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株式会社WOWOW4839

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情報・通信業

決算ハイライト①

山本均氏(以下、山本):代表取締役社長執行役員の山本です。本日は決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。それでは、2025年度のハイライトについてご説明します。

売上高は会員収入の減少などがありましたが、グループ会社を含めた事業収入の増加などにより、増収となりました。

経常利益は、事業収入の増加はありましたが、会員収入の減少を補うことができず、減益となっています。当期純利益は、前期は4Kチャンネルの放送サービス終了の減損などがあったことなどにより、今期は増益となっています。

株主還元は、本日の取締役会で決議しましたが、1株当たりの期末配当金は、当初の計画どおり30円とします。

決算ハイライト②

加入のハイライトです。2025年度の新規加入件数は57万1,000件、解約件数は76万4,000件となりました。

連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」や、音楽コンテンツ、スポーツコンテンツなどが好評を得たことで、新規加入獲得につながりましたが、前期はWOWSPOの開始や、連続ドラマW 「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」など好影響を与える要因もあり、今期の新規加入件数は減少となっています。

一方、目的番組終了などによる解約がありましたが、解約件数は前期と比べて良化しています。結果、正味加入件数はマイナス19万3,000件、累計正味加入件数は216万7,000件となりました。

次に、決算の詳細については、経営戦略・経営管理統括の尾上よりご説明します。

収支状況(連結)

尾上純一氏(以下、尾上):取締役専務執行役員の尾上です。この4月より経営管理に加えて、経営戦略を統括しています。引き続き、IRも担当します。

まず連結の収支状況です。売上高は771億2,400万円、3億6,700万円の増収となりました。会員収入は減少しましたが、グループ会社を含めた事業収入の増加により、増収となっています。

経常利益は22億7,600万円、7億2,100万円の減益となりました。会員収入の減少により減益となりましたが、4Kチャンネルの放送サービス終了に伴う関連費用の減少などもあり、効率的な投下による費用削減に取り組みました。

一方、当期純利益は12億9,600万円と、6億5,800万円の増益となりました。投資有価証券評価損2億4,900万円など減益要因はありましたが、前期は4Kチャンネルの放送サービス終了などの減損損失に伴う特別損失を25億6,000万円計上していたことなどにより、増益となっています。

連結経常利益前期との差異要因

連結経常利益の差異要因です。左側が利益の増加要因、右側が減少要因となります。

まず、増加要因です。プラットフォーム月額手数料はプラットフォーム事業者への手数料ですが、会員件数の減少などにより、5億8,900万円減少しています。

広告宣伝費は、効率的な投下により4億6,600万円減少、4Kチャンネルの放送サービスの終了などにより技術費は4億3,600万円、減価償却費は4億1,500万円、それぞれ減少しています。また、番組費が3億4,700万円減少しています。

単体の事業収支は3億4,900万円の増加、グループ会社収支は、WOWOWコミュニケーションズが2024年10月に買収しましたCINRA社が、通年で寄与したことなどにより、3億1,300万円増加しています。

次に減少要因です。会員収入が35億9,300万円減少しています。その他、システム費などの増加により4,300万円減少しています。以上の結果、7億2,100万円の減益となりました。

売上高構成比(連結)

売上高構成比の推移です。当社は事業の多層化を推進することで、加入件数の増減に左右されない事業構造の変革を目指していますが、会員収入とそれ以外の事業収入の構成比について、ご説明をします。

2025年度の連結売上高は3億6,700万円増収の771億2,400万円となりましたが、これは会員収入の減少を、事業収入の増収により補ったことによるものです。

5年間の推移で見てみますと、2021年度は売上に対する事業収入の比率は16.8パーセントでしたが、年々比率が高まり、2025年度時点で28.8パーセントと、全体の約3割を占めるまでになりました。事業の多層化による収支構造の変革が進んでいます。

中期経営計画における事業領域とセグメントの関係性

昨年発表した中期経営計画における、事業領域とセグメントの相関についてご説明します。

本計画における事業領域は、図の①放送配信のメディア・サービス、②ECを中心としたコマースおよびイベントなどのサービスを展開する会員領域と、➂コンテンツ制作・プロダクション業務、④マーケティング支援を統括する会員領域以外の2つの領域となっています。

メディア・コンテンツセグメントにおいては、①の放送・配信サービスの利用でお客さまからいただく会員収入、②および➂が事業収入となります。④はテレマーケティングセグメントとしてご報告をしています。

メディア・コンテンツセグメント

メディア・コンテンツセグメントの状況です。こちらは先ほどご説明したとおり、会員収入とそれ以外の事業収入により構成されています。

事業収入の内容についてもう少し細かくご説明しますと、映画やイベントといった興行、ECサイト「WOWOW百貨店」のコマース事業から成るBtoC向けの事業です。また、広告収入や他社へのコンテンツ販売などの広告・ライツ事業、他社に向けたプロダクション事業などからなるその他の事業、WOWOWプラス・WOWOWエンタテインメント・WOWOW BRIDGEのグループ会社の事業から構成されています。

売上高は、先ほどご説明しましたWOWOW単体およびグループ会社の事業収入が増加しましたが、会員収入の減少をカバーできず、3億6,100万円の減収となりました。営業利益も会員収入の減少により、8億8,200万円の減益となっています。

売上高内訳(単体)

WOWOW単体の売上高の内訳になります。会員収入が35億9,300万円の減収となりましたが、事業収入が31億7,000万円の増収となったことで、4億2,300万円の減収にとどまっています。

映画・イベント・EC事業では、ATEEZやWESSIONなど、イベント事業が好調だったことなどにより、17億1,500万円の増収となりました。

広告・ライツ事業では、音楽、スポーツ、オリジナルコンテンツの番組販売が好調だったことなどにより、3億9,300万円の増収となっています。

その他事業では、映画やドラマなど、プロダクション事業の立ち上げなどにより、10億6,200万円の増収となっています。

テレマーケティングセグメント

テレマーケティングセグメントの状況です。こちらは2023年度に買収したフロストインターナショナルコーポレーション社、2024年に買収したCINRA社を含むWOWOWコミュニケーションズグループの事業となります。

売上高は、今期より通年でCINRA社の売上が加わったことなどにより、5億1,700万円の増収となりました。営業利益は、売上高の増加などにより、3億2,100万円の増益となっています。

加入状況

加入状況です。新規加入件数は57万1,000件、前期と比べ13万3,000件の減少となりました。

SUMMER SONIC 2025やMrs. GREEN APPLEなどの音楽コンテンツ、サッカーやラグビーなどのスポーツコンテンツ、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」などが好評を得たことで、新規加入獲得につながっています。一方で、前期は4月よりWOWSPOを開始したことや、UEFA EURO 2024サッカー欧州選手権、連続ドラマW 「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」など増加の要因があったことにより、前期と比べて減少しています。

解約件数は76万4,000件、4万8,000件の減少です。目的番組の終了による解約がありましたが、前期に比べて良化しています。結果、正味加入件数は19万3,000件の減少、累計正味加入件数は216万7,000件となりました。

また、サッカーのチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグのシーズンパスを、今シーズンもWOWOWオンデマンドPPVで販売しています。こちらの数値には含まれていませんが、前期よりも販売数は増加しています。

番組費の推移

番組費の推移です。

2025年度は、音楽コンテンツや、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」などオリジナルコンテンツの放送・配信を強化しましたが、前期には連続ドラマW 「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」やUEFA EURO 2024サッカー欧州選手権などの大型コンテンツの放送・配信があったことなどにより、番組費は前期に比べ3億4,700万円減少しています。

2025年度に実施した主な取り組み

山本:資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応の進捗状況についてご説明します。

当社は、中長期的な成長によるROEの向上とPBRの改善を目指し、2025年度は中期経営計画に掲げた成長戦略を中心に、さまざまな取り組みを行ってきました。

成長戦略では、4Kチャンネルの放送サービス終了に伴う技術費用の削減など、放送サービスの効率化を推進しました。また新たな配信サービスでは、2026年度の立ち上げに向け、準備を進めてきました。

ECおよび多層サービス推進による収益拡大では、ECサイト「WOWOW百貨店」のオープンに加え、イベントでは、WESSION FESTIVAL 2025やATEEZのコンサートを開催しました。

会員領域以外では、NTTドコモとのコンテンツ分野における業務提携契約を締結しました。また、プロダクション事業の拡大やグループ会社でのデジタルマーケティング事業の強化を行ってきました。

財務戦略では、IMAGICA GROUPの政策保有株式売却などを実施しました。そのほか、非財務戦略やIRの強化にも取り組んできました。

現状分析 -資本収益性と市場評価について-

資本収益性と市場評価における現状分析です。

当社は、資本コストを算定する指標として株主資本コストを採用しています。2025年度時点の資本コストは、国債利回りの上昇などを背景に7パーセントと認識していますが、過去5年間の平均値を踏まえ、当社の株主資本コストは6パーセント程度と推計しています。

2025年度においては、先ほどご説明のとおり、さまざまな取り組みを実施しましたが、会員数の減少による利益の減少傾向を止められなかったことなどにより、資本コストを上回るROEを達成できていません。また、業績の停滞に伴う株価の低迷などにより、PBRについても1倍を上回ることはできませんでした。

2026年度においては、引き続き、この後ご説明します中期経営計画に則った重点戦略を実施するほか、財務戦略、非財務戦略、IRの強化といった取り組みを実行することで、ROEの向上とPBRの改善を目指していきます。

【再掲】中期経営計画(2025-2029年度)で目指す世界観

あらためてとなりますが、当社が2025年5月に公表しました中期経営計画で目指す世界観についてご説明します。

パーパスに掲げた、「夢中で生きる大人を増やす」ことを念頭に、会員の日常に夢中を提供すべく、新たなデジタル基盤を構築していきます。新たな配信サービスやECなど、さまざまなサービスの提供を通じ、新会員ビジネスを展開していきたいと考えています。

2026年度における重点戦略

中期経営計画2年目となる2026年度は、放送事業において想定を超える縮小という現実を直視し、新たな配信サービスの立ち上げと、コンテンツ多層化による収益拡大の2軸へと経営資源を集中させます。既存の放送サブスクリプションモデルからの脱却を図り、次世代のハイブリッド型事業構造への転換を強力に推進していきます。

具体的には、5つの重点戦略に取り組んでいきます。

1つ目は、新たな配信サービスの立ち上げとデジタル基盤の確立です。新サービスへのマーケティング投資の集中と、デジタル領域での顧客獲得の最大化を目指していきます。

2つ目の重点戦略は、コンテンツ多層化による事業収入の創出です。自社プラットフォームでのコンテンツの放送・配信にとどまらず、コンテンツの外部販売や広告事業の強化を進めていきます。

3つ目は、コスト構造改革です。費用構造の見直しと、固定費の削減を進めていきます。

4つ目は、AI・DX活用による生産性向上です。こちらを全社的に推進することで、事業基盤をさらに強化していきます。

5つ目は、グループ各社の収益基盤の再構築です。グループ外の売上を推進することで、WOWOWグループ全体の収益構造を目指していきます。

収支計画(連結)

2026年度収支計画です。売上高は、事業の多層化による売上の増加がありますが、会員収入の減少を想定しており、前期と比べ減収となる見込みです。経常利益については、全社的なコスト構造改革による費用減を見込んでいますが、会員収入の減少により、前期と比べ減益となる見込みです。

加入計画

2026年度加入計画は、正味加入件数マイナス11万件、累計正味加入件数205万7,000件となります。正味加入件数は、新たな配信サービスの開始による加入獲得を一定数見込んでいますが、前期と比べ8万3,000件良化する計画となっています。

一方で、先ほどご説明のとおり、当社の連結売上高に占める事業収入の割合は約3割に達しており、2026年度も事業の多層化による成長を推進することで、加入者の増減に大きく左右されない収益構造への転換を目指していきます。

なお、新たな配信サービスや外部プラットフォームでの展開など、配信領域における商品の多様化に伴い、今期より加入件数は、四半期ごとの正味加入件数、累計正味加入件数の実績値を決算発表にてご報告します。

投資計画(単体)

2026年度投資計画です。2025年度は、主に2Kマスターや映像中継車の更新といった放送・配信設備や顧客管理システムに投資しました。2026年度の設備投資予定額は24億円、主に放送・配信設備や顧客管理システムなどに設備投資を行う予定です。

配当計画

2026年度配当計画です。1株当たりの配当は30円を計画しています。株主還元の強化については、当社もその重要性を認識しているため、減収減益の状況下においても継続して安定的な配当を行う方針を維持することとしました。

コンテンツの拡充(オリジナルドラマ)

口垣内徹氏(以下、口垣内):常務執行役員コンテンツ・クリエイティブ統括の口垣内です。今後の当社のラインナップや取り組みについてご説明します。

まず、オリジナルドラマです。NTTドコモとの共同制作でお届けした連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の放送・配信が終わりました。原作ファンを中心に大きな反響をいただきました。この度、来年2027年に続編の放送・配信を行うことを発表しましたので、こちらもぜひ引き続きご期待いただければと思っています。

それ以外の作品についても、2026年5月15日金曜日夜スタートのドラフトキングの新作も、ぜひお楽しみいただければと思います。

そして、新しい取り組みとして、楽天とIPを共同で制作しているALIUSについてです。WOWOWはドラマで、楽天はR-TOONと言われる縦型の漫画で、この同じIPを使いお客さまに違う物語を届けていくというような形で新しい展開をしています。ぜひこちらもご注目いただければと思います。

コンテンツの拡充(スポーツ・音楽)

続いて、スポーツと音楽についてご紹介します。

まず、チャンピオンズリーグです。こちらは、いよいよ2026年5月31日に決勝を迎えます。連覇を目指すパリ・サンジェルマンと、初優勝を狙うアーセナルの対戦が予定されています。こちらもご注目ください。

そして、ラグビーでは、今年から初めて行われる新しい国際大会「ネーションズチャンピオンシップ」をWOWOWがお届けすることになっています。こちらは、7月と11月に対戦が行われ、日本代表も各国の強豪と戦っていく注目の大会になります。来年のワールドカップに向けて、しっかり日本代表の実力を見ていきたいと思っています。

そしてチャンピオンズリーグとともに、女子チャンピオンズリーグを今年から放送・配信をスタートしています。こちらも、バイエルン・ミュンヘンにいる谷川萌々子氏という、近いうちにバロンドールを取るのではないかと言われているようなすごい選手がいますので、ぜひご期待いただければと思います。

そして音楽について、King Gnu3ヶ月連続の特集では、7月には生放送を予定しています。NTTドコモとの共同調達による取り組みとして、MISIAなども併せて大型アーティストの中継や音楽ライブの放送・配信を引き続き行います。

ECサイト「WOWOW百貨店」

ECサイト「WOWOW百貨店」についてです。

これから全仏オープンがスタートしますが、特にテニスの選手が実際に使っているタオルなどが、お客さまからかなり評判を得ています。これ以外にも、番組と連動したグッズを含めて販売しています。

また、今年は『スター・ウォーズ』の劇場公開がありますので、それに合わせたグッズも、WOWOW百貨店のほうで取り扱っていますので、ぜひご注目いただければと思います。

そして、有名シェフ監修のグルメ特集も引き続き展開しています。

今後のイベント事業

今後のイベント事業についてです。先ほどご紹介したチャンピオンズリーグですが、こちらも新しい取り組みとして、ここ2年から3年継続して開催していますが、イオンシネマ37館でライブビューイングを行います。

夜中に映画館に来ていただいて、好きなチームを応援するというファンの一体感を楽しんでいただく、放送・配信ではできない体験をお届けする企画になっています。 そして、今年で7回目を迎える「FUJI&SUN」もご注目いただければと思います。キャンプ場で音楽を聞きながら、素敵な1日を過ごしていただける2日間のイベントになっています。

2026年のATEEZの活動では、久しぶりにファンミーティングを予定しています。8月4日から6日に展開するファンイベントも、ぜひご注目いただければと思います。

新たな国内プロダクション事業を受注

昨年からプロダクション事業を立ち上げ、WOWOWのコンテンツだけではなく、他社のコンテンツも制作する取り組みをやっています。 こちらにあるNHK夜ドラ「ミッドナイトタクシー」は、6月から放送予定のコンテンツになりますが、われわれがプロダクション受注をして展開している作品になっています。

そして、Amazon Prime Videoでお届けする「クロエマ」という作品です。2026年6月12日から配信スタートになりますが、こちらもわれわれがプロダクション受注して制作した作品となります。ぜひお楽しみいただければと思います。

最後になりますが、われわれが中期経営計画で掲げている会員領域以外の事業についても、今後さらなる拡大を目指して、コンテンツを利用しながらトライしていく1年にしたいと思っています。今後もよろしくお願いします。

質疑応答:2026年度の決算の計画について

質問者:2026年度の決算の計画についてです。先ほど利益が減益になる理由で「会員収入の減少」とおっしゃっていましたが、

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