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株式会社システムリサーチ3771

東証プライム

情報・通信業

目次

平山宏氏(以下、平山):代表取締役社長の平山です。本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。

本日のご説明内容は会社概要、2026年3月期の業績、2027年3月期の見通しと中期経営計画、サステナビリティ、ソリューション紹介、株主還元です。巻末に参考資料を添付しています。

会社概要

会社概要からご説明します。当社は1981年3月に設立され、東証プライム市場と名証プレミア市場に重複上場しています。代表取締役社長は私、平山です。

資本金は5億5,015万円で、連結従業員数は2026年4月1日時点で1,757名、平均年齢は32.4歳です。連結子会社は1社で、株式会社ソエルです。詳細については後ほどご説明します。

主な株主構成は、創業者の山田敏行が9.55パーセント、日本マスタートラスト信託銀行が7.30パーセントとなっています。

事業所・営業拠点

事業所および営業拠点についてです。SI事業の主要拠点として、名古屋本社および東京と大阪に支社を設置しています。また、プロダクトソリューションの営業拠点として、札幌、仙台、福岡にオフィスを構えています。

子会社事業の展開

子会社事業についてご説明します。株式会社ソエルは、障がい者支援を目的とした特例子会社です。2012年に障がい者就労移行支援事業を行う株式会社ウェルテクノスとともに設立しました。

経営ビジョン

当社の経営ビジョンです。『ビジネスに寄り添うITパートナー』「プロフェッショナルとして顧客に頼られる存在になる」「誇れる技術で得意分野を磨き、新たな価値を創造する」「仕事を通じて成長し、社会への貢献と活躍を実感する」を掲げ、お客さまの良き理解者となり、信頼に応えるITパートナーを目指し、共に歩んでいきます。

主な取引先

主な取引先はスライドに記載のとおりです。トヨタグループでは、トヨタ自動車、トヨタシステムズ、豊田自動織機グループ、豊田通商グループ、デンソーなどが含まれており、全売上の約3割を占めています。

その他のエンドユーザーとしては、ヤマト運輸グループからパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスまで、ご覧のとおりです。

また、コンピューターメーカーでは富士通、日立製作所、日本アイ・ビー・エム、東芝デジタルソリューションズなどがあり、大手SIerではSCSKからNTTデータ東海までご覧のとおりです。

コンサル系では、野村総合研究所やビジネスブレイン太田昭和などがあります。

2026年3月期 実績サマリー(連結)

2026年3月期業績をご説明します。2026年3月期の実績サマリーです。

売上高は前年同期比12.1パーセント増の290億8,300万円でした。売上総利益は前年同期比12.2パーセント増の67億6,300万円、営業利益は前年同期比15.7パーセント増の34億7,000万円、経常利益は前年同期比15.8パーセント増の35億5,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比18.9パーセント増の26億1,000万円となりました。

2026年3月期 売上(区分別)

売上高の内訳です。SIサービス業務は、請負案件を中心に受注が増加しました。売上高は前年同期比3.9パーセント増の108億9,000万円となりました。ソフトウエア開発業務は、多くのリピートオーダーを確保できたことにより、前年同期比16.5パーセント増の166億300万円となりました。

ソフトウエアプロダクトは、パッケージソフトの売上高が伸び悩み、前年同期比15.9パーセント減の3億5,400万円となりました。商品販売は、大型IT設備販売案件を受注できたことから、前年同期比116.4パーセント増の8億8,700万円となっています。Webサービス等は前年同期比6.4パーセント減の3億4,700万円となりました。

売上高の推移(連結)

過去5年間の売上高の推移はご覧のとおりです。2022年3月期以降、5年連続で増収となり、過去最高の売上高を更新しています。

営業利益の推移(連結)

営業利益の過去5年間の推移はご覧のとおりです。営業利益も5年連続で増益となり、過去最高を更新しています。

採用実績の推移(単体)

採用実績の推移です。2026年4月には196名が入社しました。

業界をめぐる今後の展望と課題

2027年3月期の見通しと中期経営計画についてご説明します。まず、今後のIT業界の展望と課題についてお話しします。

現在、大企業は多くのレガシーシステムを抱えており、その刷新が急務となっています。レガシーシステムの刷新やDXへの投資需要により、当面は需要が潤沢な状態が続くと考えられます。

一方で、エンジニア不足は深刻であり、2030年にはIT人材が最大79万人不足する可能性があると言われています。

進歩の著しい生成AIについては、システム開発のプログラミングに活用することで、人手不足の解消や利益率の向上が期待されます。その反面、これまでSIerが担ってきた役割をAIが代替することになり、受注の減少や単価の低下など、収益減少のリスクが懸念されています。

当社の課題として、「受託開発からより高付加価値なサービスを提供するSIerへの転換」や、「M&Aや企業統合による業界再編への対応」が挙げられます。

2027年3月期業績見通し(連結)

2027年3月期の業績見通しです。売上高は前期比10.9パーセント増の322億7,600万円を予想しています。

営業利益は前期比10.9パーセント増、経常利益は前期比10.0パーセント増を見込んでいます。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比8.6パーセント増の28億3,600万円を予想しています。

キャッシュアロケーション

当社の適正な現預金水準に関する考え方についてご説明します。当社は人材を基盤とするIT企業であり、人材確保のためのキャッシュを一定水準確保する必要があります。

不況時にも事業を継続し、優秀な人材の流出を防ぐことで、景気回復時に成長機会を保持するためです。

受注高が50パーセント減少した場合でも約1年間の雇用維持が可能な額として、約70億円を適正資金水準として確保する方針です。

中期(3ヵ年)経営計画(連結売上高・連結営業利益)

中期経営計画における連結売上高と連結営業利益についてです。毎年10パーセント以上の成長を見込み、2029年3月期には連結売上高404億8,800万円、連結営業利益49億7,200万円を計画しています。

中期(3ヵ年)経営計画(連結従業員数)

連結従業員数に関する中期経営計画です。スライドは前期および当期の4月1日時点の従業員数と、来期以降の計画を示しています。従業員2,000人体制を目指しています。

中長期目標

中長期目標についてです。中期目標として売上高500億円、長期目標として売上高1,000億円を掲げています。

Next Vision 50th

「Next Vision 50th」は、外部環境(経済環境・技術革新)の変化を踏まえつつ、「継続的な利益確保」「企業価値の向上」「雇用機会の創出」を目指して、5つの取り組みを進めています。

1つ目のテーマは「コア事業の拡大と高度化」です。当社のコア事業であるSIサービスにおいて、中部に加え、関東・関西マーケットの優良顧客の獲得と、得意分野の事業特化やソリューションの拡充を図ります。

2つ目は「Next事業への挑戦」です。コア事業で培ったノウハウと知見を活かし、SIサービスに加えて、次世代の中核事業となり得るビジネスの創出に挑戦します。

3つ目は「新たな価値を創出する技術力」です。社会課題や経営課題の解決をコアスキルとデジタル技術によって実現するエンジニアリング力をデザインします。

4つ目は「人的資本とバックオフィスの強化」です。職場環境の整備、ブランディング、採用強化を通じた人的資本の強化に加え、社内DXの推進、セキュリティ強化、ガバナンスの向上によるバックオフィスの強化を図り、組織拡大をバックアップします。

5つ目は「従業員エンゲージメントの深化」です。経営理念やビジョンを共有することで社員の一体感を高め、会社と社員が共に成長できる仕組みを構築しドライブします。

生成AIの現状と活用状況

生成AIの現状と、当社での活用状況についてご説明します。生成AIには得意な領域と苦手な領域があります。当社のメイン事業である基幹システムの開発は、高い専門性や調整力が求められるため、生成AIが苦手とする領域に該当します。

生成AIの活用状況では、開発フェーズにおいて大きな生産性向上が期待される一方で、コンサルティングや設計といった上流工程、またテスト・導入、運用・保守においては、活用が限定的な状況です。

当社では、AIの影響力が限定的な上流工程の案件受注を積極的に推進しています。一方で、開発工程ではAIを積極活用し、リードタイムの圧縮や工数削減などの効果を確認しています。

また、取り組みを全社で一層加速させるため、専任部署として2026年4月にAX推進室を新設しました。

サステナビリティにおける取り組み

太田吉信氏:取締役管理本部長の太田です。当社のサステナビリティに関して説明します。当社では、「ダイバーシティ エクイティ&インクルージョンの推進」「健康経営への取り組み」「DX時代の技術対応」「安心・安全・豊かな暮らしへの取り組み」の4つのカテゴリに分類して取り組んでいます。

数字で見る取組結果(2026年3月末)

サステナビリティの主な取り組み結果はスライドのとおりです。全従業員に占める女性役務者の割合は12.3パーセントで、女性の継続雇用割合は99.9パーセントです。

育児休業取得率は女性が100パーセント、男性が70パーセントと全国平均を上回っています。

平均残業時間は14時間24分で、有給休暇取得率は81.7パーセントです。離職率は7.4パーセントで、業界平均の10.2パーセントを下回っており、定着率は良好だと考えています。

各種認定・認証(社外からの評価)

各種認定・認証はご覧のとおりです。IT技術者のスキル標準においては最上位の「iCD活用企業認証Gold★★★」認証を取得しました。また、「DX認定事業者」認定取得をはじめ、情報セキュリティに関する各種認定に加え、健康経営や働きやすい職場環境作りにも積極的に取り組んでいます。

SIサービスとソフトウエア開発

当社のソリューションについてご紹介します。主力事業であるSIサービスとソフトウエア開発についてご説明します。

お客さまの経営課題に向き合い、顧客密着型で培った業務ノウハウと高い技術力を活かして、満足いただけるサービスを提供します。

カバーしている産業分野は、自動車関連、物流、流通、通信・制御、プラント・ライン制御などです。また、ICT基盤をはじめとするインフラ構築、コンサルティング、ERP、ローコード開発といった分野においても豊富なノウハウを持っています。

SIサービスでは、システムコンサルティング、設計・開発からテスト・導入までを一括して提供しています。

ソフトウエア開発では、その後の運用・保守や維持・メンテナンスを実施することで、システムのバージョンアップやリプレイスのリピートオーダーにつなげ、安定した収益を実現しています。

SIサービスの主な開発実績①

SIサービスの開発実績を一部紹介します。1つ目は、大手自動車メーカーの全国販売店(カーディーラー)向けの商談見積、受発注管理システム、営業支援システム、顧客管理システムです。

2つ目は、宅配業向けの荷物配送・管理システムです。こちらは、伝票発行システムや配送伝票の代理発行システムとなります。

SIサービスの主な開発実績②

3つ目は、大手物流メーカーの物流センターにおける、入荷から出庫までの管理を自動化するシステムです。

4つ目は、大手製鉄メーカーの製鉄所における原材料受入から出荷までの生産工程における、設備・製造ラインの操業・品質管理システムです。

SIサービスの主な開発実績③

5つ目は、大手医療商材サプライヤーに対し、IT業務分析およびコンサルティングを実施し、その結果に基づいてCTI導入やアプリケーションの構築を行い、顧客体制や営業施策の強化を支援しています。

6つ目は、大手サービス業における基幹システムの再構築に伴い、AWS環境でのインフラ基盤の構築を行っています。

SIサービスの主な開発実績④

7つ目は、大手商社の販売・購買・会計業務領域に向けたSAPシステムの導入・開発およびバージョンアップ作業を行いました。

8つ目は、大手自動車メーカーのローコード開発ツール「Outsystems」を用いた大規模なアジャイル開発を実施しています。その他、大手企業の基幹システムにも多数携わっています。

EC支援サービス

EC支援サービスについてご説明します。まずは紹介動画をご覧ください。

(動画流れる)

ご覧いただきありがとうございます。

こちらはBtoC向けの事業です。EC支援事業として、本格的なネットショップをWeb上で簡単に開業できる「イージーマイショップ」をサブスクリプションサービスで展開しています。

2026年3月時点で「イージーマイショップ」の契約総数は3万6,000件、流通総額は約128億円です。また、当社では創作品モール「あるる」を運営しています。スライド右上に二次元コードを記載していますので、ぜひ一度ご覧ください。

イリイプロダクト(中小企業向け業務パッケージ)

「イリイプロダクト」は、中小企業向けのパッケージソフトです。

「Simplex」は通販業に特化したパッケージソフトで、導入実績は約750社です。「CTIコネクテル」は電話対応を効率化するCTI・コールセンター向けシステムで、導入実績は約1,700社となっています。

「WArm+(ウォームプラス)」は、顧客管理や履歴管理を自由に設定可能なCRMシステムです。導入実績は約5,000社です。「BIGシリーズ」のラインナップはスライドに記載のとおりで、現在約3,000社のお客さまにご利用いただいています。

AIソリューション①

AIソリューションについて3つご紹介します。1つ目の2025年11月から提供開始したAIアシスタント「パスビー」は、RAG技術を活用したAIチャットボットサービスです。

自社データを基に構築したナレッジベースから必要な情報を検索し、自然でわかりやすい回答を生成します。カスタマーサポート、社内ヘルプ、営業サポート、ECサイトなどでの利用が想定されています。

AIソリューション②

2つ目の「デジクエリ」は、生成AIを活用した文書検索支援サービスです。当社は「デジクエリ」を活用し、名古屋大学医学部附属病院さまと産学連携による共同研究を開始し、現在も継続的に実施しています。

この研究結果をもとに、医療版「デジクエリ」の精度向上を図るとともに、医療分野以外の業界への展開も目指します。

AIソリューション③

3つ目は、AIを活用した「スーツケース破損保険金自動支払サービス」の開発支援事業の例です。AIがスーツケースの損傷画像を解析して破損を検知し、保険金を自動送金するサービスとなります。これにより、人による確認が不要となり、保険金支払いが最短で即日可能となります。

その他ソリューション

その他にも、他社との協業スキームで、さまざまなソリューションを提供しています。

株主還元

株主還元についてご説明します。株主への配当については、当社の株式を長期的かつ安定的に保有いただくため、安定配当を基本方針としています。株主還元の一層の拡充を図るべく、配当性向40パーセントを目標としています。

株価推移

上場以降の株価推移についてはスライドに記載のとおりです。ROEは20.6パーセント、PBRは2.0倍、PERは10.9倍となっています。本日午前の終値は1,746円、配当利回りは4.01パーセントです。

平山:参考資料として、当社の沿革、2026年3月期売上高上位、連結損益計算書、連結貸借対照表、連結キャッシュフロー、最後に中期(3ヶ年)経営計画を添付しています。

以上で、株式会社システムリサーチの2026年3月期決算説明会を終了します。ご清聴ありがとうございました。

質疑応答:事業ごとの売上と今後の見通しについて

質問者:業績が大変堅調で、なるほどと思いながら聞いていました。今期の業績予想の前提についておうかがいします。事業内容はSIサービスとソフトウエア開発が2本柱だと思いますが、今期の業績予想では両事業が同じように伸びるイメージでしょうか? 

あと、3月末の受注のイメージについ

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