「ワイドナショー」でコメントデビュー
頼藤太希(以下、頼藤):こんにちは。
高山一恵(以下、高山):こんにちは。
頼藤:ゆるーくマネーに……ついて語るラジオ。
頼藤・高山:マネラジ!
(両者拍手)
頼藤:57回ということで。ちょっと噛んじゃいましたけど(笑)。
高山:今噛みましたよね(笑)。
頼藤:そういうのもありということで……(笑)。
高山:まあまあ、たまにはね。いいと思いますよ。
頼藤:実は僕、民放デビューしまして。
高山:そう! なんか、けっこうみんなが見てくれたみたいじゃないですか。
頼藤:「ワイドナショー」に、コメントデビューしまして。
高山:そうそう。
頼藤:「年収1,000万円以上の人たちの財布の特徴」について。
高山:『東洋経済オンライン』で書いた記事が目に留まって。
頼藤:そう。書いた記事が紹介されて、それでちょっと電話とメールだったんですけども、それで取材協力して、それが見事出たと。
高山:うちの母親が、たまたま見てたんだって。そしたら「あ、マネーコンサルタントだ。頼藤太希さん、出てない?」「あれ、これ頼ちゃん?」とか(笑)。
頼藤:そうそう。ちょっと初だったので。
高山:そうですね。松本(人志)さんには、いろいろ言われてたと(笑)。
頼藤:言われてたと(笑)。なんでしょう、あらためて見ることはできるんですかね?
高山:できるといいんですけど。あとは、Money&You TVで(笑)。
頼藤:(笑)。
高山:お金についてはやらせていただいてますので、第3回目で。そこも参考にしていただければと。
頼藤:そうそう。
高山:せっかくですから、見れるといいんですけど……頼藤さんのコメントが。
頼藤:ネットTVでお金を払えば、見られるんじゃないですか? ありませんでしたっけ。
高山:お金、払ってくれるかな(笑)。
頼藤:(笑)。「ワイドナショー」のね。
高山:「ワイドナショー」のね(笑)。
家計簿は紙? アプリ?
頼藤:というわけで、前回は「一人暮らしにあたり、引っ越しにいくらかかるのか」とか「生活費にいくらかかるのか」って話だったんですけども。結局、支出をコントロールしないとやっていけないじゃないと。
高山:そう思います。
頼藤:そもそも貯蓄もできないということだったので、今日は支出を減らす工夫とか、あとは家計簿アプリのこと。最近高山先生、各所で家計簿アプリ特集を書いてますもんね。
高山:最近ね、本当に。
頼藤:宣伝したらどうですか?(笑)。
高山:あ、そうですね。今、ビジネス教育出版社から出ております、『資産形成と生活設計をサポート!! 暮らしとおかね』というムック本があるんですけれども。
頼藤:vol.3。
高山:はい、vol.3が出てるんですけれども。その中のP65ページから……。
頼藤:(笑)。「P」が出た(笑)。
高山:(笑)。P65ページからP72ページまで、(副特集の「カンタン・便利で楽チン家計簿アプリはどれだ?」で)私が家計簿アプリを担当させていただいております。表紙は、今をときめく(FPの)横山光昭さん。
頼藤:(笑)。なるほどね。「P72ページ」と、2回Pが出てきますけど(笑)。
高山:昔の人だから、しょうがない(笑)。「P」とか言いたくなる。
頼藤:よくあります(笑)。
高山:あるよね、P。
頼藤:(笑)。みなさんね、「なるほど」と思って聞き流したと思うんですけど。
高山:はい、聞き流してください(笑)。(家計簿アプリについて)ほかのいろんな雑誌とかでも書かせていただいて、最近は家計簿アプリの会社さんとも仲良くさせていただいているんですけどもね。
頼藤:なるほど。
高山:私の時代にはなかったですよ、家計簿アプリなんて。若い時代、学生時代。
頼藤:僕たちが一人暮らししてる、若い大学生のときとかもなかったですよ。
高山:頼藤さんの時代もなかった?
頼藤:出てたのかもしんないけど。今有名になっている会社……例えば、マネーフォワードとかZaimとか、そういう会社はなかったですね。
高山:そうですよね。
頼藤:無料の家計簿アプリみたいな、すごいちゃっちい感じのはあったと思うんですけど。あと、本屋に行っても、家計簿が平積みになっていることは、そんなになかったように気がするんです。あったかな?
高山:紙のはあるよ。
頼藤:あった?
高山:紙のは、そりゃ。男子だから、あんまり見ないんじゃない? 昔からの伝統家計簿ってのは、すごいありますよ。
頼藤:そんなに、大半を占めてましたっけ?
高山:あのね、季節的に。
頼藤:季節的にね。
高山:そうそう。ちょっと年明けが近づいてくるとか、年末とかになると。
頼藤:なるほど。
高山:そういうのがありましたけど、でも、めんどくさいじゃない? 紙のやつは。
頼藤:うん。
高山:いちいち書いて、レシート転記してとか。
頼藤:(笑)。
高山:続かない人が、多いんじゃないですかね。
削れる費用は人によってまちまち
頼藤:まあ、そうですね。いちばんは、削れるとしたら固定費を削らないといけないですね。自分が生きていける家賃を、設定しないといけないですよね。
高山:そうですね。
頼藤:その範囲内で、家を……住む場所を決めて、電気代・ガス代・水道代で削れるのって、限られてると思うんですよ。絶対、かかるとこはかかるし。
高山:そんなに、大きな削減効果はないですよね。
頼藤:そうですね。
高山:あと、保険料とか?
頼藤:学生は、保険入ってないからね。
高山:あ、学生はそうか。でも社会人になるとさ、けっこう大手の某生命保険会社とかから、すごい勧誘を受けて、入っちゃう20代の子もいるじゃない。
頼藤:でも、最近の20代って、入らなくなってるみたいです。
高山:最近はね。でも、私たちの時代は、けっこう当たり前のように入ってたっていう。
頼藤:それは、「周りも入ってるし……」っていうことだけど。
高山:確かに確かに。
頼藤:今は、入らなくなってるんですよね。逆にかかるようになったのが、スマホ代ですよね。昔は、なかったじゃないですか?
高山:確かに。でもそれもさ、今や格安スマホとかあるじゃない? だから、そういうのを(使って)うまく節約するっていうのも重要ですよね。
頼藤:でもでも、学生とか新入社員は、格安スマホを使ってないですよ。
高山:今、何を使ってるの?
頼藤:普通のスマホを使ってますよ。
高山:あー。でも、だいぶあれ(格安スマホ)だと削減できるのにね。
頼藤:そう、料金プランとかね。昔から使っている料金プランを変更しないで、そのまま使ってるってことがあるので。そこを見直すと、月に数千円落とせることもあるかもしれない。
高山:ね。それ、大きいじゃないですか。固定費だから、毎月かかる。
頼藤:そうそう。あとは、もう食費ぐらいかって感じですよね。
高山:食費もさ、あんまりストイックにやりすぎると、体を壊すみたいのもあるし。
頼藤:そうね。
高山:でも変動費だからね、食費は。そこは、やりやすいと言えばやりやすいんですよね。
頼藤:(減らす余地が)あるんですよ。学生の方は、食品系の……例えば、レストランとか居酒屋とか、コンビニとか。そういうとこでバイトすれば、食費が浮きますよ。
コンビニの場合は、弁当の添加物とかで若干、健康面が怪しいですけど。でも、賄いってけっこうね……余り物の食材ではあるんですけれども、メニューはいつも違うんですよ。いつも同じカレーとか、そういうイメージをするじゃないですか。
高山:なにそれ、どこの話? 居酒屋さんとか……?
頼藤:居酒屋とか。
高山:へー。
頼藤:もちろん、牛丼屋だったら牛丼しかないと思うんですけど。寿司屋は寿司だけですけど、居酒屋とかレストランは(メニューがいつも違う)。
高山:どんな感じの賄いが出るんですか?
頼藤:居酒屋の場合は、炒め物が無料とか。もちろん、余ってるカレーの場合もあるし、サラダとかもあるんですよ。あとは野菜炒めとか。
高山:へー。
頼藤:そういうのがあるので、レストランの場合は安く買える。
高山:なるほどね。
頼藤:僕、和民とかでアルバイトもしたんですけど。和民の場合は、賄いは付いてなくて、自分で買う形式だったんですけど。6掛けで買えたかな? そこのメニュー表示の。
高山:そうなの? それは、なんかお得。
頼藤:6掛けか7掛け。今は違うかもしれないんですけど。だから、和民って(もともと)安いのに(賄いだと)さらに安かった。
高山:あ、そうなんですか。じゃあそれは新社会人の方とか(によさそう)……。あ、新社会人の方は無理か、学生の方とか。
頼藤:学生の方は、いいですよね。新社会人の場合は、どうするかですよね(笑)。
高山:副業できれば(笑)。
頼藤:(笑)。食費はね、なかなか。
高山:けっこう、私のお客さまとかを見ていると、安くなる時間帯を狙って買いに行ってらっしゃる方とかも。
頼藤:あと、意外にカットサラダとか。
高山:あー。
頼藤:「高い」とか、賛否両論があるんですよ。でもね、カットサラダは良いんじゃないかなって。1人用としては。
高山:この前、記事を見たんだけど。「カットサラダって『栄養分がない』とか言われてるけど、けっこう栄養分が詰まってますよ」みたいな記事が出て。「有効に活用すると良い」って書いてありますよ。
頼藤:普通に自分でキャベツとかを買うと、絶対に調理しないといけないわけないじゃないですか。
高山:まあね。
頼藤:「(調理するまでは)冷蔵庫にある」みたいに、なっちゃうじゃないですか。
高山:結果、腐らせるみたいなね。
頼藤:だったら、食べきりサイズでやった方が、僕はお得だと思いますけどね。
高山:なるほどね、うまくね。
頼藤:そうそう。そういう感じで、削ろうと思えば若干削れますよね。
予算化とサバイバル感
高山:削ろうと思えばね。削るときに、お客さんを見てて思うんだけど、削りたくないところを無理して説明削るとストレスだから、別に食に興味がない人は食費を削って、洋服を買いたい人はそこ(にかけるお金)を多めにするっていう、メリハリかな? やっぱり(それを)続けていかないと、難しいのかな。
頼藤:僕ね、社会人で一人暮らししたときは、「食費は1日全部で1,000円」と決めてましたよ。それを目標にしてた。
高山:えー。
頼藤:昼・夜みたいな。でもね、それもいけるんですよ。都心に勤めている方でも、夜居酒屋(のお店)が昼にお弁当出してるんですよ。
高山:ほー。
頼藤:それ、500円ぐらいなんです。
高山:へえ。
頼藤:デリバリーとかも、よく来てるんです。弁当の屋台みたいな。
高山:来てますよね。
頼藤:それも、「ほっともっと」とかも来てるんですよ。有名なところが。
高山:なるほどね。
頼藤:それも、やっぱり500円ぐらい。食べる場所は、会議室とか自分のデスクとかなんですけど、外で食べると1,000円を超えますから。
高山:超えますよね、都心部は。
頼藤:たまにはね、そういうところに行ってもいいと思うんですけど、でも週に1回とか決めるとか。それで、1日の予算は1,000円ぐらいに収まってましたよ。
高山:おお。
頼藤:そうすると、基礎食費が(1ヶ月で)3万円じゃないですか。
高山:確かに。
頼藤:そこに飲み会とかを入れて、4〜5万円で収める。
高山:なるほどなるほど。
頼藤:毎日合コンに行ってる人は、すごく高くなるんでしょうけど(笑)。
高山:(笑)。
頼藤:でも、女性の場合は奢ってもらえるから、そんなにかかんないか。
高山:とくに、可愛い人だといいよね。
頼藤:男性は……きついっすね。
高山:男性は、多めに払いますもんね。とくに合コン系は。
頼藤:まあね。合コンも、必要な出費ですよね。
高山:必要ですよね、やっぱり(笑)。男女が一緒にやっていくわけですから。
頼藤:そうですよね(笑)。でもね、それぐらい予算とかを決めると、「それ以内に収めるには、どうすればいいか」って考えるじゃないですか。
高山:あー、いいこと言った(笑)。やっぱり、予算化が大事よね。
頼藤:最近のマネー記事とかの潮流を見ると、「支出をある程度分析してから、予算を決めよう」というものがあるじゃないですか。でもね、予算を決めてからでもいいと思うんですよね。そっちのほうが、「それ(予算)以内に抑えるには、どうすればいいか?」って、サバイバル感が出ますからね。
高山:出た!
頼藤:(笑)。
高山:すごいね、サバイバル感。頼藤さんのね(笑)。
頼藤:「どうすれば安くできるか。あ、こんな方法があったんだ」って調べますから。
高山:あー。
頼藤:「自分の支出を見てからやろう」という悠長な感じだと、1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月……と、どんどん時間が経過するんですよ。
高山:なるほど。(先に予算を)決めて、行動するということ?
頼藤:そうですよ。だからそういうマネーの記事を見たときに「あ、この人節約したことないな」って、すぐにわかるんです。
高山:なにそれー!(笑)。
頼藤:いやいや、そうですよ。
高山:え、それ私のこと言ってる?(笑)。
頼藤:節約……あんまりしたことないですか?
高山:(笑)。
頼藤:なんかね、違うんですよ順番が。もちろんね、まったく見当も付かないって場合は、支出を毎月出して、予算を決めようというのも、それは1つありですけど。でも、だいたいわかるじゃないですか? 人間、生きてきたんだから。
高山:確かにね。
頼藤:「食費がどれぐらいかかるかな」とか「外食したらどれぐらいになるかな」とか、感覚は分かっているはずなので、先に予算を決めます。それがポイント。
高山:なるほどねー。
頼藤:だって僕は、学生のときとかは、細かく品目別予算立てるとかなかったですもん。
高山:(笑)。それはね、学生はやらなそうだよね、品目とか。
頼藤:そう。「この予算で生きる」って決める。
高山:それしかない!
頼藤:そしたら、「それで生きるためにはどうするか」を考えますから。
高山:なるほどー。勉強になる。
頼藤:それで後々振り返ってみると、「食費はこうしてた」とかが出てくるんです。
高山:なるほどね。
頼藤:自然と、頭の中でできるんです。
高山:サバイバルな感じでね。
頼藤:サバイバルね。
高山:確かにね。私、なんだっけ……大学のときに、某観光庁でバイトしてたんですよ。そしたら、けっこう(職員の方の奥様には)専業主婦の方が多かったんで、(職員の方は)おこづかい制なんですね。
「月にこれだけでやって」って言われてて、私たちは学生でけっこう優雅な学生だったんで、お昼とかしょっちゅう外に食べに行って、1,000円以上のものとかをどんどん食べてたんだけど、「ごめん、僕行けない……」とか。
頼藤:(笑)。
高山:職員の方だっけ。「今日は行けない、ごめん」とか「金曜日なら付き合える」とか。そういうのがあったんで、やっぱりある程度決められた範囲で生きるっていうのは、大事だよね。
頼藤:そういうメリハリがありますよね。
高山:はい。
頼藤:毎日お弁当とかだと、コミュニケーションが取れなくなるから、週に1回とか2週間に1回とか、決めたほうがいいんですよ。
高山:確かに、メリハリね。
頼藤:オフィスのデスクで食べるのも、ストレスが溜まっちゃうからね。
高山:確かに確かに。
頼藤:前の会社、多かったですよ。自分のデスクでご飯食べる人たちとか。
高山:あー。私はダメだな、すごくおしゃべりだから(笑)。
頼藤:女性たちは、会議室とかに行って。
高山:集まって?
頼藤:そうそう。
高山:やっぱりそうだよね。
頼藤:その会議室に行くのも、派閥がありまして。
高山:(笑)。
頼藤:でもそれ、しょうがなくないですか。自分がね、気心知れた人と食べたいじゃないですか。
高山:それはね、やっぱりね。エンジョイタイムの問題。
頼藤:まあね。あまり言っちゃうと、特定されちゃうから(笑)。
高山:はいはい、やめましょうやめましょう(笑)。
頼藤:でも、そういうのはあると。
家計簿アプリを比較しよう
高山:「予算化」って言いましたけど。家計簿アプリの話であれなんだけど、今は予算機能が、やっぱりすごく使われてるみたいです。
頼藤:ほー。うまいですね入りが。さすが。
高山:(笑)。でも本当に、最近家計簿アプリで有名な「Zaim」っていうところがあるんですけれども。
頼藤:お世話になっております(笑)。
高山:お世話になってます(笑)。そこは、予算機能とかがすごく優れてるってけっこう言われていて、頼藤さんの場合は品目別で(予算を)あんまり付けないって言ってたけど。
頼藤:今は、付けていいと思いますけど。
高山:そうそう。各品目ごとに予算設定できるようになっていて、それを見ながらけっこう毎月支出を管理する機能があるんですけど。それを使ってる人と使ってない人だと、成果が違うって。
頼藤:だからね、品目別にしたほうがいいですよ。
高山:そうですね。
頼藤:だって、漠然と節約しようと思っても、どこにメスを入れればいいかわかんないじゃないですか。だから、品目別がいいですよね。
高山:Zaimは月と週と日とか、期間ごとに予算残高が表示されるんですって。
頼藤:へー。
高山:だから、都度都度時間が空いたときに見ると、「あー、これだけの予算で今月暮らさなきゃ」ってことがあるので、予算内で暮らそうという意識が働くから、いいらしいですよ。
頼藤:確か、「マネーフォワード」もできましたよね?
高山:マネーフォワードでもできますけどね。でも、予算化では割とZaimさんが優れているというのが、あるみたいですけどね。
頼藤:なるほどね。家計簿アプリも、いろいろありますもんね。
高山:本当にね。最近仲良くしてるのが、「おカネレコ」とZaimさんと、いつもお世話になっているマネーフォワードさん。
頼藤:(笑)。
高山:3社ともすごく仲良くさせてもらってるんですけど、家計簿を全然付けたことがないっていう人は、おカネレコがいいですよ。
頼藤:これは女性に人気ですよね。
高山:大人気。
頼藤:シンプルなんですよね。
高山:そう。入力が電卓の画面みたいになっているので、まったく家計簿をつけたことがない人でも、スッと入りやすくなってる。
頼藤:電卓で数字を入力してから、どの品目にするかっていう、順番が違うんですよ。
高山:そうですね。これはどこ(の家計簿アプリ)もそうなんですけど、品目をカスタマイズすることができるんですよ。例えば、よく使う「スタバ代」とか。あと、ママさんだとかだと「ママ費」とか、子どものために使うお金は「子ども費」とかに分けて使ってるとか。そういうカスタマイズができるので、けっこう手軽で良いですよ。
頼藤:なるほど。
高山:マネーフォワードぐらいになっちゃうとね、ちょっと上級者向けになっちゃうんですよね。銀行連携とか、クレジットカード連携とか。
頼藤:「家計簿だけじゃなくて、資産管理したいな」ってときは、マネーフォワードがいちばん金融機関連携とかが多い(ので、向いている)んですよね。
高山:そう。連携機関が多いので、いろんなところに口座を開いている人だと、普通は「あの口座を見て、この口座を見て……」ってしていかなきゃいけないんですけど。マネーフォワードは一元で管理できるので、画面を見れば全部自分で「予算がどれぐらいなのか」「残高がどうかな?」とかがわかるのが、良いかなと思いますね。
頼藤:でも、無料だと10個ですよね? (2018年3月28日時点での)金融機関の連携数は。
高山:マネーフォワードさんは、そうですね。
頼藤:有料だと、500円ぐらいかかるんでしたっけ?
高山:そう、税込500円。プレミアム会員になれば、無限で。
頼藤:だから、「そこまで利用したい」っていう人がいる場合はいいけど、純粋に家計簿に留めたいって場合は、おカネレコさんとかの方がいいのかもしれないですね。
高山:そうですね、Zaimさんとかね。
頼藤:(3社ともに)お世話になっているんですけど、ここは忠実に評価させていただこうと思います。
高山:そうですね。
頼藤:だって、自分に合った使いやすさを選ぶべきですから。(例えば)おカネレコさんは、シンプルに行うのを心がけているわけですからね。
高山:そうそう。それは、本当に心がけてらっしゃるみたいです。
頼藤:そうですよね。
高山:ネットでよく買い物するとか。あと、なんでしょう……もう今はキャッシュレスの時代なので、現金を使わない人がいるじゃないですか。そういう人は、Zaimさんとかマネーフォワードがさんいいかもしれない。
頼藤:「ワイドナショー」の松本さん(のコメント)も、そういうこと?
高山:ああ、そうそう! 言ってましたよね。「全然お金(現金)を使わない」って。
頼藤:「スマホとカードしか持ってなくて、小銭は煩わしいから持たない」って。小銭ができた瞬間に、すぐ使っちゃうんですって。
高山:なんだっけ? ほかの人の駐車場代ですよね。
頼藤:小銭を使うときって、駐車場しかない。そのときに慌てて崩してやるんだけど、余ったお金は、ほかの人の駐車場を精算するんですって(笑)。
高山:「(小銭が手元に)あるのが嫌だ」みたいな(笑)。「ずっとキャッシュレス生活でやってるから」っていうことだと思いますよね。
頼藤:すごくお金があるっていう、証拠だとは思うんですけど。
高山:松本さんは、別格だけどね。ただ、一般の人でキャッシュレス生活している人なんかは、いいかなと思います。
頼藤:正直、「何にいくら使ったか」っていうのは、クレジットカードとか電子マネーを使ってると、感覚が薄れやすいんですよね。
高山:そう。現金ですよね、やっぱり。
頼藤:だから、より使いやすくなっちゃうっていうデータもあるので。クレジットカード生活が現金払いよりも、20パーセントぐらい支出が多いっていう。
高山:そう。(クレジットカードだと、お金を)使った感覚がね、ないんですよ。現金じゃないとっていうのは、あるので。
頼藤:そうそう。
高山:私もよくね、Amazonを使うから。Amazon連携してるんですけど、マネーフォワードで「けっこう使ったんだな」とか。
頼藤:そうそう。
高山:でもね、ポイント管理もできるので、いいですよ。貯まったポイントを管理できて、「これぐらいあるのか」っていうのがわかるし。プレミアム会員になると、アラートでポイントの有効期限を知らせてくれるんですよ。だから、そういうのを一元管理できることも、今の家計簿アプリの優れてるところかなというのもありますけどね。
頼藤:現金で払うよりもクレジットカードで払うほうが、無意識に20パーセント支出が増えるっていう研究をしたのが、デビット・クルーガー博士っていう。
高山:へー。
頼藤:その人は精神学医なんですけど、行動経済学や脳科学マーケティングの見地から、無意識下の思い込みとお金との関わりについて研究している方なんです。
高山:へえ。
頼藤:だから、気軽に買い物できちゃうっていうのはね。
高山:確かにね。現金だと「やめとこう」と思っても、クレジットカードだと「このコート、買っちゃおう」とか、あるもんね。
頼藤:そう。だから、逆の立場で考えて、売る側としては……クレジットカードを用意してない店って、売上が低いんですよ。現金とクレジットカードの両方(の決済手段を)用意しておかないと。
高山:売る側で見ると……? なるほど。
頼藤:買ってくれないじゃないですか。
高山:あ、確かにね。
頼藤:とくに洋服とか、顕著なんですけど。
高山:確かに確かに。「カードだったらいいかな」っていうところが、あるかもしれない。
頼藤:あと「(手元に現金がなくても)買える」っていうのも、ありますけどね。
高山:確かに、なるほどね。
頼藤:そういうのもあります。
高山:なるほど。家計簿アプリ(の利点の1つに)は、いつでもどこでもやれるっていうのがあるので。気がついたときに支出を入力するとか。あとは、レシート機能とか。レシートをパシャッとスマホで写すと、お店なんかも全部振り分けてくれるのがあるんですよ。
そのレシート機能で、いちばん優れているのがZaimって言われていて。読み取り機能がすごく優れていたり、お店の振り分けもあったりして。
頼藤:そこに、すごく注力してましたよね。
高山:おカネレコさんは、480円払わないとレシート機能が付かないとか、そういうのがあるので。
頼藤:ちなみに、「ReceReco」(2017年3月末でサービス終了)っていうのもあるじゃないですか。あれはどうなんですか? あれも、レシートレコードみたいな感じですか?
高山:そうですね。でも最近は「Zaimのほうが使いやすい」って噂です(笑)。
頼藤:へー、そうなんだ。切磋琢磨してますね。
高山:そうですね。おカネレコさんに聞いたんですけど、毎月ユーザーさんを呼んで、お話ししてるんですって。
頼藤:ほうほう。
高山:そうすると、「あの機能があったほうがいい」とか、話が出るじゃないですか。それを取り込んでるので、毎月定期的に機能が増えているって言ってましたね。
頼藤:PDCAしてますね。
高山:そうですね(笑)。
頼藤:なるほどね。
支出の「見える化」で月に2万円削減?
高山:なので、ちょこちょこ覗いてみると、「この機能もあるのか」って言うのがあると思うので、ちょっと自分に使い勝手がいいアプリを選んで、やっていただけると(いいと)思います。
頼藤:家計簿アプリを使うと、支出は減るんですか?
高山:これはね、私もそうだし、お客さんを見ててもそうなんですけど、やっぱり「見える化」されるといいみたい。
頼藤:あー、なるほど。
高山:マネーフォワードさんが、「月平均で約2万円ぐらい減ってるっていうユーザーの方が多い」って言ってましたよ。
頼藤:じゃあ、新生活を迎える人とか、いつもお金がなくてカツカツな人とか、ぜひやってみて。
高山:やっぱり、「見える化」が大事ですよ。
頼藤:じゃあ、騙されたと思って3ヶ月ぐらいやってみて、やっぱ合わないと思えばやめればいいし。
高山:そうそう。合う合わないはあると思うので。
頼藤:やってみないと、わかんないですよね。
高山:そうですね、ぜひ。やっぱり支出の「見える化」が大事だと思うので、いつもどこでも気軽にできるっていうのが、(家計簿アプリの)利点だと思うので、やってみていただけたらと思います。
頼藤:(月平均で支出が約)2万円減ると。
高山:約2万円って言われてるらしい。
頼藤:リスナーの方は、本当に2万円減るのかどうかを検証していただいて、減らなかったら減らなかったよって意見を(笑)。
高山:私にクレーム?(笑)。
頼藤:こちらのマネラジにいただいて、それを本部に届ける。
高山:これ、もう1個言っとかないと。
頼藤:何?
高山:あのね、支出を減らすためには……これ、Zaimさんとマネーフォワードさん(のアプリ)にあるんですけど、貯めてる人の家計と比較できる機能があるんだって。
頼藤:ほー、なるほど。
高山:それを見ることによって、「自分って、すごく使いすぎてるんだな」とか「ここの項目は、もっと削減しなきゃいけないんだ」という意識が働くので、それを使ってる人は、より削減できるって言ってた。
頼藤:あー。
高山:そう、「理想の家計と比較」っていうのを作ってる方。
頼藤:なるほど。
高山:一応、補足しときます(笑)。それを使ってみてください。
頼藤:僕たちも、最近とある銀行さんのね、理想の……。
高山:家計簿アプリプロジェクトにも関わっております。
頼藤:「理想の支出はどうなんだ?」っていうのをいろいろコンサルしまして、まもなくリリース。楽しみですね。
高山:楽しみですね、まもなく。
頼藤:というわけで、そんなところでしょうか。
高山:そうですね。
頼藤:では、本日もお時間がきましたので。頼藤太希と。
高山:高山一恵が。
頼藤・高山:お送りしました。またねー、See you!