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2026年3月期第2四半期の業績(連結)

芝原英司氏:代表取締役社長の芝原です。2026年3月期第2四半期の業績概要、セグメント別の状況についてご説明します。

まず、2026年3月期第2四半期の業績についてご説明します。当第2四半期の連結業績は、売上高93億2,200万円(前年同期比3.0パーセント減)となりました。

一方、利益面は大幅に改善し、売上総利益は23億1,300万円(前年同期比6.6パーセント増)、営業利益は6億1,000万円(前年同期比35.5パーセント増)となりました。経常利益も6億1,000万円、親会社株主に帰属する中間純利益は3億9,600万円となりました。1株当たり中間純利益は51円25銭です。

売上高は微減であったものの、原価改善に努めつつ、高付加価値商品の提供や複合販売に注力した結果、利益面ではすべての段階で前年同期を上回りました。

セグメント別 2026年3月期第2四半期の業績

セグメント別の業績を記載しています。セグメント別の売上高についてご説明します。

営業促進支援事業は、売上高47億600万円(前年同期比1.2パーセント増)となりました。商品販売事業は売上高46億6,400万円(前年同期比7.5パーセント減)となりました。

各事業部ごとの詳細をご説明します。

営業促進支援事業 2026年3月期第2四半期の業績

まずはじめに営業促進支援事業の業績についてご説明します。売上高は47億600万円(前年同期比1.2パーセント増)、セグメント利益は3億1,400万円(前年同期比81.5パーセント増)です。

販売促進売上については、高付加価値製品のリピートはあるものの、販促企画案件においては大口の減少を新案件で穴埋めできなかったことで前年同期に比べて2億1,800万円減少(前年同期比8.6パーセント減)の、23億2,800万円となりました。

OEM売上については、自社工場を活用した雑貨や化粧品等のピロー包装やアセンブリ作業は増加、日用雑貨品の充填等についてもエンドユーザーへの複合販売を強化したことで前年同期に比べて4億1,800万円増加(前年同期比30.6パーセント増)の、17億8,300万円となりました。

発送代行については、ゆうメール案件数の増加があり前年同期を上回りましたが、収益認識基準による相殺額の増加により売上への寄与が小さくなったことから結果的には前年同期に比べて1億4,500万円減少(前年同期比19.7パーセント減)の、5億9,400万円となりました。

商品販売事業 2026年3月期第2四半期の業績

商品販売事業の業績についてご説明します。売上高は46億6,400万円(前年同期比7.5パーセント減)、セグメント利益は2億9,600万円(前年同期比6.7パーセント増)です。

100円ショップ向け売上については、環境対応型商品の投入や消臭袋及び鮮度保持袋に代表される付加価値の高いポリエチレン製品を中心として堅調に推移しました。

また機能性・利便性・アイディア性といった付加価値の高い雑貨商品の売上も好調であったものの、定番商品における為替や原材料価格、人件費の高騰に対応すべく商品の仕様変更を進めたことにより、原価の改善には寄与ましたが、売上高は前年同期に比べて3億900万円減少(前年同期比7.0パーセント減)の、41億300万円となりました。

量販店向けについては、ポリエチレン製品は100円ショップ向け同様安定した売上があるものの、収益性を高める方針のもと低利益率の商品の販売を縮小したことが影響し、前年同期と比べて4,600万円減少(前年同期比16.5パーセント減)の、23億1,000万円となりました。

営業利益増減の要因

営業利益増減要因としては、表に記載のとおりです。営業利益は、前年同期比で35.5パーセント増加し、6億1,000万円となりました。大幅に改善した背景には、コスト削減と収益性向上の両面での取り組みが寄与しています。

2026年3月期第2四半期の予算比と進捗率

第2四半期予算に対しての達成状況は、売上で93パーセント、営業利益で97パーセント、経常利益で102パーセント、純利益で100パーセントと各項目とも順調に推移しています。

2026年3月期通期の連結業績予想は、売上高205億4,500万円、営業利益14億100万円、経常利益13億3,200万円、純利益9億円を見込んでいます。

さらなる競争力強化と経営理念の遂行

最後に、当社はフィルムパッケージの専門メーカーとして創業以来、パッケージ周辺の製品・サービスを中心に事業領域の拡大に積極的に取り組んできました。現在ではパッケージに加え、ダイレクトメール・物流加工、充填・アッセンブリを含めた化粧品製造、100円ショップなどの小売店向け商品の開発・製造、及びそれらをお客さまのご要望をうかがいながら、複合的に組み合わせた営業促進支援サービスの5つの仕事で、お客さまの事業のお手伝いをさせていただいています。

さらなる競争力強化に向け、株式会社ファインケメティックス、SHOEI PLASTIC(THAILAND)CO.,LTD.、中国の上海照栄商貿有限公司のグループ企業と機動的に連携していきます。

今後はグループを活かした商品開発力を高め、総合的かつ複合的にお客さまに寄り添い、支援をさせていただける企業を目指していきます。

また、経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに社会の進歩発展に貢献すること」と定めています。ショーエイコーポレーションが目指す「全従業員の物心両面の幸福」とは、経済的な安定や豊かさを求めていくとともに、仕事を通じて自己実現をし、生き甲斐や働き甲斐といった人間としての心の豊かさを求めていくことです。そして、わたしたちの事業が少しでも世の中のお役に立つことを目指し、常に謙虚に努力していきます。

本資料に記載された見解や見通しは、現時点での判断によるものであり、実際の業績はさまざまな要因により異なる場合があります。お問い合わせは総務部までお願いします。

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