタクトレンズ 製品区分別売上高推移

コンタクトレンズ事業の商品区分別の売上予想については、シンシアブランドのクリアレンズは、2025年2月に発売した「シンシアワンデーS乱視用」の積極展開と、販売が好調に推移している「シンシアS」シリーズと「アイウェル」シリーズを中心にマーケティング活動をさらに強化することにより売上、シェア拡大を見込んでいます。
また、カラーレンズについても、クリアレンズ同様、マーケティング活動の強化などにより売上高は増加していくものと考えています。
他社への供給商品については、価格競争が激化していることなどから厳しい状況が継続するものと考えています。
2026年12月期は「シンシアワンデーS乱視用」をはじめとしてシンシアブランドレンズのさらなる売上高の拡大、加えて、事業譲受した「Mewコンタクト」を始めとしたカラーコンタクトレンズ事業により当社主軸のコンタクトレンズ事業全体の底上げを図っていきます。
業績予想に対する進捗

通期業績予想に対する進捗状況についてご説明します。
主力事業の業績は堅調に推移しており、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益のいずれも計画どおりの進捗を確保しています。
進捗率は、売上高が50.0パーセント、営業利益が61.8パーセント、経常利益が69.2パーセント、親会社株主に帰属する中間純利益が57.9パーセントとなっています。
中長期成長戦略

収益基盤の強化と次世代の収益モデルについてご説明します。
コンタクトレンズ事業では「シンシアS」シリーズの店舗内シェア拡大が縦の成長を支え、「クレシェ」の導入が客単価の向上に貢献しています。PB受託の拡大によりファブレスの機動力を活かして資産効率の高い安定収益を確保する方針です。
コンサルティング事業では採算適正化を推進するとともに薬事コンサルで高単価案件の獲得を強化して収益力を高めます。
システム事業はWebベースの次期POSを投入して顧客ターゲットを拡張し、投資フェーズからストック型収益のさらなる拡大へ収益転換を図ります。
当社ブランドの深化と専門ノウハウの活用により収益の多角化を進め、持続的な企業価値向上を目指します。
配当方針の変更

続いて、配当方針の変更についてご説明します。
従来は連結配当性向40パーセントを目途とする業績連動型で、利益水準により配当が変動する方針でした。
当社は今回、DOE4.0パーセントを下限とする方針へ変更し、配当の安定性を高め株主還元の予見性を向上させます。併せて当社は業績等を総合的に勘案し、機動的な増配を検討します。
DOEは株主資本に対する配当水準を示す指標であり、年間配当金を株主資本で割って算出します。これにより企業価値の向上を目指します。
配当金推移

配当の推移についてご説明します。
配当の推移はご覧のとおりです。2026年12月期はDOE4.1パーセント、年間配当18円、配当性向47.8パーセントを予想しています。
株主優待制度-1

株主優待制度についてご説明します。
まず、優待券であるクーポンコードについてご説明します。2026年12月末基準日を基準に、保有株式数および保有期間に応じて当社ブランド商品の公式販売サイトで利用できる特別ご優待券を贈呈します。
保有株式数が100株以上500株未満で保有期間が1年以上の場合は3,000円引きを4枚付与し、1万円以上購入時に利用できます。
株主優待制度-2

次に「デジタルギフト」についてご説明します。
当社は2025年12月基準日より、株主の利便性向上を目的に「QUOカード」から株式会社デジタルプラスが提供する「デジタルギフト」に変更しました。
2026年12月末基準日では、当社株式を200株以上保有する株主に保有期間に応じて贈呈します。保有期間1年以上の株主には「デジタルギフト」1,000円相当を贈呈します。保有期間3年以上の株主には「デジタルギフト」3,000円相当を贈呈します。
株主優待・配当による株主還元

当社株式への投資利回りについてご説明します。
株価を1株500円と仮定し、2単元、200株を1年以上保有していただいた場合、2026年12月期の配当予想を基準とすると、配当利回りで3.6パーセント、優待利回りは「デジタルギフト」と当社製品割引クーポンを最大限ご活用いただくことで13パーセントとなり、合計の総合利回りは16.6パーセントになります。
会社概要

次ページ以降で会社概要と当社商品をご紹介しています。ぜひご覧ください。
ひとみに、誠実に。

以上で、株式会社シンシアの決算説明を終了します。
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