有人月周回成功で関心拡大、国策色も強まる宇宙開発関連銘柄4選
有人月周回成功で関心拡大、国策色も強まる宇宙開発関連銘柄4選
54年ぶりの有人月周回成功、宇宙ビジネス拡大に期待
有人月周回が成功しました。ギリシャ神話に登場する女神「アルテミス」。その名を冠した、国際有人月探査プロジェクト「アルテミス計画」の名前をここ最近よく見聞きしたと思います。NASA(アメリカ航空宇宙局)が主導してきた同計画に則り、アポロ計画以来54年ぶりとなる有人月周回を宇宙船「オリオン」が成功させたことがその背景にあります。日本人飛行士は残念ながら今回搭乗していませんが、報道によると、オリオンが月周回に入る前の段階で、1970年のアポロ13号の記録(約40万170キロ)を超え、人類史上地球から最も遠い地点に到達したそうです。中東情勢で大揺れの株式市場ですが、人類全体の進歩とでも言うべき今回のミッション成功は、さらに宇宙ビジネスの加速につながってきそうです。そこで、今回は参考までにテーマ「宇宙」に属する企業の一部を紹介します。他にも銘柄があるので、ぜひ調べてみてください。
探査機開発への貢献実績、計測技術を核に一貫開発製造
共和電業(6853)は、計測機器の総合メーカーです。応力計測技術を核に、各種センサから計測器、試験機器、ソフトウェアに至るまで、自社グループで一貫して開発製造しています。小惑星探査機「はやぶさ」の開発にも貢献した実績があります。また、ホリエモンこと堀江貴文氏も関わるインターステラテクノロジズ。同社の「みんなのロケットパートナーズ」パートナー企業に共和電業も加わっています。
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小型SAR衛星を開発・運用、高精度観測データを解析提供
Synspective(290A)は、合成開口レーダー(SAR)技術を用いて、地表を高精度の分解能で観測するXバンドの小型SAR衛星を開発・運用しています。当該衛星で取得したデータを、データサイエンスや機械学習を活用して解析し、クラウドベースの衛星データソリューションとして提供します。
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2025年12月に持株会社体制へ移行、高精細小型レーダー衛星を展開
QPSホールディングス(464A)は、もともとQPS研究所として上場していましたが、2025年12月にホールディングス体制へと移行するにあたって同社が設立されました。中核子会社のQPS研究所は、九州大学名誉教授らによって2005年に創業され、世界トップレベルの高精細小型レーダー衛星「QPS-SAR」を開発しています。
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ロケット向けエンジン部材を展開、航空宇宙分野の研究開発生産に強み
イーグル工業(6486)は、自動車、船舶、ロケット、産業プラント用設備から住宅用設備まで、さまざまな場面で使用される「メカニカルシール」で知られています。航空宇宙業界向け事業では、主に航空機や宇宙ロケットのジェットエンジンに使用されるメカニカルシールの研究開発生産を手がけています。
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宇宙関連銘柄は拡大も、コスト先行や計画未達のリスクに留意
宇宙ビジネスの関連銘柄も昔に比べてかなり豊富になってきた感が強いです。それだけ、宇宙が身近なものになってきたということですね。また、冒頭で「人類全体の進歩」という言葉を用いた一方、宇宙領域には国家同士の未来を見据えたさまざまな思惑が絡んでいることも事実です。ただ、ある意味でその競争の中に、投資の可能性が広がっているとも言えます。もちろん、コスト先行だったりする企業もまだまだ多いですし、業績面や会社の計画が失敗した際のリスク等、いろいろと勘案したうえで手がける必要性はあるテーマです。あのイーロン・マスク氏すらも熱中している宇宙関連、その動向からは引き続き目が離せません。
国内株式を中心とした投資関連のコンテンツ作成・情報配信、企業分析などを主な事業内容としている。日経CNBCなど各種メディアへの出演、『ダイヤモンドZAi』をはじめとしたマネー誌への寄稿も多数。
※記事内容、企業情報は2026年4月8日時点の情報です。
※当記事内容に関連して投資等に関する決定を行う場合は、ご自身の判断で行うものとし、当該判断について当社は一切の責任を負わないものとします。なお、文中に特定の銘柄の投資を推奨するように読み取れる内容がある可能性がございますが、当社および執筆者が投資を推奨するものではありません。


