目次

清久健也氏(以下、清久):みなさま、こんにちは。ROBOT PAYMENT代表取締役の清久です。本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。それでは、2024年12月期第1四半期決算発表を始めます。

目次に沿ってご説明します。

2024年12月期 第1四半期 業績

まずは業績ハイライトです。第1四半期の業績として、売上高は通期業績予想に対して順調に推移しました。採用の遅れ等による販管費の未消化により、営業利益は一部上振れています。

スライドに記載のとおり、売上高は前年同期比27.7パーセント増の6億2,700万円、営業利益は1億1,600万円、当期純利益は8,000万円となりました。通期業績予想に対する進捗率はご覧のとおりです。

KPIハイライト

KPIハイライトとして、顧客単価がやや増加しています。

売上高の四半期推移

久野聡太氏(以下、久野):全社実績及び事業別の実績についてご説明します。まずは、毎期ご提示している売上高の四半期推移です。期が新しくなりましたので、スライド左端の2022年12月期第1四半期からの推移に変わっています。

非常に順調に推移しており、先ほど清久からもご説明したとおり、第1四半期の全社売上高は前年同期比27.7パーセント増の6.27億円となりました。リカーリング収益を示す濃いピンク色の部分が、引き続き牽引するかたちで伸びています。

営業利益の四半期推移

営業利益の四半期推移です。こちらも2022年12月期第1四半期からの推移を四半期別に記載しています。先ほどご説明したとおり、売上高が順調に推移していることに加え、一部採用の遅れ等による、販管費の全体的な未消化があった影響もあり、第1四半期の営業利益は計画よりも上振れして着地しています。

貸借対照表

バランスシートです。前期末から特に大きな変動等はありませんでした。

自己資本比率について

毎回お示ししている自己資本比率についてです。短信、四半期報告書等にも掲載しているとおり、自己資本比率は16.7パーセントです。ビジネスモデル上、特有の預り金を除いた調整後の自己資本比率は問題ない水準にあると考えています。

サブスクペイの売上高推移

事業別の推移について、もう少しご説明します。「サブスクペイ」は、全社のトレンドと同じように、計画どおり四半期ごとに順調に伸びているところが見てとれます。

売上高は前年同期比プラス26.3パーセントです。全社の実績と同様にピンク色のリカーリング収益が牽引するかたちになっていることがご確認いただけると思います。

サブスクペイの主要KPI推移❶

「サブスクペイ」の主要KPI推移です。スライド左側のグラフは顧客単価の推移です。やや季節性もありますが、前年同期比では着実に成長しており、右側のアカウント数も着々と伸びています。

サブスクペイの主要KPI推移❷

決済取扱高・決算処理件数ともに、これまでの推移と同様です。

請求管理ロボの売上高推移

「請求管理ロボ」です。「サブスクペイ」や全社売上のトレンドと同様に、ピンク色のリカーリング収益が牽引するかたちで推移しています。顧客単価の上昇と新規顧客数の増加に伴い、売上高は前年同期比プラス30.9パーセントとなりました。

請求管理ロボの主要KPI推移❶

「請求管理ロボ」の主要KPI推移です。顧客単価については、新規顧客の獲得単価が貢献しました。新規顧客獲得数も順調に伸びています。

請求管理ロボの主要KPI推移❷

請求金額・請求書発行枚数ともに前年同期比で増加しています。

2024年事業方針の進捗

藤田豪人氏:総括的に、期初に掲げている方針については順調に取り組みが進んでいます。「サブスクペイ Professional」については、特に第1四半期はチーム体制とパートナーとの協業を強化して準備を進めています。「請求管理ロボ」は引き続きカスタマイズ導入体制を構築しています。

「1click後払い」については、自社ユーザー拡大やキャンペーン・プロモーション活動の強化、販売チャネルの開拓を進めており、今後に向けて少しずつ伸びてきています。

一方で、新規サービスについてはまだ種まきの段階ですが、確実に刈り取れるよう取り組んでいきます。M&Aは高値づかみをしないよう検討しながら、1件ずつ精査して進めています。

トピックス 請求管理ロボ

トピックスとしてリリースしたものをいくつかご紹介します。まず、「請求管理ロボ」では債権管理帳票の出力機能をリリースしました。「請求管理ロボ」は、インボイス制度導入により請求書の部分が着目されてきましたが、実際のセールスポイントは債権管理と債権回収です。このような機能で他社との差別化を図っています。

債権管理帳票機能は、債権残高をCSVで簡単に出力できるようにしたものです。結果的に、お客さまが会社独自のフォーマットに自由にカスタマイズするかたちで債権管理ができるようになりました。

トピックス 請求まるなげロボ

「ファクタリングロボ for SES」については、ファクタリング業界へのチャレンジとしてサービス提供を始めています。「for SES」とあるとおり、まずはテスターでの提供となりますが、業界ごとの課題を見つけていき、「forシリーズ」のかたちでリスクを少なくファクタリングを広げていきます。

トピックス 1click早マール

「1click早マール」は「1click後払い」の逆バージョンで、売掛金を早く回収できるサービスです。モニター募集を開始し、すでに集まっていますので、現在PoCで使っていただきながらヒアリングしています。こちらは機能強化を図るためのスタート段階です。

トピックス 資金繰り相談窓口サイト

「資金繰り相談窓口サイト」は、新しい売り方のトライアルになります。通常であれば、プロダクトを見せるかたちでの「請求管理ロボ」や「サブスクペイ」のマーケティングが主となりますが、お金回りに関しては、各業界、業種によって企業特有の課題を持たれています。

その課題段階で我々にお問い合わせいただける環境を作れないかということで、「資金繰り相談窓口サイト」を開設しています。こちらはSEOなどの関係で一気に増えるものではありませんが、サービス開始に伴い、少しずつ問い合わせが始まっています。

このサイトを育てることで、プロダクトのニーズの手前の部分をきちんと拾い上げていく活動を行っていきます。

中期経営目標を具体的にどう変更したか

久野:費用については再掲となりますが、あらためて、現時点の費用の投下方針はスライド右側の「変更後の方針」です。「生産性を重視し、最適なコストで最大のパフォーマンスを出す」という方針で取り組んでいます。

主な費用推移

主な費用の推移についてです。販管費の大半を占める広告宣伝費、給与手当、開発費については、継続的に推移を開示しています。スライドに記載のとおり、第1四半期は開発費がやや減少したものの、いずれも基本的には前四半期とほぼ同水準の費用投下となり、同水準で着地しました。

一部未消化となった給与手当については、採用の遅れなどもあり、スライドに記載のような着地となりました。新卒の入社等もあったため、第2四半期以降は給与手当などがやや増える見込みですが、生産性を重視し、最適なコストで最大のパフォーマンスを出すという方針のもと、費用を投下していく方針はまったく変わっていません。

職種別従業員数推移

職種別従業員数の推移です。3月末で区切っているため、4月から入っている新卒社員の数字は含まれていませんが、計画に則り、引き続きもう少し採用していきたいと考えているところです。

メールマガジン・LINE公式アカウントの登録をお願いします

毎度のお願いではありますが、すでにご案内しているとおり、メールマガジンおよび「LINE」アカウントの両方をアクティベートし、取り組んでいます。

みなさまとさまざまコミュニケーションを取って、みなさまの教えを請いたいと思っています。特にスライド右側の「LINE公式アカウント」では、かなり活発なやり取りができるため、ご登録いただけると幸いです。

清久氏からのご挨拶

清久:本日もご参加いただき、ありがとうございました。まだ第1四半期を終えたばかりで残り9ヶ月ありますが、引き続き粛々と事業に勤しんでいきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。本日はありがとうございました。