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クラシル株式会社299A

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エグゼクティブ・サマリー:2026年3月期第3四半期の総括

堀江裕介氏(以下、堀江):クラシル株式会社代表取締役社長の堀江です。本日はお忙しい中、2026年3月期第3四半期決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。

第3四半期の業績および事業アップデートについてご説明します。全体の業績では、メディア事業および購買事業がともに力強く成長した結果、売上高は前年同期比27.1パーセントの増収、Non-GAAPベースの営業利益も20.6パーセントの増益を達成しました。

個別事業に関するトピックです。メディア事業ではPV数が高い水準で推移し、収益基盤が拡大しました。

購買事業では「レシチャレ」の月間アクティブユーザー数(MAU)が継続的に増加し、年末の需要期における案件受注が大幅に伸長したことから、売上高は前四半期比および前年同期比でともに高い成長率を記録しました。

また、当社初の株主還元施策として、料理動画アプリ「クラシル」の有料プレミアム会員権を贈呈する株主優待の導入を決定しました。

エグゼクティブ・サマリー:2026年3月期第3四半期業績ハイライト

事業別の売上についてご説明します。メディア事業では、各種施策によりPV数が高い水準で推移しました。この結果、前年同期比でプラス9.6パーセント、前四半期比でも7.2パーセントの増収となりました。四半期ベースの売上高としては、直近4年間で過去最高の記録を更新しています。

購買事業では「レシチャレ」のMAUが順調に拡大していることに加え、年末の需要期を背景に、既存クライアントからの案件獲得が極めて好調に進捗しました。売上高は前年同期比、前四半期比ともに高い成長率を実現しています。

その他事業の売上高は前年同期比15.8パーセントの増収となりました。新規配信者数の増加が微増にとどまったことが主因ですが、中長期的な収益基盤を盤石にするため、配信者の質、LTVを最優先した経営判断によるものです。

目先の獲得数を追うのではなく、継続率や収益性の高いユーザー層にフォーカスした結果であり、将来的な利益貢献を最大化するための施策と位置付けています。

通期業績予想に対する進捗状況

売上高およびNon-GAAP営業利益の第3四半期累計は、通期目標に対してそれぞれ72.8パーセント、75.3パーセントの進捗となっています。この数値は会社計画に沿った推移となっています。

Non-GAAP営業利益は、効率的な事業運営やコストコントロールが奏効し、計画を若干上回るペースで推移しています。残る第4四半期も通期計画の達成に向け、各事業の成長を加速していきます。

続いて、取締役CFOの戸田より第3四半期業績の詳細についてご説明します。

2026年3月期 第3四半期実績

戸田翔太氏(以下、戸田):取締役CFOの戸田です。第3四半期実績の詳細をご説明します。

売上高は第3四半期単体で前年同期比27.1パーセント増収の46億3,400万円でした。売上高総利益は前年同期比20.7パーセント増益の21億3,100万円、Non-GAAP営業利益は前年同期比20.6パーセント増益の10億1,700万円となっています。いずれも非常に力強いモメンタムが続いていると考えています。

売上高総利益率は、主にSNSミックスの変化の影響およびその他事業の粗利率の変動を受け、前年同期比で2.4ポイント低下しています。

一方、Non-GAAP営業利益率は前年同期比で1.1ポイントの低下にとどまりました。これは将来の成長に向けた一定の取り組みを実行しつつ、オペレーティングレバレッジがうまく機能している結果です。

事業別売上高の推移(四半期別)

事業別売上高の推移です。赤色でハイライトしているメディア事業は、コンテンツ強化などの各種施策が着実に実を結び、PV数が堅調に推移しました。その結果、前年同期比9.6パーセント、前四半期比7.2パーセントの増収となりました。先ほど堀江が申し上げたとおり、直近4年間で見ても過去最高の売上高を記録しています。

購買事業は、「レシチャレ」アプリの着実なMAUの成長に加え、メーカーや小売業など、toBの既存顧客からの受注拡大が順調に進展しました。その結果、前年同期比66.0パーセント、前四半期比29.6パーセントの増収と高い成長を実現しました。

その他事業は、新規ライバーの獲得において量より質を重視した結果、前年同期比で15.8パーセントの増収となりました。段階利益の詳細な分析については後ほどご説明します。

事業別売上高構成比の推移(四半期別)

事業別売上高構成比の推移と各事業別粗利率のイメージです。第3四半期は購買事業が需要期を迎え、大幅に伸長したことから、売上高構成比に大きな変化が見られました。

メディア事業の売上高構成比は全体の45.5パーセント、購買事業は37.9パーセントとなりました。

各事業の粗利率は、主力であるメディア事業および購買事業は従来と同水準の利益率を維持しています。

一方、その他事業では還元率の高いライバーの売上高比率が上昇したことにより、従来対比で若干低下しました。

売上総利益及び売上総利益率の推移(四半期別)

売上総利益および売上総利益率の推移です。売上総利益の金額は、全事業で大幅な増収を達成しており、前年同期比で20.7パーセント、前四半期比でも12.0パーセントと高い増益率を記録しています。

一方、売上総利益率は前四半期から1.2ポイント低下し、46.0パーセントとなりました。主な要因として、1つ目は成長著しい購買事業の売上高構成比が上昇したことによるセールスミックスの変化、2つ目は先ほど申し上げたその他事業の原価率の変動が挙げられます。

利益率に若干の変動があったものの、全社的な利益の金額は着実に積み上がり、順調に推移していると考えています。

Non-GAAP営業利益の推移(四半期別)

Non-GAAP営業利益および営業利益率の推移です。売上高総利益の増益に加え、後ほどご説明するオペレーティングレバレッジが力強く機能した結果、前年同期比で20.6パーセント、前四半期比で20.3パーセントの増益となりました。

また、Non-GAAP営業利益率は前四半期から1.0ポイント改善し、22.0パーセントとなっています。

販管費の推移(四半期別)

販管費の推移です。赤でハイライトしている広告宣伝費および販売促進費は、実額ベースで前四半期比2,600万円の増加となりました。しかし、売上高がそれ以上に伸長した結果、売上高比率は7.7パーセントと前年同期比で若干低下しています。

人件費をはじめとするその他の販管費も、オペレーティングレバレッジが効いたことで、売上高比率が低減しました。

これらにより、全体の売上高販管費率は24.9パーセントとなり、事業拡大に伴う経営効率化が着実に進んでいると考えています。

レシチャレ関連 MAUの推移

「レシチャレ」関連MAUの推移です。前四半期には、昨年11月からプロダクトを「レシチャレ」に乗せていくとご説明しました。そのような施策の中で、引き続きリテンションレートの高い「レシチャレ」を頻繁に利用するユーザーを増加させてきた結果、第3四半期では25万MAU増加し、292万MAUとなっています。

LIVEwithにおけるライバー数/単価推移

「LIVEwith」におけるライバー数および単価の推移です。新規ライバーは獲得後のLTVを重視した結果、獲得ベースは微増にとどまりました。

その結果、月間アクティブライバー数は前四半期と概ね同水準での着地となっています。これに関しては、獲得の効率性と獲得後のアクティブ率のバランスを重視した運営を行っています。

今後は収益性の向上を目指し、売上高への貢献が比較的高いライバーやバーチャルライバーの獲得に注力していく方針です。

Non-GAAP営業利益の増減要因(3Q単体 前年同期対比)

Non-GAAP営業利益の増減要因です。前年同期対比では主に購買事業の増収が貢献し、売上総利益は3億6,500万円の増益となりました。

費用面では「レシチャレ」アプリの広告宣伝投資に加え、上場に伴う体制強化や「レシチャレ」アプリの将来的な柱となる開発費用に投資を行ってきました。

このような戦略的な投資をしっかり吸収した上で、Non-GAAP営業利益は前年同期対比で1億7,400万円の増益を確保しています。

Non-GAAP営業利益の増減要因(前四半期対比)

前四半期対比でも、主に購買領域における大幅な増収の結果、売上総利益は2億3,100万円の増益となっています。

Non-GAAP営業利益においても売上および粗利の伸びが利益に直結し、1億7,300万円の増益となっています。

続いて、購買領域における戦略とアップデートについて堀江よりご説明します。

オフラインショッピング(レシチャレ)サービスに関する概要

堀江:「レシチャレ」サービスの概要を簡単にご説明します。当社は「レシチャレ」を通じて、メーカーや小売企業の販促をサポートしています。具体的には、メーカーや小売企業から運用費用やポイントの原資をご提供いただき、そのポイントをユーザーのみなさまに還元するかたちで、この仕組みを運用しています。

この仕組みにより企業側は販促効果を高めることができ、ユーザーはお得にポイントを受け取れる、双方にメリットのあるモデルとなっています。

レシチャレに関する既存販促サービスとの差別化要素

「レシチャレ」は、店頭の販売価格を変えずに短期間で大きな売上効果を期待できる成果報酬型のモデルであり、メーカーから非常に高い支持を受けています。

従来の値引きやリベートの手法では、店頭価格が下がることでブランド価値が損なわれるリスクがありました。しかし「レシチャレ」では販売価格をそのまま維持しつつ、ポイントバックを別枠で提供する仕組みとなっており、価格を保ちながら販促ができる点が大きな特徴です。

さらに「レシチャレ」によるデジタル販促は、テレビCMや店頭プロモーション、紙のクーポンなどに比べて非常に短いリードタイムでキャンペーンを立ち上げることが可能です。スピーディに施策を実行できる点も大きな強みとなっています。

レシチャレに関する既存販促サービスとの差別化要素

「レシチャレ」は、販売された分にのみ販促費用が発生する成果報酬型モデルであり、費用対効果を明確にできる上、非常に高いコストメリットがあります。

P/Lの構造としては、売上は手数料とポイントバックの原価から構成されており、原価部分はユーザーに還元されるポイント分となっています。

「レシチャレ」を導入した商品では、チラシなど従来の販促手法と比較して、非常に高い売上効果を実現しています。

レシチャレに関する既存販促サービスとの差別化要素

「レシチャレ」はユーザーがアップロードしたレシート画像をもとに、詳細な購買データを取得できる仕組みです。これにより、一般的な決済サービスとは異なり、店舗情報や決済情報に加え、商品ごとの購買情報を取得できる点が大きな特徴です。

詳細なオフライン購買データを活用することで、より精度の高いターゲティングプロモーションを実現できます。

レシチャレに関する事業拡張の方針

「レシチャレ」の今後の成長戦略についてご説明します。当社では顧客企業数、1社あたりの導入ブランド数、1案件あたりの単価、これら3つの変数を最大化させることで、事業成長をさらに加速させていきます。

現在、食料・飲料品や日用品メーカーを中心に導入が順調に拡大しています。自社による直接提案に加え、特にリテールパートナー経由の提案が非常に活性化しており、強力な販売チャネルが構築されつつあります。

また、小売業種向けではドラッグストアへの導入が先行していますが、企業数や単価において依然として大きな拡大余地があります。ユーザー数のさらなる拡大を背景に、案件単価の引き上げを並行して進めていく方針です。

現在はユーザーの利用頻度をより高めるため、スーパーマーケットとの取引拡大を注力事項としているほか、後ほどご説明する外食領域へのサービス提供も新たに開始しています。

調理レシピを用いた「食べちゃれ」案件の推進

独自の販売支援施策である「⾷べちゃれ」を強力に推進しています。料理動画アプリ「クラシル」が持つ豊富な料理レシピを活用し、献立検討から買い物、調理まで、ユーザー体験をシームレスにつなぐ試みです。

特にレシピと連動した購買喚起は、生鮮商品の販促において極めて高い親和性を持っています。「クラシル」のレシピを起点として購買を促すことで、ユーザーの「レシチャレ」の利用頻度を飛躍的に高めていきます。

外食向けのレシチャレ開始について

新たな領域への挑戦として、外食向けの「レシチャレ」を始動しました。

その第1弾として「ピザハット」へのサービス提供を開始しています。参加者の約8割が新規顧客であり、客単価も約120パーセント向上するなど、クライアント企業の課題解決に直結する高いパフォーマンスを実現しました。

これまで培ってきた小売企業やメーカーへのノウハウを活かし、市場拡大が大きい外食産業へ展開することで、さらにユーザー接点の拡大を図っていきます。

クラシルリテールネットワークに関するアップデート

「クラシルリテールネットワーク」では、当社の販売基盤である「レシチャレ」の仕組みを外部アプリ向けに提供しています。本事業では当社がメーカーや小売企業さまから販促案件を一括して受託し、外部パートナー企業と収益を分かち合うレベニューシェアモデルを採用しています。

これにより、メーカーや小売企業は、より多くのユーザーに効率的にリーチすることが可能となります。すでに「Yahoo! JAPAN」「SmartNews」といった大規模プラットフォームへの導入が進んでいますが、2026年2月より新たに「LINE WALK」でのサービス提供も開始しました。

さらに今後は他業種アプリへの展開も順次進め、国内最大級の販促ネットワークを目指して成長を加速させていきます。

ユーザー数と提携ブランド・小売企業力拡大によるFlywheel効果

「レシチャレ」では、ユーザー数の増加によりプラットフォームとしての魅力が高まり、toBクライアントからの魅力的な案件が増加することで、ユーザーエンゲージメントが向上する、Flywheel効果のような好循環が生まれています。

取り扱いSKU数が着実に増加し、案件の質も向上しているため、ユーザーのアクティビティも順調に伸びています。今後は自社ユーザーの拡大に加え、「クラシルリテールネットワーク」の展開を進めることで、このFlywheelの回転をさらに加速させたいと考えています。

リテールパートナーの開拓について

当社ではメーカー企業に対し、「レシチャレ」の販促施策を提案・推進するリテールパートナー制度を展開しています。リテールパートナーの拡大に伴い、取扱件数の増加スピードをさらに加速していきます。

先行していたドラッグストアに加え、スーパーマーケット領域では2025年11月よりライフに参画いただいています。スーパーマーケットはユーザーの来店頻度が高い、生活に密着した接点です。積極的な展開を推進することで、「レシチャレ」利用の日常化とさらなる規模拡大を同時に実現していきます。

株主優待制度の導入

株主還元に関する新たな施策についてご報告します。当社は、より多くのみなさまに中長期的な視点で当社株式を保有していただくことを目的に、新たに株主優待制度を導入することを決定しました。

優待の内容は、当社が運営する料理動画アプリ「クラシル」の有料プレミアム会員権1年分です。直近の株価ベースで試算すると、優待利回りは約5.2パーセントに達し、非常に魅力的な水準となっています。

2026年3月末日を基準日として実施し、毎年3月末日の株主名簿に記載または記録された当社株式を1単元以上保有する株主のみなさまが対象となります。

本制度を通じて当社の主力サービスを直接体験いただくことで、事業への理解を深め、末長く応援していただければ幸いです。

質疑応答:メディア事業におけるAI導入効果の継続性について

質問者:メディア事業についてお尋ねします。第3四半期は売上

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