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里見亮陛氏:みなさま、こんばんは。株式会社アイキューブドシステムズ取締役CFOの里見でございます。本日はお忙しい中、説明会にご参加いただきまして誠にありがとうございます。みなさまにとって、この説明会が当社の事業成長についてのご理解を深めていただく場になるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、サマリー、事業概要、第2四半期の事業ハイライト、第2四半期までの業績という順番でご説明します。

2023年6月期 第2四半期サマリー

第2四半期のサマリーについてご説明します。売上高は13億1,400万円、営業利益は3億1,200万円、導入法人数は4,200社を超えました。当社を取り巻く事業環境について、2022年6月期は、半導体不足などの影響により、一部のお客さまの間でモバイル端末の調達に時間がかかり、当社との契約開始が遅れるケースが生じています。

現在では、「スマートフォンの供給は回復し、コンシューマー市場においては十分な流通がある」という報道もありますが、当社の顧客である国内企業からの需要が高いスマートフォンについては、引き続き流通が不足しており、端末の調達に時間を要する状況が継続しています。

このような厳しい環境下でも、当社の売上高は前年同期比プラス9.1パーセントと、着実に成長しています。

当社グループの事業構成

あらためて当社の事業概要をご説明します。当社グループは、CLOMO事業と投資事業の2つの事業で構成されています。株式会社アイキューブドシステムズでは、CLOMO事業を主軸に事業を展開しています。

2021年11月にベンチャーキャピタル子会社およびCVCファンドの設立を行い、投資事業も展開しています。

国内MDM市場12年連続シェアNo.1の達成

2023年6月期第2四半期の事業ハイライトについてご説明します。CLOMO事業は、国内の自社ブランドMDM市場において、12年連続シェアNo.1を達成しました。冒頭でご説明したような厳しい事業環境下でも、トップシェアを維持することができています。

MDM市場において、より安定的な地位を確保するため、引き続き売上拡大に向けたさまざまな取り組みを進めていきます。

売上拡大施策の推進

CLOMO事業の売上拡大に必要な要素として、特に重要だと考えている要素が2つあります。1つは販売体制の強化、もう1つは1顧客当たりの平均単価を表すARPUの向上です。

CLOMO事業の収益モデルはサブスクリプションモデルであり、売上の増加パターンは新規顧客の獲得によるものと、既存顧客への追加ライセンスや追加サービスの導入でのARPU向上によるものがあります。

新規顧客においては販売体制の強化が必要であり、当社では携帯キャリア、流通商社などの販売パートナーを介して販売活動を行っているため、これらの販売パートナーとの協業を加速させていくことが販売体制の強化につながります。

既存顧客における売上やARPUの向上には、追加ライセンスや追加サービスの導入が重要です。当社はカスタマーサクセス活動を通じ、既存顧客に対してオプション製品などの提案を直接行っていますので、新たなサービスの開発や他社の優れたオプションサービスとの連携・拡充があれば、ARPUの向上を図ることができます。

シェア拡大に向けたNTTドコモグループとの強固な連携

今期の具体的な取り組みについて、いくつかご紹介します。1つ目は、NTTドコモグループさまとの協業です。NTTドコモグループさまはCLOMO事業における主力の販売パートナーであり、本事業の成長に大きく貢献していただいています。

これまでも「CLOMO MDM」を販売していただいてきましたが、NTTドコモグループさまが提供するMDMサービスである「あんしんマネージャー」が、今回「あんしんマネージャーNEXT」へリニューアルされることに伴い、当社の「CLOMO MDM」が採用され、OEM提供を開始しました。

今後は「CLOMO MDM」としての販売に加えてOEM製品としての販売も加わることで、NTTドコモグループさまとのさらなる連携を図り、売上拡大に取り組んでいきます。なお、リニューアル前の「あんしんマネージャー」は2023年3月で新規契約の受付を終了しますので、4月から「あんしんマネージャーNEXT」に一本化されることとなります。

また、すでに「あんしんマネージャー」を契約している企業に関しては、機種変更などの携帯電話契約を更新するタイミングで「あんしんマネージャーNEXT」への切り替えが進む予定となっています。一般的に、スマートフォンの機種変更は3年から5年の期間で行われるとされているため、徐々に「あんしんマネージャーNEXT」への切り替えが進むこととなります。

既存顧客の契約の切り替えと並行して、新たに「あんしんマネージャーNEXT」を導入する新規顧客の獲得にも取り組んでいきますので、中長期的に当社の売上高の増加に寄与する取り組みとなっています。

販売パートナーとのさらなる連携強化に向けた営業拠点の増設

2つ目は、営業拠点の増設です。当社は2022年中に4ヶ所の営業所の新設を計画し、10月の仙台オフィスの新設をもってすべての計画が完了しました。

営業拠点の増設は、地方エリアにおける販売戦略に合わせ、全国を広くカバーするかたちで主要都市に設置を進めてきました。拠点エリアの拡大によって、各地の販売パートナーとの連携を強化するとともに、地場企業へのサービス導入を促進し、CLOMOサービスの事業拡大を図っていきます。

ARPU向上に向けたオプションサービスの拡充

ARPUの向上に向けた施策についてご説明します。このたび、当社はDeep Instinctさまと連携し、新たなオプションサービスの提供を開始しました。

Deep Instinctさまが提供するサービスである「Deep Instinct」は、モバイル端末側での高精度なウイルス予測と防御を可能にするエンドポイントセキュリティのソリューションです。世界で初めてディープラーニングのモデルを用いたソリューションであり、すでにあるウイルスだけではなく未知のウイルスも防御することが可能となっています。

働き方改革やDXの促進によって、業務においてモバイル端末を活用するシーンが増えている一方で、ランサムウェアによる企業の被害件数も右肩上がりに増加しており、ビジネス利用されるモバイル端末は常に危険にさらされています。

「CLOMO MDM」の持つデバイス管理や情報漏えい対策機能と「Deep Instinct」のサイバーセキュリティ対策機能を組み合わせることによって、より安心・安全なモバイル端末の活用を実現していきます。このオプションサービスの販売により、ARPUの向上を図るほか、「Deep Instinct」への関心をきっかけとしたCLOMOサービスへの顧客拡大も図っていきます。

投資活動における取り組み

投資事業の取り組みについてご説明します。主にCVCファンドを通じた投資を進めており、第2四半期に新たに2社への投資を実行しました。

新たな投資先は、AI自動収穫ロボットの開発などを行うAGRIST株式会社と、請求書受領サービスなどを提供するペイトナー株式会社です。これにより投資先は累計で4社、投資総額は約2億円となり、幅広い事業領域への投資を積極的に進めています。

ここまでご説明したとおり、第2四半期はCLOMO事業の売上拡大に向けた施策を推進するとともに投資事業における投資実績も増え、それぞれの事業を着実に拡大させていくことができています。以上、事業ハイライトについてご説明しました。

CLOMO事業KPI① 導入法人数・継続率

ここからは、2023年6月期第2四半期の業績についてご説明します。

CLOMO事業のKPIとして、導入法人数と継続率を設定しています。2023年6月期第2四半期までの純増導入法人数は286社で、導入法人数は4,200社を超えています。継続率は96.8パーセントと引き続き高い水準を維持しており、カスタマーサクセス活動により顧客の定着を促進することができています。

CLOMO事業KPI② ARRの推移

毎年得られる1年間分の収益を指す指標であるARRは、第2四半期末で25億4,900万円となり、前年同期比で7.3パーセント増加しました。冒頭でご説明したとおり、法人需要の高いスマートフォンの流通が減少している影響で、伸び自体は緩やかなものになっていますが、毎四半期ごとに着実に伸ばすことができています。

CLOMO事業KPI③ ARPUの推移

ARPUは緩やかな低下傾向にあります。中小規模企業にも幅広く当社サービスの導入促進を図っている影響で、1顧客当たりのライセンス数が押し下げられ、ARPUが低下する傾向となっています。

引き続き、カスタマーサクセス部門からアップセル・クロスセルの提案に注力するとともに、事業ハイライトでもご説明したとおり、オプションサービスを充実させることでもARPUの向上に取り組んでいきたいと考えています。

2023年6月期 第2四半期 連結売上高・営業利益

第2四半期の実績については、結果として売上高は6億5,600万円、営業利益は1億4,600万円で着地しました。なお、営業利益については売上原価と販売管理費の増加により、前年同期比で33.8パーセントの減少となっています。

後ほど詳しくご説明しますが、売上原価については、開発投資の拡大とソフトウェアのリリースが進んだ結果、減価償却費を中心に増加しました。また、販売管理費については、今期に計画していた人員増強などの成長投資により増加しました。

CLOMO事業 売上高の四半期推移

四半期ごとの売上高は右肩上がりの成長が続いていましたが、今回の第2四半期においては、第1四半期と比較して売上高がわずかに減少しています。

こちらはOEM提供の開始に伴い、受託開発などのライセンス販売以外の一時的な売上が第1四半期に発生し、その分の売上高が計上されていたことによるものです。CLOMO事業のストック収益自体は、第2四半期においても堅調に成長しています。

2023年6月期 第2四半期累計 連結売上高・営業利益

2023年6月期第2四半期累計の実績についてです。冒頭でご説明したとおり、売上高は13億1,400万円、営業利益は3億1,200万円で着地しています。売上高は前年同期比9.1パーセントの成長となりましたが、営業利益は前年同期比31.1パーセントの減少となっています。

営業利益の増減要因

営業利益の減少要因について詳しくご説明します。大きな構成要素として売上高、売上原価、販売管理費に分けています。前年同期比と比較すると、売上高は外部環境の影響を受けつつも着実にCLOMO事業を拡大させることができており、営業利益を押し上げる理由の1つとなっています。

一方で費用面については、売上原価が前年同期比で増加しています。当社は現在、社内の開発リソースをより付加価値の高い開発業務に充てるため、製品開発業務の一部を外部に委託する取り組みを進めています。

委託先企業の開拓が順調に進んだことで外部のリソースを十分に獲得することができ、開発投資やソフトウェア製品のリリースが順調に進みました。この結果、減価償却費や製造経費といった売上原価を構成する費用が前年同期比で増加しています。

販売管理費については、営業拠点の新設に伴う人材投資により人件費が増加しました。さらに、CLOMO事業で官公庁市場のシェアを獲得するための先行投資として、情報セキュリティ体制強化に向けた投資を進めています。

このように売上原価、販売管理費ともに事業拡大に向けた投資が順調に進んだ結果、第2四半期累計の営業利益率は23.8パーセントとなりました。

2023年6月期 第2四半期 連結貸借対照表

第2四半期末時点の貸借対照表です。現預金は20億円を超える水準を維持し、自己資本比率は71.9パーセントと、引き続き成長投資に備えた財務基盤を構築できています。

当社のファンドを通じた投資額である営業投資有価証券は1億4,900万円です。こちらは先ほど約2億円の投資を実施しているとご説明しましたが、ファンドの決算期がアイキューブドシステムズ本体の決算期と異なることから、決算数値の取り込み時期に差が生じています。

実態としては第2四半期末時点で約2億円程度の投資を実施しており、第3四半期以降の連結財務諸表に反映される予定となっています。こちらの有価証券については、今回も減損などの必要性はないと判断しています。

以上、2023年6月期第2四半期の業績についてご説明しました。なお、26ページ以降は参考資料として会社概要などを添付していますので、お時間のある際に目を通していただければと考えています。

2023年6月期第2四半期決算説明資料をもとにご説明しました。ご清聴ありがとうございました。

質疑応答:OEMの粗利率について

「従来の代理店販売と比べると、OEMの粗利率はどのようになりますか?」というご質問です。

現状は、従来の代理店販売と比較してOEM販売が単価や利益率で大きく変化することがないように進めています。

質疑応答:競合としている企業と利益率について

「業界トップシェアとのことですが、競合はどこですか? 利益率が高いですが、他社も高いのでしょうか?」というご質問です。

基本的にはMDMサービスを提供している企業はすべて競合だと考えており、現在、市場を主に占有しているのは、当社を含めて5社から6社程度だと認識しています。その中で、通信キャリアと強く連携を図って販売を展開している企業を、特に意識すべき競合他社だと考えています。

利益率自体については各企業で異なると思いますが、当社としては将来的にIoTなどへ進出する際に重要な事項になると考えていますので、利益率を高めることを1つの目標としています。

質疑応答:売上高の増加に対する利益の減少について

「売上が伸びているにもかかわらず、利益が減少しているのはなぜでしょうか? 利益よりも成長を重視しているのでしょうか?」というご質問です。

当社は「営業利益率40パーセント」を中長期的な目標として設定しています。営業利益率の達成にはまず、売上高のさらなる成長が必要だと考えていますので、当期は事業拡大に向けた人材投資や社内基盤整備のための投資をしっかりと推進している状況です。

質疑応答:投資事業について

「ファンドの事業は、リスクが高いのではないでしょうか? シナジーが見込めるのでしょうか?」というご質問です。

投資事業について、現状では1社に大きな金額を投資していく予定はなく、リスクを分散しながら投資していこうと考えています。投資先については、CLOMO事業と親和性の高い企業を対象にしつつ、一定のシナジーも見込めるように投資を実施していきたいと考えています。

質疑応答:情報セキュリティ体制強化に向けた費用について

「官公庁案件の獲得に向けた情報セキュリティ体制強化の費用は恒久的なものになりますか?」というご質問です。

情報セキュリティ体制強化の費用は、当社のセキュリティ体制に対して、外部からの評価や認定を得るためのものです。セキュリティ体制を継続的に保持していくために、今後も一定程度の費用が発生する見込みです。

質疑応答:セキュリティ対策への取り組みについて

「情報漏えいなどのセキュリティリスクがあると思いますが、セキュリティ対策や教育など、御社が独自に取り組んでいることはありますか?」というご質問です。

情報セキュリティリスクについては、当社の情報セキュリティ体制に対する外部からの認証の取得に取り組んでいます。

質疑応答:M&Aでの成長について

「M&Aで積極的に成長することを考えていますか?」というご質問です。

投資事業を行っていく中で、M&Aについても積極的に模索を続けていきたいと考えています。そのため、当社にとってしっかりとシナジーを出していける企業が見つかれば、積極的にM&Aを検討したいと思っています。

質疑応答:GIGAスクール構想による「CLOMO」導入について

「GIGAスクール構想に関して、小中学校で使用する端末へ『CLOMO』を導入しないのでしょうか?」というご質問です。

GIGAスクール構想による需要は2021年3月にいったん落ち着いており、その需要によって導入法人数を伸ばすことができました。まだMDMが浸透しきっていない学校等については、引き続き導入促進に取り組んでいきたいと考えています。

質疑応答:スマホ端末の調達不調の解消について

「スマホ端末の調達不調はいつごろ解消されますか? 解消されると売上はどのくらい伸びますか?」というご質問です。

先ほどもお話ししたとおり、一部のベンダーの中では、引き続きスマホを調達できていないという状況が続いていると聞いています。現地においても解消の目処が立っておらず、我々としても状況を常に考えていますが、改善した際にしっかりと事業を進められるように、引き続き準備を行っています。

質疑応答:売上と利益のどちらを重視しているかについて

「売上と利益のどちらを重視していますか?」というご質問です。

売上高の継続的な125パーセントの成長と、営業利益率40パーセント達成という2つの指標を重視しています。特に、営業利益率40パーセントを達成していく上で、売上高をしっかりと高めて、会社としてさらにスケールしていく必要があります。そのため、売上高と利益率の両方を受容しようと考えています。

里見氏よりご挨拶

上期は、これまでCLOMO事業において連携を強めてきたNTTドコモグループさまへのOEM提供を開始し、営業拠点を全国に広めるなど、CLOMO事業の拡大に向けた取り組みに注力してきました。

下期も販売パートナーとの連携をさらに強めながら、着実に事業を拡大できるよう取り組みを進めていきたいと考えています。どうぞ、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

当日に寄せられたその他の質問と回答

当日に寄せられた質問について、時間の関係で取り上げることができなかったものを、後日企業に回答いただきましたのでご紹介します。

<質問1>

質問:営業拠点の増設は完了したとのことですが、以前の決算説明会で仰っていたとおり、営業利益の減少は一時的との認識は現状も変わっていませんか?

回答:現在の営業利益の減少が成長投資による一時的なものであるという認識は変わっておらず、現在進めている成長投資によって売上高が成長することによって、営業利益は改善していくものと考えております。

<質問2>

質問:成長投資の効果はいつ頃から出てきますか? その時は利益率もあがりますか?

回答:例えば、営業拠点の増設やOEM提供の開始による効果は、売上の増加という形で見えるようになるかと思いますが、一時期に集中して効果を発揮するというよりも、中長期にわたって当社の売上成長を牽引していくものと考えています。特にOEM提供につきましては、リニューアル前の「あんしんマネージャー」を契約していた顧客が、今後の機種変更のタイミングで順次、当社がOEM提供をしている「あんしんマネージャー NEXT」に切り替わっていくイメージですので、3年から5年をかけてすべて切り替えが完了する想定です。利益率に関しましては、成長投資の効果によって売上高が成長するにつれて、自然と上昇していくものと捉えています。

<質問3>

質問:株価対策は考えていますか?

回答:当社のIR活動として、第2四半期決算発表後と通期決算発表後に機関投資家さま及び個人投資家さまに向けた決算説明会を実施しており、四半期ごとに決算補足説明資料の開示を行っております。しかしながら、質・量共に当社のIR活動は改善の余地が多く、より広く当社の魅力を伝える効果的なIR活動を行っていけるよう、引き続き努力してまいります。

<質問4>

質問:社名の由来を教えてください。

回答:当社の社名であるアイキューブドシステムズは、「イノベーション( i )を3乗(Cube)する」という思いが込められています。

<質問5>

質問:株主優待について、今後のご予定、ご検討されていますでしょうか?

回答:現時点においては、具体的に予定しているものはございません。なお、当社の株主還元に関する方針としては、株主のみなさまへの利益還元を経営の重要施策の1つとして認識しており、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としております。

<質問6>

質問:今後の売上成長のイメージはどれくらいですか? 10パーセントくらいの成長が続きそうでしょうか?

回答:当社としては、売上高の成長率は毎年125パーセント以上の成長を目標としており、これを実現すべく、販売パートナーとの協業などの施策に取り組んでおります。国内法人から需要の高いスマートフォンの調達不調などにより、目標とする成長率を達成出来ていない状況ではありますが、中長期的には目標を達成できるように努めてまいります。

<質問7>

質問:PC資産管理市場への進出機会を伺っているとのことですが、今後進出する時には開発費用が変動費として多額に計上されることになりますか?

回答:CLOMO MDMはすでにWindows OSに対応しているのですが、PC資産管理市場への進出にあたっては、MDMとしての既存機能に加えて、顧客が求めている管理機能を追加する必要があると考えています。追加機能については、優先度を決めた上で順次開発を進めていくことになりますので、機能が完成次第リリースされ、減価償却費として計上されることになります。当社はソフトウエアを12か月間で償却しておりますので、追加機能の開発費用のすべてが一括で計上されるわけではないとご認識ください。