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株式会社アシロ7378

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25年10月期3Q マネジメントメッセージ

中山博登氏(以下、中山):株式会社アシロ代表取締役の中山です。本日は弊社の2025年10月期第3四半期決算説明会をご覧いただき、誠にありがとうございます。

マネジメントメッセージはスライドに記載のとおりです。第3四半期は、派生メディア事業が広告運用でやや苦戦したのですが、第4四半期以降は十分に改善できる見込みです。また、その他の特筆すべき点としては、第3四半期に業績予想の上方修正をし、増配を見込んでいることが挙げられます。

業績予想の修正と4Q及び今後の見通し

中山:今回の予算の修正について、「修正の仕方がやや弱いのではないか」というお声をいただくことを想定し、第4四半期の現状をスライドに示しています。第4四半期で営業利益が少し弱くなった要因と思われる点を赤字で記載しています。

大きく4点あります。1点目は、リーガルメディアの高単価商品において、お客さまの予算調整による影響が若干出ていることが挙げられます。2点目は、保険事業です。こちらは特段赤字が膨らむことはないのですが、来期以降の成長加速のために先行投資的な部分を含めており、コストに少し影響が出ています。

3点目は、その他に関して、現在AIプロダクトの開発を進めています。来期以降は弊社独自のAIプロダクトや、弊社の事業効率を高めるようなAIの開発を止めるべきではないと感じており、引き続きAI投資を実行していきます。

4点目は、全社についてです。修正幅がご期待に沿えていない部分がある中でも、従業員は非常によくがんばってくれています。したがって、さまざまな福利厚生も含め、従業員還元として人件費が若干増加する見込みです。

この4点が、営業利益がみなさまの期待値に若干届いていない要因です。もちろん、高単価商材の予算が戻ってくる、保険事業の投資を抑える、AI関連サービスの開発投資を抑える、などにより予算調整が動く可能性もありますので、あえて今、第4四半期の状況を共有する必要はなかったかもしれません。

しかし、フェア・ディスクロージャー・ルールに則り、機関投資家だけではなく、広く投資家のみなさまに弊社の現状を知っていただくために、このタイミングで開示することが適切だと判断し、開示するに至りました。

25年10月期 3Q(25年5月-25年7月)決算サマリー

中山:2025年10月期第3四半期の決算サマリーはスライドのとおりです。

売上収益(事業別 四半期推移)

中山:これまではストック性の収益の比率が高かったため、利益がどんどん積み上がっていき、第2四半期の数字に対して基本的には第3四半期が上回っていました。

しかし、2025年10月期第2四半期は、ストック系収益は伸びつつも、フロー系収益の人材紹介や転職支援のHR事業、派生メディア事業の数字を非常に強く取り込んだ時期でした。したがって、非常に好調だった第2四半期と比べて成長しきれていない部分があり、第3四半期がやや減収となり、第3四半期が特段不調だったというわけではありません。

ただし、第3四半期に派生メディア事業は広告運用で苦戦しました。また、HR事業の転職支援について、内定は多く出ていたものの、第3四半期に入社が固まりませんでした。第2四半期に売上が発生する多くの入社が固まって、第3四半期での入社が少なかったことも影響しているかと思います。

いずれにしても、第3四半期においてアシロ全体として非常に苦戦したという印象ではないため、ご安心ください。

営業利益(四半期推移)

中山:利益に関しても、第2四半期は非常に調子が良く、反対に第3四半期は派生メディア事業がやや苦戦しました。加えて、HR事業の入金が第2四半期に固まったことにより、でこぼこしてしまいました。

逆に言えば、第2四半期が順調に進みすぎました。もしも、第2四半期のHR事業の売上が第3四半期に少し流れ込んでおり、派生メディア事業がそこまで広告で苦戦しなければ、同水準で来られたのではないかと思っています。第3四半期が特段に悪かったわけではないので、ご安心ください。

(参考)事業別営業利益(四半期推移)

中山:こちらのスライドでも推移がよくわかると思います。HR事業の3,000万円という営業利益が、通常は各四半期に分散しているのですが、第2四半期に固まっています。こちらがもう少し平たくなっていれば、それほどでこぼこしませんでした。

それよりも派生メディア事業の影響が強いと思います。第2四半期が比較的良い一方で、第3四半期はやや苦戦しました。

ご参考:新商品「bonobo」について

中山:第2四半期でお伝えしていた「bonobo(ボノボ)」を、ようやくリリースできました。

こちらは保険という商品のカテゴリ上、我々が提供する通常のサービスと違って、規制があったり免許制だったりして、インターネット企業らしいスピード感で進めきれていない部分はありますが、粛々と準備を進めています。

ご参考:新商品「bonobo」について

中山:将来的に2030年を目標に、契約保有件数を数万件規模で保有していきたいと考えています。こちらの保険事業にも、ぜひご期待ください。

連結四半期決算(PL)

中山:スライドは、損益計算書です。

連結四半期決算(BS/CF)

中山:スライドは、貸借対照表とキャッシュフロー計算書です。現時点で、大きな変化はありません。私からのご説明は以上です。

質疑応答:保険事業の販売状況と今後の課題について

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