ユミルリンク、営業利益は減益も売上高は過去最高 「Cuenote」開発や業務資本提携推進等により今後も高い成長を目指す
目次
清水亘氏:ユミルリンク株式会社の代表取締役の清水です。2025年12月期第2四半期の決算についてご報告します。資料の構成はスライドのとおりです。
メッセージングソリューション事業
事業概要についてご説明します。当社は昨年度から連結決算を導入し、グループ化を進めています。法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングソリューションサービスをグループで提供しています。
Cuenoteシリーズ
当社は「Cuenote」シリーズというブランドを展開しており、主な製品をスライドに記載しています。メール系サービスとSMS系サービスをそれぞれ2種類、昨年度リリースしたWebプッシュ通知サービス、さらにアンケートサービスや安否確認サービスなどを、主にクラウドサービスとして提供しています。
Cuenoteの活用例
当社のサービスは、日常生活のさまざまな場面で活用されています。
Cuenoteの顧客
こちらは当社サービスをご利用いただいているお客さまの一例です。2025年6月末時点で、有効契約数は2,600契約を超えています。
業績サマリー
2025年12月期第2四半期の決算についてご報告します。
まず、連結業績のサマリーです。売上高は前期比12.6パーセント増収の14億7,200万円、営業利益は前期比6.9パーセント減益の2億8,300万円となりました。
各サービス別の指標です。Mailサービスの売上高は前期比5.9パーセント増収の11億7,500万円、6月末時点でのMRRは1億9,800万円となりました。SMSサービスの売上は、前期比15.1パーセント増収の1億9,200万円、期末のMRRは3,400万円です。アンケートサービスの「Survey」とその他の売上は、前期比8.7パーセント増収の3,200万円となりました。
業績推移(四半期累計)
四半期単位の積み上げグラフです。スライド左側のグラフは売上高を示しており、第2四半期は過去最高額を計上しました。
一方、スライド右側の営業利益については、連結に伴う費用の増加を補えず、前期比6.9パーセント減、2,100万円の減益となりました。
四半期売上推移(サービス別)
サービス別の四半期売上推移です。第2四半期単体の売上は、前年同期比でMailサービスが6.6パーセント、SMSサービスが20.8パーセントの増収を遂げました。また、連結子会社のソーシャル売上も3,300万円の増収となりました。
主要サービスハイライト Mail
Mailサービスのハイライトです。2025年上半期に、中堅中小企業向けの新たなサービスプランを2つ導入しました。1つ目はサイボウズ社の「kintone」と連携してメールを送信できるサービス、2つ目はトランザクションメールなどを円滑かつ確実に送信するメールリレーサービス「Cuenote SRS」のエントリープランです。
また、上半期の主なエンタープライズ向けプランの導入事例を公開しました。スライドにあるように、多数の消費者と接点を持つ企業に採用されています。
具体的な事例として、「ミラブル」シリーズの株式会社サイエンス、グルメアプリのRetty株式会社、そして都市銀行の導入事例を取材しています。
Mail 四半期末MRR / 四半期ストック売上
スライドのグラフは、Mailサービスのストック売上指標です。左側のグラフは、四半期末のMRRの推移を示しています。冬季に実施した価格改定の影響もあり、2025年6月のMRRは前年同月比で8.2パーセント増加し、1億9,800万円となりました。
右側のグラフは、四半期のストック売上を表しています。MRRの積み上がりにより、前期比で8.7パーセント増加し、5億8,600万円となりました。
Mail 平均利用額 / 月次解約率
Mailサービスの平均利用額と解約率です。左側のグラフは平均利用額を示しており、価格改定の効果により前期比5.7パーセント増加の10万5,000円となりました。
一方、右側のグラフに示されている解約率は、価格改定による解約増加の影響もあり、当期の1月から6月の月平均解約率は0.73パーセントと悪化しました。ただし、これは一時的な現象であると分析しています。
主要サービスハイライト SMS・Auth
SMSサービスのハイライトです。昨年リリースした「kintone」や「Salesforce」の連携サービスが好評で、新規顧客の獲得が堅調に推移しています。上期の売上は前期比15.1パーセントの増収となりました。また、3件の導入事例を公開しています。
SMS・Auth 四半期末MRR / 四半期ストック売上
SMSサービスのストック売上指標です。左側のグラフが示すとおり、2025年6月のMRRは前期比12.6パーセント増加の3,400万円となりました。
右側のグラフは四半期ストック売上を示しています。2025年第2四半期のストック売上は前期比20.9パーセントの増収となりました。
SMS・Auth 平均利用額 / 月次解約率
SMSサービスの平均利用額と月次解約率です。左側のグラフは平均利用額を示しており、小規模配信顧客の増加により、前期比で20.6パーセント減少しました。
右側のグラフは月次解約率です。月平均0.5パーセントと、低水準を維持しています。
損益計算書
損益計算書です。売上高は前期比12.6パーセント増の14億7,200万円です。一方で、売上原価は前期比15.4パーセント増の5億1,500万円でした。その結果、売上総利益は前期比11.2パーセント増の9億5,700万円となりました。
販管費は、主に連結に伴う人件費、のれん、監査報酬などの増加により、前期比21.1パーセント増の6億7,300万円となりました。
これらの結果により、営業利益は前期比6.9パーセント減の2億8,300万円、経常利益は前期比6.8パーセント減の2億8,300万円、当期純利益は前期比10.9パーセント減の1億8,700万円となりました。
営業利益増減要因
営業利益の増減要因です。増益要因は、Mailサービス、SMSサービス、および子会社の連結に伴うソーシャル売上の増加によるものです。
一方、減益要因としては、当社の人件費やデータセンター費用、子会社の営業費用、のれんの償却費用などが挙げられます。
四半期営業費用・営業利益推移
こちらのグラフは、営業利益・営業費用の四半期推移を示しています。当期からの損益連結に伴い、人件費、減価償却費、手数料等が増加しています。
グループ従業員数
グループの従業員数です。第2四半期末時点の連結従業員数は160名で、前期末より8名増員となっています。
貸借対照表
貸借対照表です。2025年6月期の資産合計は、流動資産が2億4,800万円減少し、固定資産が1億400万円増加したことにより、前期末比で1億4,400万円減少の32億9,000万円となりました。流動資産の主な減少要因は、本年3月に実施した配当の支給によるものです。
負債合計は、流動負債7,200万円の減少と固定負債5,000万円の減少により、前期末比で1億2,200万円減少の4億6,500万円となりました。負債の主な減少要因は、昨年度分の期末賞与や未払い費用の支払いによるものです。これらの結果、純資産は前期末より2,100万円減少し、28億2,500万円となりました。
2025年12月期 連結業績予想
通期の業績予想です。2025年12月期の通期業績予想として、売上高31億5,600万円、営業利益7億円、当期純利益4億8,000万円を見込んでいます。
第2四半期終了時点での進捗率は、売上高が46.7パーセント、営業利益が40.5パーセント、当期純利益が39パーセントとなっています。
2025年12月期 主要サービスの指標
主要サービス別の見通しです。Mailサービスは、ストック売上で10パーセント増収の24億円を見込んでいます。SMSサービスは、ストック売上で19.4パーセント増収の4億1,800万円を見込んでいます。
株主還元方針
株主還元方針です。成長投資と内部留保を重視しつつ、株主のみなさまへの継続的な利益還元も可能であると判断し、昨年9月に配当性向を15パーセントと定め、発表しました。当期は、1株あたり19円の配当を予定しています。
メッセージングチャネルの拡充とプラットフォーム化により持続的な成長を遂げる
成長計画についてご説明します。キーワードは「メッセージングチャネルの拡充とプラットフォーム化による持続的な成長」です。
成長イメージ
当社の成長イメージについてご説明します。まず、人的資本の拡充を当期と来期に進める計画です。当期は連結で22名、来期は15名の増員を予定しています。
次に、最も注力すべきポイントとして、2025年から2026年にかけて「Cuenote」のプラットフォーム開発を進めていきます。同時に、新たなインフラ技術を採用してサービス基盤設備を刷新する計画です。また、行政向けネットワークや常時稼働するサービスの拡充も予定しています。
これらの取り組みを基に、2027年以降はスケールメリットを追求していきます。これに合わせ、マーケティング活動も強化していきます。
現在、当社は主にオンラインプロモーションなどを活用してリードを獲得していますが、近年は検索エンジンよりもAIを経由したサイトへの流入が増加しているため、その対策を進めています。
さらに、業務資本提携も推進します。対象は、シナジーを生み出せるテクノロジー・サービス企業です。当社はBtoBtoCのSaaSサービスを提供しているため、同様のサービスモデルを持つ事業者や、技術を有する開発ベンダー、マーケティング支援業者との業務資本提携を進めていく考えです。
清水氏からのご挨拶
以上で、当社の2025年第2四半期決算説明を終わります。株主のみなさまからのご支援やご指導は、当社の成長にとって大変励みとなります。引き続き当社へのご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。本日はご参加いただき、誠にありがとうございました。
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