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湊剛宏氏:株式会社揚羽代表取締役社長の湊です。これより2025年9月期第1四半期の決算説明会を始めます。

本日は、最初に会社概要と直近のトピックス、次に第1四半期の決算概要と業績予想、最後に成長戦略についてご説明します。

会社概要

まずは会社概要です。当社は2001年8月に設立されました。ミッションとして、「一社でも多くの企業のブランディングに伴走し、日本のビジネスシーンを熱く楽しくする!」を掲げ、企業のブランディング支援を行っています。

2025年9月期第1四半期のトピックス 支援実績

第1四半期のトピックスとして支援実績をご説明します。今話題になっている日産東京販売ホールディングスの企業理念の浸透や、日本郵船のグループ全体の採用力強化の取り組みを支援しました。その他にも、およそ200社を支援しました。

直近のニュースリリースより

最近開示したお知らせについて、あらためてご説明します。まず、上場1周年を迎えたことを記念し、特別株主優待を実施することにしました。準備に時間がかかり、このタイミングとなりました。

上場以来、応援してくださっている株主のみなさまに少しでも報いたいという思いから、記念特別株主優待を実施します。2025年3月31日の株主名簿に記載の株主さまに、一律5,000円の「QUOカード」を贈呈します。

その後、1年間継続して保有していただいた株主さまには、さらに5,000円の「QUOカード」を贈呈します。

直近のニュースリリースより

現在、東京証券取引所のグロース市場に上場していますが、名古屋証券取引所への重複上場を申請することにしました。これは当社の認知度の向上により、企業価値をさらに高めるためです。

2025年9月期第1四半期決算概要

2025年9月期第1四半期の決算概要についてご説明します。売上高は前年同期比プラス13.9パーセントの3億5,400万円となりました。営業利益は第1四半期の売上が低いため、前年同期もマイナス4,800万円の実績でしたが、マイナス2,300万円へと改善しています。

事業領域別売上高:2025年9月期(2024.10〜2024.12)

事業領域別売上高は、コーポレート支援領域のコーポレートブランディング、インナーブランディング、サステナビリティブランディング、そしてリクルーティング支援領域のすべてにおいて前期を上回りました。

四半期別売上推移

スライドのグラフは、四半期別売上高の推移です。当社の第2四半期にはクライアント企業の大半が事業年度末を迎える3月を含むため、売上高が大きくなる傾向があります。

特に採用系の納品が3月に集中しますが、採用からアウターブランディングやインナーブランディングへとシフトしているため、近年は少しずつ平準化してきています。

四半期別営業利益推移

スライドのグラフは、四半期別営業利益の推移です。営業利益は、売上高の推移に比例して第2四半期に積み上がる傾向があります。

2025年9月期第1四半期 貸借対照表

貸借対照表については、大きな変動はありません。

2025年9月期通期業績予想(2024年11月14日発表から変化なし)

2025年9月期の業績予想についてご説明します。2024年11月14日に発表した内容から変更はありません。

売上高17億5,000万円、営業利益5,000万円の計画を達成すべく、尽力していきます。

成長戦略

成長戦略についてご説明します。当社の成長戦略は「重点顧客への営業強化」と「新規受注強化」の2点です。

重点顧客への営業強化

第1の成長戦略である、「重点顧客への営業強化」についてご説明します。創業以来、主に大手企業を中心に累計920社の顧客との取引があります。その顧客基盤は、クロスセルする場合に特に有効です。

重点顧客への営業強化:優良顧客基盤におけるクロスセル

そして、企業の経営企画部や人事部、営業部、宣伝部などあらゆる部門で横展開することで、1社当たりの取引を大きくしています。

重点顧客への営業強化:部門横展開によるクロスセルの推進

重点顧客に対するクロスセルのモデルケースをスライドに示しています。

例えば、採用サイトの制作から始まり、コーポレートブランディング、インナーブランディング、サステナビリティブランディングなどに展開します。このように、多くの部署からのクロスセルが増えてきています。

新規受注強化:ターゲット市場の開拓余地

第2の成長戦略は「新規受注強化」です。現在までの取引累計社数は、上場企業や大企業を中心におよそ920社にのぼります。

当社は上場会社をはじめ未上場大手子会社、独立系の準大手・中堅企業をメインターゲットとしており、今後の対象企業も約1万300社と、開拓余地は大きいと考えています。

新規受注強化:マーケティングテクノロジーの活用

新規営業はマーケティング部門とインサイドセールス部門が連携して行っていますが、今期から、新たなマーケティングテクノロジーを活用して、新規顧客の獲得を最大化していきたいと考えています。

導入してまだ時間が経っていないため、際立った成果は上がっていませんが、継続してチャレンジしていきたいと考えています。

重要KPI

2025年9月期からKPIをスライドに示している3つに決めて取り組んでいます。受注額、通年受注額1,000万円以上の顧客社数、新規受注社数です。

受注額は、KGIである売上高の先行指標として一番確実であり、こちらをメイン指標として追いかけます。

2023年9月期は受注額が低かったため、2024年9月期の業績に影響がありました。2024年9月期の受注額は約17億円と好調なため、今期2025年9月期の滑り出しはまずまずです。

また、大手・中堅代理店のベテラン営業やクリエイティブディレクターがこの半年で6名入社しました。彼らが通期の業績に大きく貢献してくれると考えています。

通年受注額1,000万円以上の顧客社数については、クロスセル、アップセルにより1社当たりの単価を高めることが目的です。この社数を増やすことによって、高い業績を生み、経営の安定化につながると考えています。

新規受注社数は、ここ数年あまり追いかけてきませんでしたが、新規が増えなければ既存顧客も当然増えないため、今期からあらためて力を入れていきます。

数年前からフィールドセールス、マーケティング、インサイドセールスに分けて、効率的で効果的な営業体制を敷いています。

マーケティングDXの導入により新規受注社数を大きく伸ばそうと考えており、期初からさまざまなトライを試みています。

中長期成長イメージ

中長期的には、リクルーティングは維持しつつ、今後はコーポレートブランディングを大きく伸ばしていきたいと考えています。

2025年9月期第1四半期のご説明は以上です。本日はご視聴いただき、誠にありがとうございました。

湊氏からのご挨拶

当社はこれからも株価向上に向けて努力していきます。今後ともみなさまのご支援のほど、よろしくお願いします。