第2四半期業績ハイライト
古俣大介氏:2017年12月期第2四半期の決算をご説明させていただきます。
こちらは、第2四半期累計の数字でございますが、売上が10億4,200万円、営業利益がマイナス500万円、純利益がマイナス1,500万円という着地でございました。
売上は前年同期比22.3パーセント増ということで、順調に推移しております。また、利益は減益ではあるのですけれど、こちらは年初に発表させていただきました、いろいろな投資を増やしていくというところが要因です。計画上では、予想どおりの状況となっております。
第2四半期の振り返り
第2四半期の振り返りとしましては、こちらの資料のようなかたちです。まず売上は、前年同期比2ケタ増。投資先行で減益ですが、計画どおり順調に推移しています。
また、「PIXTA」の重点注力サービスの定額制販売強化というところで、「少量定額プラン」というものをリリースいたしました。
そして、もともとやっていた単品販売の月間購入者数は、前年同期比で順調に増加しております。
さらに、韓国語版PIXTAの開発に着手をしました。
あとは、出張撮影マッチングサービス「fotowa」では(サービス提供)エリア拡大に注力しました。
業績の推移:四半期決算推移
こちらの資料は、第2四半期をそのまま単体に切ったものです。売上は27.4パーセント増と、非常に順調に伸びております。この第2四半期から、韓国の子会社の売上を連結で取り込んでおります。
単品・その他(の売上高)も20.5パーセント増。
定額制は強化をしておりますので、やはり大きく伸びまして、(売上高は)60パーセント増となっております。
営業利益は1,900万円のマイナスということで、こちらも投資先行で計画どおりの状況となっております。
業績の推移:四半期営業利益及び費用推移
こちらは、第2四半期の費用となっております。韓国のTopic Images社を連結(子会社)にしましたので、人件費がその分増加をしているということです。
あと、その他費用もけっこう伸びています。こちらは主に、素材の審査ですとか、システム開発を委託しております、ベトナムの子会社が順調に増加をしておりますので、試作のスピードがその分早まってきています。
定額制販売の状況
こちらが、重点施策の1つであるPIXTAの定額制販売の状況です。第2四半期は1億1,700万円の売上ということで、非常に伸びました。過去最高額を更新しました。また、前四半期比較の伸び額でも、過去最高を達成しております。
(2017年)4月に開始した少量定額プランが非常に好調でございまして、こちらがユーザー増を牽引しております。
あとは、APIでの他社への連携(外部サービス上でPIXTAの定額制素材を検索・使用できる機能)ですね。こちらも、順調に増加をしております。
単品販売月間購入者数累計及び平均月間購入額
単品販売の状況でございます。資料の緑のグラフが購入者数の累計ですけれど、こちらは前年同期比では問題なく増加をしていました。
しかし、2017年第1四半期比では、定額プランの影響というのもありまして、減少しております。ただ、第1四半期は例年よりも非常に伸びたという時期でございますので、それに比べると、ちょっと下がっているといえると思います。
fotowaの状況
fotowaの第2四半期の状況ですけれども、こちらは順調に増加をしております。薄いオレンジ色のグラフが予約件数で、濃いオレンジ色のグラフが実際に撮影をした件数です。第2四半期はそれぞれ大きく伸び、過去最高となりました。
第2四半期は、エリア拡大に引き続き注力しておりまして、北関東・福岡県でも(サービスを)開始いたしました。
あとは、写真撮影をプレゼントできる「ギフト券」を販売開始しており、こちらは今後いろいろと、法人事業とかに期待できるかなと思っております。
その他戦略分野・素材調達
PIXTAの素材件数ですけれども、こちらも順調に推移しまして、2,500万点を突破いたしました。
やはり素材が充実してくると、お客さんが(使いたい)素材を見つけやすくなったり、コンバージョンが高まったり、複数買うようになったりして、顧客が増える増加要因となっております。
あとは、昔から(素材投稿)クリエイターさん向けにいろいろなサポートを(しておりますが)第2四半期も、合同撮影会とかセミナーとかを行いました。あとは、実際に人物撮影をする時のモデルさんを何十人も呼んで、クリエイターさんとマッチングさせるといったイベントも試みています。いろいろなサポートを、引き続き行っております。
その他戦略分野
「Snapmart」としましては、素材を売るというものと、企業から写真をリクエストできるサービスのコンテスト機能というものがございまして、徐々に人気が出てきております。
これは事例なのですけれども、(上の資料は)株式会社エニグモさんが、グランピングというテーマでスマホユーザーから写真を集めるというものです。こういうインスタグラムテイストのいい写真・非常におしゃれな写真が集まってきまして、この中からエニグモさんが好きな写真を買える、そして、SNSマーケティングで利用できるということです。
下の資料は、富士フイルムイメージングシステム株式会社さんが、これは確か、フォトブックのサンプル写真ですね。リアルな家族・子どもの写真がほしいということで、Snapmartで募集をいただきまして、かなりの件数を購入されています。
あとは、Snapmartでも定額制プランというものを開始いたしました。定額の非常にリーズナブルなプランで、個人ブロガーとか、そういった層を狙っております。
業績の推移(損益計算書)
こちらが損益計算書です。第2四半期の単体と累計の数値です。各数値は前にご説明したとおりですが、売上総利益率も、非常にいい水準で推移しているという状況でございます。
業績の推移(貸借対照表)
こちらが貸借対照表です。高い流動性は維持しながら、のれん代がけっこう増えています。こちらは(2017年)2月に買収した、韓国のTopic Images社ののれん代が加わっております。